先だってブログにも書いた 高知県いの町で一番古い魚屋『魚兼』さん⇒試食の概念を覆す試食会 in『魚兼(うおかね)』

伝統建築で建てられていた新店舗兼自宅が完成に近づきました
建築するのは言わずもがな、
日本の四季や風土を見直し地域に根ざした木軸組工法住宅を専門とする沖野建築です。

1階の真ん中にある玄関は割烹『うを兼』の入り口。冷蔵ケースのあるところが魚屋『魚兼』
2階は御自宅

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ごくごく一部ですがご紹介
●土佐漆喰の鎧(よろい)仕上げ 
現代の名工:左官松本勉氏
‣鎧壁仕上げとは…土壁の仕上げ方法の一つ。
表面は平らではなく、板壁の南京下見張りのような鎧状です。断面は下へ広がる傾斜がいくつか続く形となり、水切りが良いといわれます。そのため(ひさし)のない塀や、雨量の多い高知地方の外壁によく見られます。

鎧(よろい)仕上げ


入ってすぐ左手には松本氏による仁淀川の鮎の鏝絵(こてえ)
鏝絵
とは…日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことで。左官職人がこて(左官ごて)で仕上げていくことから名がついた。
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●洗面…
ベンガラ漆喰にタイル瓦を貼る。かつ、ヒノキの枠に杉板仕上げ
洗面


●和室の襖…
梼原のかみこや/手漉き作家ロギール氏の柿渋和紙
襖


●屋根に据えられた鐘馗(しょうき)さま 
鐘馗…疫病神(やくびょうがみ)を追い払うという神。
鐘馗さん (2)

足元は鬼を踏んづけています
鐘馗さん (1)



実際はもっともっと、もぉーーっと細部にまで伝統構法や技術が詰まっていて見ごたえが凄いです 貴重


そして、この度割烹『うを兼』の和室には、じゃぱかるの土佐表を敷いてくださいました。
土佐表について…
https://www.tosa-k-style.org/tosaigusa-real
2020.11 魚兼 (18)

2020.11 魚兼 (20)
光量の関係で見ずらいですが…畳ひと目ひと目のはっきりしたこんもり具合は「さすが野村和仁さんのイ草‼」と思わずにいられません。

イ草にしっかり灯心が詰まって肉厚だからこそのこんもり具合
良いイ草であることの証拠です

2020.11 魚兼 (2)

2020.11 魚兼 (21)

あたり一面は畳の良い香りに包まれ、大げさでなくそりゃもう気持ちいいったら
寝転がりたい衝動に駆られる…

お納めした畳の香りは(2020.7.7放送)「マツコの知らない畳の世界」番組内での畳の香り比べにおいて、マツコさんが他産地の畳(数枚)と比較し「一番好き」と仰ってくださったもの

また、その佇まいは本物ならでは。

美しく上品で、しっとり。
かつ、風格漂うどっしり感。
紙業センターにおける畳表の摩耗実験で「他の畳表とは別格とお墨付きをいただいた丈夫さが身上、野村和仁さんの土佐表。

この素晴らしい建築にふさわしい畳だと思います。
魚兼さま、本当にありがとうございました

ちなみに今回の畳は、隈研吾氏が手掛けた
檮原の保育園(?幼稚園?)に敷かれたのと同じものだそう。
和仁さんの丈夫な畳は保育園とか幼稚園に向いているんです。子供は動きが活発ですから

土佐表はこれから新しいスタートを切られる魚兼さんとともに年月を重ね、艶が出て黄金色に変わり、何とも味わい深い風合いになってゆくに違いありません。
その為にも長持ちする畳でなくては



この機に書かせていただくと。。。
今回のようにじゃぱかるを介して畳を敷いてくださることで、私共はイ草に関する活動を続けることができます。

数年前、私共の事業で高知県におけるイ草産業の現状を発信するまでは、高知県のイ草産業が風前の灯であることを県内で誰も知らない、気づきも見向きもされていませんでした。

今後も、イ草産業や畳文化について伝えていくためには活動を継続してゆかねばなりません。
その為に、今回のようにじゃぱかるを介してくださることは活動の支援となります。


またもう一つ大事なのは。

これまでに何度も申し上げてきたように、産地偽装がまかり通る畳業界において間違いない畳を届ける意味でもじゃぱかるを介していただきたいのです。

私共は卸店や畳店などの偽装まやかしを実際に見てきました。
品質の悪い中国産を国産だと偽り高い価格を付けたり、イ草の畳を敷きたいというお客様に対して値段の高い紙製やビニール製の畳を勧める。デメリットは伝えずに。

目の前の利益を優先してきた結果、そのことが畳文化やイ草産業の衰退を招いてきました。

もちろん皆が皆というわけではないと思いますが、私が出会った業界の誰に聞いても「偽装は昔から普通にある」という答えが返ってくる自体おかしいのです。
そういう状況を把握していながら業界全体の問題として何十年も本気で取り組まないのは、業界自体がお金を払ってくれる消費者にすごく不誠実だと思うし、自分は不正をしていないから関係ないという問題でもありません。
またひどいときには、畳店の勉強会で講師が「良いものを敷くと長持ちしてしまう(=商売が回らない)から そうしない方が良い」といった提案があるとも聞きました。


ですので、本物の畳の暮らしを願う消費者に、
全うなものを全うにお届けできる方法として、業界人でもない自分たちがお届けするというやり方を選択しました。

むしろそれは、業界に身を置いていないからこそできることなのかもしれません。

もしこれから畳替えをしたい、畳を敷きたいと思われる方は一度じゃぱかるにご相談してくださると大変ありがたいですし、それが良いと思います。
また、このことを心のどこか片隅にでもお留め置きいただければ幸いです


【土佐表に関するお問い合わせ】
⦿じゃぱかるHPお問い合わせフォーム
⦿☎088-881-2167
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