アンティークドアなどを取り付け、壁や天井は珪藻土で仕上げるリフォームです。
今回のお客さまは、アンティークにご興味があり、また、エコでLOHASな暮らしを実践しておられるお客さまです。居室内の風通しを良くするリフォームも合わせて行います。

※画像をクリックすると拡大されます。
既存キッチンドア玄関から見たキッチン入口ドアです。
写真中央に見える黒いドアが、入口ドアです。
このドアをアンティークドアと交換します。

 

 

 

 



既存キッチンドアドアの交換に伴い、枠も交換しなければなりません。

 

 

 

 






 


アンティークドア取り付けるアンティークドアです。
数十年前に作られたパイン材でできたドアです。
デザインも然ることながら、経年がもたらす傷や汚れが何とも言えない雰囲気をだしていて素敵です。

 

 

 







ケストルまずはドアのカスタムから始めます。
当初は、既存の塗膜(ニス仕上げ)を剥離後、新たに塗装をしようかと思っていましたが、パイン材の風合いをそのまま楽しみたいとのご要望がありましたので、既存の塗膜を剥離するだけに留まりました。
画像は、『ケストル』という剥離材です。木製の塗装仕上製品の塗膜を剥離させることができる薬品です。

 






 

既存塗膜剥離中ケストルを刷毛で塗り、40分程度放置させたらスポンジで擦り、塗膜を剥離させていきます。塗膜の状態にもよりますが、今回は同じ作業を3回繰り返し、剥離することができました。

 




既存塗膜剥離後
剥離後のドア表面です。

 

 





コートフック剥離中こちらもアンティークコートフックです。
このコートフックも剥離します。

 

 




コートフック剥離後
既存塗膜を剥離させた後のコートフックです。
やはり経年が醸し出す何とも言えない色味が出ました。

 





ドア枠刻みドア枠の製作です。
自然乾燥させたヒノキ原木から切り出し製材したドア枠です。リフォームの場合、現場で解体してからでないと分からないことが多いですので、ある程度の寸法に製材してから現場に持ち込みます。





ドア枠解体既存のドア枠解体です。

 











ドア枠解体ドア枠解体し、撤去しました。





 

 






ドア枠ドア枠を取付けるために細部まで寸法取りをします。







ドア枠加工寸法を取ったらドア枠の加工をします。

 

 





ドア枠加工ドア枠が上手く収まる様に、溝を切りました。
リフォームは、解体してみないと分からない為、既存との取り合いを考えながら作業を進めなくてはなりません。
よってこの様な現場での作業を与儀なくされます。

 




面取り
美しい仕上げの為に、枠の角の面取りをします。

 

 





ドア枠調整作製したドア枠の端材をあてがい、調整します。
しつこい様ですが、リフォームは既存との取り合いを考えながら作業していきますので、根気良く調整していきます。

 




ドア枠調整何度も調整を繰り返します。

 

 





ドア枠完成ドア枠の取り付けが完了しました。

 

 

 









ドア枠完成アンティークドアに相応しい立派で豪華なドア枠です。
ヒノキの良い香りに癒されます。











丁番付け替えお客さまのご希望の方向へ開く様に、丁番を付替えます。







ドア取付丁番を取付ける為に、ドア枠をノミで加工します。

 

 





ドア取付アンティークドアを取付けました。

 

 

 

 








養生ドア枠塗装に入ります。
まずは、養生です。

 

 




アルコール
サンドペーパーで下地調整後、アルコールで表面を拭きます。アルコールには、木の繊維を開かせる効果があり、より塗料を浸透させることができます。ちょっとした裏技です。

 




プラネットカラーウッドコートプラネットカラーです。
表面を覆ってしまうペンキとは異なり、自然素材からなる浸透性の塗料です。木の持つ風合いを殺すことなく、木に色を付けることができます。





プラネットカラーウッドコートプラネットカラーを塗ります。
塗ってから放置した後にウエスで拭き取ります。

 




 

既存クローゼット

このクローゼットの中を抜き、隣にある寝室に開口部を造ります。

 


 

 


 






寝室
寝室側です。
この開口部は、エアコンを使用しないお客さまが、居室内の風通しを良くするためい行います。
また、開口部の右上にはアンティーク欄間を設置し、やはり風が通る道を造ります。
画像下にあるコンセントも移設します。








アンティークな欄間通風孔に設置する欄間です。
アンティークな感じが素敵です。

 




 

墨出し開口部を造るための墨出しです。
まずは下げ振りで垂直を出します。


 



 






墨出し次に水平器で水平を出し、開口部の場所を決めます。

 




 


開口部ジグソーで墨に沿ってプラスタボードを切断します。

 

 





開口部軽量鉄骨の間柱が出てきました。マンションの場合、間仕切壁の間柱は、軽量鉄骨と木の二つに分かれます。今回は、軽量鉄骨で、しかもプラスタボード二重張りでしたので解体に苦労しました。





開口部欄間の取り付け部です。
やはり軽量鉄骨です。こちらも解体に苦労しました。

 

 




開口部枠取付
間仕切壁の間柱を撤去した後、タモで造った枠を取付けました。同時にコンセントも移設しました。
ここには後で、ロールスクリーンを取付ける予定になっています。










欄間枠欄間枠の作製です。ドア枠同様、現場で既存の取り合いを考えながら作製します。何度も調整が必要な作業です。

 





欄間枠取付何度かの試行錯誤の末、やっと枠を取付けることができました。この後、塗装をします。

 





トイレ開口部新設トイレです。
便器の上に開口部を造り、こちらにもアンティーク欄間を取付けます。このトイレの裏側は寝室になります。









開口部こちらも苦労の末、開口部を造りました。







欄間枠先ほどと同じ様に枠を作製します。

 

 





トイレ側から見た欄間枠欄間枠を取付けトイレ側から見ました。
この後、塗装をします。






欄間枠塗装やはり自然素材からなる塗料塗装をします。
アンティークな欄間に合う色で塗装をしています。






欄間塗装欄間を塗装しました。

 

 





養生珪藻土の施工に入りました。
まずは養生です。

 

 




養生
外せるものは外し養生をします。
綺麗で完璧な仕上がりのためには欠かせない作業です。

 

 

 

 







タッカータッカーという、ホチキスのような物をクロスに打ち込みます。
リフォームの珪藻土施工は通常クロスの上に塗ります。
珪藻土の重みにクロスが耐え切れず、剥がれない様に下地を強化するために行う作業です。




 

タッカー何百箇所も入念に打ち込みます。

 

 





ファイバーテープ入墨やボードの継ぎ目などにファイバーテープを張ります。
珪藻土や漆喰などの塗り壁は、どうしてもチリ切れやクラックなどが発生しやすくなります。
その可能性を少しでも低くする為に必要不可欠な作業です。





パテファイバーテープを張ったら、張った箇所のパテ処理を行います。
まずはパテの粉に水を入れ攪拌し、パテをつくります。
もちろんパテも体には安全なものです。

 





硬化剤
パテに硬化剤を入れ、パテの硬化を促進します。

 

 





パテ処理パテを塗ります。

 

 





パテ処理パテを塗りました。乾燥したらシーラー(下塗)を塗ります。

 

 





あんしんシーラーあんしんシーラーを塗っています。
シーラーは、珪藻土と下地の接着を促進する効果の他、珪藻土の給水を調整する効果があります。

 





珪藻土の攪拌珪藻土と清水をペール缶に入れ攪拌します。

 

 





鏝左官職人の命である鏝です。
何種類もの鏝を使い分け、より良い仕事をします。

 




 

下塗まずは珪藻土の下塗です。
珪藻土のパターン(柄)は何十種類もあります。
当社では、その場でお客さまのご希望のパターンつくってお見せし、決定したパターンで作業を進めていきます。




 

珪藻土施工一人が下塗をし、追っかけもう一人が上塗りをし、パターンを付けます。

 

 





出隅
出隅(角)は、出隅専用の鏝で仕上げます。

 

 





出隅仕上出隅専用の鏝で仕上げた後、鏝跡を消す作業を行います。これをやるのとやらないのでは、仕上がりに格段の差が出ます。

 





トイレ同時進行でトイレも塗っています。

 

 





片付け・清掃珪藻土を塗り終わったら、養生を剥がし、掃除をして完了です。

 

 

 

 

 











すべての工事が完了しました。


完成:欄間

寝室とサニタリールームの間仕切壁に設けたアンティーク欄間による通風孔です。

 





 

完成:欄間梁に取付けたアンティークな金物には、この様に布を垂らし、目隠しにできます。

 

 

 

 









完成:欄間トイレ側完成した欄間をサニタリールーム側から見ました。
欄間枠の下部は、小物を置けるように張り出させました。

また、便器のある壁一面だけは、他の壁と異なる動きのあるランダムなパターンを付けました。

ランダムなパターンと欄間がアクセントとなり素敵です!

 








完成:欄間トイレ側

パターンの拡大です。
珪藻土ははいから小町、色はライムです。

ライムの爽やかな香りが漂ってきそうな色です。

 

 

 








完成:欄間トイレ側サニタリールーム側から見た欄間です。

寝室⇒サニタリールーム
サニタリールーム⇒寝室

に風が通るようになりました。


完成:欄間寝室側寝室側から見た欄間です。
欄間の向こう側がサニタリールームです。

 






完成:玄関から廊下玄関から見たホールです。
珪藻土で柔らかいイメージになった壁と、ワンポイントであるアンティークなコートフックが見事にマッチしています。

 

 

 


 






完成:玄関から廊下
玄関から見たリビングです。
キッチンの入口ドアはパインのアンティークドアに取り替えてあります。また、既存のシューズボックスの金具も、黒のアンティーク金具に取り替えました。

 

 

 








完成:リビングから廊下リビングから玄関方向を見ました。
アンティークドアと珪藻土で、全体的に柔らかい印象になりました。

 

 

 







 


完成:リビングから廊下

アンティークドアを開きました。

『素敵』としか、言い様がありません(笑)

 

 

 








完成:寝室アンティークチェアと一緒に寝室を撮影しました。
珪藻土の壁が、窓からの日差しを柔らかくしています。

とても爽やかでやさしい感じのお部屋になりました。

 






■リフォーム工期:4日間
■リフォーム金額:853,650円(税込)