築20年程のお宅です。
5年前に外壁や木部を塗装したそうですが、木部塗装の剥がれ(主に破風板)が目立ち始め、気になっていたそうです。

 


無題工事概要

まず、足場を架設します。
今回は、足場も自社で施工しました。増築されて大きな建物でしたので、職人4人で1日を要しました。












 

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 まずは、剥がれのひどい破風板から。
通称『ガンコブラシ』と呼ばれるタワシ状のようなもので、旧塗膜や汚れなどを削り取って行きます。この作業を怠ると塗料の乗りが良くなく、剥がれの原因となります。

写真にはありませんが、木部の塗装が『パリパリ』と剥がれる現象は、塗料の質が良くないこともありますが、下処理が不十分なことの方が多いのです。この現場も、下塗りなし、上塗り1回、塗料はホームセンターと同等品でした。

 

 





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 その後、下塗材(木部用フィラー)を塗布します。
下塗材には、塗装対象と上塗材を強固に密着させる役割があります。この作業を省けば、塗料の寿命が訪れた場合、『パリパリ』と剥がれます。








 

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 下塗材を塗布し乾燥させた後、再度ペーパーを当て、削ります。この作業は、下地を削って滑らかにし、より美しい仕上げ面になる様に行う作業です。又、塗料の乗りが良くなる効果もあります。

 










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 仕上塗料を塗ります。『パリパリ』という剥がれを防止する為、ウレタンとシリコンをハイブリッドさせた塗料を塗っています。










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 1回目の仕上げが乾燥した後、もう1回塗って仕上ます。
通常は2回程度塗ってしあがりますが、決まりにくい色だと3回〜4回塗ることもあります。

 











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 仕上がりです。元の色と同じ色なので分かりにくいかもしれませんが、とても綺麗に仕上がっています。

材料・工法ともに、これ以上ない!という方法を取っていますので、今回のように『パリパリ』と剥がれることはないでしょう。










 

養生

 次に霧除けの塗装に入ります。
まず、綺麗に仕上がるようにテープ等で養生をします。
この作業をしなくても、プロの塗装職人であれば塗ることはできますが、仕上がりは雲泥の差があります。このテープ1枚で仕上がりが変わると言っても過言ではありません。







 

下塗

 先ほどの破風板と同様、下塗をします。

 













仕上

 白い塗料で仕上ます。
溝から塗っているのは通称『ダメコミ』という作業で、ローラー等では塗料が入って行きにくい箇所を先に刷毛で塗ります。こうすることで、より綺麗な仕上がりとなるのです。














工事を終えて

今回は、お隣で外壁と屋根の塗装工事中、そのお客様のご推薦と当社の施工や工事に対する考えに賛同していただきご注文となりました。

このお客様は1回失敗されているだけに、施工に対する品質にはかなりこだわりを持っておられた様です。

この様に、単に価格だけでなく、私たち職人魂を高く評価していただき、とても嬉しいご注文でした。

ちなみに、手抜きと言えるかは分かりませんが、

・ケレンをしない
・下塗りをしない
・養生をしない
・良い塗料を使わない

この様な施工だとしても、見た目には変わりない仕上がりになります。また、それら作業ですと、15万円位は安くできます。見た目には差異のない塗装工事だからこそ、中身をよく把握することが大事だと思います。