toshi_tomieのブログ

一般科学に関する独り言

    最表面原子の電子状態を見る
    EUPS(http://staff.aist.go.jp/t-tomie/EUPS/)で
    新規な材料評価法を開発しています。

    2012年03月

    昨日、定年退職の辞令を受けました。

     

    若い時から多くの先輩方の送別会に出席し、つつがなく定年の日を迎えました、とのスピーチを聞き、つつがなく、等で良いのだろうか、と感じていました。

     

    辞令を受け、一通りの挨拶回りをした翌日の今朝、とてもすがすがしい気分で、目が覚め、どれだけの研究業績を挙げてきたかという感慨よりも、良くも、つつがなくこの日を迎えられたものだ、との喜びが、何十倍も大きいです。

     

    つつがなく、は、とても良い言葉です。

     

    ーーーーー

    何事につけ、注文をつけずにはおれない性分で、研究所に、職員として、最後の注文をつけました。

     

    産総研でも、一昨年まで、定年退職辞令交付式典が行われていたようです。

    昨年、3/11震災の後、と言う理由で取りやめになりましたが、復活することなく、今年も行われませんでした。来年から復活するよう要望する電子メールを、副理事長に送りました。

     

    昨日、定年退職の辞令を、副理事長から手交されましたが、廊下に14人が並んで待ち、一人づつ理事室に入って、副理事長が、辞令を読み上げ、受け取って退出し、そのまま、一人づつ帰る、という、一人30秒の、極めて事務的、なものでした。

    メールを読んだと思いますが、副理事長から手交の際、私に、一言のコメントもありませんでした。

     

    辞令交付後、研究所内の後輩たちに挨拶回りをしました。

    あるところで、”そのうちに、メールでpdfファイルが送られておしまいになるかも”、と言う話になりましたが、冗談でなく、そうなるかも知れません。寂しい時代になったものです。

     


    (副理事長宛メール)

    ーーーーーーー

    XX 副理事長:


    3月で定年退職する、富江敏尚と申します。


    これまでずっと行われていた辞令交付式典と退職者慰労会が、昨年行われず

    今年も行われない、と聞きました。

    御願いがあり、初めてのメールを差し上げる次第です。


    組織が無事運営できていたのはあなた方のお陰です。長年ご苦労様。

    という言葉をかける機会をなくすのは、組織として、とても勿体ないと考えます。

    職員に感謝をしない組織は、将来が危うい、とも考えます。


    来年からは、是非とも、

    理事長による辞令交付式と慰労会を復活するよう、

    副理事長に、強く、要望します。


    ―――――――――

    私が5級に昇格した時、辞令を、YY電総研所長から手交され、感激しました。

    YYさんは、私が電総研に入った時、同じ研究テーマを分担する別の研究室の室長さんで、昔から良く知っていた、所長になられてからも、電総研の中で私が最も親近感を感じていた方の一人でしたから、“所長から手交される”、自体に感激したのでは有りません。


    その時は、4級と5級の昇格者が全員会議室に集められ、昇格辞令が、所長直々に、一人一人に手交されました。何か短い所長挨拶があったと思いますが、内容は覚えていません。4級昇格時にはその儀式はなかったので、おそらくYYさんの発案です。

    当時の電総研の職員数は、800人くらいだったでしょうか、その巨大組織の長が、職員一人一人のことを考えてくれている、ことが形で示されたことに感激したのです。この人なら、職員が不幸になることはしない、組織を売るようなことはしない、そう言う場面では、職を賭して守ってくれる、と思いました。この人のためなら、何でもやってやろう、と思いました。今でもその思いは変わりません。


    入学式、卒業式は、子供たちの人生にとって最も重要な儀式です。

    私は、3人の子供たちの、小学校、中学校、高校、大学の、全ての、入学式、卒業式に出席しました。昨年の、末の娘の大学の卒業式が流れたのは、とても残念でした。


    職場に於いても、入社式等は、必須の儀式と、私は考えます。

    特に、定年退職は、人生たった一度です。しっかりと儀式をすべきと考えます。


    私自身は、電総研入所以来、ずっと産総研であり、

    私の研究人生を過ごさせて頂いた産総研には大きな感謝の念と愛着があります。

    ですが、あちこち飛び回る研究者も少なくないでしょうから、

    そういう人は組織への愛着が薄いかも知れません。

    定年退職の感慨が深くないかも知れません。

    定年の儀式へのこだわりが若干薄い研究者もいるかも知れません。


    しかし、事務の方々は職場に強い愛着を持っていると思います。

    「組織が無事運営できていたのはあなた方のお陰です」

    「長年、本当にご苦労様」

    という言葉をかける機会をなくすのは、情けが薄いと考えます。

    とても悲しいことです。

    職員に感謝をしない組織は、将来が危うい、と考えます。


    昨年の定年退職者説明会には、80人程度参加していたと思いますが

    人事係に聞いたところ、

    今週30日に、副理事長からの辞令の手交を受けるのは、たった15人程度とのこと。

    契約職員などで引き続き産総研に残る人には声をかけない、からの様です。


    一人10秒で、たった2-3分で終わってしまいますが

    残りの8割の方は、そんな短時間の儀式すらなく、退職の日を過ごすのでしょう。

    引き続いて産総研に残っても、

    今年の3/30を逃せば、その方たちの退職の儀式は、きっと永久にないでしょう。

    何と寂しいことでしょう。 


    小学校などでは、卒業式で、30分~1時間かけて、200-300人の児童の一人一人に、校長先生が卒業証書を手交します。子供たちは、緊張して舞台に上がり、うやうやしく卒業証書を受け取ります。一番感動する場面です。出席した子供の卒業式で、全員の、卒業証書を貰う瞬間、私は、拍手を送り続けます。

    私は、理事長に会おうと、直接手交されようと、それほど感激しないでしょうが、事務の方々は違うでしょう。雲の上の人である、3000人を越える組織の長に、初めて向き合い、声をかけてもらい、直々に辞令を手交してもらえれば、きっと、一生、記憶に残るでしょう。全理事、全幹部が見守る中で手交されれば、感激も更に増すでしょう。

    一人10秒とすると、90人全員に手交しても、たった15分です。

    退職者にとっては人生の一大事であるこのときのために、こんな短い時間が割けない筈はありません。産総研の役員の仕事として、これを上回る重大事は、考えられません。

    来年からは、

    理事、幹部の全員を臨席させ、

    理事長から辞令を手交する儀式と、出来ればその後の慰労会を

    復活するよう、

    副理事長に、要望します。

     

    あと数日で私は産総研の職員ではなくなります。職員としての最後の御願いです。

    ご高配を御願いします。

    SA> 昨日の岩手沖で起きた地震ですが、2週間前の三陸沖地震が起きた時に、東大の地震学者がテレビで、このような正断層の地震が起きると対の地震(逆断層)が起きやすくなると説明していました。

    > その説明通りの地震だったのでしょうか?


    面白い説明ですが、そういうことが起きるか、私は、半信半疑です。3/27の岩手県沖地震は、3/14の地震が起きたから起きた、と言うことはできない様に思います。


    ーーーーーー

    昨日3/27に、200分にM6.4 最大震度5弱、直後の02分にM5.1 最大震度4の地震が起きました。岩手県沖と言っても陸地の直ぐ側で、震源の深さが10kmですので、プレート境界地震ではなく、北米プレート内のいわゆる直下地震です。


    二週間前の3/1418時9分に、三陸はるか沖で、M6.8の地震が起きました。本ブログでは、3/11地震の余震と判断しました。それに対して、yamada_takaさんから、3/11の地震領域の外で発生しているではないか?余震ではないのではないか?と指摘がありました。

    アウターライズとの関係


    yamada_takaさんのご指摘の通りでした。震源は、日本海溝の外側であり、3/11の余震と言ってはいけませんでした。いわゆるアウターライズ地震だったようです。お詫びして訂正します。


    太平洋プレートが北米プレートの下に潜り込んでいますが、プレート境界の摩擦が大きく3/11以前には、プレート境界に、大きな圧縮応力がかかっていました。そういう状態で地震が起きると、上の地層が下の地層の上に乗り上げる、逆断層地震になります。

    太平洋プレートは下に曲げられているので、プレート表面は引っ張り応力になっています。3/11以降は、太平洋プレートの下の方まで引っ張り応力になった、という報告があります。引っ張り応力のかかっている太平洋プレートの表面に亀裂ができると、上の地層が下がる正断層地震が起きます。
    3/14地震は正断層地震だった様です。

    太平洋プレート内応力の変化


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    SAさんがテレビで聞かれた地震研究者は、日本海溝の外の太平洋プレート表面が割れる正断層地震が起きると、太平洋プレートが北米プレートの下に潜り込むので、今度は、北米プレートに載っている日本列島の下で、逆断層地震が起きる。正断層地震が起きれば、逆断層地震が起きる、と説明したようです。


    私は、直ぐには同意しかねます。引っ張る力がかかっているから正断層地震が起きるだけであり、地震で、引っ張り応力が解放されるだけであり、正断層地震が発生することによって北米プレートの下に潜り込む力が新たに発生するようには、思えません。正断層地震の後には、逆断層地震が起きる、事が何回も観測されているなら、そうですか、と納得するしかありませんが。


    ーーーーーーー

    岩手県沖地震の履歴を調べて見ました。

    昨年9/17に3回地震が起きていますが、どれも北米プレート内の地震と思われます。6月の三つの地震も、プレート内地震と思われます。昨年3/24の地震もプレート内地震です。その前にはアウターライズ地震は起きていません。


    9/17から半年以上も間があいていますが、一昨日3/27の逆断層地震は、3/14に起きた正断層のアウターライズ地震の対の地震、とは言えないと思います。


    岩手沖8月ー3月
    岩手沖3月-8月

     

    yamada_taka> 福島第一原発2号機の格納容器内の様子が発表されました。

    > 冷却水が、底から60cmしかないとのこと。

    > こんなことでは、溶け落ちた燃料を冷却できるのか?

    > と大騒ぎになっております



    1月19日に、東電は、2号機格納容器内の工業用内視鏡による撮影を行っており、格納容器内の圧力などから、格納容器底部から約5メートルの高さまで水がたまって­いると予測していたが、水面が確認できなかった。と報告されています。今回3/26の測定で、水位が60cmと確認された、とのことです。


    私は、格納容器の水位がどのように予測できるか、理解できていません。その点では、東電の方が能力が高いでしょう。ですが、予測が全く間違っていたと言うことで、東電に推測能力がないことが、また、証明されました。今回の結果に、それ以上の意味はありません。原子炉の冷却には、何の影響もありません。


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    熱バランスが相当に怪しかった1号機ですら、燃料が格納容器に落ちたとの東電描像は、間違い、であることを、下記の一連のブログ記事で説明しました。


    「ーーー東電の描像の、唯一の根拠は熱バランスーーー」のブログ記事で説明した様に、

    2号機と3号機では、東電の単純な熱バランスの考察ですら、崩壊熱(ピンクの棒の高さ)より冷却水の気化熱(濃い青色と薄い青色部分の合計)が大きいため、燃料が圧力容器の底を溶かすことは、あり得ません。

    熱バランス


    つまり、2号機では、燃料は圧力容器の内部にあるので、その外側の空間である格納容器の水位は、燃料の冷却には、何の関係もありません。

    燃料が圧力容器を突き抜け格納容器に落ちている、と言う、引田天功も真っ青の描像でも、水が干上がっているのではなく、溜まっているわけですから、冷やされている、と言う事です。
    薬罐(やかん)の底に少しでも水があれば、薬罐は熱くなりません。水が完全に蒸発してから、薬罐が熱くなり、そのうち、溶けます。



    (1号機の、東電描像の間違いを証明した、一連のブログ記事)

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    0121日「1号機の全燃料が落ちたとの東電の描像の、唯一の根拠は熱バランスーーー疑問と矛盾一つづつ」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52032759.html

    0121日「1号機は、燃料が全て格納容器に落ちた、と言う東電の描像の矛盾(2)ーー圧力容器の圧力低下が実際よりかなり遅い」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52032827.html

    0122日「1号機は燃料が全て格納容器に落ちたとの東電の描像は、間違い(3)ーーー1号機の格納容器は、放射線量は2号機&3号機と同じで、気中のセシウム濃度は、東電予想の1万分の1」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033063.html

    0123日「1号機は燃料が全て格納容器に落ちたとの東電描像は、間違い(4)ーーー引田天功も真っ青。79トンのウランが厚さ16cmの鋼鉄をすり抜け」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033261.html

    0124日「1号機は燃料が全て格納容器に落ちたとの東電描像は、間違い(5)ーー注水量から、圧力容器に開いている穴の径は僅か1cm

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033719.html

    0125日「16cmの鋼板も溶ければ小さな穴が開くのでは?ーーいいえ。残り2 cm迄溶けた時に、圧力容器の底全体が、ドスンと、抜け落ちる」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033899.html



    0217日「1号機は燃料が全て格納容器に落ちたとの東電描像は、間違い(7)ーー漏水箇所は、制御棒駆動機構だろう」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52041561.html

    直前の記事「シェールガスの登場でーーー」で、最近は、電力の燃料として、石油が減り、液化天然ガス(LNG)発電が多くなっていること、LNGの中でもシェールガスがこれから増えることをご紹介しましたが、石炭が復活していることも言及しました。本記事では、炭鉱事業の衰退を振り返り、2000年頃からの石炭火力発電復活の状況と理由を調べましたので、少し詳しくご紹介します


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    日本の発電電力の変遷を、戦後にまでさかのぼって見ると、水力発電が主で、火力発電が従でした。

    筑豊炭田、常磐炭田、石狩炭田など、我が国の豊富な炭田が、明治維新から戦後の復興まで製鉄業を初めとする産業の成長を支えましたが、
    1950
    年代後半からエネルギー革命が起き、火力発電が主になり、エネルギー源の主役が石油に移行しました。石炭も火力も発電も、低質の国内炭から、良質で安価な輸入炭に変わって行きました。

    炭鉱事業が苦しくなりリストラが行われ、1950年半ばから激しい労働争議がおきました。その後も炭鉱事業は細々と続きましたが、1997年に福岡の三井三池炭鉱が閉山し、日本最後の炭鉱となった釧路市の太平洋炭鉱が2002年に商業炭鉱を終えています。

    発電の構成戦後から



    そのような歴史があるので、石炭の復活には、驚きです。

     

    第四次中東戦争で起きた1973年の第一次オイルショック、1979年のイラン革命でのイランでの石油生産ストップで起きた第二次石油ショックで、1973年に電力の70%も占めていた石油への依存度を減らし、電源分散化が必要であることが痛感されました。第一次オイルショックで、原油の価格が2ドル程度から10ドル以上に跳ね上がり、第二次オイルショック後には、30ドルを越えました。熱エネルギー当たりの価格が、原油が石炭の倍になり、石炭の利用が少しづつ増えています。

    オイルショックと原油価格


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    2,005年の発電コストは、石油火力が10.2/kWh、石炭火力が6.5/kWhで、その内訳である燃料費は、石油火力が6.5/kWh、石炭火力が2.6/kWhと言う事になっています。これは、燃料代x 熱効率の比になっています。

    石炭火力の高効率化の技術開発については、次回、説明します。


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    最初の図で、石炭火力発電は、1990
    年から2000年前後にかけての伸びが大きいですが、これは、1985年のブラザ合意で円高が進行し、電気料金の内外価格差を是正するため、1995年に電気事業法改正で電力の自由化を始めたことも大きく影響していそうです。その後、1999年、2004年、2005年に次々と行われた改正で規制が緩和され、電力事業への新規業者の参入は1999~2003年に集中しています。


    新規事業者は、石炭火力を選択したようです。その理由は、発電コストの安さと、石炭産地は世界的に広く分布し供給安定性が高いことと、燃料の価格が低い水準で安定的に推移したためと考えられます。また、石炭火力発電の高効率化が進んだのも大いに影響しているように思えます。

    人類の寿命が延びたのは、エネルギーがふんだんに使えるようになったためであることに議論の余地はありません。

    早稲田大学での公開講座で使った二つの図を紹介します。

    エネルギー全体では、石炭と石油で6割を占めますが、エネルギー消費の4割を占める電力では、主役が1990年までは石油でしたが、第一次世界大戦前後から石油に主役を譲った石炭が復活するとともに、天然ガス(LNG)が主役になっています。

    日本のエネルギー使用量 



    日本の発電電力量の変遷


    先日読者からコメントがあったメタンハイドレートの有望性を知るために、LNGの状況を調べたところ、勉強不足の私には驚きだった大きな変化が起きていたので、皆さんは既にご存じのことと思いますが、報告します。


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    天然ガスの中でも、種類が、2000年頃から、大きく変わって来ています。米国では、2010年には、非在来型と呼ばれる種類が過半数を占めるようになっており、”非在来型”の名称が適当ではなくなっています。2006年後半から本格的に始まり、2007年初めから商業生産が始まったシェールガスにより、天然ガスは、まだまだ増産されるようです。

    米国の天然ガス種類別生産量


    コールベッドメタンとは、石炭層に吸着したメタンガス。タイトガスは、浸透率が低くガスが取り出しにくい砂に吸着したガス。シェールガスは、頁岩(けつがん、shale)の中に閉じ込められたガス。(頁岩とは、1/16mm以下の粒子(=泥)が水中で水平に堆積したものが脱水・固結してできた岩石のうち、堆積面に沿って薄く層状に割れやすい性質(へき開性)があるもの。薄く割れる性質を持たないものは泥岩(シルト岩・粘土岩)と呼ばれる。)

    非在来型天然ガス


    どれも浸透率が低くて、パイプで吸い上げるだけの従来の採掘法では取り出せない地質です。2000年に入ってから、頁岩に含まれるガスを取り出す技術が開発されたようです。開発された、水平彫り水圧粉砕法では、掘削リングで2千数百mもの深さまで垂直に掘り進んだ後、水平に貯留槽に沿って横堀りし、そこから高圧の水で岩石層を破砕してガスを集めます。これにより、採掘が経済的になったとのことです。開発には大きな初期コストもかかるようです。


    米国で技術が開発され、米国でのシェールガスの生産が、2007年から年率9%で急増し、今や、ロシアを抜いて、米国が世界最大のLNG生産国になっています。

    現在は、米国とカナダだけで行われているシェールガス生産ですが、米国に860兆立方フィート、中国に1275兆、アルゼンチンに774兆、メキシコに681兆など、世界各国に大きな埋蔵量が確認されており、分析の対象になっていない、ロシア、中東、中央アジア、東南アジア、中央アフリカを除いても、世界の埋蔵量は6600兆立方フィートで、この量は、在来型天然ガスの確認埋蔵量と匹敵するとのことです。

    sio_sioさんが、ドイツの電力事情に関するサイトを幾つかまとめられました。コメントにとどめて置くのは勿体ないので、サイトで書いている内容の説明を加えて、記事にしました。


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    ・ドイツの不安定な電力でチェコは大迷惑

    Czech Grid Operator Says German Power Flow Overloaded Network

    http://www.bloomberg.com/news/2012-01-10/czech-grid-operator-says-german-power-flow-overloaded-network.html

    sio_sio)ドイツは近隣諸国に迷惑をかけっぱなしのようです。発電量が不安定な再生可能エネルギーの問題点が出始めているようです。

    過剰な電流が流れると送電線は高熱になり発火・ショートします。また、変電所も継電器が飛び停電となり、大江戸線の停電事故と同じような状態になります。


    ・ドイツの電力網は海外に依存

    German grid needs foreign power

    http://www.renewablesinternational.net/german-grid-needs-foreign-power/150/537/32781/

    (富江まとめ)201112月初め、南独の電力需要に応えるため、お蔵入りになっていたオーストリアの発電所を急遽立ち上げなければならなかったし、北独では、風力発電が強すぎ、原発を止めねばならなかった。201112月には7,940GWhの風力発電があったが、これは、11月の2,900GWh、昨年12月の3,600GWh2倍であった。強風が吹いた128日と9日には、ピークで19GWもの発電があった。その結果、石炭、天然ガス発電を急遽抑制しなくてはならなかった。南独での電力不足は、北独から電力を送れば良かったが、まだこの目的には、電気系統は整備されていなかった。

    3月に40%の原発を止めた時、ドイツの電力ネットワーク当局は、使用されていない発電所と、電力不足時には稼働させるよう契約した。この”冷予備電力”は、全部で2GWの発電能力がある。その一つは、オーストリアにある。電力系統の安定化費用は、100万ユーロを越えた。そのうちに、冷予備電力も常時稼働するようになるだろう。当局は、現在は、電力系統はまだ安定している。しかし、再生可能電力が増えれば、電力系統も大きくしなければならない、と言う。


    ・チェコは、原子炉を増設して、ドイツに電力を売る

    Czechs Wedded to Nuclear Boost Utility CEZ as German's Atomic Age Wanes

    http://www.bloomberg.com/news/2011-04-19/czechs-backing-more-reactors-boost-cez-as-germany-shuts-plants.html

    (富江まとめ)チェコで、福島原発の後で行われた世論調査で、55%が原発をもっと作るべきと回答した。福島原発事故後にドイツが原発からの撤退を決めたことで、ヨーロッパの電気料金は上がり、チェコ電力(CEZ)の株価は8.7%上がった。そして、チェコからドイツへの輸出電力は5倍に急増した。チェコで作る電力量の25%20 TWhをドイツに輸出できる。

    冷戦時代ソ連陣営だった地震が起きないチェコでは、風力、水力、太陽光も豊でなく、ロシアの天然ガス依存から脱却するため、原発が選択された。

    地震直後の3/18に行われた世論調査で、国民の69%が、同国の6基の原発は安全だと考え、14.5%がそうではないと考える。

    但し、ドイツがその反原発路線を欧州全体に広める可能性がある。隣国のオーストリアでも国境そばの二基の原発の安全性に懸念を表明している。これらが、チェコの原発のコストを押し上げる可能性がある。


    ・独の太陽光発電装置業界、かつての輝き失う

    http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011121500329r

    (富江まとめ)かつてブームに沸いたドイツの太陽光発電装置業界は、この1年間のソーラーパネル価格の下落で大幅リストラを強いられている。一時、太陽電池で世界最大の生産国となったが、パネルの需要減退と、コストの低いアジアのライバルとの厳しい競争とにむしばまれ、輝きを失った

    ドイツ経済は全体として、ここ数年、他の欧州のライバルを上回る好調さを示し、全体として失業者が着実に減少しているが、太陽光発電業界は別である。発電装置業界の団体、連邦太陽光発電工業会(BSW)によると、同業界は、昨年末以来約2万人が職場を失った。ドイツで初めて株式を公開したベルリンのゾロンは13日遅くに、破産を申請すると発表した。同業界で初の大型倒産となった。


    ・海外電力調査会の資料

    http://www.jepic.or.jp/data/ele/ele_04.html

    (富江まとめ)豊かな石炭資源によって、ドイツの工業が発展した。1960年代には、安い輸入石油に主役の座を奪われたが、1973年のオイルショック後石炭産業を保護し、2010年現在の国内エネルギーの35%が石炭による。

    2010年現在で17基の原発発電の割合が23%だが、社民党と緑の党の連立政権になった1998年に脱原発政策を打ち出し、32年間運転した原発を閉鎖する原子力法改正を2002年に行った。しかし、電力供給不足の予測から、2010年に見直しを行い、原発の運転期間を12年延長した。ところが福島原発事故を受けて、20117月に、古い7基を即時閉鎖、残り9基を2022年までに閉鎖、を決めた。


    ドイツは、京都議定書の目標、2010年に1990年比21%減、を達成しているが、1990年の統一で、旧東独地域の経済の落ち込みによるもの。CO2排出量は、1995年までには2230万トン減ったが、旧東独地域の発電設備、工業設備の整理が進むに従い、その後は、5年ごとの減少量は、790万トン540万トン、750万トンと少なくなっている。2020年に1990年比40%減と言う野心的目標を設定していて、2050年には、電力の80%を再生可能エネルギーで賄うとしている。

    CO2の排出がどんどん増えています。LNGの消費量(2011年4月~12年1月)は前年同期比25%増の4295万トンに増加。電力不足を補うため運転を再開した老朽火力で使われることが多い重原油は93%増の1741万キロリットルとほぼ倍増。とのことです。

    ヒステリックにCO2が地球を暖めている、海面があがる、化石燃料を減らせ、などと騒いでいた地球温暖化信者は、今CO2が急増で、これからもどんどん増える見通しなのに、なぜ黙っているのでしょう?今世紀最大の環境問題、と、かまびすしかったですが、結局は、どうでも良かったことなのでしょうか?

    心配せずとも、あと100年で化石燃料は使い果たします。そのとき、暖める手段が草木だけになります。世界は寒くなります。私は疑わしく考えますが、本当にCO2で地球が暖まってくれるならば、とても良いことなのです。

    君子は豹変します。にわか反原発派も、地球温暖化信者も、ころっと主張を変えるのは一向に構いません。しかし、その前に、しっかり自己批判をしましょう。(私は、古館さんの弁解を聞き逃した様です。)


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    「震災後に電源構成一変 原発5%割れ、火力8割超す 燃料費3兆円増」

    (フジサンケイ ビジネスアイ 312()815分配信)

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120311-00000005-fsi-bus_all

    原発の割合は従来の30%前後から直近では5%を割った。代わって火力の比率は大きく上昇し、8割超に達している。


     国内電力会社は1973年の第1次オイルショック以降、約40年にわたって電源構成の見直しを進めてきた。原発のウエートは、73年度に2.6%しかなかったが、徐々に上昇。発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない原発は温暖化対策としても有効とされ、国内では3分の1超の電気が原発で発電されるまでになった。さらに液化天然ガス(LNG)、石炭など多様な電源をバランスよく組み合わせるように発電所の建設が進められてきた。

    国内54基の原発のうち、現在の稼働原発は東電の柏崎刈羽原発6号機と北海道電力泊原発3号機のわずか2基。原発による発電量は、今年1月には4.3%にまで低下した。再稼働できなければ5月には全原発が停止する。

     原発の落ち込みを埋めているのが火力発電。(富江註:原発事故以前には65%程度だったが)昨年12月には総発電量の86%を占めた。電力会社によるLNGの消費量(2011年4月~12年1月)は前年同期比25%増の4295万トンに増加。電力不足を補うため運転を再開した老朽火力で使われることが多い重原油に至っては93%増の1741万キロリットルとほぼ倍増した。

     火力発電の拡大は、年間最大3兆円とされる燃料費の増加に加え、産油国の状況や原油価格の影響を受けやすくなったことを意味する。イランが原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖に動けば、原油が高騰することは確実。

    面白い考察を見つけました。


    スウェーデン中部、ストックホルムの一寸北のウプサラ(Uppsala)大学の炭化水素枯渇研究グループの博士学生のミカエル・ヒュークの「中国と世界の石炭の未来」というタイトルのプレゼンファイルです。

    http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/pdf_files/ChinaCoalFuture.pdf


    ーーーーーーー

    石油1バレル(159リットル)のエネルギーは、人間一人の25,000時間の労働に相当する、つまり、年に2,000時間労働の12人の一年分の労働力に相当する。それが、たった1ドルのコストで採掘できる。ただ同然の燃料だ、と書いています。


    1バレルの石油は6GJで、80ドルし(富江註:採掘のコスト1ドルが80倍になっているのは、生成、流通その他のコストか。)、同じエネルギーが、石炭では300kgで得られて18ドルし、液化天然ガスでは、156立方メートルで、40ドルだ、と書いています。


    日本、イギリス、ドイツも石炭の産地だったが、採掘し尽くし、生産のピークを過ぎてしまった。と言う図を示してくれました。

    この図は、とても面白いです。大英帝国が築けたのは、産業革命を支えた、石炭のお陰だったと言えそうです。国力の衰退と石炭生産の低下が同じ推移に見えます。

    ドイツ、日本の繁栄も石炭の支え効果は大きかったと思いますが、日本では、石炭生産がイギリスの1/5でしか無いにも関わらず、現在のGDPは大きいですし、また、石炭生産が1960年のピークを過ぎてからも、経済成長しました。現代に於いては、エネルギーが輸入で賄えるから、でしょうか、日本が、エネルギー効率の高い産業構造にしたからなのでしょうか。

    英独日の石炭生産の変遷


    現在の石炭埋蔵量は、世界の1位が米国で27%2位がロシアで17%3位が中国で12.6%4位インドが10%5位オーストラリアが10%で、生産量では、2006年に、中国がダントツの1位で、38%2位の米国は17%3位インドが7%4位オーストラリアが6%5位ロシアが5%だそうです。

    GDPで日本を追い越し米国も追い越そうとしている中国の経済発展ですが、その推進力も石炭のようです。

    中国では、1950
    年から、石炭生産が級数的に増大し、経済も級数的に成長している。石炭の輸出は長年減少し続け、2006年には輸入に転じた。中国の石炭生産は2020年をピークに、急激に減少するだろう。近い将来、エネルギー確保に困るだろう。
    と書いています。


    中国の石炭生産予測



    世界の石炭生産も、2030年をピークに減少に転じる。様です。

    世界の石炭生産予想

    太陽光発電は変動があって基幹電力に成りえません、と説明したブログ記事に、

    0315日「ドイツの電力の17%が再生可能エネルギー、のからくり。周辺国に助けられ」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52047925.html )


    れんほー> 石炭とか、メタンハイドレートとかではダメなんですか!?


    と言う質問がありました。


    可採年数が120年程度でしかないですが、石炭発電は、既に、基幹電力です。

    一方メタンハイドレートは、相当に高コストになるのは容易に想像できて、LNGの代わりになることはあり得ないでしょう。以下に簡単にご紹介するように、石井氏は、資源ではないと断言されていますが、投入コストが、得られる利益を上回る可能性があるかは、私は、分かりません。一寸勉強してみようと思います。


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    1990年頃に、通産省傘下の日本エネルギー総合工学研究所が非在来型の天然ガスの可能性を調査研究した時の委員長であった石井吉徳氏が、

    「メタンハイドレートは資源ではない」と断言しています。http://www.alterna.co.jp/7097/2


    ”原発事故を契機として、日本独特ともいえる、とんでもない誤解が喧伝されている。「日本近海の海底下には、日本のメタンガス消費量の100年分ものメタンハイドレートがある」と、NHKを含めたメディアでも、派手なキャッチフレーズで登場する。その姿は「溺れる者、藁をもつかむ」で、私は機会あるごとに警告してきたが、一向にその勢いは衰えない。

    太平洋戦争が敗色濃厚の時、日本は神国、いまに神風が吹く、そして鬼畜米英をやっつけてくれる、と、あたかも実際に起こるかのように喧伝され、国民もそれに期待し、願った。その姿と、変わらない”

    と言っています。


    資源になるには、1)濃縮されている、2)大量にある、3)経済的な位置にある、の3条件が満たされている必要があるが、メタンハイドレートは、1)と3)が満たされていないので、資源ではない、と仰る。
    (富江補足:LNG等では考慮するまでもなく満たされますが、必要な時に使用可能、も必須条件です。)


    経済的な可採性を無視して存在するという意味しかない”原始”埋蔵量では、確かに、日本周辺に、天然ガスの100年分のメタンがある。

    しかし、通常のガス田とは異なり、氷なので、掘削しても噴出してこない。地層中に広く薄く分布する固体からメタンガスを遊離するにはエネルギーが必要で、得られるエネルギーと投入エネルギーの比、エネルギー収支比EPR (Energy Profit Ratioは、低い。

    とのことです。

    琴乃>千葉県東方沖の地震(余震の余震)がおさまらないのですが、群発地震なのでしょうか?

    > それとも大きいのが起こるのでしょうか?


    というご質問に、


    ”巨大地震は、前触れ無しで起きます。

    前触れがおきてくれれば、地震の「予知」は簡単です。”


    とお答えしました。巨大地震の前触れは、そうそう簡単に、ない、とお考え下さい。



    千葉県東方沖千葉県東方沖地震が、最近、増えているのかを見るために、昨年3/11以降の月毎の地震回数の推移を図にして見ました。昨年暮れ10月から12月が少なかったですが、今年になって急に揺れ始めた、と言う事ではないようです。

    千葉県東方沖の深さ10kmの地震が、3/11の余震(プレート境界型地震)かどうか微妙ですが、関東地方のプレート構造の産総研モデルに依れば、プレート境界は、深さ30km位の様ですから、太平洋プレート(訂正:関東プレート)内の地震(いわゆる直下地震)と思われます。

    関東地方のプレート構造-2

     

    SA> 今日4:20に起きた埼玉県南部の地震は、100kと深い場所でしたが、これは活断層ですか?それともプレート内部ですか?

    上の図から、プレート境界(太平洋プレートの上面)での地震でしょう。

    3/14に三陸沖の日本海溝の外側で発生したマグニチュード6.8の地震で気象庁が発した津波注意報を受けて、自治体が避難勧告を出したが、実際に避難した人の割合は、3%だけだった、とのことです。


    毎日新聞 2012316日 地方版 http://mainichi.jp/area/aomori/news/20120316ddlk02040020000c.html 
    ”地震は14日午後6時9分に発生し、(青森県)八戸市や南部町で震度4を観測。太平洋沿岸などで一時津波注意報が出され、むつ市と東通村、風間浦村の計5254世帯、1万403人に避難勧告が発令された。


     (青森)県のまとめによると、勧告対象のうち実際に避難した住民は、むつ市5509人のうち65人▽東通村2514人のうち95人▽風間浦村2380人のうち202人--だった。県は「今後も引き続き、注意喚起など意識啓発していきたい」と話している”


    ーーーーーー

    39日には、「NHK:避難呼びかけ、切迫感強調した表現に変更」(毎日新聞 )http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120310k0000m040050000c.html と言うニュースがありました。


    NHKは、昨年11月に、津波の注意喚起の表現を、「高いところに逃げてください」とか、「津波は急に高くなることがあります」という柔らかい表現から、「命を守るために一刻も早く逃げてください」などと言う命令調や断定調に改めた、そうです。


    それは解決にならないでしょう。


    実際、今回も、最大の津波が、むつ市関根浜で10センチ、八戸港で20センチでしかなかった訳ですから、避難しなかった人の方が正しかったのです。


    首都圏直下型地震の確率、4年以内に70%http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52034154.html)もそうですが、大袈裟な注意をすれば、人々が警戒する、と考えるのは大きな間違いです。危険性が低い時には低い、本当に危険な時にだけ、大袈裟に警報を鳴らす様にしないと、逃げなければならない時に人々は逃げてくれません。警報、注意報の精度を上げ、真実を伝えるより他に、対策はないでしょう。


    今回の調査でもハッキリしました。3/11以降に、自分たちの責任逃れもあって、気象庁、地震調査委員会が取ってきた大袈裟警告路線は、全くの逆効果であることを、理解して欲しいものです。


    (参考)

    0202日「とにかく危ない、は幼児の言うこと。ぎりぎりの限界を示すのがプロの仕事ーーー南関東M7級地震、京大は「5年以内に28%」」 http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52035565.html

    昨年0723日のブログ記事「ドイツの電力の17%が再生可能エネルギーって本当?ーー実は日本も10% http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51982547.html で、
    「エッ!あんなに低エネルギー密度で場所食いで、高くて、不安定で、蓄積不可能な、太陽光発電や風力発電で
    17%?本当に?と不思議だったので、」と書きました。


    コスト高は、買取制度(7月から日本でも実施される高値買取制度は、結局は国民が払うので、税金を実質的に高くする制度)で発電した電力を高くで買い取って上げれば克服できますが、先日のブログhttp://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52047312.htmlで具体的にデータを示した不安定性は、どうしても克服できません。


    太陽光発電の稼働率は10%程度とされています。もしも、太陽光発電量(時間積分値)の割合が10%とすると、太陽光発電のピーク(瞬時値)は、需要のピークを越えるでしょう。

    電力は、供給と需要の瞬時値がピッタリ一致する必要があるので、瞬間的に大量の余剰が出ると、その処理が深刻な問題になります。このために、現在の電気系統でも、電力会社では、懸命に需要予測をしています。

    ドイツ国内を単一の電気系統でつなげば、雲で太陽が隠れるなどによる発電の変動を若干小さくはできますが、夜には発電ゼロであり、昼間でも、全国的に曇りや雨の日は、発電量が激減です。人々の活動が低くなる時期にも、太陽や風は弱くなりませんので、電力が余ってしまいます。つまり、大きな発電能力を持つ調整電力がなければ、存在し得ない、電力です。稼働率が
    10%の電力の受け入れ可能な発電の電力量は、最大10%程度でしょう。


    太陽光発電と風力発電を大量に既存電力系統に取り込む場合に大きな問題になる過剰電力が克服できるようには思えず、ずっと不思議でした。


    ーーーーーーー
    今日、応用物理学会のシンポジウムで質問して、そのからくりが、分かりました。


    再生可能エネルギー導入の課題というタイトルの講演をされた、東大の馬場氏に、ドイツでなぜ、17%もの導入が実現できているかと質問したところ、余剰電力を、周辺国に売っている、との事でした。


    余剰電力を輸出しているというと、如何にも余裕があるように聞こえますが、電気はためることができないので、蓄電池を使わない限り、余ったら処分しなくてはならないのです。事故になるのです。周辺国を助けて上げているのではなく、周辺国に助けて貰って初めて、ドイツのわがままが成り立っています。変動の大きな電力を送り込まれる周辺国は、大いに迷惑でしょう。

    昨日夜、189分と215分に、立て続けかのように、地震が発生しました。


    最初の地震は、深さは10kmですが、震源が三陸はるか沖合なので、ハッキリと3/11の余震です。マグニチュードは6.8と大きいですが、かなり沖合だったので、最大震度は4止まりでした。


    後の地震は、一寸迷いますが、震源が銚子の直ぐ沖合で、深さが10kmと浅いことと、2229分にも全く同じ震源で、最大震度3、マグニチュード4.5の余震が起きたことから、3/11の余震ではない、としておきます。マグニチュードは6.1で、陸に近かったため、最大震度が5強だったようです。もしこれが3/11の余震だとすると、8月初旬以降7ヶ月弱の間隔を開けての最大震度5強の余震、と言うことになります。


    ーーーーーーー

    yamadewさんから、以前、今年に入って、マグニチュード5程度の地震が増えている、との指摘を頂いています。そこで、データをまとめて見ました。

    余震のマグニチュードの推移1203月まで

    確かに、12月から1月にかけて、急増した、と見えなくもありません。ですが、10月から12月が少なかっただけで、点線のように単調減少している、と見えなくもありません。


    一寸、判断がつきかねます。4月、5月と増えれば、確実に、地震活動が活発化している、と言えるでしょう。



    (読者のコメント)

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    > 津波注意法が終わったと思ったら、茨城、千葉で、しんど5強、震源が浅かったみたいで、揺れが強かったらしいですが、どちらの地震も、3・11の余震なのでしょうか?

    > 被害がなくても、震度5以上はビックリしますね。

    > 久しぶりに凄い揺れでした。


    ずか>先ほどから北海道から千葉まで何度も起きている比較的大きな地震は、余震と考えられる地震でしょうか。特に北海道で起きた地震は、水戸でもほんの小さく揺れていて、ですがとても長く揺れていたので、3月11日の大震災の前震を思い起こさせるような揺れに感じました。だからと言って誰にもとめる事は出来ないし、受けとめるしかないという事は十分わかっているつもりですが、何度も続き不安にかられてしまいました。先生の見解をお聞かせ願えれば幸いです。


    yamadew> 地震の増加傾向について先日コメントしました。富江先生からは研究してみたら面白いという返信をいただきました。

    > 今日三陸沖M6.8地震、先程千葉東方沖M6.1地震。ちゃんと調べたら何かわかることがあるのかどうかわかりませんが、私のような素人の結論としては、「何だかよくわからない」。そして、大きな地震が襲ったときに、慌てず行動できる平常心を養うこと、自然に対して穏やかな諦観を持つこと。それくらいしかないような気がします。


    zeon>千葉東方沖で地震がありその後MG3クラスの地震が数多く起きているようです。富江様これはどう解釈すれば良いのでしょうか?3,11のおおきな流れの中の地震なのか?またそれとは別におきてる事なのか?

    昨年の3/11を境に、にわか反原発派が激増です。国民も、マスコミも、国会議員も。みんな、自分は良い子になって、東電が悪い!笑ってしまいます。あなたたちが推進してきたんでしょう。


    3/11以前に原発に反対していた政党は、日本共産党と、旧社会党だけです。

    自民党も、第2自民党(民主党)も、亜流自民党(みんなの党、その他)も、そして公明党も、原発事故以前に、原発依存の縮小は、一切、主張していませんでした。


    でも、国民が選んだのは社会党や共産党ではなく、自民党であり、民主党でした。社会党は消え去り、共産党は長期低落です。

    ーーーーーーー

    公明党の神崎代表は、99年に党本部で開かれた全国代表者協議会で、「国策として原子力を進める以上、原子力災害に対して国が第一義的な責任を持つ」べき、と主張しました。http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/991015jco_kanzaki.htm

    原発が国策であると認め、推進すべきと主張しました。事故は、国の責任だと主張しました。正に、正論です。今、なぜ、公明党までもが、東電を追及するのか、理解できません。


    共産党の機関誌赤旗での
    2004年以降の主張が、次のサイトに載っています。http://www.jcp.or.jp/tokusyu/genpatsu/

    核燃料サイクル計画からの撤退、政府の原子力依存増大の批判、政府の原発耐震指針の批判、浜岡原発批判、原発の耐震性の”想定外”対策の必要性、等を主張しています。


    今、マスコミ、ネットのほぼ全ての声かのようにも聞こえる主張を、共産党がしていましたが、国民は、その勢いを衰えさせ、共産党の主張は現実離れしていると鼻で笑った自民党、民主党を選択してきました。国民が、原発推進を選択してきました。


    (私は、自らのこれまでの選択・行動を厳しく自己批判してから反原発を主張すべきと言っているのであって、共産党を支持すべきと言っているのではありません。共産党員の市議だった、そして日本共産党の政策を積極的に支持する立場を取っている「全日本民医連」の理事だった、肥田舜太郎氏の、チェルノブイリ原発事故で日本に降下したセシウムで乳癌死亡者が急増したと言う主張は、悪質だと批判しました。http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52035702.html )

    ーーーーーーー
    電力会社は民間企業なのに、自らの製品である電気の料金が、好きなようには決められません。公共料金であり、政府が認可しないと決定できません。コスト計算を提出しなければなりません。コストがかかって仕方がない家庭用料金を上げたくても、政府の圧力があって、上げられません。


    原発なんて危険きわまりない発電所は作りたくありません。でも、エネルギー安全保証の観点から、政府がやれ、と命じるので、やるしかありません。万が一の時は、政府が助けるという法律(原子力損害賠償法)を作ってくれたので、渋々、原子力発電をやっています。福島原発事故を契機に、これ幸いと、原発事業から、手を引くでしょう。


    ーーーーーーー

    自らは一切反省せずに、電力会社を責める国民の、何と無責任なこと。にわか反原発派は、原発のコストはもっと高い、と主張すれば、良いことが起きると思っているのでしょうか?電力会社は、”その通りです。本当はもっとコストがかかるんです。ですから、従来のコスト計算は間違っていました。実は、もっと料金を上げないと事業が成り立ちません。”と言うだけです。公共料金は、国民が選んだ政府が決めています。電力会社の自由にはなりません。


    民主党は、東電を国営化して、国家公務員に運営させるつもりでしょうか?官から民への政策と、どう整合性を取るのでしょうか?


    マスコミも、転向知識人も、転向国会議員も、にわか反原発派一般人も、先ず、厳しい自己批判を行ってからにして下さい。

    3/11以前に反原発だった私も強く反省します。原発が、これほど安全とは知りませんでした。勉強不足で感情だけで反対していたことを、科学者として恥じます。

    太陽電池は、モバイル電池としては極めて有用ですが、風力発電とともに、火力、水力、原発に並ぶような、基幹エネルギーにはなり得ない理由は以下の三つです。本記事では、両発電の発電出力の変動の大きさを紹介し、蓄電池の併用が必須であることを示します。


    1.コスト

    2.密度が低すぎる(生活環境を大きく損なう。維持コストが大)

    3.変動が大きい(蓄電池が必須)


    ーーーーーーーーー

    一日の電力需要の変化先ず、電力需要の一日の変化を示します。

    夜間電力は少ないですが、それでも、昼間の4割ほどの様です。これまでは、電気出力を変動させることが困難な原発で総電力需要の3割ほどを担い、日中の大きな電力需要は、変化が比較的容易な火力が担って来ました。

    安価な原発を40%以上に増やそうとすると夜間電力が余るので、夜間電力を使って貰おうと、夜間の電力料金が安く設定されていました。これをあてにして夜間にお湯を沸かす電化製品の売り込みが活発で、電気自動車の電気料金もそれをあてにした宣伝を見たことがあります。原発の割合が減れば、夜間電力を安くする理由がなくなります。高級なエネルギーである電気で最も低級なエネルギーである熱を作るという、愚かなオール電化路線が、消えてくれるでしょう。

    年間の電力需要の変化電力需要の年間の変化も、大きくありません。我々の現在の生活を大きく変えるのでなければ、一日中および年間を通じて、安定に発電できる電源が必要です。


    太陽光は、当然昼間しか発電できませんが、天候でも大きく左右されます。稼働率は10%程度と低いです。風力も、大きな変動があります。こちらの稼働率は20%程度の様です。


    太陽光発電の変動



    風力発電の変動どちらの発電も、一日および日毎の出力変動が大きすぎ、単独では、使い物になりません。現状の小さな発電量では、原子力、火力電力系統に接続しても、変動を、火力の出力の調整で吸収できますが、発電量が大きくなると、蓄電池の併用が必須です。

    太陽光発電と風力発電のコストには、蓄電放電の効率を考慮し、膨大な蓄電池のコストも入れるべきですが、先日のブログ記事中のコストには、含まれていません。


    地球全体を一つの電気システムにできれば、理論的には、変動をほぼゼロにできますが、送電コストが膨大になるでしょう。


    太陽光、風力による発電は、離島・僻地・宇宙などの電力など、補助電力としては極めて有用で、それなりの規模にするための技術開発は重要ですが、変動の大きさからも、基幹電力にはなり得ません。



    (補足)

    ーーーーーー

    1.価格の大幅な低下が期待し難いことは、

    3/8のブログ記事http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52046478.htmlで、紹介しました。


    2.太陽光と風力が如何に広大な面積を必要とするかについては、昨年0723日のブログ記事「ドイツの電力の17%が再生可能エネルギーって本当?ーー実は日本も10%」 http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51982547.html に載せた表を再掲します。
    (補足:この表は、電気事業連合会が出している数字です。http://www.fepc.or.jp/library/publication/pamphlet/nuclear/zumenshu/pdf/all03.pdf発電コストは、原発事故以前に見積もったもので、今後電気事業連合会自身が大きく改訂するでしょう。そして、電気料金を上げることになるでしょう。敷地面積の比較のために出しました。)

    敷地面積

    東北地方太平洋沖地震が昨年3/11日の1446分に発生してから、丁度一年が経ちました。死者16,140人、行方不明者3,123人だそうです。亡くなられた多くの方々に哀悼の意を表します。


    昨晩、テレビで流された津波の映像で、改めて、災害の大きさを思い知ります。被災地は、未だ復興もままならないようですが、全国から温かい手がさしのべられ、一刻も早く、立ち直ることを祈ります。


    ーーーーーーーー

    この一年間の余震の発生回数の推移をまとめました。(気象庁のデータから、いわき内陸地震を除去しました。) http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/2011_03_11_tohoku/yukankako.pdf

    一年間の余震発生


    最大震度6弱以上の余震は、地震から1ヶ月で終わりました。


    最大震度5弱以上の地震も、8月いっぱいで終わったかに見えました。しかし5ヶ月の間を開けて、今年に入って2回、最大震度5弱が発生しています。滑り量が宮城県沖ほどではなかった福島県沖、茨城県では、一月半程度の間隔で最大震度5弱の余震が起きるのかも知れません。


    最大震度4の地震は、昨年9月以降、一月程度の間隔で起きています。宮城県沖、岩手県沖でも起きています。


    最大震度4以上の余震が終わったと判断するには、3ヶ月以上発生しないことを見る必要がありそうです。


    ーーーーーーーーーー

    地震の翌日にブログ記事を書きましたが、この時はまだ、津波の被害の実際は理解できていませんでした。原発で事故が起きるとも全く思い浮かびませんでした。一年で454ものブログ記事を書くことになるとは思いませんでした。


    3/14に、原発10km圏内に政府が緊急避難指示を出した際、病院の職員、警官が、患者440人のうち90人を放置して逃げ、後で残された患者を陸上自衛隊が救出したが、避難途中と避難後に45人が亡くなった。移動を余儀なくされた特別養護老人ホームなど12施設の入所者826人のうち、77人が3ヶ月以内に死亡した。など、被害のない放射能を避けるために、強制的に避難させられ、多くの人が亡くなりました。多くの人が故郷を捨てさせられ、地域社会がズタズタになりました。無知な政府の対応により、極めて多くの人が、死などの被害を受けたことが、残念でなりませんでした。


    水素爆発は起きないと管総理に言ったらしいことはまだ許せますが、燃料棒集合体が破壊されたあとも、再臨界があり得ると発言する人が原子力安全委員会委員長になっていることを知り、愕然としました。3/31に辞任するとの報道がありましたが、そもそもなぜ、こんな人が委員なんでしょう。委員長なんでしょう。


    本ブログで何回か批判したように、専門家と称する人が、基本的な事を知らないことに驚かされた一年でした。そういう人たちだけではない筈です。まともな判断ができる専門家も多いはずです。これからは、そういう人々が、大きな声を上げる様になって欲しいと願います。



    地震の翌日のブログ記事

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51928061.html

    ーーーーーーーーーーーーー

    昨日1446分の大地震では、パソコン作業中に、どんどん揺れが大きくなり、そのうち、本棚から書類がばたばた落ち、デスクトップパソコンが倒れ、上を鎖でつなぐ耐震対策をしていた二段重ねの食器棚が中央で前につきだし、ノートパソコンのシャットダウンをするのが精一杯の私は机にしがみついていました。


    揺れがおさまって、散らばった書類を踏んで部屋を出て階段を降りて建物の外に出ると、ぞろぞろと人々が避難して来ました。ラジオを聞いた人から震源が仙台だと聞き、つくばでこの程度(震度6強)ということは、震源地はビルも壊滅かなと心配しました。別棟の実験室をチラッと見たあと、高い建物から離れた場所で避難中に、1515分に大きな余震(後で調べると震源は茨城沖で震度は6弱)があり、止まっていたトラックが倒れそうに揺れ、8階建ての建物が数十cmも揺れ、倒壊を心配しました。


    余震が一段落してから、職場の乱れはそのままに、我が家を片付けに戻りました。停電で真っ暗で寒い一晩を過ごしました。


    翌朝は無事に電気が復活し、やっとテレビで被害状況が分かりました。仙台のビルが壊滅という最悪の予想よりは被害が小さくて何よりでしたが、当然生やさしい被害ではなく、特に津波での被害が酷いようです。

    SA>夜中に茨城県北部で震度5弱の地震があったようですが、3/11の余震ですか?


    3-10の地震本日未明3/11 225分に、最大震度5弱、マグニチュード5.5の地震が発生しました。震源は、茨城県北部の北緯36.7度、統計140.7度で、深さは10kmですから、特殊な「いわき・茨城北部内陸地震」です。


    ーーーーー
    この地域では、
    11/20に震度5強、2/19 に震度5弱、そして本日3/10に震度5弱が発生しています。

    浜通り11月までマグニチュード積算

    4月に井戸沢・湯ノ岳活断層地震が起きましたが、この地域の地震は、一向に収まりません。

    内陸地震は、通常、数日で収まります。歪みエネルギーが供給され続けなければ、こういうことは起きませんので、福島沖、茨城沖での3/11の余震からエネルギーを貰っているに違いない、と推測しています。(昨年0720日のブログ記事「不思議ないわき内陸地震。余震からエネルギーを貰うーーいわきは究極の安全地帯になったか?」 http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51981752.html )

    3/11の余震は、11/24(福島沖)と12/10(宮城県沖)1/12(福島沖)に最大震度4 1/23(福島沖)と3/1(茨城沖)に最大震度5弱が発生しています。最大震度5弱は、8/19以降ずっと発生しなかったので、最大震度5弱は終わったか、と書きましたが、5ヶ月も間を開けた1/23に最大震度5弱が発生し、驚かされました。

    0123日「今、1/23 2045分に、最大震度5弱の余震が起きました」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033478.html )

    震度5以下-1月まで


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    1/121/23の余震の後の2/19 3/1の余震の後の本日3/10に、発生しているので、福島沖、茨城沖の余震が起きたら、その1~3週間後に、「いわき・茨城北部内陸地震」が起きる、と考えた方が良いかも知れません。

    昨年年0726日のブログ記事「太陽光発電システムのコストは、現状の1/5にまで安くなり得るか?」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51983409.html

    で、太陽光発電コストの変遷データをご紹介しましたが、早稲田大学の公開講座で話をするために調べたデータ( http://www.iea-pvps.org/index.php?id=92&eID=dam_frontend_push&docID=899wikipedia「太陽光発電の市場動向」)で、情報の更新をします。

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    太陽電池の導入量は級数的に増大していて2010年には世界全部で35GWpでしたが、そのうちの半分の17GWpがドイツです。日本は、スペインに次いで第三位です。尚、世界の総発電量は2TW程度です。

    世界の太陽光発電量の推移


    国別太陽光発電量


    生産量は、2010年には、世界の38%が中国です。台湾が16%で、ドイツが12%、日本は10%です。

    国別太陽電池生産量


    日本の太陽電池総出荷量の推移日本の生産量は、2005-2007年は停滞していましたが、その後急増し、2011年には4倍になっています。

    価格は、2010年までの3年間に、80%
    程度低下しました。この割合で価格が低下すれば、生産量が1,000倍になれば、価格が1/3になります。


    日本に於けるモジュール単価の推移しかし、です。生産量が現在の1,000倍というのは、無茶苦茶な数字です。

    2010
    年の我が国の太陽電池の生産量2.5GWp1,000倍は、2.5TWpになります。我が国の消費電力は0.1 TW程度です。


    政府内閣府のコスト検証委員会が発表したhttp://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111213/siryo1.pdf2010年時点での太陽光発電のコストは、33-38円/kwhです。

    昨年のブログ記事に紹介したように、既に、太陽光発電システムのコストの半分は、流通経費や工事費であり、今後、大きく低減する見込みはなさそうです。

    それを無視して、
    2005年から2010年の価格低下の率が保たれると仮定しても、我が国の消費電力の20倍を生産しても尚、現状の水力発電コスト程度にしかなりません。しかも、このコストには、天気で大きく変動する電力を平滑化するためのコストなど、多くの、重要なコストが除外されています。


    太陽光発電は、離島など特殊な条件では十分に普及するでしょうが、日本の、基幹電力にはなり得ません。水力発電を大きく拡大する方が、遙かに、有望です。


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    参考として、昨年の記事で紹介した数字を再掲しておきます。


    火力発電と、水力発電のコストは、それぞれ、7~8/kWh8~13/kWh

    http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/1-2-2.html


    太陽光発電ロードマップ(PV2030+)(2009, NEDO)では、2020 年に 14 /kWh 程度、2030 年に 7 /kWh 程度、 2050 年に7 /kWh以下、の目標。

    近藤宗平氏がブルーバックス「ヒトは放射線になぜ弱いか」で説明する発がん機構の、紹介の続きです。


    がんは、始発、促進、進展、の三段階で発がんするそうです。

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    1.がん化始発因子は、バクテリアに突然変異を起こす。

    2.クロトン油から生成された、がん化促進作用を持つ物質は、突然変異を起こす力を持たない。

    3.促進因子の投与をやめると腫れがひいて元に戻るが、長い間繰り返し投与すると、増殖力の強い細胞が現れ、促進因子無しで増殖するようになる。自主的増殖力と、他の組織への侵略力を獲得すると、がんが進展する。


    一番解析が進んでいるのが、大腸がん。

    1)がんを抑制する遺伝子APCが不活性化する突然変異が起きると、ポリープができる

    2)K・ラス遺伝子の活性化変異が併発する、二重に突然変異が起きた細胞の子孫は、早期がん(良性腫瘍)の塊になる

    3)更に、p53遺伝子にも突然変異が起きると、がんが進行する。

    大腸がんの多段階がん化



    ネズミに肉腫を作るがん遺伝子と、ヒトの膀胱がんのがん遺伝子は殆ど同じ。

    正常なラス遺伝子の一箇所の塩基配列が変化すると、発がん性遺伝子になる。正常の機能に必要な遺伝子で、突然変異が起きると発がん力を持つ遺伝子に変わるがん原遺伝子が60種近く見つかっている。

    早稲田大学の公開講座では、近藤宗平氏の著書、ブルーバックス「人は放射線になぜ弱いか」から、多くの実験データを紹介させて頂きました。その著書で、世界で初めてがんを人工的に作り出したのは、山極勝三郎という日本人であることを知り、感動しました。

    山極氏は、1863年(文久3年)に信州上田市に生まれ、1930年(昭和5年)に亡くなっています。その誕生の地の上田氏の上田市マルチメディア情報センターが、業績を紹介しています。http://museum.umic.jp/yamagiwa/works01.html

    何と大正時代の仕事ということに、とても驚きました。

    wikipediaには、山極氏が、何回かノーベル賞候補になりながら受賞しなかった大きな理由が、東洋人だから、という説明も紹介されています。


    1915年に、世界ではじめて化学物質による人工癌の発生に成功した経緯を、近藤氏の著書で引用されている、大阪大学の9総長になった醇太郎氏の「ガン物語」を孫引用して、ご紹介します。


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    1775年に、イギリスの外科医ポットは、外科雑誌に陰嚢ガンについて発表した。小さい時から煙突にもぐり込まされ、全身すすだらけになって働き続ける煙突掃除人は、青年期になると陰嚢の下部が痛みを伴う腫瘍になるという、悲惨な死病にとりつかれる。がんの原因がすすであること、潜伏期が10年であること、早期手術以外に治療法がないこと、を報告した。


    相次いで発見された工業用化学物質でヒトに起きるガンを、人工的に動物で起こそうと多くの人が試みたが、成功したのは、東京医大の教授山極勝三郎と獣医学校出たての市川厚一である。


    101匹のウサギの耳の裏に12日置きに、コールタールを塗り続けると、50日でどのウサギにもいぼ状の腫瘍ができたが、みな良性。さらに300日ほど塗り続けて、31匹にガンができた。


    科学者として卓越していたのは、発がんには長期の潜伏期が必須と信じた点である。」


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    近藤氏は、杉村隆「発がん物質」中公新書と小林博「ガンの予防」岩波新書、を引用して、以下の補足説明をします。


    1.DMBA6,7ジメチル・ベンツ・アントラセン)という発がん剤をマウスの背に塗るだけでは発がんせず、
    2.その後で、皮膚刺激作用が強いクロトン油を繰り返し塗ると、皮膚ガンが発生する。

    3.順番を逆にして、クロトン油を繰り返し塗った後でDMBAを塗っても発がんしない。

    4.DMBAを塗った後に、長期間間をあけた後に、クロトン油を塗っても、発がんする。細胞に刻まれた印は、消えない


    DMBAは、ガンの第一歩を刻印する始発因子(イニシエータ)で、クロトン油はガン化を促進する促進因子(プロモータ)である。

    本日が、4回講義の早稲田大公開講座の最終日でした。


    3回も難しい話ばかりで、更に、今日は雨で、出席率が心配でしたが、教室に入って、受講生はほぼ全員が出席された様に思われ、先ずはホットでした。


    今日は、今回の講座で私が最もお伝えしたいことをお話しました。一番反発を食う可能性の話題だったので、途中で、抗議の退席が出るかもとも懸念しましたが、杞憂でした。


    我々の体内に、三つの防御システム(DNA修復機能、細胞修復機能、免疫)が備わっていること、笑いによって病気が吹っ飛ぶ、ことは先週ご紹介しました。そのビューグラフを再度使って、下等生物ほど、放射線に弱い、高等生物ほど放射線に強い。下等生物が耐えられる放射線強度なら、人間では全然問題ないことを強調しました。


    そして、今日は、放射線ホルミシス効果が多くの実験で確認されていることをご紹介しました。免疫細胞の中で、p53の役割を中心に、研究例を幾つかご紹介しました。


    ネットで見つけた、ヒトの卵子に多くの精子が集まる光学写真と、精子が卵子に突入する瞬間の電子顕微鏡写真をお見せし、1回の射精で1億から4億の精子が出て、そのうちのたった1個しか受精できないこと、更に、受精しても、半数は胎児に育たず、その受精卵を調べると全てに染色体異常が見られること、を、欠陥を持った細胞を自爆させる防御機能の一つの例として、ご紹介しました。


    それから一寸脱線して、
    15歳でNK細胞の活性度が最高になることと、1215   歳で生殖能力が備わることを考えると、それ迄は、一人前のヒトではなく、子孫を残すにふさわしくないものば自爆するようにできているのかも知れない、と人道的でないことまでお話しました。


    化石資源の可採年数は数十年しかないこと、太陽光発電には私は可能性がないと考えること、ウランは貴重なエネルギー源であり、有効活用しなくては勿体ないということ、石油のある内に、放射性廃棄物の処理技術を開発しておくべきであると考えること、などもお話しさせて貰いました。


    準備したビューグラフを説明し終わってから、4050分の議論の時間を持ちました。私は、太陽光が有望だと思う、というご意見、Naを使う限り、高速増殖炉に可能性はない、と言うご意見、放射能はそれほど怖くないことをなぜもっと声高に喧伝しないのか、といろいろご意見を聞かせて頂き、とても楽しかったです。がん抑制には笑うのが効果的という前回の話を受けてですが、吉本を聞くより楽しい講義だったと言って頂いた女性がいらっしゃいました。とても嬉しかったです。


    マスコミに流れる情報と正反対のことばかりの内容だったので、受講生の方々は、きっと、大いに戸惑われたと思います。それにも関わらず、最後まで聞いて頂き、本当に有り難かったです。少しでも私のメッセージが伝わり、受講生の周りの方々に少しでも広まってくれると、嬉しいです。それにより、東北の、日本の復興が早まると思います。


    以上、簡単な報告です。

    本ブログでは、がんに関する、生物学的、医学的な情報を、たくさんのブログ記事で紹介してきました。是非、「放射線と健康」カテゴリの記事をお読み下さい。

    まとめると、がんは免疫病、と言う事です。

    浴びる放射線強度(積算ではない)が、細胞修復能力と、免疫力を越えると、それ以上は、放射線強度に比例して、発がん率が増えますが、それ以下の放射線強度では、免疫力を高めて病気への耐力が増すホルミシス効果すら観測されています。

    免疫力(免疫細胞の活性度)は、食事と喫煙でほぼ決まっているようですが、ストレス、恐怖、絶望で大きく減じ、その逆に生き甲斐、やる気、笑い、で増進するようです。

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    過去の紹介記事から、DNA損傷と修復能力の定量的なデータを、再度ご紹介します。

    20110329日「全ての影響が除去されるわけではないが、DNA切断は一日以内に修復」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51935408.html )

    放医研の島田義也ら.医療被曝と発がんリスク.公衆衛生,73(12),922-926, 2009、に依れば

    http://trustrad.sixcore.jp/dna_repair_ct.html

    リンパ球で、3mGyの線量で生じるDNA2本鎖切断が検出可能で、線量と細胞内のDNA2本鎖切断の数は比例し、実効線量で15mSv、照射直後に、一つの細胞あたり0.2カ所のDNA2本鎖切断が生じる様です。


    活性酸素は、細胞一つあたり一日に百万回もの
    DNA損傷を起こし、二重鎖切断は、0.1回起きますが、自然放射線では、細胞1万個に1回しか、二重鎖切断が起きない様です。

    つまり、活性酸素に依る二重鎖切断は、年に1~2シーベルト相当です。宇宙ステーションでは年に1シーベルト程度の被曝があるようで、http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51944405.html、長期滞在する飛行士の健康が心配でしたが、それほど心配しなくても良さそうです。


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    DNAが損傷したことが検知できなければ、修復できません。放医研のHPに依れば、http://trustrad.sixcore.jp/fix_brake.html DNA損傷センサーはp53タンパクらしい、と考えられている様です。


    p53
    DNA損傷を検知すると、1)細胞周期を停止させ、2)DNA損傷を修復し、3)修復不可能と判断した場合は細胞死(アポトーシス)

    がおこると考えられている、様です。

    当然、修復能力には限界があり、それは細胞欠落症状と呼ばれ、(短時間に)150mGy以上の被曝で、精子の減少が観測されることがある、とのことです。

    3/2の朝日新聞、プロメテウスの罠、英国での検問、第9話を読んで驚きました。

    「使用済み燃料棒をプールに入れるのは、危険な中性子を遮るため。燃料を満たす水がなくなると再臨界を起こす」
    と書いてあるのです。


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    本ブログで、余りにも何回も書いているのでブログ記事の引用はしませんが、臨界を起こすには、水が必須です。水に浸っていると臨界になる可能性が出て来ますが、水がなくなると、何をしても臨界にはできません。


    燃料棒を取り出す時は、従事者の被曝を抑える役割を果たしますが、保管中、水の中に入れるのは、中性子を止めるためではありません。燃料棒が溶けると、被覆管内部に閉じ込めた放射能が外に出ます。余熱(崩壊熱)で燃料棒が溶けないように、プールに入れます。ですから、循環させて、暖まるプールの水を冷やことが必須です。

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    朝日新聞は変わったか?と喜びましたが(1231日「朝日新聞は、変わりつつあるか?ーー連載「リスク社会に生きる」のプロローグの論調に光明を見る」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52028215.html )、無知な朝日新聞が復活です。松浦新という記者の署名が入っており、私が無知です、と公表したこと自体は、評価できます。


    記事の文章では、民主党代表選に出馬した馬淵首相補佐官の言葉であるようにも読み取れます。彼が無知なのかもしれませんが、政治家が無知であっても驚く事はありません。記者は、その誤りを正さねばなりません。新聞社は、余りにも幼稚な間違いを、その紙面に載せてはいけません。

    早稲田の公開講座の今週、第三週の講義では、がんは長年かかって成長する病気であり、長生きしないとがんにはなれない、笑いや生き甲斐がナチュラルキラー(NK)細胞を活性化し、がんを抑える、というお話をしました。講義の最後にお一人の受講生から、NK細胞を活性化する食べ物は?と質問され、調べて置きます、と答えました。先週出した宿題のお返しを貰った形です。

     

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    ということで、調べたところ、

    http://jstshingi.jp/abst/p/08/823/133m9.pdf (宮崎大、江藤氏のビューグラフ)に


    ポリフェノール類(大豆、玉葱、緑茶、ブドウ、ウコン)、カロテノイド(エビ・蟹、緑黄色野菜)、ビタミン類類(ナッツ類)魚類中の脂肪酸(
    EPA, DHA)がNK活性を高めると報告されている食品成分で、魚類以外の脂肪酸は活性を低くする効果が報告されている

    と書いてありました。


    http://health.k-solution.info/2010/09/_1_309.html

    には、
    NK細胞の働きを高める食物として、以下が挙げられていました。
    納豆、ヨーグルトの乳酸菌、キノコ

    http://www.hanasuusuu.net/me_siz_nk.shtml には、

    NK細胞の活性は脂肪摂取を制限すると強まり、高脂肪食を摂ると低下する。体温が上昇すると強まり、低下するとNK細胞活性も弱まる。

    と書いてありました。


    さらに、

    http://www.do-yukai.com/medical/12.html には

    森本らは8つの因子(喫煙、アルコール、睡眠時間、仕事時間、身体鍛錬(スポーツ)、朝食の摂取、バランスのとれた食事、精神的ストレス)に分けてNK活性を調べ(Prev Med. 44, 117-123, 2007)、喫煙なし、身体鍛錬、朝食の摂取、バランスのとれた食事の4項目はNK細胞数を増やし、またその作用を高めたと報告している、と書いてあります。


    http://www.menekiplaza.com/menekiryoku.html には、

    1.タバコ煙は直接肺に吸入されるため、肺に存在する免疫細胞や肺組織に影響がある。特に肺の免疫系で中心的な役割を担っている肺胞マクロファージの免疫力が低下する。


    2.常習飲酒家は発がん率が高い、呼吸器系感染率が高い、ことが分かって来た。アルコール性肝障害では、C型肝炎ウイルスの感染がよく見られることなどから、アルコールが免疫力を弱める事例と考えられている。


    3.睡眠の乱れによって、免疫力は低下する。あるラットの実験で、断眠によってサイトカインは増加したが、脾細胞のTリンパ球マイトーゲンに対する反応性や、NK細胞の活性は低下し、好中球の貪食は、低下傾向にあることが認められた。

    たとえ心労があって眠れなくても、体を横にして休めているだけで、免疫力は高まると言われている。20分ぐらいの昼寝でも、免疫力を高める。これは体内のメラトニンというホルモン物質の増加によるもので、このメラトニンが活性酸素という有害物質を減少させるから。


    4.運動習慣のある人は、そうでない人に比べ、NK細胞の働きが活発である。ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高める。


    5.笑うと、生命活動を維持するために必要な神経、主に自律神経(交感神経と副交感神経)に変化をもたらし、身体中の様々な器官に刺激が与えられる。この時、笑いによる脳への刺激が、神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンの分泌を促し、このホルモンの影響でNK細胞はたちまち活性化され、さらに強力な戦士としてガン細胞などを攻撃する。

    作り笑顔の場合でも、NK細胞の働きが活発になる。


    6.ストレスは大脳の特に扁桃体(へんとうたい)との関係が濃密。扁桃体は、大脳の奥深くにあり、外から来た情報に対して、快か不快かを判断する。扁桃体が不快と感じた場合には交感神経が刺激されストレスになり、心地よいと感じた場合には副交感神経が刺激されストレス解消につながる。

    扁桃体が不快と感じた場合に起こるストレスの刺激によって、脳内の視床下部の興奮を引き起こし、そのことによって脳下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモンの一種)が分泌され、これが血液によって副腎皮質に運ばれコルチノイド(副腎皮質ホルモン)の分泌を促し、このコルチノイドがリンパ節へ運ばれ、免疫細胞であるリンパ球を殺し減少させ、免疫を低下させることが科学的に証明されている。

    ・たとえば男性では、成人のほぼ全世代を通じてストレスのトップは「仕事のこと」。2位は2040代では「対人関係」、50代になると「自分の健康・病気」。一方、女性でも各世代で「対人関係」「仕事のこと」が上位を占めるが、20代後半~30代後半では「育児・出産、子どもの教育」がトップで、また30代からは「家族の健康・病気」を心配する人が増えて来る。


    7.手の指の爪の生えぎわの角をもむと、リンパ球をふやして副交感神経が優位になり、血行が促進され免疫力が高まる。ただし、薬指は交感神経を刺激してしまうので特別な場合以外はもまないようにする。


    8.
    「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本。

    1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類・いも類、6群は油脂製品。


    などと書かれています。

    ちび>先ほど7時半ごろ茨城で震度5弱の地震がありました

    > 昨日も福島で震度4の地震ありましたが

    > 最近になって 震度4が多くなりました

    > あちこちで地震があるのですべてが3.11の余震ではないと分かりますが

    > 何か多すぎますね 

    > 何かが変わってきてるのでしょうか


    先ほどの地震は、いつものいわき内陸地震ではなく、3/11の余震です。


    震源は東海村付近ということで、マグニチュードは5.4だったようですが、深さが
    60kmもありますから、3/11前にも時々起きていた地震に近いです。

    余震ではありますが、ずっと起きていた太平洋沖の余震とは若干違うのかなという印象です。

    ちびさん仰る様に、余震が一寸増えているのかも知れません。

    溜まった地殻エネルギーを放出してくれるので、被害のない余震は多く起きることが

    望ましいですが、今後どうなりそうかの感触を掴むため、今年に入ってからの余震発生状況を、来週月曜日が最終講義の公開講座が終わったら、まとめて見ます。一寸お待ち下さい。

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