toshi_tomieのブログ

一般科学に関する独り言

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    2013年03月

    古くから言われている「酒は百薬の長」が医学的に証明されていることを、文献1で紹介しましたが、酒に強い、弱いは、アセトアルデヒドを分解する酵素、ALDH2の種類に依る様です。そして、酒に弱いのがモンゴロイドの特徴とのことです。


    文献2の説明の概略を紹介します。

    ーーーーー

    口に入ったエタノールCH3CH2OHは、胃から20%、小腸から80%が吸収され、血液に入って全身に回るが、体内に入ったアルコールの大部分が肝臓で、ADH(アルコール脱水素酵素)で酸化されて、アセトアルデヒドCH3CHOに分解される。


    アセトアルデヒドは、蛋白、DNA、脂質と結合して変成させるため、強い有毒作用があるが、ALDH(アルデヒド脱水素酵素)に分解されて、酢酸になる。


    肝臓が、エタノールを酢酸にまで分解するには約6時間要する。


    ALDHには、ALDH1ALDH2があるが、ALDH1はミトコンドリアの外にあってアセトアルデヒドの除去には有用でなく、アセトアルデヒドの除去は、ミトコンドリアの中に局在するALDH2に依って行われる。ALDH2には、活性型(ALDH2*1)と、不活性型(ALDH2*2)がある。


    日本人では、40%の人が、ALDH2が変異していて(ALDH2*2)、活性が欠落した人と活性が低下した人がいる。ALDH2が変異した人は、アセトアルデヒドの血中濃度が上昇し、顔面紅潮、動悸、頭痛、悪心、嘔吐などの神経毒性症状が現れる。


    活性型で酒に強い遺伝子を持つ人は、東北、南九州に多く、不活性型で酒に弱い人は中部、北陸、近畿、中国地方に多い。縄文人はALDH2*1が殆どで、酒をよく飲んでいたが、弥生人には、ALDH2*2を持つ人がいた。


    顔面紅潮は、アセトアルデヒドが末梢血管拡張物質を遊離させ、末梢血管を拡張するために起きる。さらに飲酒を続けると、顔面蒼白になり、嘔吐して、悪酔い状態になる。動悸は、アセトアルデヒドが交感神経末端や副腎髄質からカテコールアミンを遊離させるために起きる。


    このため、ALDH2が変異した人は、飲酒量が増えず、肝障害の発生率は低い。

    ーーーーーーー


    アサヒビールのホームページ(文献3)に以下のことが書かれています。


    ALDH2欠損率(酒に弱い人の割合)

    日本人 44%、中国人 41%、韓国人 28%、フィリピン人 13%、タイ人 10%

    インド人 5%、ハンガリー人 2%

    ドイツ人、スエーデン人、フィンランド人、ケニア人、エジプト人 0%


                血中濃度(%) 酔いの状態

    爽快期(中びん1本) 0.02~0.04  爽快、陽気、判断力が少し鈍る

    ほろ酔い期   0.05~0.1         手の動きが活発、理性が失われる、脈が速くなる

    酩酊初期     0.11~0.15     気が大きくなる、大声、怒りっぽく、ふらつく

    酩酊期           0.16~0.3         千鳥足、同じことをしゃべる、吐き気、嘔吐

    泥酔期           0.31~0.4         立てない、意識がハッキリしない、言語目茶苦茶

    昏睡期           0.41~0.5         揺り動かしても起きない、大小便垂れ流し、死亡


    キリンビールのホームページ(文献4)に、以下のことが書かれています。

    ・アルコール20g(ビール中びん1本)を飲んで血中からアルコールが消えるのに4時間かかる。


    ・「ALDH2」低活性型の存在はモンゴロイドの特徴。黒人、白人には「ALDH2」低活性型はみられない。


    ーーーーーー

    参考文献

    1)

    20130325日「酒は百薬の長------二日に、ビールで中びん1本、日本酒で1合の飲酒者で、総死亡率・がん死亡率が最も低い(厚生省のコホート研究)」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52105368.html


    2)

    脂質と血栓の医学

    http://hobab.fc2web.com/index.html


    3)

    アサヒビール、お酒と健康

    http://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/guidebook/health/action/mechanism.html

    http://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/guidebook/health/about/index.html


    4)

    キリンビール、飲酒の基礎知識

    http://www.kirin.co.jp/csr/arp/fundamental/japanese.html

    http://www.kirin.co.jp/csr/arp/fundamental/time.html

    少量のアルコール飲料は健康に良い(酒は百薬の長)ことを証明するデータが、国立がんセンターのコホート研究で得られています(文献1)。

    総死亡・がん死亡ともに、二日に日本酒で1合程度飲酒するグループが最もリスクが小さい、と言う結果でした。

    総死亡・がん死亡のリスクの飲酒量依存


    飲酒量が多すぎるとリスクが増大する(Jカーブ)ので、飲み過ぎない様に、と、飲酒しない人が無理に飲むことはない、と言うのが、がん研究センターからのメッセージ、とのことです。

    より詳しく、紹介します。

    1990年に開始された全国4保健所(岩手二戸、秋田横手、長野佐久、沖縄石川)のコホート研究で、管内14市町村の40~59歳の男性2万7千人の76%が回答した、飲酒に関する質問アンケートの結果です。がん・脳血管疾患、心筋梗塞、慢性肝疾患の自己申告者を除外した19,231人のデータです。

    調査対象人数


    質問票への回答の飲酒量と、血清指標は良い相関にあったので、飲酒量の指標は妥当と考えられます。また、5年開けて行った質問でも同程度の飲酒量だったので、飲酒量指標の再現性も高いと言えます。

    血清指標と飲酒量


    調査した7年間で548人の方が亡くなっています。

    調査対象の死亡原因


    喫煙習慣、学歴、運動量、高血圧の既往が、飲酒量の異なる6グループで差異が見られたが、飲酒によるリスクの解析(最初の図)には、これらの影響を補正した、とのことです。

    喫煙、学歴などの飲酒量依存


    喫煙は、総死亡率およびがん死亡リスクを明確に増やし、飲酒量も多い人ほど、死亡リスクが高いです。飲酒量が少ないグループで、喫煙者の方が死亡リスクが小さくなっています。これが本当か、統計誤差か、興味のあるところです。

    喫煙のリスクの飲酒量依存


    ホームページには、以下の補足説明もあります。

    ・昔はたくさん飲んでいたが、健康を害して飲まなかった人が、飲まないグループに混ざっていて死亡率を上げた可能性を検証するため、調査時点で重い病気に罹っていたためと想像される、追跡2年目以内の死亡者、を除いた解析も行ったが、J型カーブに変化はなかった。(だから、その影響は小さかったと考えられる。)

    ・非飲酒者の中で3割が、過去の飲酒者であった。他の研究で、非飲酒者の中で、過去の飲酒者のリスクは、生涯の非飲酒者の1.2倍であったので、今回の研究で、過去の飲酒者を除外すると、非飲酒者の相対リスクは1割程度高くなる。

    ・非飲酒者グループには、もともと病弱でお酒を飲めなかった人たちがいると予想される。飲酒以外の要因が含まれている可能性は否定できない。

    ・コホート研究では、少量飲酒自体が因果関係の本質であるかどうかの回答は出さない。

    ーーーーーー

    お酒の1単位は、純アルコールに換算して20gです。

    ビールは中びん1本(500ml)、日本酒は1合(180ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)、焼酎0.6合(110ml

    ビール (アルコール度数5度)

    日本酒 (アルコール度数15度)

    焼酎 (アルコール度数25度)

    ウイスキー (アルコール度数43度)

    ワイン (アルコール度数14度)

    缶チューハイ (アルコール度数5度)

    ーーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    (独)国立がん研究センター、がん予防・検診研究センター予防研究部

    多目的コホート研究

    「飲酒と総死亡・がん死亡との関係」(1999.12.1

    http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/251.html

    ロシア人男性の寿命が異常に短いのは、酒を暴飲するからであることを証明し(文献1)、さらには、工業用アルコールを飲酒するからであることを証明する論文(文献2)を紹介したように、アルコールを過度に飲用すると健康に大きな被害をもたらします。


    一方で、酒は百薬の長、と言う故事があります。これは、王莽(おうもう)が、酒を称えて言った言葉で、『漢書・食貨志下』に「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」とあるそうです。この漢書の故事の真偽を検証をしたいと思いますが、先ず、線虫で、適度のアルコールを与えることで、寿命が倍に(通常10-20日が20-40日に)なったという、2012年1月に出版された論文(文献3)の紹介記事(文献4)を紹介します。


    (文献4の概略)

    ーーーーー

    実験を行ったのは、UCLAの化学生物学部のCasrtroら。

    実験で使ったC-エレガンス(カエノラブディティス・エーレガンス、文献5)は、体長約 1mm で透明な体を持つ線虫で、実験材料として非常に優れた性質を持っていて、モデル生物として広く利用されており、多細胞生物として最初に全ゲノム配列が解読された生物(文献3)。

    卵から数日で成虫になり、土壌に生息し細菌類を食べて15日ほど生きるが、何も食べなくても1012日間、生きる。

    C-elegans



    コレステロールの影響を調べようとして、濃度が1/1,000のエタノールで溶解させて与えたところ、寿命が20 40日と、2倍になった。

    ところが、コレステロールを溶かさなくてもエタノールだけでも寿命が長くなり、コレステロールは何の効果も無かったことが分かった。

    エタノール濃度は1/20,000に薄くしても効果があったが、逆に80倍に濃くすると、長寿命化効果は消えた。何故、長寿命化するか、理由は分からない。


    (文献3の概要)

    ーーーーーー

    Cエレガンスは、ふ化して幼虫になったあとに餌が与えられないと成長を止め、ストレスの影響を調べる最高のモデルである。

    飢餓状態にある幼虫にエタノールを与えたところ、L1 休止状態での寿命が顕著に伸びた。長寿命化効果は、ふ化後010日のいつ与えても観測された。

    長寿命化効果が見られた最低のエタノール濃度は1mM(0.005%)で、68mM(0.4%)では、効果は消えた。幼虫の寿命は伸びたが、次のL2ステージには成長しなかった。nープロパノールとnーブタノールも延命効果があったが、メタノールとイソプロパノールでは、効果が認められなかった。

    幼虫の脂肪酸とアミノ酸の質量分析を行ったところ、エタノールから原子を取り込んでいることが分かった。エタノールから炭素原子やエネルギーを取り込むことで寿命が伸びた、と推測する。


    ーーーーーー

    (補足)

    王莽:前漢を簒奪して、紀元8年に「新」王朝を始めた。前漢の前の王朝である周(紀元前1046年頃 ~ 紀元前256年)代を模して現実からは遊離した政治を行ったため、国内は混乱し外交でも失敗し、故に外征を行わざるを得なくなり、それも失敗し、収拾のつかない状態になった。現在の山東省で呂母の乱が勃発したのを皮切りに全国で反乱が起こり、最終的に南陽(現在の河南省南陽市)の皇族傍系の地方豪族である光武帝により平定され、紀元23年に後漢が始まった。


    (参考文献)

    1)

    20130224日「ウオッカの飲み過ぎが原因ーーソ連末期に男の寿命がどんどん短くなり、ゴルバチョフの禁酒法で若干回復したものの、ソ連崩壊後に60歳を切った理由」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52102221.html


    2)

    20130320日「ロシア人男性の超短寿命の原因ーーイジェフスクでの男の死亡原因の51%が非飲料アルコールの飲酒ーーLeon等の2007年論文の紹介」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52104963.html


    20130322日「ロシア男性の超短寿命の原因は、工業用アルコールの飲酒(2)」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52104978.html

    3)

    Caenorhabditis elegans Battling Starvation Stress: Low Levels of Ethanol Prolong Lifespan in L1 Larvae

    Paola V. Castro, Shilpi Khare, Brian D. Young, Steven G. Clarke

    Department of Chemistry and Biochemistry and the Molecular Biology Institute, University of California Los Angeles, Los Angeles, California, United States of America

    PLoS ONE Jan. 2012 Vol.7

    http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0029984


    4)

    "Tiny amounts of alcohol dramatically extend a worm's life, but why?"

    By Stuart Wolpert

    UCLA News  January 19, 2012

    http://newsroom.ucla.edu/portal/ucla/tiny-amounts-of-ethanol-dramatically-221986.aspx


    5)

    "C.elegans" ウィキペディア

    http://ja.wikipedia.org/wiki/C._elegans

    文献1で、2007年にLeon等が、イジェフスクの飲酒と死亡率の関係を定量的に調べ、死亡率のオッズ比の、飲酒量および工業用アルコール飲酒頻度依存から、ロシア人男性の死亡原因の51%が、工業用アルコールの飲酒、と指摘していることを紹介しました。本記事では、彼らがオッズ比の計算に使ったデータを紹介します。


    下図に見る様に、生存者と死亡者の両グループで、ウオッカ(750ml)の飲酒量が週に1本以下の人数はほぼ同じですが、週に2本以上飲む人の割合には、明らかな差があります。生存者群の中で、週に4本以上のウオッカを飲む人は極めて少ないことから、暴飲する人は早死にしていることが分かります。

    飲料用酒飲酒者数ー生存者対死亡者


    工業用アルコールの飲酒に関しては、下図に見る様に、週に一度以上飲酒する人でも、生存者と死亡者群の差は顕著です。毎日飲む人は、生存者群に殆どいないことから、相当に早死にしていると言えます。

    工業用アルコール飲酒者数ー生存者対死亡者


    ところで、イジェフスクの生存者と死亡者群の間には、学歴分布に違いがあります。

    学歴分布ー生存者対死亡者

    下図の様に、学歴の低い人はより多くのウオッカを飲む、というデータがあります。上の図の結果とあわせると、ウオッカの暴飲が死をもたらすことを示唆します。

    飲料酒量の学歴依存ー生存者対死亡者

    工業用アルコールの飲酒については、学歴依存がより顕著です。3年間で死亡した者の中でも、大卒と高卒以下では、飲酒率に、倍の違いがあります。生存者の中での工業用アルコール飲酒者の割合の違いは極めて大きく、高卒以下と大卒で、10倍も異なります。

    工業用アルコール飲用社の割合の学歴依存ー生存者対死亡者

    学歴が低いと収入が低く、ストレス解消のためのアルコールとして、安価な工業用アルコールに手を出してしまうのでしょう。命を大きく縮めるよ、と警告してもダメなのでしょうか?


    紹介する最後の図です。

    工業用アルコールを飲まない人では、ウオッカの飲酒量が週に4本以上になると急激に死亡率が上がります。
    一方、非飲用(工業用)アルコール飲酒者では、飲料用酒(ウオッカ)の飲酒量は、死亡率との関係が認められません。アルコール濃度の高い(60~97%)工業用アルコールの飲酒が、命を大きく縮めることが明確です。

    オッズ比のウオッカ飲用量依存


    くれぐれも、見栄を張って高濃度アルコールを飲むことがないように。薄めて飲むように。が、私自身への、Leon等の論文の重要なメッセージです。


    ーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    20130320日「ロシア人男性の超短寿命の原因ーーイジェフスクでの男の死亡原因の51%が非飲料アルコールの飲酒ーーLeon等の2007年論文の紹介」
    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52104963.html

    1960年以降に、西側諸国の寿命は大きく伸び80歳に迫ったのに、ソ連の男性の寿命がどんどん短縮したこと(文献1)を紹介し、その原因は、ウオッカの飲み過ぎであることを私独自のデータ解析で証明しました(文献2)が、ロシア人のアルコール消費量は日本人の2倍程度に過ぎないので、飲み方の問題と思われます(文献3)。

    その後、ロシア人の飲酒と死亡率の関係を定量的に詳しく調べた、Leon等の論文(文献4)に出会いましたので、結果を紹介します。ロシア人男性の死亡原因の51%が飲酒、と結論しています。


    Leon等は、ロシアウラル山脈の西側、モスクワの東、約1,000kmにあるウヅムルト共和国の首都イジェフスク(Izhevskwikipedia参照)での、20031020日から2005103日に亡くなった、25歳から54歳までの方の同居者から聞き取り調査を行いました。


    最初に彼らの結論を紹介します。


    飲酒量(1週間に飲むウオッカの本数(エタノール濃度43%程度で体積700ml))が増えると、死亡率のオッズ比(=p/(1-p);死亡確率をp)は増えますが、週4本以上で、急に増えています。 

    飲料用酒飲酒量とオッズ比

    ロシア人の多くは、価格が飲料用酒の1/6と安い、工業用アルコール(オーデコロンや、医療用チンキ剤や、消毒用アルコールを含む。エタノール濃度は60-97%と極めて高い)も飲むようです。そして、下図に見る様に、生存者、死亡者ともに、飲料用アルコールの飲酒量が多い人ほど、工業用アルコールを飲む人の割合が多いです。

    以下の考察で、二種類のアルコールの内、工業用アルコールが死亡率に大きく寄与していることが分かります。

    週にウオッカ4本以下と飲酒量の少ない場合に、死亡者の中では、工業用アルコールの飲酒者の割合が大きいですが、生存者の中では、工業用アルコールの飲酒者の割合は少ないです。これは、死亡の主要な死因が工業用アルコールの飲酒であり、
    工業用アルコールを飲まない人が、死なずに済んでいることを意味します。 

    飲料用酒飲酒量と工業用アルコール飲酒者比率


    実際、下図に見る様に、死亡のオッズ比は、非飲料アルコールの飲酒の頻度とともに急増し、毎日飲酒する人のオッズ比は23にもなっています。死亡者の1/3が週に一回以上、工業用アルコールを飲酒しています。

    工業用アルコール飲酒頻度とオッズ比

    以上から、ロシア人の死亡率が高いのは、摂取エタノール総量が多いこともさることながら、極めてアルコール濃度の高い飲酒(ウオッカの暴飲やエタノール濃度60-97%の工業用アルコールの飲酒)をすることが原因と言えそうです。


    ーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    20130223日「ソ連時代末期1960年以降に、男性の寿命がどんどん短縮。60歳以下にまでーーこの間に西側諸国の寿命は大きく伸び80歳に迫る」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52102105.html

    2)

    20130224日「ウオッカの飲み過ぎが原因ーーソ連末期に男の寿命がどんどん短くなり、ゴルバチョフの禁酒法で若干回復したものの、ソ連崩壊後に60歳を切った理由」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52102221.html

    3)

    20130131日「ロシア人は、日本が好きで、教育水準が高く、男の寿命は60歳と短く、アルコール中毒死が多く、飲酒による犯罪が多い」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52099455.html


    4)

    Hazardous alcohol drinking and premature mortality in Russia: a population based case-control study.

    Leon DA, Saburova L, Tomkins S, Andreev E, Kiryanov N, McKee M, Shkolnikov VM.

    SourceLondon School of Hygiene and Tropical Medicine, London, UK

    http://www.demogr.mpg.de/publications%5Cfiles%5C2663_1224692723_1_Lancet%20369%209578%202008.pdf

    昨年秋に、安倍氏が自民党の新総裁に選出された時、私は、タカ派にしか任せられないのか、と嘆きました(文献1)。


    その2ヶ月後の総選挙で政権が交代しましたが、それをきっかけに異常円高がどんどん改善され、適正レベルの100/ドル以上(文献2)に突入も時間の問題です。


    異常円高の是正で、企業業績は急回復の兆しで、株価は急上昇していますが、私は、「経営者は、是非、賃上げを」と望みました(文献3)。その後、何と安倍総理が、直々に経団連に賃上げを要求し、それに応じる形で、春闘では、経営者側から続々と、ボーナス増額の回答が出ています。こういうことは、民主党政権下で起きねばなりませんでした。


    民主党が、エネルギー政策、外交、に能力がなくても(文献1)仕方がありません。しかし企業べったりの自民党にすらできる労働者の待遇改善が、連合の支援を受けた民主党の3年間の政権下で、何一つできず、中小企業の賃金調査に基づく人事院勧告を無視して公務員の給料を10%カットするという法律違反の待遇劣化しかせず、仕方なく国に右を習えをした地方で、地方公務員の賃金カット、また、退職金を突如削減したため退職直前に教師や消防士が退職して大混乱になる、などしかしなかった民主党。このような政党に、存在意義はありません。さっさと消滅すべきです。


    ーーーーーー

    (参考文献)


    1)

    20121001日「安倍自民党新総裁「原発推進は間違っていなかった」ーータカ派にしか任せられないのか?」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52082496.html


    安倍元首相が自民党の新総裁に選出されたことを報じる一面の記事に、東京新聞は「民も自も「タカ派」」という見出しをつけました。そして3面の半分の紙面を割いて、危うい国民とのズレ、暮らし語らず、原発ゼロ否定、と言う見出しの解説を書いています。


    原発に対して安倍氏が、「原発推進そのもは間違っていなかった。原発への依存度を減らしていくが、今ゼロと言えば原子力の技術を失う。手放すべきではない。今ゼロだというのは極めて無責任だ」と発言しているのに対し、


    東京新聞は、突き放した発言、国民感情とのずれを浮き彫りにした、と「批判」しています。現在の国民感情とずれている、という指摘は正しいです。


    しかし、一時の国民の感情に流されず、現実を踏まえた冷静な判断をするのが政治家の見識です。小沢氏の様に、票欲しさに節をまげ、媚びを売っては、政治家の資格がありません。


    尖閣の国有化宣言に対して中国で盛り上がっている反日運動に、民主党が全く無力であることも、この数日の動きで明確になりました。


    中国共産党序列第4位の「か慶林」中国人民政治協商会議主席と会談したのは、日本国際貿易促進協会会長の河野洋平前衆議院議長であり、同席したのは、日中友好協会会長の加藤紘一自民党元幹事長や、日中友好議員連盟会長の高村正彦元外相でした。そのほかに4つある日中友好7団体の会長は、日中協会が野田毅元自治相、日中経済教会会長が張富士夫トヨタ自動車会長、日中文化交流協会会長は、西武流通グループ代表、セゾングループ代表などを歴任した辻井喬で、民主党議員が会長になっているのは唯一、元参院議長の江田五月(日中友好会館会長)です。対話の窓口がない民主党に外交は任せられません。


    政権交代の目玉の国家戦略局構想に期待に胸膨らませ、公開の事業仕分け作業に政権交代を実感しました。しかし、2位ではなぜダメかという、本質をついた発言を活かすことができず、事業仕分けは大山鳴動に終わってしまいました。何の新しい国家戦略も聞けません。厚生労働大臣になってからも、野党の感覚そのままで重箱の隅をつつく追及するしか能がなく行政の邪魔しかしなかった人もいました。昨年の管首相の妄動など、多方面で無能さが露呈した民主党には、本当に幻滅です。


    安倍晋三氏は、私が最も嫌う思想の持ち主ですが、そういう人しか、当たり前のことが言えない、まともなことができそうにない現状は、とても悲しいことです。


    2)

    20130206日「円ドルレートの適正レベルは100~120円だろうーー「どうしても1ドル50円時代が来る」の浜矩子氏の主張通りになる日が来るか?購買力平価説は正しいか?」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52100125.html


    3)

    20130202日「急伸、アベ相場 12週連続の株価上昇 企業業績も急回復の兆しーー経営者は、是非、賃上げを」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52099712.html


    4)

    春闘、ボーナス増額次々…アベノミクス追い風

    読売新聞 313()1215分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130313-00000602-yom-bus_all


    今春闘で連合は、デフレ脱却をねらい、定昇を確保した上で、給与総額の1%引き上げを要求。これに対し、経営側は1月時点で、定昇の延期や凍結の可能性もあるとの厳しい姿勢を示していた。しかし安倍首相の「アベノミクス」による円安や株高に加え、政府からの賃上げ要請を受けて潮目が変わり、定昇を維持する方向でほとんどの大企業が一致。一時金の積み上げが焦点となっていた。

    .

    5)

    春闘、際立つ「政治介入」=企業、政権要請で給与増も-労組に歓迎と警戒〔深層探訪〕

    時事通信 316()828分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130316-00000025-jij-bus_all

    首相の声に応じ、一時金増額にまず動いたのがローソン。これにライバルの流通大手も続き、セブン&アイ・ホールディングスやイオンリテールは基本給引き上げ(ベースアップ)、ファミリーマートは一時金増額にそれぞれ踏み切った。

     ローソンなどは給与増額の発表文に「政権の要請に賛同した」とあえて明記。組合員平均205万円となる一時金要求に満額回答したトヨタ自動車も「安倍政権の要請は重要な判断要素の一つだった」(宮崎直樹常務役員)と明かした。

     安倍首相は「政権の方針に賛同し、報酬引き上げを宣言する企業も次々と現れている」と成果を誇り、麻生太郎副総理は「賃上げ(を求めるの)は本来、連合の仕事だ」と労働側を皮肉った。

     給与増額を訴えた安倍政権には共産党もエールを送る。8日の衆院予算委員会では麻生副総理が「共産党と自民党が一緒になって『賃上げを』というのは歴史上初めてだ」と述べたのに対し、笠井亮議員(共産)が「一致するところが多い」と珍しく政府を持ち上げた。

    とはいえ、春闘の当事者である労働側には給与引き上げを安倍政権の「手柄」とされることへの警戒感も強い。自動車総連の相原康伸会長は「政府の要請や行動が決定打になったとは全く考えていない」と断言し、労使交渉に口を出す政府への不快感を隠さなかった。

     給与は増えても労働側が手放しで喜べる状況ではない。安倍政権が設置した産業競争力会議では雇用規制の緩和に向けた議論が始まり、正社員を解雇しやすくする「柔軟な雇用」の仕組みなどが検討課題に上る。給与増額要請に真っ先に応じたローソンの新浪剛史社長は、その旗振り役の一人でもある。

     連合の古賀会長は雇用の規制緩和に「断固反対の姿勢を貫く」と強調するが、給与増額の動きが安倍政権の手柄とされて参院選で自民党が勝利すれば、経営側の期待に沿った規制緩和が現実味を帯びる。給与増という一点で「政」「労」の思惑が重なった13年春闘だが、労働側には逆風が吹き始めている。

    本ブログでは、2年前に、政府が、”出て行かない”と言う住民の意思を無視して、計画避難区域を決め、住民を強制避難させた時に、”住民は自らのリスクを自らで判断をする権利がある、憲法が保障する財産権の侵害だ”、と政府を批判しました(文献2,3)。


    一昨日、13日の衆院予算委員会で、日本維新の会の西田譲衆院議員が、福島の強制避難は、居住権を奪う憲法違反であり、早急に避難区域を解除すべき、と政府に要求したようです(文献1)。初めて、まともな思考方法の政治家が出て来ました。


    西田議員の主張するように、強制避難の措置を解除すべきです。避難するかどうかは、住民の自由に任せるべきです。


    ーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    20110501日「放射能を出す「行為」の制限と、既存放射線の被曝を低減するための「介入」の混同」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51949227.html


    2)

    20110417日「福山哲郎官房副長官殿;危険を承知でカリウムを摂取して良いとは言えないですか?放射線業務従事者の命は軽いのですか?」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51943442.html

    人間はあらゆる場合に、リスクを比較しながら生きています。北朝鮮のような国でない限り、誰でも、自分のリスクは自分で判断する権利があります。安楽死の権利すらあります。今回の福島原発の放射能漏れの被害は、現状では健康に大きな影響はないと私は考えますが、まだ大丈夫と思うか、危険と思うかは、住民の方々が判断すべきことです。外野が口を出すべきことではありません。住民の方々が、自らの判断で、待避するかどうか決定する権利があります。


    政府は、リスクを早期に除去・低減することと、避難したいという住民がいればその対応を準備することと、リスクの大きさの定量的説明をする義務がありますが、政府にも、出たくないという住民を追い出す権利はありません。



    3)

    「低線量セシウムは人体に無害」 維新・西田議員が質問

    朝日新聞 2013314447

    http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY201303130479.html

    日本維新の会の西田譲衆院議員は13日の衆院予算委員会で、福島第一原発事故の放射能汚染について「低線量セシウムは人体に無害。医学を無視し、科学を否定する野蛮な『セシウム強制避難』を全面解除すべきだ」などと質問した。


     西田氏の質問に対し、党所属議員の事務所などに抗議があったため、小沢鋭仁国会対策委員長らが対応を協議した。党執行部は西田氏の質問内容を詳細に把握していなかったという。


     西田氏は原発事故で飛散したセシウムは「線量は微量だ。個人の外部被曝(ひばく)線量は年間実績でわずか数ミリシーベルト。しかし、これまで進められてきた政策を振り返ると、あたかも日本経済の発展を阻害すべく、反原発を宣伝する手段として、反医学的な福島セシウム避難を考案し、実行したように思われる」とし、被曝の影響は「問題にならない」と主張。安倍晋三首相に避難者の即時帰宅を認めるよう求めた。


     除染についても「セシウムしかない福島県でなぜ除染が必要だと考えるのか。住民を排除して民間業者に委託する。何らかの政治的意図から採用したとんでもないやり方だ」と持論を展開。民間業者による農地の除染について「田畑を破壊する。農作物、特に稲にとってセシウムの被害はほとんど考慮に入れる必要はない」と問題点を指摘した。


    4)

    「赤旗政治記者」による、西田議員の質問の途中までの書き起こし

    http://www.twitlonger.com/show/l9th2e


    西田譲:翻って、311とは、福島第1原発、この4機のその原子炉からではなく、建屋の爆発から微量なセシウムが飛散した事故の発生でもありました。


    そして福島県民のうち約10万人が2011421日よりセシウムの放射線被曝を回避するとの名目で強制的に避難させられるという、この戦後日本において前例のない、まさしく憲法第22条第1項に違背する居住権の禁止、さらには故郷選択の自由の簒奪が政府の手によって公然と行われました。


     憲法に違背するこの人権侵害やりたい放題の前代未聞の行政は今なお続いているわけでありますが、それは国民の安全を守り、国民の健康を守るという名目で、当時より進められてきた政策であります。


    これらについては当時から放射線医学の多くの専門家の先生方が、医学無視の暴挙だ、さらには反科学の人権侵害だと激しく非難し、反対したものでもありました。


     さて総理、原子力災害対策本部長であります安倍総理にもおうかがいさせていただきたいと思います。福島第1原子炉(ママ)の建屋から広範に飛散したのはセシウムのみでありまして、ストロンチウムもプルトニウムも広範に飛散してはおりません。


    しかも、そのセシウムの線量は微量でございます。つまり、個人の外部被曝線量は、年間累積でわずか数ミリシーベルトでございまして、しかし、これまで進められてきた政策、これを振り返りますと、あたかも日本経済の発展を阻害すべく、反原発を宣伝する手段として、反医学的な福島セシウム避難を考案し、そして実行したもののように思われます。このような前政権のやり方を、安倍自民党内閣が継承する合理的な理由は一切ないと考えます。

     

     原子力災害対策本部長として、安倍総理は、避難の全面解除を行う行政命令を直ちに決断され、直ちにそう下達するべきであると考えます。


    医学や科学に反する以上、災害対策基本法にのっとれば、憲法違反の人権侵害行為を即時中止するのが正しい行政のありようだと思います。議論の余地はないと考えますが、避難解除の命令を決断されるか否か、総理におうかがいさせていただきたいと思います。


     石原環境相:年間20ミリシーベルトを超えてしまう。そこのみなさん方に帰っていいということは、現政権でもいえないのではないかと思っております。


     西田譲:本日お配りさせていただいている資料の一つでもございます。低線量セシウムは人体にまったく無害でございます。このベーター線は皮膚で遮断をされておりますので、外部被曝の問題にはなりません。


    また内部被曝は、生物学的な半減期が短く、結果、ほとんど短時日に消えてしまいますし、合わせて汗や尿でも排出されます。えー、総理にお尋ねしたんですが、石原大臣にお答えをいただきました

    今日で、3/11超巨大地震から丸二年です。

    震災で亡くなられた方2万人弱の方に、改めて哀悼の意を表します。そして、復旧・復興に立ち向かっている方々に、声援を送ります。


    ここつくばでも、震度6強の揺れで、もしかするとこのまま死ぬかも知れないと思うほどでした(文献1)。停電でテレビも見えず情報不足の、ろうそく明かりの一晩を過ごし、つくばでこの程度なら震源地は壊滅に違いないと想像しました。翌日、テレビ画面で見た仙台の被害はそれほどでもなく、建築構造物の耐震化が進んでいることを喜びました。しかし、その後、徐々にテレビに映し出されて来る、津波の映像は、涙なく見られませんでした。 いわきの技術支援センターを5月に訪れました(文献2)が、そこの所長さんのお話では、あちこちを見て回ったが、津波に襲われた地域と免れた地域では、別世界、とのことでした。


    地球は生きており、列島の下に太平洋プレートが沈み込む日本で、地震は避け得ず、津波も避け得ません。ですが、亡くなった方々の死を無駄にしないためにも、地震津波の被害を最小限にとどめる対策、最低限、命を失わない避難法の工夫をしておきたいものです。


    地震の頻度について何回か整理しており、昨年7月に、余震は2年後にはほぼ終息だろうと報告しています(文献3)。丁度2年目の節目にあたり、その後の推移をまとめました。2年後には、ほぼ完全に終息するように思われます。


    先ず、気象庁が発表する全地震の毎月の発生数の、震源別の推移です。着実に減っています。

    余震震源別頻度の推移


    次に、東北地方太平洋沖を震源とする地震の、マグニチュード別の毎月の発生数の頻度を示します。マグニチュード3~5の地震の頻度は、9ヶ月に半分になっています。現在まだ、3/11以前の5~6倍の頻度なので、この減衰率が続けば、2年後には、ほぼ従来水準に達します。

    余震マグニチュード別頻度の推移


    昨年1月に、”3/11直後の3-4月に小さな余震は起きなかったが、次第に大きな余震が減って小さな余震が増えた”(文献4、5)ことを見出したことを報告しましたが、その後、5月以降は、3/11以前と同じマグニチュード分布になっています。

    余震マグニチュード分布の推移


    尚、日本全国の内陸地震の発生頻度は、既に、従来の水準に戻っており(文献6)、関東地方も、茨城北部を除けば、従来水準に戻っており(文献7)、太平洋沖の余震からエネルギーをもらっているいわき内陸地震も着実に沈静化しており(文献8)、日本全国を地域別に細かくみると、秋田内陸南部では、まだ数倍の頻度です(文献9)。


    ーーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    2011031214:35 「東北地方太平洋沖地震のエネルギー。Wikipediaは凄い!」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51928061.html

    昨日1446分の大地震では、パソコン作業中に、どんどん揺れが大きくなり、そのうち、本棚から書類がばたばた落ち、デスクトップパソコンが倒れ、上を鎖でつなぐ耐震対策をしていた二段重ねの食器棚が中央で前につきだし、ノートパソコンのシャットダウンをするのが精一杯の私は机にしがみついていました。


    揺れがおさまって、散らばった書類を踏んで部屋を出て階段を降りて建物の外に出ると、ぞろぞろと人々が避難して来ました。ラジオを聞いた人から震源が仙台だと聞き、つくばでこの程度(震度6強)ということは、震源地はビルも壊滅かなと心配しました。別棟の実験室をチラッと見たあと、高い建物から離れた場所で避難中に、1515分に大きな余震(後で調べると震源は茨城沖で震度は6弱)があり、止まっていたトラックが倒れそうに揺れ、8階建ての建物が数十cmも揺れ、倒壊を心配しました。


    余震が一段落してから、職場の乱れはそのままに、我が家を片付けに戻りました。停電で真っ暗で寒い一晩を過ごしました。翌朝は無事に電気が復活し、やっとテレビで被害状況が分かりました。仙台のビルが壊滅という最悪の予想よりは被害が小さくて何よりでしたが、当然生やさしい被害ではなく、特に津波での被害が酷いようです。


    週明けにおそるおそる実験室に行って、片付けをしようと思いますが、


    2)

    20110514日「湯ノ岳断層地震の被害の写真での報告」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51957334.html


    3)

    20120708日「余震のマグニチュード別発生回数のまとめーー3/11超巨大地震の余震は2年後には完全に収まりそう」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52069162.html


    4)

    0128日「巨大地震の余震では、小さな地震は極端に少ない」 http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52034450.html


    5)

    0130日に「3/11巨大地震の余震:3-4月に小さな余震は起きなかったが、次第に大きな余震が減って小さな余震が増えた」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52034748.html


    6)

    20121205日「日本全国の地震頻度の推移ーー余震などを除けば、3/11以前のレベルになっている」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52091320.html


    7)

    20121203日「関東地方の地震回数の推移ーー茨城、千葉以外の地震の発生頻度は、3/11以前のレベルになっている」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52091147.html


    8)

    20130129日「茨城北部で、10ヶ月振りに震度5弱の地震ーーー特異ないわき、茨城北部内陸地震も着実に沈静化」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52099234.html


    9)

    20121209日「日本全国の地域ごとの地震頻度の推移ーー九州・沖縄では、最初から3/11の影響なし。長野は漸く3/11以前のレベルに。秋田内陸南部では、まだ数倍の頻度」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52092250.html

    2月に、ロシア上空に現れ爆発した巨大隕石について、熱伝導率の制限で、隕石中心の温度が上がることはなかったはず、だから、内部の圧力が上がって爆発したのではないだろう、と書いたところ(文献1)、隕石は鉄が主成分で、岩石より熱伝導率がかなり大きく、内部の温度が上がって、内部の圧力が高くなったのではないか?(文献2)というコメントを川中氏から頂きました。


    今回のロシアの隕石は、鉄の成分は僅か10%だろう、と報告されている(文献3)ので、文献1で述べた、表面の1-2mmのみの温度が上がって、はがれ、と言う描像が正しそうです。


    コメントを受けて、隕石について調べて見ました。どうやら、隕石は鉄が主成分の筈、は、誤解のようです。


    文献4のp.18に依れば、隕石の密度は3.5-3.8 g/cm3の様です。花崗岩の密度2.75 g/cmりは高いですが、鉄の密度7 g/cm3よりかなり小さく、「隕石は殆どが鉄」ではないようです。


    文献5によれば、落下するのが観測された隕石の内、94%が石質の隕石、1%が岩石と金属から構成される隕石、5%が、鉄が主成分の鉄隕石だそうです。発見された数では、鉄隕石の割合は40%と大きいですが、これは、鉄隕石が風化に強いことと石質隕石が地球の岩石と見分けが難しいから、の様です。


    尚、真偽は分かりませんが、人類が最初に出会った鉄は、隕鉄だった、という説もあるようです。(文献6)

    また、隕石の起源である小惑星の密度が、2 g/cm3以下と低いのは、母天体が衝突で壊れた後で、破片群が自己の重力で再集合する時、結合力が弱いため(文献4)、の様です。


    ーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    20130216日「ロシアの隕石の大気突入速度は、秒速30km?広島型原爆の20倍近いエネルギーの衝撃波とNASAの見積」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52101349.html


    2)

    2013-02-25 18:32:46

    川中>隕石の爆発に関して、隕石の組成は鉄が主成分だと思います。

    その熱伝導度を考慮すると隕石の表面温度上昇と内部の温度上昇には時間差はあるとは思いますが、空気との摩擦で表面が熱くなり、熱が内部に伝わって内部の圧力が上昇し、爆発したとは考えられないでしょうか。

    隕石(隕鉄:多分熱伝導度は金属的)の熱伝導は地上でみられるいわゆる岩石の熱伝導に比べてはかなり高いと思います。


    3)

    露湖上の破片、隕石と確認…鉄含有率8%以上

    20132181323  読売新聞)

    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130218-OYT1T00528.htm


    【モスクワ=緒方賢一】ロシア中部ウラル地方上空で15日に爆発、落下した隕石(いんせき)に関して、ロシア科学アカデミーの専門家は17日、チェリャビンスク州の湖で採取した破片を鑑定した結果、隕石のものと確認したと明らかにした。


     今回の現象の解明につながるものとして期待される。


     ロシア通信によると、ビクトル・グロホフスキー氏(ウラル連邦大学)らの調査チームは、州都チェリャビンスク市の西約80キロ・メートルにあるチェバルクリ湖の氷上に開いた穴の周囲で、直径0・5~1センチ・メートルの黒色の物体53個を回収。物体の表面には熱で溶けた跡があった。化学的分析の結果、鉄の含有率が8%以上で地球上の物質とは異なることを確認し、隕石の破片と結論づけた。隕石は湖にちなんで「チェバルクリ隕石」と命名されるという。


    4)

    HAYABUSAが明かす小惑星の謎

    神戸大 向井 正

    http://www.sci.kobe-u.ac.jp/seminar/pdf/tmukai.pdf


    5)

    iStone 隕石の博物館

    http://www.istone.org/meteorite.html


    6)

    人類が最初に出会った鉄と思われる隕鉄のお話

    http://www.frkw.com/index065.html

    2年前の2/10に本ブログを初めてから今までに700弱の記事を書いていますが、6日後の6番目の記事に書かせて頂いた、電総研出身の菊池誠氏(文献1)が、昨年11月に亡くなっておられました(文献2)。今まで、気づきませんでした。


    エルピーダがマイクロンに売られ、ルネサスが産業革新機構の支援を受けざるを得ず、我が国の半導体製造工場がどんどんなくなっていき、製造は台湾に任せる様になっており、と、我が国の半導体産業の凋落を象徴するかの様な、半導体分野の巨星落つ、です。


    菊池氏が中央研究所長を務められたソニーは、プレイステーション4に命運をかけると言うことです(文献3)。


    未だにソニーのブランドイメージは高い(文献4)ようですが、プレイステーションごときが、ソニー全体の浮沈のカギを握る(文献3)、ようでは、何とも、心許ない。


    ーーーーーーー

    (参考文献)

    1)

    20110216日「菊池誠さんとX線CCDカメラ」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51906161.html


    2)

    (おくやみ)菊池誠氏が死去 元ソニー常務

    (日本経済新聞)

    http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3005T_Q2A131C1CC1000/


     菊池 誠氏(きくち・まこと=元ソニー常務)11月6日、多臓器不全のため死去、86歳。半導体研究の草分け。


    3)

    ソニー、PS4に命運 発売を正式発表 スマホ・SNSとの連携強化

    2013222日 朝日新聞

    http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201302210698.html


    ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は21日、新型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の発売を正式に発表した。日米のクリスマス商戦に投入する。テレビ、スマートフォン、タブレット端末などあらゆるソニー製品でゲームや動画を楽しむための「玄関口」という位置づけで、ソニー全体の浮沈のカギを握る。

    4)

    <新興国BBS>アジアで最も影響力あるブランドはディズニー、2位にはソニー

    新興国情報 2012/06/21 13:56

    http://www.emeye.jp/disp/OSP/2012/0621/stockname_0621_005/0/

    米調査会社のレピュテーション・インスティテュートの最新の調査結果によれば、世界でもっとも影響力のあるブランドはドイツのBMWであることが分かった。


     調査は今年の3月-4月に実施され、日欧米の先進国の他、ブラジル、インド、メキシコ、ロシア、韓国などの新興国を含めた世界15カ国で実施された。


     トップ10は以下の通り

     1位  BMW(独)

     2位  ソニー<6758.T>(日)

     3位  ウォルト・ディズニー(米)

     4位  ダイムラー(独)

     5位  アップル(米)

     6位  グーグル(米)

     7位  マイクロソフト(米)

     8位  フォルクスワーゲン

     9位  キヤノン<7751.T>(日)

     10位 レゴ(デンマーク)


     上位10の中には自動車が3社あり、すべてがドイツブランド。ソニーは10年の2位から11年は6位に下転落したものの、12年に再び2位に返り咲いた。平井一夫新社長兼CEO(最高経営責任者)に対する期待感があらわれているようだ。10年と11年にトップだったグーグルは6位に順位を下げており、レピュテーション・インスティテュートは、「人々が新たなIT企業の登場を望んでいる可能性がある」と指摘している。11年のアップルは2位にランキングされていたが、前CEOのスティーブ・ジョブズ氏の死去で順位を下げたと見られる。


     ただ、地域別で見ると順位は大きく異なる。例えば、アジアパシフィック地域の1位はウォルト・ディズニーで、2位以下はアップル、マイクロソフト、BMW、キャノンと続く。一方、南米では食品大手のネスレ(スイス)がトップ、2位は食品大手ダノン(仏)と食品会社が続いた後、3位にソニー、4位にマイクロソフト、5位に歯磨き粉などを製造するコルゲート(米)がランクされている。


     新興国の企業を見てみると、全体の21位に電機大手のサムスン電子(韓国)、51位にシンガポール航空、56位に韓国財閥のLG(韓国)、73位にパソコンメイカーのエイサー(台湾)、96位に自動車大手を傘下に持つ現代グループ(韓国)、98位に石油大手のペトロブラス(ブラジル)がランクインしている程度。世界でのブランド確立という点では新興国はまだまだという印象だ。

    2/251623分に、栃木北部尾瀬沼側の黒岩山付近を震源とする、最大震度5強の地震をきっかけに、多数の地震が起きました。何か異常なことが起きるのではないかと心配された方もいるのではないでしょうか?

    翌日行った解析で、”20時に頻度が減りましたので、ほぼ収まった、と思われます。”と書きました。

    その後今日までの発生状況をまとめました。

    (いつも通り、Akira Kitauchi @tau3000さんがまとめた気象庁のデータhttp://tau.f2u.com/equake/ を使いました。)

    栃木県北部地震26日に終息


    26日中に、終息したと言えそうです。


    その後4回(正午現在)の微弱地震が発生していますが、2/25以前の頻度と大差ありません。(1日一度は、まだ、若干多い)

    栃木県北部地震半年の状況


    2011/3/11以前(年に4回)と比べると、まだ、数倍の頻度で、2年前の巨大地震の影響は残っています。

    栃木県北部地震2年の状況


    ーーーーーーーー
    (参考文献)

    20130226日「2/25日に、栃木北部を震源とする、最大震度5強1回、震度4が2回、を含む40回程度も地震が発生ーー3/11地震の影響ではないだろう」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52102408.html

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