toshi_tomieのブログ

一般科学に関する独り言

    最表面原子の電子状態を見る
    EUPS(http://staff.aist.go.jp/t-tomie/EUPS/)で
    新規な材料評価法を開発しています。

    2014年04月

    4/28の朝日新聞朝刊一面の半分を使って、「お断り」ここにも、という記事が載りました。3/8浦和レッズの本拠地開幕戦で「Japanese only」の横断幕が掲げられ、罰として、チームが無観客試合の処分を受けた、という書き出しで始まりました。


    日本にはあちこちに人種差別がある、という連載記事が始まるのでしょう。


    あまりにも口汚い、異常な反応をする「ネトウヨ」にはうんざりで、多くを読んで気分を悪くしたことが続き、彼らが書きこんでいるであろう「コメント」は開ける気にもならなくなっています。非正規雇用の増大で、ナチにつながる偏狭ナショナリズムが蔓延していて、それを押しとどめる、何らかのキャンペーンが必要なことは確かです。


    ですが、心無いごく一部のサポーターの行為で、チームが罰せられる、というのは、戦中の相互監視の隣組、を連想させて、気分の良いものではありません。野球部員ではない生徒の些末な不祥事によって、その高校の野球部が甲子園出場を辞退する、は当たり前になっていますが、「お断り」撲滅運動も同様に、ナチの全体主義につながる、危うさを感じます。


    朝日新聞の記事には、若い米国人男性友人を案内して、浅草、仲見世通りを歩いて、昼食をとろうと老舗の天ぷら屋へ入ろうとして、並んだが、「Japanese only」と書かれたA4の紙を見て、入るのをやめた、というエピソードが紹介されています。米国出身で日本国籍を得ているハワイ在住の、日本での人種差別研究をしている人の言葉「北海道から沖縄まで、いたる場で「外国人お断り」を意味する看板、案内が50以上確認された。どれだけの外国人を傷つけているか、想像したことがあるか?」で一面の記事が終わっています。


    日本全国で人種差別を探し回って、たった50か、というのが、私の感想です。


    一面の記事には、天ぷら屋さんの言い分も書かれています。「だいぶ前から。中国人の団体客には困っている。土足で畳に上がったり、勝手に2階に上がったり。」不適切ではないかという電話がいくつもあった。こっちの立場にもなってほしい。」と。


    浦和レッズの横断幕事件を引き越したサポーターグループ「スネーク」は、記者の取材によると、「日韓関係を悪化させるしかねーだろう」とつぶやく人たちの集団の様で、明らかに「人種差別」の意図があったようです。しかし、その背景には、中国、韓国での試合での応援で、相手側から「反日がんがん」のブーイングを受け、の経験が積もり積もって、反韓感情が高まっていった、と書かれています。


    浦和レッズの横断幕事件は、反感の増幅の連鎖にしかならないからやめよう、と、第一回目は、サポーターグループに注意するだけで良かった、自らに火の粉が降りかかるのが嫌だったJリーグの、世間受けを狙った行き過ぎ処分だった、と、私は思います。


    件の天ぷら屋にも、「張り紙があるけれど、ダメかしら?」と入って行けば、良かったのに、と思います。大勢で来て、傍若無人の行動をとる連中に注意はせずに、自主防衛をしたに過ぎない店主に、「人種差別だ!」と叫ぶのは、全くのお門違いです。


    「こっちの立場になってほしい」その通りです。強く非難されて良い「浦和ボーイズ・スネーク」にも、聞いてあげなくてはならない「言い分」があります。


    現在の日本は、頭ごなし集中豪雨非難、が横行しすぎ、と思います。一回の失敗も許さない、再挑戦の機会を与えない、寛容性のない社会になっていると思います。


    朝日新聞には、そういう観点からの連載記事にしてくれるよう、望みます。

    知覧から鹿児島市を経て桜島に渡って、志布志への山越えをする前、トイレ休憩で止まった「道の駅たるみず湯っ足り館」には、建物の外に「足湯」がありましたが、

    足湯


    「日の丸のふるさと」、と大見得を切った建造物があったので写真を撮ってきました。


    初めての西洋式軍艦


    島津斉彬が桜島の瀬戸と有村、垂水の牛根に造船所を作り、昇平丸、大元丸、承天丸、風瑞丸、万年丸の5隻の様式軍艦を建造し、1855年に幕府に献上するために鹿児島を出港した昇平丸に、日本の船の目印として初めて「日の丸」が掲げられた、と説明がありました。

    日の丸のふるさとの説明


    wikipediaにも、「昇平丸」の船尾に掲揚された日章旗が、日本の船旗として掲揚した第一号、と説明されています。


    ーーーー

    造船所が作られた瀬戸、有村、牛根の場所を探してみました。現在、桜島と大隅半島は地続きで、海峡はありません。

    造船所の場所


    最近1,000年間に起きた代表的な桜島の噴火は、文明噴火(14711476年)、安永噴火(1779年)、大正噴火(1914年)、昭和噴火の4つですが、1914年の噴火で流出した溶岩で瀬戸海峡が埋められており(文献1)、江戸時代には、桜島ー大隅半島の間には海峡がありました。

    桜島の地続き化


    ーーーー

    wikipediaにある日の丸の歴史(文献2)を、ごくごく簡単にまとめてみました。

    ・聖徳太子が隋の皇帝・煬帝に送った手紙に「日いずるところの天子ーー」と書き、飛鳥時代末期には国号を「日ノ本」と命名したように、日の出を意識していた。

    ・平安時代まで、朝廷の象徴としての錦の御旗には、赤地に金色の日輪、銀色の月輪が描かれていた

    ・官軍を名乗った平氏は赤地金丸の旗を使い、源氏は白地赤丸を使った。

    ・代々の将軍は源氏の末裔を名乗り、天下統一の象徴として白地赤丸を使った

    ・室町時代の勘合貿易や秀吉以降の朱印船貿易で、船の船尾に日の丸が掲げられた

    ・琉球王国では、太陽神の象徴として、日輪を石碑に彫り、航海の無事を祈って、14世紀に遡る中国への進貢船では、日章旗を使った

    1854年3月の日米和親条約締結後に、外国船と区別するため、日本の全ての藩に共通する標識が必要になった。島津斉彬は日の丸を建言。老中阿部に忠告を仰がれた前水戸藩主徳川斉昭は、長い歴史を通じて全国民が使ってきたという理由で、日の丸を強く建白し、185411月に、老中阿部が布告。

    1855年薩摩から幕府海軍に献上された「昇平丸」に掲揚されたのが船旗の第一号

    1860年、日米修好通商条約批准書交換のため幕府使節団が米国に派遣され、ニューヨークでのパレードで日章旗と星条旗が掲げられたのが、国外で掲げられた最初。

    ・法令として存在しなかった「国旗」を法令化しようと1931年に「大日本帝国国旗法案」が提案されたが、会期終了や、衆議院解散などにより、廃案

    199年の「国旗及び国家に関する法律」の公布で、初めて法律で国旗になった


    ーーーー

    (参考文献)

    1)

    桜島の歴史

    国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所

    http://www.qsr.mlit.go.jp/osumi/sabo/rekishi/funkasaigai.htm


    2)

    日本の国旗

    wikipedia

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97

    薩摩半島の知覧の特攻記念会館見学した後の宿は、鹿児島市からフェリーで桜島にわたり、大隅半島の山越えした志布志市の民宿でした。すず風という名前のその宿は、思いもかけず、ユニークな、民宿でした。


    木々に囲まれた広々と緑が広がる一帯の中に、風情のある門を構えたその民宿の、3面が全面ガラスの開放的な10畳ほどの和室に、息子たちと3人で寝ました。1面の前には広いウッドデッキがあり、何脚かある椅子に座って遠方を眺めることができ、もう一つの面のすぐ前にはせせらぎが流れ、さらにもう一面の窓からは、広い庭を挟んで隣の民宿が見えます。

    すずかぜの前のせせらぎ


    女房は6畳ほどの別の和室に寝ましたが、その民宿にはもう一室、これも10畳ほどの和室がありました。


    台所に、西洋人風の顔つきの若い娘さんがおり、海外から嫁がれたお嫁さんかなと思いましたが、翌日その謎が解けました。


    朝食だけ準備するその宿に、共通のシャワーとトイレはあるが、お風呂は、タオルとシャンプーは用意するので、徒歩4分の健康ランドをご利用ください、夕食もそちらが利用できます、という案内です。健康ランドで、1回300円の利用料金を払って、普通の湯音のふろ、熱い風呂、強い泡で足の裏背中を刺激する強い泡が噴き出す風呂、電気風呂、サウナ、水風呂などを一時間程楽しんだ後、レストランで、黒豚料理を食べました。


    お風呂の営業時間が22時まで、レストランのラストオーダーが21時までなので、真夜中近くに到着はできない不便はありますが、朝食だけ、布団だけ、準備すれば良いので、経営の負担も大きくなく、良い方法だと思いました。


    ーーー

    翌朝、食堂で朝食をとりました。壁にかかった世界地図(文献1)に、アジア、オセアニア、南米世界各地に、赤道を中心に多くの印があったので、あれは何ですか?とオーナーさんにお聞きしたところ、これまでに訪問した場所だと説明してくれました。


    世界各地を旅行するのが趣味とのことで、いろいろお話をしてくれました。最近、新聞に取り上げられたと言って、新聞の切り抜きを綴じたノートを見せて頂き、その記事から、串木野高校の校長をしておられた増田禎朗さん、ということが分かりました。


    似たような民宿が2-3件並んでいる理由を質問したところ、串木野市の事業だとのことでした。

    となりの民宿


    故郷を離れてしまった人たちが、帰省するとき、年老いた親たちの家に泊まると迷惑をかけるので、気軽に安く泊まれる宿が欲しい。そのために、民宿用に、その区画を市が無料で提供している、との説明でした。


    増田さんの奥さんも、海外旅行好きだが、辺鄙なところしか行かないご主人とは別に、友達5人と旅をなさるとのこと。


    ご主人はウズベキスタンでボランティアで日本語を教え、元教え子をホームステイさせているという南日本新聞の切り抜き記事(文献2)の写真を見て、若い娘さんが何者か、わかりました。3か月のホームステイをしている、元教え子のシトラさんだったのです。

    ホームステイの女子学生


    いろんな国の若者をホームステイさせている様です、ニュージーランドから来た若い娘は、シャワーを浴びた後、タオル一枚を巻いて、ハローと言ってそばを通り抜ける、今来ているウズベキスタンの娘さんは、ショートパンツを着たくて仕方がないが、肌を見せてはいけないというイスラムの規律で罪悪感が取れずはけない、髪を短く切るにも故郷の父親の許可がいるなど、多くの経験談をお持ちでした。


    海外旅行の費用捻出のために民宿をやっておられるとのことですが、近くに健康ランドがあって、風呂、夕食の世話をしなくて済むB&B方式は経営負担が小さく、他人を雇わないで一人でもできそうな、良い方式です。ホームページは英語でも書いていますが(文献3)、海外にも広告を出していて、海外からの客も少なくないとのことでした。


    シトラさんは、ホームステイを終えてウズベキスタンに戻った後には、東京の日本語学校に通う予定とのことですが、その費用を、増田さんが工面しようとしている、とのことでした。


    世の中には、67歳になっても海外を飛び回る、じっとはして居れない人がいるね、と家族全員で感心しました。こういう方たちが、日本の評判を高めてくれるのでしょう。


    ーーーー
    尚、

    予約時に、宿からのメールで、“「無料レンタカーでおおすみへ行こう」プランをご利用ください”という案内がありましたが、何のことか理解せず流しましたが、レンタカー料金がキャッシュバックされるという、鹿児島県による大隅観光客を増やそうとする事業(文献4)でした。


    鹿児島空港,鹿児島中央駅近くのレンタカー会社で「利用申込書」をもらい、

    ・大隅半島のチェックポイント2か所以上のスタンプと

    ・指定の宿泊施設に泊まって宿泊証明

    の二つの書類を持って、車を返せば,キャッシュバックが受けられる。


    という制度です。


    今回、私たちはチェックポイントを回る時間がなかったので、事前に理解していても利用はできなかったですが。


    ーーーー

    (参考文献)

    1)

    民宿すず風 ごあいさつ

    http://www.suzukaze.info/owner.html


    2)

    元日本語教師、ウズベクの若者を志布志に招待

    南日本新聞 2014 04/17 09:00

    http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=56220&sp=1


    3)
    Welcome to Minshuku Suzukaze

    http://www.suzukaze.info/english/index.html


    4)
    無料レンタカーでおおすみへ行こう!

    鹿児島県

    http://www.pref.kagoshima.jp/ac08/infra/kotu/oosumi_rentacar/top.html

    レンタカーで鹿児島県内をまるまる一日観光しました。


    指宿の砂風呂や枕崎や桜島、川内原発など、見たいところは多くありましたが、たった一日の観光だったので、知覧訪問だけになりました。

    昼食をとった知覧特攻平和会館では、観光バスが10台前後も止まっていて、観光客がごった返し、景気はすっかり回復したかと感じました。


    通り過ぎただけだったのが残念だった途中の武家屋敷群も魅力的に見えましたが、道路は、芸術的に剪定された松が並び、とてもきれいでした。車内から見る農家もきれいに手入れされていて、とても豊かに見えました。火山灰はコメ作に向かないのか、田植えが終わった頃と思われるのに、水田はほんの僅か見かけるだけで、ほとんど畑でした。


    不勉強で、「知覧茶」という銘柄を初めて知りましたが、品質が高くとてもおいしい茶の様です。政府統計(参考文献1)を調べたところ、鹿児島県は、静岡に次いで全国二位の茶葉生産県で全体の3割も生産しています。スーパーで見かけることが少ない様に思いますが、「知覧茶」はブランド力が今一つで、京都の茶や静岡の茶と混ぜて売られている、という人がいました。

    茶の生産量


    wikipediaには、鹿児島茶の多くは他産地のブレンド用として流通していたが、「緑茶の表示基準」が徹底されてきた最近では独自ブランドとしての知名度が高くなってきている。1992年頃より「かごしま茶」というブランド名が用いられるようになった。

    『日本三大茶』として、静岡茶、宇治茶、狭山茶を指す事が多いが、狭山茶は生産量がかなり少ない為、狭山茶の代わりに鹿児島茶を指す場合がある。

    と『説明されています。


    米軍兵士を恐怖に陥れたとされている特攻での戦死者1, 036名のうち、439名が知覧基地から出撃した、と説明されている知覧特攻平和記念会館(参考文献2)では、特攻兵士の遺書が多く展示されていました。どれも達筆でしたが、誰か、代筆者がいたのでしょうか。一寸飛行訓練を受けただけの19歳、20歳という若者が大半に感じましたが、敵艦に遭遇する前に、操縦ミスで墜落したものはいないのだろうか、と思ってしまいました。特攻隊員が出陣前に泊まったという三角宿舎の写真を撮ってきました。

    三角兵舎1
    三角兵舎
    女学生からのお守り人形を喜ぶ隊員
    出撃命令を待つ兵士


    Wikipediaの説明を見ると、軍部にも当初は、特攻攻撃に反対するものが多かったようですが、結局は東条英機による反対幹部の更迭などで、軍部内の意見がまとまっていきます。今振り返ると気が狂ったとしか言いようのないこのような作戦が、その場にいると、次第に、全員が、唯一の方法と考えるようになるのでしょう。

    今の時代も同じようなことが起きる危険性は十分にあります。二度と、このような愚かなことが起きないように、せねば、との思いを強くしました。

    ーーーーー
    (参考文献)
    1)

    政府統計の窓口 作物統計調査 平成25年産一番茶生産量等(主産県)

    http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001112861&requestSender=dsearch


    2)

    知覧特攻平和会館

    http://www.chiran-tokkou.jp/learn/pilots/pilots005/index.html

    円の為替レートの正常化(文献1)には成功したものの、靖国参拝で不要な摩擦を増やすだけ(文献2)で外交的にもロシアとの関係改善以外の目立った成果はなく、成長戦略の策定が最重要課題である安倍政権にとって、「特定国立研究開発法人」(文献3)の選定は、政権の行方を左右する重要な政策です。

    「特定」には、理研と産総研が選定されることになっていること、関連法案が今国会中に提出されることになっていたこと、ご紹介しました(文献3)。

    stap
    細胞騒動で、理研が外れることになったことは当然ですが、理研を外すと、法案提出を断念する、とは、産総研の地盤沈下も酷いものだ、というのが、私の、感想です。

    ーーーー

    stap細胞発見の記者会見をしたとき、「リケジョ」の既成概念を打ち破るいでたちで登場した小保方さんを見て、ブログ記事(文献4)で、“科学振興にとって、小保方さんの登場は大きな贈り物”と書きました。


    安倍政権も、最大限に利用しようと考えたようです(文献5)。「特定国立研究開発法人」構想は、何年も前から検討され、昨年末には閣議決定もされています。年明けに突然登場したstap細胞発見は、その構想を強く後押しする大きなニュースでした。

    Nature
    誌掲載写真の「捏造」騒ぎで、理研が、「特定」の選定から外れるのは、当然ですが、関連法案の提出そのものを断念するというニュースは、「特定」に選定される予定のもう一つの研究所である産総研の人間である私には、とても悲しいです。

    ーーーーー

    「実用化につながらない基礎研究ばかりしている」との批判(文献5。全くその通り、と私も理解)がある文科省傘下の「理研」とは違って、計量標準や、活断層の調査などなど、「役立つ」研究しかやらない、論文は評価されず、産業に役立つことだけが評価される、経産省傘下の産総研こそが、次世代の産業創成の中心であるはずです。

    理研を抜きにした新
    成長戦略は、組み立てがより難しくなると政府に言われてしまっているのは、論文引用ランキングなど二の次で、産業界に役立つことだけを追い求めてきた産総研の、面目丸つぶれ、です。

    ーーーー

    (参考文献)

    1)

    20130206日「円ドルレートの適正レベルは100~120円だろうーー「どうしても1ドル50円時代が来る」の浜矩子氏の主張通りになる日が来るか?購買力平価説は正しいか?」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52100125.html


    2)

    2014022008:00 「日本のナショナリズムを、米国は叱責せよ(ブルームバーグの社説2/17)」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52140771.html

    3)

    20140309日「世界的な研究機関を目指す特定国立研究開発法人(仮称)人に理研と産総研ーー今国会で関連法案の提出」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52142211.html

    4)

    2014020813:03 ”巻き髪の美しすぎるリケジョ”小保方晴子さんの快挙。細胞が弱酸の刺激で初期化され万能細胞に。STAPと命名

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52139457.html



    5)

    STAP、成長戦略に影 政権―柱に期待、あて外れ 理研―新法人へ弾み、一転

    朝日新聞デジタル 20144110500

    http://digital.asahi.com/articles/DA3S11078790.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11078790

    安倍政権は理研を世界最高水準の研究機関にしようと「特定国立研究開発法人」(新法人)に指定する法案の今国会成立を断念する方向で調整に入り、政権幹部は冷ややかに語った。

     安倍政権にとって、STAP細胞と小保方氏は、当初は「渡りに船」だった。先端技術を新成長戦略の柱にすえ、小保方氏を「女性活用」の象徴ともアピールできたからだ。

     1月末、小保方氏の研究結果が発表されると、政権幹部は最大級の賛辞を贈った。菅義偉官房長官は記者会見で「学会の常識を打ち破る画期的なものだ」。下村博文文部科学相も記者会見で「第二、第三の小保方氏や画期的な研究成果が生み出されるように応援する」と語った。

     さらに政権は2月14日に、安倍晋三首相が議長を務める総合科学技術会議に小保方氏をゲストとして招く準備を水面下で進めた。ところが、不正疑惑が大々的に報道される前に、政府関係者がインターネット上で、小保方さんの論文に疑問を呈する書き込みを発見。計画を白紙にしたという。

     政権は6月の新成長戦略のたたき台で、研究開発法人の改革を進め、世界に通用する研究者を増やす方針を盛り込んでいる。

    「その核として活動する機関が理研」(文部科学省幹部)のはずだった。だからこそ、理研を新法人に指定する法案の今国会成立を断念するのは、政権にとっても苦しい選択だ。

     安倍政権にとって、新成長戦略が評価されるかどうかは、政権の行方を左右する重要課題だ。政権は「理研は客観的に日本を代表する研究開発法人」(下村氏)と考えるだけに、理研を抜きにした新成長戦略は、組み立てがより難しくなる。

    理研はーーー予算は、もんじゅを開発する日本原子力研究開発機構やロケットに多額の費用がかかる宇宙航空研究開発機構に次ぐが、対象とする研究分野は広く総合病院のような存在。将来の技術革新につながるかも知れないが、すぐには応用には結びつかず企業が手がけにくい基礎研究を担う。

    現行の独立行政法人制度では厳しいコスト削減が求められ、予算はここ数年、低下傾向にある。研究者に出せる給与にも制限があり、世界トップクラスの人材獲得競争では不利な状況が続いている。

     理研に対しては「実用化につながらない基礎研究ばかりしている」との批判があり、iPS細胞のように次世代の産業創成につながる象徴としてSTAP細胞は看板となるはずだった。

    Stap細胞の論文は、「悪質な」「ねつ造」と断定した理研の調査報告に異議申し立てをした小保方さんの記者会見が4/9にありました。

    テレビ各局が中継合戦し、ネット動画に56万人がくぎ付けになるほどの注目を浴び(文献1)、そして、弁護士団と入念な打ち合わせをした結果でしょうが、小保方さんの記者とのやり取り(文献2)も見事でした。出来栄えは、4/1の理研の記者会見(文献3)とは比べ物にならず、理研の完敗です。


    「識者」と称する人たちが、「stap細胞が存在するかどうかこそが重要で、法律問題はどうでもよい」と寝ぼけたことを言っています。科学的に正しいかどうかを、記者会見などで決着をつけることができると考えているらしい人間は、「識者」として、マスコミに登場すべきではありません。


    問題は、法律問題です。小保方さんが行った行為は、「悪質」なのか、「捏造」なのか。4人もの弁護団を組んだ小保方さんは、見事です。つまらないことで自殺に追い込まれた私の二人の同僚とは、全く異なります。小保方さんは、全く心配しなくてよさそうです(文献4)。


    研究所が、面子上、弁護団を組むわけにはいかなかったでしょうが、世間を知らない研究者の集団である理研幹部は、小保方さんの「弁護団」にかかれば、赤子のようなものでしょう。「悪質」「懲戒」という結論を、理研は撤回することになるでしょう。


    ーーーー
    「理研」とは、旧科技庁のプロジェクトを総称した名称にすぎない、というのが、偏見でしか物を見ることができない、私の理解です。理研の執行部が、あちこちに点在する研究センターを何にも制御できていないこと、「理研」は、「研究所」という組織の体をなしていないこと。が、今回の事件で、白日の下に晒されてしまいました。

    「特定国立研究開発法人」(文献5)になるような、「組織」ではないことが分かってしまいました。理研は、自律性を持った、幾つもの組織(研究センター)に、分解されるかも知れません。大きな組織改革が行われることでしょう。


    ーーー

    (参考文献)

    1)

    小保方氏会見をテレビ各局が中継合戦し、ネット動画に56万人がくぎ付け

    http://sankei.jp.msn.com/science/news/140409/scn14040919135013-n1.htm


     テレビ各局は4月9日、小保方晴子氏の記者会見を特別番組で生中継するなど異例の対応を取った。


     NHKは通常の番組を変更し、会見開始の午後1時から生中継。当初30分間を予定していたが午後2時25分まで延長した。関西テレビ系は午後1~2時の特番で、ABCテレビ系は「ワイド!スクランブル」の放送枠を拡大し生中継。午後1時55分スタートの読売テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」も会見途中から終了まで報じた。


     ドワンゴの動画配信サービス「ニコニコ生放送」は会見をすべて生中継し、延べ56万人以上が視聴した。


    2)

    小保方氏会見(1)ー(15)渦中の「リケジョの星」何語る 100人超す報道関係者

    産経デジタル 2014/4/9

    http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140409/lif14040913480010-n1.html


    3)

    「改ざん、故意と判断」 STAP細胞 理研、一問一答

    2014411444

    http://www.asahi.com/articles/ASG4131MJG41ULBJ005.html


    4)

    20140317日「精神的に参っている小保方さんーー組織防衛の力に負けず、君死に給うことなかれ」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52142211.html

    5)

    20140309日「世界的な研究機関を目指す特定国立研究開発法人(仮称)人に理研と産総研ーー今国会で関連法案の提出」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52142211.html

    大きな期待を持たせたstap細胞の捏造疑惑に対する理研の調査報告が4/1に発表され、捏造は、小保方さん単独の行為であり、強度研究者は関与していない、と結論付けたようです。それに対して、小保方さんは、「捏造」とは心外、と反発しています。


    私の手元に資料は全くなく、門外漢の感想でしかありませんが、自分の研究生活を振り返ると、小保方さんの発言に説得力があります。また、Natureに採択されるレベルの論文が、僅か30歳の研究者一人で書けることは考えがたく、「捏造」があったとして、それを若造一人が行った、と断定する理研には、組織防衛に必死の、可哀想そうな姿を見てしまいます。


    ーーーー

    「君、死に給うことなかれ」というブログ記事(文献1)で、小保方さんを応援しましたが、弁護士をつけることもなく一人で重圧を受けて自殺してしまった私の同僚とは違って、弁護士を付けているので、入院しているとはいえ、彼女は、頑張れることでしょう。


    「博士」というのは、自分で「実験ができる」という意味でしかなく、わずか30歳の研究者は、未熟者であり、周りがしっかりサポートすべき存在であると書きましたが、ノーベル賞を受賞した山中教授も、国会で参考人として呼ばれ、「私もそうだったが、30代の研究者は実験の方法は上手になっているが、様々な点で未熟」と述べています(文献2)。


    理研が断定した「捏造」が事実だったとして、最も大きな責任を取るべきは、直属の上司です。Nature論文を実際に執筆した、と噂されている笹井芳樹副センター長は、自分が全責任を取る、と主張すべきです。小保方さんを理研に呼んだ若山照彦山梨大教授は、機を見るに敏で、いち早く批判する側に回りました。


    自分を守ってくれると思っていた、笹井氏、若山氏が、自己保身のため、自分を見捨てたことが、小保方さんにとって最も大きな衝撃でしょう。


    国会での意見陳述で、山中氏は、「独立後も若手研究者に教育するシステムが必要」と提案していますが、私は、部下の失敗は、全部自分の責任、と感じない上司、理事長を含めた研究所幹部、の教育こそ、足りない、と考えます。

    ーーーーー

    (参考文献)

    1)

    2014031708:00  精神的に参っている小保方さんーー組織防衛の力に負けず、君、死に給うことなかれ

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52143406.html


    2)

    「私もそうだったが、30代研究者は未熟。教育が必要」 山中教授、国会で意見

    朝日新聞 デジタル

    http://www.asahi.com/articles/DA3S11068496.html

    南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分(日本時間2日午前8時46分)ごろ、震源の深さが約10kmで、マグニチュード(M)が8.2の地震が起き、その影響で日本でも、今朝、最大40cm津波が観測されているようです。


    チリ地震による日本での津波は、1960年のM9.5のチリ地震では最大6.4m2010年のM8.8の地震では、最大145cmでした。
    wikipedia、チリ地震(1960年)、チリ地震(2010年))


    過去2回の津波の高さ(対数表示)を図示します。2点を直線で結ぶと、今回のM8.2では、津波の高さ40cmと推測され、今、観測されている値に結構近い数字になります。


    津波は、台風などとは異なり、地殻の動きさえわかれば、正確に計算できるはずです。

    気象庁は、高さが1mになるかもしれないとか、到達時刻が大幅にずれるかも知れないとか、発表していますが、なぜ、高い精度の数字が言えないのでしょう?何が不確定要素なのでしょう?

    そもそもなぜ、津波到達の「恐れ」なのでしょう。必ず来るに決まっているのではないでしょうか?責任回避の、「役人用語」を使わないでほしいです。


    ーーーー

    (参考文献)

    チリ北部でM8.2の地震 日本へ津波到達の恐れ
    朝日新聞デジタル 2014421328

    http://www.asahi.com/articles/ASG4232VSG42ULBJ001.html

    このページのトップヘ