toshi_tomieのブログ

一般科学に関する独り言

    最表面原子の電子状態を見る
    EUPS(http://staff.aist.go.jp/t-tomie/EUPS/)で
    新規な材料評価法を開発しています。

    2014年07月

    ここ中国、長春では、車及び通行人の無法さで、私には到底車の運転はできない、と言う事情をご紹介しました(参考文献)。


    自家用車であちこちを乗り回すつくばでの生活をここで展開することはあきらめましたが、自分で運転する必要性は殆どない様です。バス、タクシーなどの交通手段がかなり、安いからです。


    長春の市街地は、直径10km程度の大きさです。バスが東西に縦横無尽に走っていますが、路線の番号から、バス路線の数は、200-300あるのかも知れません。バスの料金は1元です。お釣りはでないので、小銭を持っていなければなりません。物価が日本の1/5と仮定しても、10km乗って16円は、安いです。

    長春市市街図


    バスの時刻表はないらしく、写真を撮ったバスに乗っていた時、同じ路線番号のバスに追い抜かれたので、運転手の気の向くままに走っているのではないか、と疑っています。いつ現れるか分からないのですが、結構頻繁に走っており、そんなに長時間待たされることはなさそうです。

    IMG_20140727_16571420140727バス車内からの風景


    中心市街地を取り囲むように走っている電車(軽軌(チングイ)と呼ばれる)の料金は2元です。日本の市電程度に、テレテレと走ります。チングイにも時刻表はない様ですが、こちらもかなり頻繁に来ます。


    バスも、電車も、いつも、大混雑しています。とても混んでいて、スリの被害にあうから、バスには乗るな、と知人は言いますが、まだ、被害にはあっていません。


    上のバスの車内から見る車の群れの中にうじゃうじゃと言って良いほどタクシーがいますが、そのタクシー料金も安いです。6kmほどの距離を乗りましたが、料金は14元(220円)でした。市街から40kmほど離れた国際空港までは100元(1,600円)、とされています。ただし、外国人だと、ぼる運転手もいて、200元を要求されることもあるそうです。

    長春空港


    日本のタクシー料金を2kmまでの初乗り660円、300m置きに90円と仮定すると、6kmでは、1800円位、になります。すると、ここのタクシー代は日本の1/8程度と言うことになり、物価、年収の差、より、差が大きいことになります。バス代は20倍も違う、と言うことになります。


    と言うように、市内移動に関する限り、自家用車を使う必要はないでしょう。一寸した郊外に行くとしても、タクシーを頼めば、良さそうです。物凄い数のタクシーが走り回っており、捕まえるのに苦労することはなさそうです。

    ーーーー

    (参考文献)

    2014072308:00「日本人は、中国では車は運転できないーーー右左に突然車線変更する自動車。横断歩道のない片道3車線ほどの道路を、平気で渡る歩行者」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52162264.html

    厚生労働省の研究班が、福島県の赤ちゃんを調査し、先天異常の率は、全国平均と違いがないという、調査結果を、日本先天異常学会学術集会で本日27日に発表するとのことです(文献1)。


    放射線被ばくは、染色体が広がるために細胞の分裂期に最も影響が大きいことから、胎児に、最も顕著に影響が現れます。この観点から、本ブログでは、すでに2年前に、福島県における死産率の推移について考察しています。


    そして、被ばくにより死産率が減少した(ホルミシス効果が見られた)、と理解してよい、と言う結果だったことを報告済み(文献2)です。


    死産率は2.5%程度であるが、先天異常の発生頻度はそれより少なく2%弱であること、死産は、法律で報告が義務付けられていて調査の抜け落ちはないが、先天異常は、わざわざ調査しないと情報が集まらず、調査法により精度が変わる可能性があること、これらのことから、死産率の方が、精度と信頼性が高いです。


    ただし、放射線による胎児への「悪」影響がなかったことを、別の観点から証明したことは、大きな意義があります。


    この機会に、先天異常について調べて見ました。


    ーーーー

    以下に、横浜市立大の平原史樹氏による解説(文献3)を紹介します。


    1957にドイツで開発された睡眠薬サリドマイド剤は、極めて薬効の優れた睡眠薬として流通し、妊婦の妊娠悪阻の薬剤として使用されたが、1959年に四肢の重傷形態異常が報告され、1961年に、Lenz博士の警告が出され、世界中が大騒ぎした。日本も1962年に厚生省が販売中止、回収指示をした。西ドイツの被害児3,000名程度、日本は309人だった。


    この薬禍被害の反省から、外的要因による先天性異常発生を把握するため、先天異常発生モニタが始まった。1997年から画像診断を中心にした心臓血管形態異常の把握も開始したことから,発生率が若干上昇したが、その後は変化がない。


    発生の殆どは偶発的な染色体異常であり、外因性は5-10%に過ぎない。


    モニタリングの結果の推移を示します。1970年代の0.8%から2002年に1.8%になっていますが、次に示すデータにもあるように、その後は変化がありません。上の説明にあるように、モニタリングの手法の精度が上がったからです。

    先天性異常モニタリングの推移



    平成2210月までに北海道で発生した先天性異常について北大の岸玲子氏が報告しています(文献4)。妊婦数18,743人、出産数16.878人(富江註:これから、出産できなかった割合は、1,866/18,743=10%、ととても大きいことが分かります。無事に生まれることは、容易なことではありません。)の内318人(1.88 %)が先天性異常。そのうち、心疾患が61人、ダウン症が21人、口唇口蓋症が17人、等、だったそうです。


    ーーーー

    (参考文献)

    1)

    先天異常率「全国と同じ」 厚労省、福島の赤ちゃん調査

    朝日新聞デジタル 726()843分配信

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140726-00000008-asahi-soci


    2)

    2012053007:28 「放射線の影響が純粋&顕著に現れるのは死産率。福島県の20115月~20122月は、低かった!

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52062085.html


    3)
    先天異常モニタリング:わが国と世界の取り組み

    平原 史樹 日産婦誌59巻9号 2007年9月

    http://192.168.222.129/files/6024000000376381/www.jsog.or.jp/PDF/59/5909-246.pdf


    4)
    平成20-22年度厚生労働科学研究費補助金 化学物質リスク研究事業
    前向きコホート研究による先天異常モニタリング,特に尿道下裂,停留精巣のリスク要因と環境化学物質に対する感受性の解明

    北海道大学環境健康科学研究教育センター 岸 玲子

    http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/kenkyuuhiseika/dl/seika_50.pdf

    ここ長春には、とても多くの高層団地があります。高級マンションの建設ラッシュです。


    100平米の内装なしの部屋の価格が60万元、内装をすると20万元の追加で計80万元、とのことです。長春の普通の労働者の月給が5,000元、年収6万元と仮定すると、年収の13倍、と言うことになります。日本の普通のサラリーマンの年収を、600万円とすると、13倍は7,800万円になるので、中国の住宅は、高いです。

    上海市内だと、この価格ではトイレの広さしか買えない、と説明を受けました。それでも売れるということは、上海には、日本人からみても金持ちの人だらけ、と言うことになります。


    ーーーーー
    日本人の私に、とても違和感があるのは、それほど高級そうでもない団地でも、ゲートがあることです。いわゆるゲイティド・コミュニティであることです。


    団地1

     

    下の写真のかなりの高級感を漂わせる団地では、左下の屋根の下に門番が立っていますが、厳めしそうで、注意されないかと恐れながら、写真を撮りました。


    団地2

     

    下の写真の団地も、佇まいが高級そうですが、前の、団地名の看板(?)が大きくて、門番がいるかどうかは見えません。

    団地3


    ここ長春では、深夜遅く歩いても危険は感じません。実際、ほとんど犯罪はないそうです。ですから、治安のためにであれば、塀を設ける必要がなさそうに思います。

    おそらく、高級な住宅街であるステータスシンボル、として、ゲートを設け、門番を雇っているのでしょう。清朝時代の外国の租界地への憧れ、あるいは、私自身の目で見たことはないのですが欧州で流行っているらしいことへの憧れ、なのでしょうか。貧乏人を入れないようにすることで、金持ちであることの優越感に浸りたいのでしょうか。


    私は、大学で勤めているのですが、建物の入り口に、警戒係りと思われる人が椅子に座っている姿を見かけることもあります。可愛いお嬢さんではなく、定年前後とおもわれる年齢のおじさんなので、建物内の道案内のためではないことは明らかです。きっと、怪しげな人を入れないためでしょう。入り口番がいることが建物の重要性のステータスなのでしょう。

    中国での国際免許の書き換え手続きを教えてほしい、と、こちらに来る前に知人に質問しました。4月に下見に来たとき、中国で車を運転することは不可能に近い、ことが分かり、すぐに、国際免許を持って行くことはあきらめました。

     


    北京の天安門前広場を通勤「自転車」の大行列が流れている昔の映像が、私の頭には残っていますが、今は、地方都市のここ長春でも、自転車はたまに見かける程度で、道路は車で溢れています。

    自動車で溢れる道路


    日本と同じく、白線で車線を分離した道路、信号のある交差点、横断歩道が書かれた交差点も、あります。

    横断歩道のある交差点
    横断歩道を渡る歩行者


    しかし、車線分離線がない道路は珍しくありません。

    車線のない道路


    車線の分離線があっても、車は平気で右に左に、車線を変更します。前の車が一寸もたついていると、平気でクラクションを鳴らします。道路沿いに止められた車のために、対向のタクシーが通り抜けるために徐行しているとき、バスがクラクションを何回も鳴らして、早く通り過ぎろ、と催促します。


    いつ、前に割り込まれるか、きょろきょろ、右を見て、左を見ていないと、ぶつかります。接触事故は、相当に多いに違いありません。


    そして、繁華街は別として、普通の道路で、横断歩道を、ほとんど見かけません。

    延々と横断歩道がない片側3車線ほどの広い通りを、人々は、平気で渡ります。

    道路を渡る歩行者
    道路を渡る歩行者2


    車は、歩行者が前を渡っていても速度を落としません。俺様の前を渡るなんて怪しからんとばかりに、速度を上げるようにも見えます。

    人々もたくましくて、車の走る方向の信号が青でも構わず、道路を横切ります。珍しく信号のある交差点でも、歩行者は、信号を無視して、渡ります。

    道路を渡る歩行者3
    道路を渡る歩行者4



    人々は信号を無視するから、横断歩道がなかろうと道路を渡るから、信号も、横断歩道も無駄だから、ないのでしょう。中国には、ルールはないのでしょう。主張しないと、生きていけないのでしょう。


    私は、ここでは、到底、車は運転できません。

    中国が学歴社会であることを如実に示す写真をご紹介します。


    長春にある東北師範大学付属中学(日本の高校に相当)の学校の外に、有名大学合格者の写真が張り出されている、と言うことで、連れて行ってもらいました。


    ありました、ありました。

    北京大学に合格した30人と精華大学に合格した31人の卒業生の写真が張り出されていました。

    IMG_20140717_103841


    その隣には、センター試験に相当する「普通高等学校招生全国統一考試」、通称“高考”での成績上位者の顔写真が、得点とともに、張り出されていました。800点(?)満点で、600点以上取らなければ、北京市内の大学に入れない、と言う説明も受けました。

    IMG_20140717_103228



    もう一つの立看板には、その他の有名大学の合格者名が張り出されていました。香港大学の合格者には、奨学金の額が書かれている卒業生名も2-3名あり、その一つは何と60万元、でした。日本円に換算すると1,000万円になります。

    月給が数千元(5-10万円)の中国の普通の労働者の家庭では、雲の上の遙か上、目の飛び出る額と言える奨学金です。香港大学からの高額の奨学金付きの合格を蹴って北京大学を受けなおした学生もいる、と言う噂もあるようです。


    私の知り合いの教授の娘さんがその付属高校に通っており、”北京大学合格者の顔写真が張り出されているのを見た”、と話すと、”2年後には私の写真が張られるから、楽しみにして”、と返ってきました。


    北京大学は一学年3,500人くらいと聞いていますので、辺鄙な東北地方の、一つの吉林省の、一つの市である長春市の一つの高校で30人も合格者を出すというのは、全中国でも指折りの進学校、と言えます。


    この高校の一学年の生徒は1,700人で高考を受けたのは900人とのことです。この高校に入ること自体が、相当に難しいのでしょう。


    9月から新学期が始まりますが、高校合格者(新入生)の名前も、学校の外に張り出されていました。

    IMG_20140717_104704



    尚、大学では奨学金ももらえるそうですが、600-700元くらいで、この地方都市でも、一月の食費になるかどうか、とのことです。寮が充実している様で、長春のような地方都市では、東京のような高い家賃を払わなくても良いと思いますが、それでも、親からの仕送りが必要で、大学生は1,000~2,000元の仕送りを受けている様です。

    普通の労働者の月給は数千元くらいと思いますので、よほどの金持でなければ、子供を大学に進学させられないようで、大学生の親は、会社社長とかばかり、と言う話を聞きました。

    それでも大学進学率は20数%だったと思うので、中国での貧富の差は、格差社会になりつつあると言われている日本ですが、まだまだ日本では、想像できないくらいに大きいのでしょう。

    本日7/11の朝4時21分に福島県沖を震源とするM6.8の地震が起きました。これは2011年の3/11に福島県沖で起きたのと同じ大きさです。

     

    気象庁は、3/11地震の余震、と発表しましたが、「狭義の」余震かどうかは微妙、と思います。

     

    3/93/10に起きた三陸沖の地震群を前震として(文献1)、3/11地震に発生した本震は、三陸沖で1446分に発生したM7.9の地震で、それに誘導されて、15:0615:26に三陸沖でM7.0 M7.2の地震が発生し、茨城県沖でも、15:15M7.4の地震が発生していますが、福島県沖で16:15に発生した地震の規模はM6.8でした。

     

    三陸沖と茨城県沖では、3/11の地震より大きな余震は発生しておらず、1年前からM6を越える地震は起きていません。

    三陸沖地震の推移140712
    茨城県沖地震の推移140712
     

    ところが、福島県沖では、3/11の5ヶ月後に同じ大きさの地震が発生し、2年半後の昨年10月には、3/11を越えるM7.1の地震が起きています。本震より大きな余震は、私には、受け入れがたく、201310月の地震を余震とするならば、本震は2011/3/11の福島県沖でのM6.8ではなく、三陸沖のM7.9とするしかない、と考えます。

    福島県沖地震の推移140712
     

    それでも、三陸沖及び茨城県沖の余震の収まり具合から、福島県沖での昨年10月のM7.1と今回のM6.8は、”3/11の余震”とは素直には受け入れがたいです。3/11巨大地震で福島県沖が活性化されでいることは確かですが、余震とは、受け入れがたいです。

     

    ”余震の余震は、ない”という「富江の判定法」(文献2)に照らしても、459分と8時39分に、M4.7M4.1の、4時の地震の余震と思われる地震が起きているので、4時の地震は、他の地震の余震ではなく本震、と考えたいです。

     

    福島沖での地震の頻度は徐々に減ってはいるものの、三陸沖、茨城県沖と比べて減衰の度合いが遅い様に思われ、しっかり収まるまでにはまだ暫く時間が掛かりそうに見えます。

     

    ーーーー

    参考文献

    20130522日「3/11地震は、3週間前に予兆があった」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52111667.html

     

    2)

    20130424日「余震の余震、はない。ーーー4/13の淡路島地震が1985年阪神・淡路地震の余震ではない理由」

    http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52108540.html

    先のブログ記事で、ペットボトル水代が月収の1割くらいか?と書きました。


    たった722人へのアンケートですが、中国人の労働者の月収は、以下の分布の様です(文献1)。調査を行ったのは、上海のサーチナ総合研究所ですので、上海のデータだと思います。次のデータにあるように、中国で最も高い給料の地域です。


    11999元以下…2701

    22000元~4999元…3740

    35000元~9999元…1648

    41万元~19999元…1066

    52万元以上…845


    尚、現在の為替レートは1元が約16円です。2万元は32万円になります。

    2千元以下が1/4で、その10倍以上の2万元以上が8%以上と言うのは、分布が相当に広いですね。


    2008年頃、上海近くの大学の客員教授の月給が3,000元と聞いたことがあります。また、先日、銀行口座を開設したときの記載例に月収3,000元とありました。ですから、3,000元くらいが、普通の給料、かと思いました。


    情報源は明示されていませんが、あるブログ(文献2)によれば、2011年の、「民間企業を除く、国有企業、公務員等政府関連の機関等に勤務している中国人の平均年収」は以下の様です。


    2011年、平均年収(元)

    広州 57473

    北京 56061

    南京 54713

    上海 51968

    武漢 45643

    西安 41679

    長春 41473

    重慶 40042

    ハルピン 36465


    そして、“2011年の民間企業・その他企業の就業者の平均年収は、29,951元、平均月収は2,496元で、民間企業の一般労働者の平均年収は、上記の表の5060%と考えるのが妥当な水準ではないでしょうか。”

    と書いておられます。


    上海の周り、海岸地域が給料が高く、北部、内陸部、は安い様です。ただし、上海の市中は家賃が高く、一般の労働者では給料を上回るそうで、郊外から通勤するそうですが、東京でも同じですね。


    と言う数字をそのまま信じると、長春の学食での1食10元は、高くはないですが、決して超安ではないですね。



    ーーーー

    1)

    【人民元アンケ】中国人の給料、4人に1人は月給2万6000円以下

    サーチナ 2011/03/14() 13:41

    http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0314&f=national_0314_141.shtml


    2)
    中国人の平均年収は、How much?

    3分でわかる中国ビジネス攻略 2012/8/24

    http://ameblo.jp/senyoltd0317/entry-11336433809.html

    誰からも、中国で、水道の水は飲めない、ペットボトルは必須、と言われます。さすがに食器洗いや洗濯、風呂は、水道水を使いますが、料理にはペットボトルの水を使っています。歯磨きもペットボトル水を使う人がいるかも知れませんが、我々は、水道水で歯磨きをしています。


    水道水をペットボトルに詰める悪質な業者もいるようで、信用できると教えてもらったブランドを買っています。

    ペットボトル水


    水の値段は、3リットルで5元、600ミリリットルで1.5元です。料理で一日に6リットルくらい使います。1元が16.4円くらいですので、一日に水代164円、でしょうか。


    給料が月に3,000元くらいと考えると、給料の1割が水代に消える計算です。高いですね。給料が安いと、水道水でも大丈夫な体でないといけないですね。

    住み始めて一週間で、まだ、住まいの周り徒歩数分の場所しか見ていないですが、長春では、あちらこちらで朝市が開かれている様です。

    ここ長春は、農業地帯で、中国の台所と呼ばれている、と聞いたように思います。近郊の農家の人たちが、朝6時ころから9時くらいまで(?)、野菜、果物、肉、魚、卵など、それぞれの収穫物を広げています。

    近くにスーパーも幾つかありますが、日本の生活では考えられない、朝6時ころに起きて、二日に一度くらいの頻度で朝市に行って、野菜、果物を調達しています。朝市は、とても活気があって、歩き回る自体が楽しいです。

    生意気に、多少銭(トゥオシャオチエン)と聞くのですが、答えてくれる数字が聞き取れず、量りに表示される数字を見ることが多いです。4(スー)と10(シー)が聞き分けにくいです。

    と、私の御託はつまらないですが、写真はとても楽しいです。活気が伝わると思います。

    卵売り

    サッカーワールドカップの日本代表が6/28に帰国しました。世界一になると勇ましい目標を立てて出発しましたが、1分け2敗の4位の成績で一次リーグ敗退で、怒ったファンによる暴言が予想され、警備員が出発時の40人から、50人に増員されましたが、出迎えたサポーター数は出発時より多い1,000人超で、選手が姿を現すと黄色い歓声が上がったそうです(文献1)。


    さんざんな結果だったのだから、厳しい声での出迎えであるべきだった、日本人は甘い、そんなことだから強くならないんだ、と言うような意見が、ネットでは多いですが、負けた選手たちが一番悔しいです、サポーターがどんな厳しいことを言おうと改善されることは何もないでしょう。精一杯に戦った選手たちを暖かく迎えるのは当然と考えます。サポーターには、暖かく励ます以外にできることはありません。

    日本と同組のC組で決勝トーナメントに進んだコロンビアとギリシャは、コロンビアが、準決勝で、ネイマール擁するブラジルと2:1で負け、ギリシャは、決勝トーナメント1回戦で、準々決勝でオランダにPK負けしたコスタリカと1:1でPK負けです。

    リーグ戦で、日本はコロンビアに4:1と圧敗しましたが、それは、勝ち点が必要で終盤は攻撃に専念したためでした。ギリシャとは互いに勝利が欲しい戦いをして1:1の引き分けでした。これらから、日本のFIFAランクは44位ではありますが、実力は世界のトップレベルになっている、と言って良いでしょう。かろうじてワールドカップに出られた、のではない、と言えるでしょう。

    勿論、勝てばとても嬉しいですが、勝負ですから、勝つチームがあれば、必ず、相手方は負けます。日本がリーグ戦を敗退した途端にマスコミはバッシングで、それに乗じて、負けると思ったから俺は見なかった、と威張る人間続出です。勝ちそうにないからゲームを見ない、何て人は、スポーツに口をはさむべきではないですね。互いに全力を出して戦う、その姿が美しいのです。それがスポーツの良いところです。勝ち負けは二の次、です。


    ネトウヨの増加など、日本民族の質が大幅低下か?と、私は大いに憂えていましたが、全力で戦ったね、と、出発時より多くのサポーターが、わざわざ成田まで迎える日本人。まだまだ捨てたものではありません。

    その実力から、まさかまさかの予選リーグ敗退の前回優勝国でFIFAランク1位のスペインでも、日本ほどではないですが、200人のファンが選手の労をねぎらおうと空港に出迎えたそうです(文献2)。

    韓国でも出迎えた大半が選手をねぎらう人々だった様ですが、たった一人、侮辱を意味する飴を投げる人間がいたそうです(文献3)。たった一人のために、国民全員の品位が低く見られるのはかわいそうなことです。

    イタリアでは、出迎えのサポーターはいなかったとか(文献4)。イタリア人って、こんな人たちだとは思わないのですがーー。

    ーーーー

    4年間、日本代表の指揮をとった、イタリア人ザッケローニ監督の離日の際、内田篤人選手と主将長谷部誠選手が見送った、とニュースになっています(文献5)。日本人はいいね、と言いたいところですが、ブラジルに行ったのは23人なのに、成田に行ったのは、なぜたった二人なのか、そちらが、私はとても残念です。サッカー協会の人間が、まさか誰もいかなかったということはないでしょうね?


    ーーーーー

    ザッケローニ監督は、日本の人々に対する以下の言葉を、見送った長谷部選手に託したそうです(文献6)。心優しい、日本人のチームを率いるにぴったりの監督でした。

    「4年間応援ありがとうございました。日本を離れる事、とても寂しい気持ちでいます。この4年間沢山のサポーター、日本国民の皆様が私の事を受け入れてくれサポートしてくれたおかげで最高の時間を過ごすことが出来ました。私が与えた以上に皆さんが私に沢山のものを与えてくれたと思っています。4年間皆様に沢山力を頂きました。応援してくれた皆さんの事は永遠に私の心に留まり続けます。ありがとうございました」

    ーーーーー

    (参考文献)

    1)

    ザックJ帰国 出発時より多い1000人が温かくお出迎え

    スポニチ  2014628 05:30

    http://samurai-matome.com/nationalteam/japan/21035.html

    本田、長谷部を除く日本代表が成田空港着の航空機で帰国した。空港では出発時の750人を超えるサポーター1000人が出迎え。ザッケローニ監督や選手が姿を現すと黄色い歓声を上げた。

    まさかの1次リーグ敗退で出発時の警備員は40人から50人態勢に増員していたが、大きな混乱はなく温かく出迎えられた。中には「夢をありがとう」と書かれた画用紙を持つ子供の姿もあった。さすがに選手も戸惑いを隠せなかった。

    大久保は「みんな厳しい声が上がると思って、帰国したんだけど」と話し、西川も「温かい声援で申し訳ない。その分、これからリーグで活躍したい」と語った。想像以上の温かい出迎えを糧にさらなる成長を誓った。


    2)

    スペイン代表がブラジルから帰国、イニエスタ「こんなにも早く」

    http://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20140625/205495.html

    空港には200人ほどのサポーターが出口で待ち構えて励まそうとしていたが、選手たちは飛行機から直接バスに乗り、裏口から出ていき挨拶することもなく、最後まで失望を与えることになった。空港には200人ほどのサポーターが出口で待ち構えて励まそうとしていたが、選手たちは飛行機から直接バスに乗り、裏口から出ていき挨拶することもなく、最後まで失望を与えることになった。


    3)

    サッカーW杯:帰国した韓国代表にアメ洗礼

    朝鮮日報   2014/07/01 08:40

    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/01/2014070100739.html


    4)

    イタリア寂し 帰国も空港にサポの姿なし

    日刊スポーツ2014628821

    http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140628-1325090.html

    イタリア代表は1次リーグで敗退し、寂しい帰国になった。27日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙によると、チームはチャーター便でミラノとローマに到着。どちらの空港にもサポーターの姿はなし。帰国前は、空港で罵声が浴びせられるのではないか、という臆測が広がっていたが、実際は怒りを通り越してあきれたサポーターが多かったようだ。ローマの空港では、代表のポスターに落書きされただけ。選手たちは互いにあいさつを交わし、自宅へ戻った。FWバロテリは記者の質問に答えず、彼女と逃げるように去ったという。


    5)

    ザッケローニ監督が出国 日本との別れ惜しむ 長谷部、内田見送る

    スポニチ   201471 13:24

    http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/07/01/kiji/K20140701008482050.html


    6)

    ザック監督 異例のラストメッセージ 長谷部主将のブログで「とても寂しい」

    スポニチ   201471 16:28

    http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/07/01/kiji/K20140701008482840.html?feature=related

    1959年に京セラを、84年にKDDIを創業し、日本航空の経営再建を果たした稲森和夫氏は、中国での講演依頼がひっきりなし、と紹介するNHKの番組がありました。その稲森氏が、経営塾「盛和塾」について語り、日中関係について、中国と心の交流を、と語っています(参考文献)。

    「先の戦争では日本は軍国主義を標榜しましたが、その昔、大和の国の人々は平和で温和な、礼儀正しい、和を貴ぶ民族だったのです。その日本人本来の美徳である美しい心を、中国との関係でも前面に出していけばよい。そんな弱々しいことでは相手に利用されるだけだ、と言う人もいるかもしれませんが、それでも構わないと思います。」


    ーーーー

    引っ越し荷物を2回に分けて計10箱、航空便で送りました。第一弾の7箱がやっと昨日届きました。大連に着いたのが6/27で、それから6日もかけるなんて、何て国だ、ですが、憤るのはその扱い。農産物、液体など禁制品目には疎いので若干のお咎めはあっても仕方がなく、一つの箱が破られ、中が検査されており、通知書が入っていました。ごめんなさい、ですが、缶詰がいくつか抜き取られているように思いました。職員がパクったのでしょう。それはそれで良いのですが、怒り心頭なのは、プリンター。


    電気屋で買って、ほぼそのまま、ひもで括り持ち運ぶための取っ手までつけて、航空便で送りました。開梱の必要は全くない、代物でした。それが開けられ、それだけではなく、運搬時の振動で壊れないように、メーカーが入れていた(筈の:取説を読んで分かった)保護材がなくなっていました。そして、スキャナー部のガラス板が粉々に割れていました。仕方ない、コピーなしで我慢しようと、電源を入れると、インクジェットタンク部が動きません。


    1万3千円で買って、航空貨物代1万円を払ったのに、全く使えない代物で、届きました。すぐさま使いたかったから、航空便で送ったのに。まさかこんなことになるとは思わず、保険をかけなかったのが、問題を誘発したかも知れません。


    税関での仕業でしょう。禁制品の疑いは全くない、新品の電化製品をあけるなんて、悪意でしかない、と考えてしまいます。


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    と言う具合に、僅か25年前に、一人当たりGDPが日本の1/100でしかなかった社会、では起きることを想定すべき、粗野な振る舞いが、そこかしこに見えます。

    ですが、日本では、およそ先進国らしくない嫌中の下品な言葉や報道があふれていますが、こちらでは、反日を感じることは、微塵もありません。その点では、中国人の方が日本人よりはるかに高級、と言えそうです。滞在わずか1週間で、これから、少しづつ感じるのかも知れませんがーー。


    報道によれば、中国では、政府が、自らへの批判をそらすために、民衆に反日を煽るそうです。反日運動をする人が僅かはおり、中国政府もマスコミで大きく取り上げるように仕向けるのでしょう。

    しかし、日本では、不満を海外に向ける必要はなく、日本政府にその必要はないのに、政府が煽りはしないのに、排外論の報道があふれているのは悲しいことです。稲森氏の仰るように、日本人は、平和で温和な、礼儀正しい、和を貴ぶ民族であり、その美徳により、世界の人々から尊敬を受けていると思います。

    日本製品には、その日本人の美徳があふれている、と、中国に来て、つくづく、実感します。


    ーーーー

    (参考文献)

    中国と心の交流を (稲盛和夫氏の経営者ブログ)

    日本経済新聞     2014/6/16 7:00

    http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13012_T10C14A6000000/

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