私は奄美群島の沖永良部島の出身です。久しぶりに3泊四日の帰郷し、親戚訪問をしましたが、宿泊した知名町営国民宿舎に、天皇皇后両陛下の写真が掛かって居ました。昨年11月に両陛下は奄美群島巡りをされ、与論島にはホテルがなく、沖の永良部島に泊まって日帰り旅行したので、そのおきえらぶフローラルホテルに二泊されたそうです。
両陛下が沖縄や硫黄島など太平洋戦争の激戦地を訪問し、慰霊の旅を続けてこられたことは知って居ましたが、奄美群島を旅行されたことは知りませんでした。
奄美群島は、戦後、沖縄や小笠原諸島とともに1953年12月25日まで、米軍の統治下に置かれ、住民は本土への渡航が制限され、特産の大島つむぎや黒砂糖の販売の道も断たれ、島民の生活は困窮を極めた歴史があります。
アメリカ軍の琉球列島米国民政府による自治権制約などの政策や、沖縄戦で疲弊した沖縄本島への資金集中、本土との分離に伴う換金作物や物産の販売経路の途絶などにより、経済が疲弊し飢餓の兆候さえ出てきていた奄美の住民は不満を増大させた。分離直後から始まっていた奄美群島祖国復帰運動は激しさを増し、日本復帰を願う署名は14歳以上の住民の99.8%に達し、ガンディーの運動を真似て集落又は自治体単位でハンガーストライキが行われ、小中学生が血判状を提出する事態も発生した。と言う説明があります。
この記事を書くため調べ、両陛下が03年、奄美群島が日本に復帰してから50周年を祝う現地の式典にも出席しているそうです。つい3か月前の永良部訪問を知り、奄美の人々への思いに大きく感謝を感じます。改めて、素晴らしい、象徴天皇です。
以下の日程だったようです。
第1日 11月16日
皇居(乾門)御出門
東京国際空港御発 特別機
鹿児島空港御発 特別機
屋久島空港御着
屋久島町総合センター
屋久島空港御発 特別機
沖永良部空港御着
お泊所 おきえらぶフローラルホテル
第2日 11月17日
沖永良部空港御発 特別機
与論空港御着
百合ヶ浜展望休憩所
与論町地域福祉センター
与論空港御発 特別機
沖永良部空港御着
お泊所 おきえらぶフローラルホテル
第3日 11月18日
花き生産者圃場
和泊町国頭小学校
和泊町役場
沖永良部空港御発 特別機
鹿児島空港御発 特別機
東京国際空港御着
泊まられたのは5階だそうで、その部屋は1年間一般客の宿泊を受け付けないそうです。
我々は2階に泊まりました。
和室14室(和室8畳7室・和室6畳7室)、洋室58室(シングル45室、ツイン10室、トリプル3室)だそうですが、我々が泊まった和室6畳は一人一泊税抜き3,300円でした。
税抜き800円の朝食バイキングは、鶏飯、カレー、などとてもおいしくお得です。
今頃なので無料wi-fiです。車で30分の空港までの送迎は無料です。