プロ野球、東北楽天イーグルスの田中将大投手が、9日勝利を治め、開幕から16連勝の、プロ野球新記録を達成しました(文献1)。近鉄バッファローズのファンとして、祝福します。
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田中投手がプロ野球に入ったのは2007年です(文献2)が、入団した東北楽天イーグルスは創設三年目。楽天の2005年の成績は、38勝97敗、首位とは51.5ゲーム差、5位とも25ゲーム差の最下位。2年目は47勝85敗、首位と33ゲーム差(文献3)。こんなチームに良く入ってくれたものです。
プロ野球初めての唯一回のストライキが行われた2004年のプロ野球再編問題(文献4)のきっかけは、近鉄・バファローズのオリックス・ブレーブスへの売却問題でした。
1949年、近鉄パールズとして発足した老舗球団(文献5)でしたが、私がファンになったのは、何ともつまらない理由でした。
それまで、巨人、長島のファンだったのですが、突然、みんなが好きな球団のファンでいるのが面白くなくなり、人気のないパリーグの、万年最下位だった、と言う理由で、近鉄を選んだのでした。と言っても、テレビで放映されるわけでもなく、藤井寺球場に足を運ぶわけでもなく、新聞の野球欄で、結果を見るだけでした。恥ずかしくて誰にも明かさない、隠れファンでした。
万年最下位のチームでも、18歳で4番になった土井正博選手や、ノーヒットノーラン2回、6年連続最多奪三振、5年連続20勝のの鈴木啓二投手(文献6)、三原修監督、甲子園の人気者太田幸司投手、など、それなりに注目選手はおり、楽しめました。
閑散とした西京極球場では、客席のすぐ前がベンチで、手の届きそうな近くで、太田幸司投手がキャッチボールをしました。まさかり兆治(文献7)の最後の試合を東京ドームで見ましたが、遠すぎました。野球を見るのに、西京極球場の様な球場に優る球場はありません。
永久に最下位と覚悟していた近鉄でしたが、西元幸雄監督時代に、急に強くなり、1979年と1980年にリーグ優勝、仰木彬(文献8)監督時代の1989年にもリーグ優勝し、堂々とファンであると言えるようになりました。
野茂英雄(文献9)、吉井理人、大リーガーの草分けが、近鉄の投手だったのは鼻高々でした。イチローを育てたのが、近鉄のヘッドコーチから近鉄監督になり、阪急の監督になった仰木彬であったのも嬉しかったです。
そして、2004年の野球再編問題で、先頭に立って磯部公一選手(文献10)が署名運動をしたこと、オリックスに移籍するよう言われた岩隈久志投手(文献11)が断固言うことを聞かず、金銭トレードで、楽天に移ったのも嬉しかったです。阪急が身売りしたオリックスブレーブズがバッファローズを名乗っていますが、近鉄の主力選手が移籍しましたが、近鉄であるとは全く思いません。三木谷氏は嫌いですが、近鉄がなくなってしまっでから、楽天を応援しています。
岩隈投手の、オリンピック、世界野球大会(WBC)での活躍は痛快でしたし、大リーグで通用しないと悪口を言われながら渡米し、今年大活躍しているのは、ホラ見ろ、の気分です。近鉄ファンとしてとても嬉しいです。長く、活躍して貰いたいものです。
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2軍並の実力しかなかった楽天に入団してくれた、田中将大投手の男気は、何とも言えません。
彼のおかげで、今年は、2位に5ゲーム以上の差をつけての首位です。クライマックスシリーズ進出どころか、レギュラーシーズン優勝の可能性がかなり高くなっています。
梨田昌孝監督時代の2001年の優勝以来の美酒が飲めそうです。
田中投手は、いつまでも勝ち続けてくれるでしょう。
尚、田中投手と甲子園で投げ合った斎藤佑樹投手(文献12)は、根性の座り方の違いで、田中投手と大きく差が付いてしまいましたが、娘が在学中に早稲田にいたというだけの理由ですが、応援しています。頑張って欲しいものです。
近鉄にどういう選手がいたかをwikipediaを調べ(文献13)、思い出した選手名を、羅列してみました。
阿波野秀幸(1987 - 1994)、岩隈久志 (2000 - 2004)、太田幸司(1970 - 1982)、神部年男(1970 - 1978)、久保康生 (1977 - 1988,1996 - 1997)、鈴木啓示(1966 - 1985) 、野茂英雄(1990 - 1994)、吉井理人(1984 - 1994)、梨田昌孝 (1972 - 1988) 、古久保健二 (1983 - 2002) 、藤井彰人 (1999 - 2004) 、石井浩郎 (1990 - 1996)、大石大二郎 (1981 - 1997) 、金村義明 (1982 - 1994) 、島本講平 (1975 - 1985)、中村紀洋 (1992 - 2004) 、森脇浩司 (1979 - 1983) 、新井宏昌 (1986 - 1992) 、礒部公一 (1997 - 2004)、佐々木恭介 (1972 - 1982) 、永淵洋三 (1968 - 1975)、ラルフ・ブライアント (1988 - 1995)、タフィ・ローズ (1996 - 2003)
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(参考文献)
1)
楽天・田中、新記録の開幕16連勝 昨年からは20連勝、稲尾に並ぶ
産経ニュース 2013.8.9 21:39 [野球]
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130809/bbl13080921400029-n1.htm
開幕連勝記録は前回登板の2日の日本ハム戦で81年の間柴茂有(日本ハム)と2005年の斉藤和巳(ソフトバンク)が持つ15連勝に並んでいた。
田中は七回まで4安打四球なしと安定した投球でソフトバンク打線を無得点に封じた。試合は5-0で快勝した。
(以下、全てwikipedia)
2)
田中将大
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%B0%86%E5%A4%A7
3)
東北楽天ゴールデンイーグルス
4)
プロ野球再編問題(2004年)
5)
大阪近鉄バファローズ
6)
鈴木啓二
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%95%93%E7%A4%BA
7)
村田兆治
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E7%94%B0%E5%85%86%E6%B2%BB
8)
仰木彬
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%B0%E6%9C%A8%E5%BD%AC
9)
野茂英雄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E8%8C%82%E8%8B%B1%E9%9B%84
10)
磯部公一
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%AF%E9%83%A8%E5%85%AC%E4%B8%80
11)
岩隈久志
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E9%9A%88%E4%B9%85%E5%BF%97
12)
齋藤祐樹
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E4%BD%91%E6%A8%B9
13)
大阪近鉄バファローズの選手一覧
コメント
> 4打席連続本塁打のブライアントは特に印象に残ってます。
三原マジックで上位を窺ったこともありましたが
近鉄が万年最下位から抜け出したのは
西本監督の時でした。
阪急ブレーブズを、常勝チームに育てた西本さんは
近鉄に移ってからも、近鉄を強いチームに育ててくれました。
こんな凄い監督はいません。
広島との日本シリーズでの江夏の21球は、
プロ野球が語り継がれる限り
永遠に記憶に残る場面です。
こんな球史に残る試合をするチームになるなど、
全く予想しませんでした。
どんなつまらない理由でも、ファンになると良いことがあるものです。
4打席連続本塁打のブライアントは特に印象に残ってます。
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