日本国内のCDの現在の売上げは約2000億円で、ピークだった1998年の約6000億円の1/3になっている、と言う記事がありました。(文献1)
それを受けて、レコード協会のHPにある音楽ソフトの生産量の詳細データの推移(文献2)を図示します。
レコードが、SPが1963年に消え、1950年代に登場したLPも1980年のピークから減少しました。1980年後半に現れたCDも、1990年代末をピークに少しづつ生産量が減っています。
1960年代末から出現した、カセットなどのテープが1980年半ばをピークにその後減りました。2002年から登場したDVDは2012年まで増加を続けています。
確かに、音楽ソフトの全生産量は1998年頃をピークに徐々に減っています。
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音楽業界の状況について、President(文献1)は、次の様に書いています。
「CDの売り上げが落ち込む中、着うた等の配信サービスは順調に配信数を増やしていましたが、近年の急激なスマホ普及のため、これも頭打ちになってしまった状態です」と、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会の今泉裕人氏は語る。高画質高音質で気軽にYouTube等で見ることができるようになったため、わざわざお金を払って曲をダウンロードするユーザーが減ったためだ。
右肩下がりの音楽ソフト(CD・DVD等)市場とは逆に、コンサート事業の売り上げは、2004年の900億円に対し、11年には1600億円と上がり続けている。「音楽ソフト市場の縮小は、不況が直接の原因ではなく、レンタルCDのコピーのほか、違法ダウンロードや配信サイトの増加など、CD・音楽ソフトを取り巻く環境の変化が原因と考えられます」。
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(参考文献)
1)
1600億円 -音楽業界でまさかの「逆転現象」発生中
PRESIDENT 2013年2月18日号
http://president.jp/articles/-/8497
2)
音楽ソフト種類別生産数量の推移
日本レコード協会
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