国会の党首討論で、共産党の志位和夫委員長が、安倍首相を追及する際に持ち出したポツダム宣言。それが発行されたのが1945年の7月26日です。その日、こちら中国のニュース専門テレビでは、(再放送なので)一日中、ポツダム宣言のことを報じていました。

日本が無条件降伏し、新たな歩みを始める、戦後日本の基本となったポツダム宣言。

恥ずかしながら、今まで読んだことがなかったので、読んでみました。


格調高いあの日本国憲法を与えた連合国ですから、さぞや格調高い文章だろうと読んだら、驚きました。


いくら殺し合いをしている相手とはいえ、こんな文書を突き付けてはいけません。

日本が受け入れず、抵抗を続けたのは、当然でしょう。

良くこんな文書を受け入れました。堪え難きを堪え、忍び難きを忍び。です。

極めて口汚く、突き付けた側の恥でしかありません。米、中、英の名誉のため、抹消すべき、文書でしょう。


今、中国はポツダム宣言を持ち出し、遵守せよと、日本に突き付けていますが、恥ずかしさが理解できない様です。

日本共産党は、こんな恥ずかしい文書をもとに、首相を追及してはいけません。


これに対して、8月15日の天皇陛下の、玉音放送
http://matome.naver.jp/odai/2131332556551988801

は、格調高いです。良くも、こんな文章が書けます。私は右翼ではないですが、涙が出ます。

戦争には負けましたが、人の気高さでは、勝利しました。8月
15日は、日本から、格調高い文章が、全日本人に向けて、世界に向けて発信された、祝うべき、日、です。


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受諾して、米、中、英に、戦争を止めて貰った、戦後日本の基本となる「ポツダム宣言」


国立国会図書館

日本国憲法の誕生

ポツダム宣言全文から(一部、省略&言葉使いを変更してあります)

http://www.ndl.go.jp/constitution/e/etc/c06.html



一 「合衆国、中国、およびイギリス」は、日本に、今回の戦争を終結させる「機会を与える」。


二 我々の巨大な陸、海、空軍は西方から自国の陸軍および空軍による数倍の増強を受け日本国に対して最終的な打撃を加える態勢を整えた。


三 ドイツの無益かつ無意義な抵抗の結果は、日本国国民に対する先例を極めて明白に示している。日本に対して結集しつつある力は、全ドイツ国人民の土地、産業および、生活様式を必然的に荒廃に帰せしめたのに比べ、計り知れないほどにさらに強大なものになる。「日本国本土の完全な破滅を意味する」。


四 無分別な打算によって日本帝国を滅亡の淵に陥れたわがままな軍国主義的な助言者によって日本国が引き続き統制されるべきか、理性の道を進むべきかを日本国が決定すべき時期が到来した。


五 我らは条件を絶対に離脱しない。これに変わる条件は存在せず、遅延を認めない。


六 無責任「日本国国民を欺瞞して世界征服の暴挙に出る過ち」を犯させた者の権力と勢力は「永久に除去」する。


七 日本国の戦争遂行能力が破壊されたことの確証が得られるまで、占領する。


八 日本の主権は本州、北海道、九州および四国と我らの決定した島嶼に限定される。


九 軍隊は完全に武装を解除する。


十 日本人を民族として奴隷化しようとしたり、滅亡させようとする意図を有するわけではないが、一切の戦争犯罪人に対しては厳重な処罰を加える。


十一 日本には、「損害賠償の取り立てを可能にするように」、産業を維持することを許す。


十三 日本国政府がただちに日本国軍隊の無条件降伏を宣言することを要求する。
右以外の日本国の選択は、迅速かつ「完全なる壊滅があるだけ」だ。