中国で、

車は、人が横断歩道を渡り切ろうとする直前を割り込んで走り去る。

危険極まりない。

中国は車が多く、渋滞が多いが、
しばしば、後ろの車が、横に出て、追い越して、前に入る。
常にバックミラーを見ないと、危なくて仕方がない。
ゴールデン免許の私は、中国では、運転できない。

南京で、30数年前にイギリスで知り合った、ルーマニア人の親友夫婦に会った。
横断歩道を渡っていると、その前を車が通り抜けようとするので
奥さんは、傘をボンネットに突き刺した、という武勇伝を話してくれた。
激しい性格の奥さんだが、そうしたくなる気持ちは分かる。

 

車が無法なら、歩行者も無法。
片側2-4車線の大通りに、横断歩道はない。
人々は平気で、道路を渡っていく。

それだけではない。
非常にしばしば、歩行者の進む方向の信号が赤信号で、
直行する方向に大量の車が走っている中を、
平気で渡っていく。車がぷっぷー警笛を鳴らして走ってくる。

バイクにはプレートがなく、免許なしで乗れそう。
このバイクが一番危ない。平気で逆走する。
信号で横断歩道を渡るとき、車が来る方向だけ見ては危険。
逆方向も見て、バイクが来ないことを確認せねばならない。

 

人同士も、そう。
こちらが真っすぐ歩いている、その直前を、横から来た人が、横切っていく。

やり過ごして、通り過ぎてから横切る、などしない。


駅では、
切符を買うと、切符を投げて渡してくれる。

 

中国では、人のことなどお構いなし。自分さえ良ければ良い。

 

中国の民間会社に10年、支援に来ている日本人の話。

自分の仕事が終われば、同僚が忙しくしてても、さっさと帰る。

決して、手伝ってあげようということはない。

自分の習得した技量を、同僚に教えてあげるなど、しない。

らしい。

 

役所仕事もそう。

担当者が一週間も出張だと、机の上に処理すべき書類が山積み。

申請者は急いでいるに違いない。早く処理してあげるために、隣の人に処理を頼む。

など、一切なし。

 

学生には、

互いに実験を手伝い合いなさい。データは共有しなさい。手分けして解析しなさい。

互いに教え合いなさい、と教えているが、
どうもそうはしていないようだ。

 

ドンドン海外に行って、羽ばたきなさい。しかし、必ず帰国し、母国を良くしなさい。

大学に通い、研究ができているのは、国民の税金のおかげだから

国を豊かにすることで、恩返ししなさい。

 

と言い続けているが、効果はないかもしれない。

 

買い物で店に騙される奴が馬鹿だ。

賄賂をもらわず貧乏な公務員は、無能だ。

 

という考えを、全員が持っていそうだ。

 

中国は、生き馬の目を抜く社会。

他人への温かい目。これがないように思う。

損得でしか動かないように思う。

 

情けは人の為ならず。これは、中国人の考え方。

この言葉、私は嫌いだ。情けは人の為、です。