日本人も、かつては歩行者無視の自動車天国だったり、整列なしの突撃乗車だったり、目を離すと大きな荷物が盗まれました。日本製品は、安かろう悪かろうの代名詞でした。

いつの頃から、落とした、忘れた、財布が届くようになったでしょう?

現代中国人が野卑なのは、ごくごく最近まで、衣食が足りなかったから、でしょう。
生きるのに必死だったからでしょう。
80年代まで、食料は配給制。
「吃了吗?(食べた?)」が「やあ、元気」代わりの挨拶だったのは、つい20年ほど前。
今、これを言うと、50ー60歳の人は、懐かしがってくれます。

魯迅の「故郷」で書かれた、子供時代の遊び友達が思い出されます。

中国人で一番感心するのは、素直さです。

5年前、こちらに来た時、長春の一番の繁華街はゴミ箱の臭いにおいだったし、
バスの中では、前と後ろに分かれた夫婦が大声で話し、
列を作って並んでバスに乗ろうとすると、前に割り込みスーパーのレジでも前に割り込み、
片道4車線の大通りの広い歩道で、用を足すおばさん。

そういう姿を、今、全く見なくなりました。

学生が食べ物を平気で床に落とし、床はゴミ箱さながらだった、テーブルは残飯だらけだった、
そういう学食も、見違えるようにきれいになりました。

数か月前には、道を渡ろうとしたときに走ってきた車が止まりました。驚きました。

「文明」(品よくという意味)と叫ぶテレビの公共放送が功を奏しているのでしょう。
中国人の文明度は、急激に上がっています。