■携帯端末、全社対応型に…総務省が制限解除要請へ
(読売新聞 - 03月28日 03:06)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100328-00000055-yom-bus_all

今までの日本の通信会社先導によるビジネスモデルは
総務省要請のSimロックフリーによって大きな変化が起こる事でしょう。
それはそれぞれ個人の価値観の違いによって良くもあり悪くもある事でしょう。
しかし海外在住者の視点から見てみれば
日本の携帯電話は通信会社によって雁字搦めに固められた物で
自由度を求める人間に取ってはとても使いにくい端末です。
そしてサービスも通信会社先導の限られたサービスになります。

日本では多くの人が選択の余地を無しに与えられたサービスを普通に何も考えずに利用し
そして通信会社もそのサービスに対して利用者に課金を行っています。
日本の通信会社は保証も厚く、クレームや色々な事に対しても
良いサービスを供給していますが、それは利用者が自動的にサービス料金を支払う
ビジネスモデルが確立しているからです。

これは日本人特有の悪い癖なのですが
自分の解らないこと、知識の範囲外における事を全て他人や業者に委託します。
良いか悪いかは個人の考え方によりますが
事実上お金を払って「責任転嫁」をするサービスを業者より受けます。
ところが海外ではまずは自分で出来る事は自分で(自己責任で)行います。
本人も自己責任ですので自分で良く調べて、もしくは他者の指導を受けて
勉強してから実践に取り組みます。
そして個人では解決仕様も無い難しい問題のみを業者に委託します。
良い例が車で海外では少々の車の修理は通常持ち主が行います。

そして日本の通信会社はこの日本人の特徴を良く利用して
会社自身が儲かるビジネスモデルを確立してきました。

海外での携帯電話のサポートは通常端末販売会社によって行われます。
会社に寄って異なりますが通常数年間の保証期間が設けられていて
不具合がある場合にメーカーにクレームを付ける事が出来ます。

そしてインターネットなどの接続方法ですが
基本的な設定方法があり
それぞれの端末に寄って多少設定方法が異なりますが
決まった設定を各自で行いインターネットに接続をする事が出来ます。
そして通信会社によってはインターネット上などで
端末事に各種設定の仕方を掲載していたりします。
電話対応に寄るサポートなどもあります。
海外ではこの様な事に関して何も問題が起きていません。
それは一つ一つの作業が単純な物で
個人個人が自己責任を取るという認識が文化の中に浸透しているからです。

これからの携帯電話のトレンドはスマートフォンの流れに成っていくでしょう。

ここで一つ考えられるのはスマートフォンは非常に自由度が高く
ユーザーが自分の欲しいサービスを多くの物の中から選んで使っていく事が出来ます。

この総務省の通達が実際に行われる様になるとします。
そうすると当然今までのビジネスモデルが変わってくる事になるのですが
スマートフォンはそれ特有の自由度の高さから
アプリケーションを自由に搭載する事が出来ます。
と言うことは今まで日本で行われていたサービスも
通信形態もアプリケーションをインストールする事によって
継続する事も可能であるという事でもあります。

通信設定も単純と言えども日本人の今までの習慣を考えると
他者に委託するのが通例かもしれません。
そういう事になるとユーザー自身が端末を購入して
個々の通信会社によるショップもしくは今までの端末販売斡旋業者に委託をして
通信設定および個々の通信会社特有のアプリケーションインストールを行う
今までとは違う、しかし今までの流れを汲む
新しいビジネスモデルが誕生するかもしれません。

そして端末供給会社(メーカー)は今まで日本で行われていた
サービスを考慮した端末を作成すれば
基本的に日本の主要三大通信会社のサービスは多くの共通点がありますので
(ワンセグ、おさいふ)
それに対応するように作れば大きな弊害がある事も無いと思います。

日本のケータイは限られたアプリ、限られたフォーマットの音楽、
拘束されたピクチャーや壁紙など多くの不自由が存在します。
なぜ自分で購入したCD/ダウンロードの音楽を
自分個人の携帯電話の着信音などに設定する事が出来ず
着信音などに自分の好きな音楽を使いたければ
また携帯上のインターネットで購入しなおさなければならないのでしょうか?

Simフリー化する事により端末購入価格が著しく高くなるかもしれません。
しかし、ただ単にSimフリー化を行うのではなく
2年間拘束型の端末販売奨励の形式を残してのフリー化も検討すれば
消費者に取っても良い市場が生まれると思います。

私個人としては消費者に取っての考慮や検討を重ねた上での
Simフリー化は賛成です。

以下にSimフリー化に関して掲載されている記事があります。
興味のある方は目を通してみてください。

携帯電話 におけるSIMロック論争 - 松本徹三 : アゴラ
http://agora-web.jp/archives/969871.html#more

bROOM.LOG!:結局SIMロック論議もオープンプラットフォーム構想も
端末IDの話に尽きるのかも知れないなぁ
http://blog.rocaz.net/2010/03/860.html

bROOM.LOG!:ガラパゴス”の定義とは
http://blog.rocaz.net/2008/11/587.html