なんとか無事帰ってきました。
篭り日数100日弱。
前半はカメラに依存することなく滑った。そしていろんな人と知り合えた。
教えたり教えられたりしながら自分はスイッチの強化に励んだ。
中盤、怪我などが重なり所々滑れない日が続いた。そんなときに板も折れ、ブーツまでも言うことをきかなくなった。山を降りようかとも考えた。それぐらい滑りに支障が出た。
そんな時、一生懸命頑張ってる宿の子たちをみて少し教えてみようと思った。まともに滑れなくても見ることは出来ると思った。
上着を脱いで、汗だくになりながらハイクし何度も転がる姿を見て心打たれた。
ほぼ初心者の子らにとってのこのアイテムへの恐怖心は、俺の今やっていることなんて全然大したことないんだ。
これが俺の中で大きな引き金となる分岐点となった。
中盤の後半戦、身体もほぼ支障がないぐらいまでは回復した。それでも膝に爆弾をかかえてるようなもん。
宿の子達のアイテムへの恐怖心と同じくらいまで俺も「このトリックもう怖くてイヤだ！」ってくらいのとこまでもっていこうとしきりに回した。
そしたら720でつまづいた。これでもか？ってくらい頭打ちすぎて2日ほどふらついてたときもあった。
ジブでは初めて記憶飛ばして運ばれた。ＮＸの人たちがそばにいてくれて、宿の人たちに連れて帰ってもらった。
終盤からいよいよ本格的に撮影。しかし雨風で板が走らなかったりと苦戦する日が続く。付け加えてカメラでの撮影なんてしたことない人ばかり。要点だけはしっかり教えて、撮った映像は夜に必ずチェックとダメ出し。
これを繰り返して日に日に良くなっていくカメラアングル。個人でもカメラマンにいろいろ要望するようになってきた。
撮影後、映像チェックしにみんな俺の部屋へ来るようになった。無駄映像の重要性もわかってるみたい。しかもキャプチャしてくれるまでに。横で観ながらうれしくてしょうがなかった。
3月末には石打のアイテム数激減。キッカーもサイズダウン。ゲレンデの存続も危うかった。
人もまばらで土が見えて、小川が流れ出して、ふきのとうを採りに来る人もいる中、キッカーだけは一定のサイズで保たれた。
気が付けばみんな飛べなかったサイズでとんでるし、入れなかったスイッチで飛んでるし、回せなかった台で回してるしでリフトから見ててほんと驚いてた。
大して上達感のない俺には焦りがあった。とゆーか映像に収めなければ周りは納得しないという固定観念が抜けない自分がいた。
宿が解散してからはフリーに。朝から晩まで暇ヒマ。いろんな人んとこに転がり込んでしのぐ。
撮影も終盤になり、一人また一人と仲間が下山していく。人がいないので撮影は困難となってきた。
そんな中、奥只見へ行こう！との案が出てみんなのった。
今のゆるい石打のアイテムでなれているみんなには奥只見の攻略は困難と思った。
でもみんなついてきた。自身のオーバーサイズのキッカーに入って飛んだ。ほんとすごいと思った。
18ｍにおいては、届かないと見切りあきらめた俺と、チャレンジしてみたＳ君。結果は彼が届かなくて怪我してしまったけど、このあたりで彼と俺に大きな差が出た。
きっとあれはフル直下でいけば彼なら多分届いてたと思う。俺ももしかしたら届いたかもしれない。でも飛ばなかった。上手くなる人とならない人はこうして差が出ていくんだと思った。もちろん彼Ｓ君は俺より数倍上手いです。
最終日は板が吸い付いてまったくダメ。簡易ＷＡＸでシュワシュワ塗っても3本もたない。リップでつんのめってバランス崩す。それでも最後だからあきらめずに全力で突っ込んだ。届かなくてみんな吹っ飛んでた。
心折れそうになってもなんとか音楽で保てた。すべてが上手く行かず時間だけ過ぎて終わってしまった。
最後の一本は雪合戦しながらおりてきた。リフトで下山するときＮさんは「雪合戦楽しかった」って言ってた。この言葉をもらって我に返った部分があった。
スノーボードは楽しむもの。浅いようで、滑り込むと忘れて周りを見失いがちな、そんな奥の深い言葉。
いまさらながら、そんなたわいもないことを最後の最後に学んで帰ってきました。
俺の篭った3ヶ月はこんな感じで幕を閉じました。
08-09 teaser in Ishiuchi maruyama
篭り日数100日弱。
前半はカメラに依存することなく滑った。そしていろんな人と知り合えた。
教えたり教えられたりしながら自分はスイッチの強化に励んだ。
中盤、怪我などが重なり所々滑れない日が続いた。そんなときに板も折れ、ブーツまでも言うことをきかなくなった。山を降りようかとも考えた。それぐらい滑りに支障が出た。
そんな時、一生懸命頑張ってる宿の子たちをみて少し教えてみようと思った。まともに滑れなくても見ることは出来ると思った。
上着を脱いで、汗だくになりながらハイクし何度も転がる姿を見て心打たれた。
ほぼ初心者の子らにとってのこのアイテムへの恐怖心は、俺の今やっていることなんて全然大したことないんだ。
これが俺の中で大きな引き金となる分岐点となった。
中盤の後半戦、身体もほぼ支障がないぐらいまでは回復した。それでも膝に爆弾をかかえてるようなもん。
宿の子達のアイテムへの恐怖心と同じくらいまで俺も「このトリックもう怖くてイヤだ！」ってくらいのとこまでもっていこうとしきりに回した。
そしたら720でつまづいた。これでもか？ってくらい頭打ちすぎて2日ほどふらついてたときもあった。
ジブでは初めて記憶飛ばして運ばれた。ＮＸの人たちがそばにいてくれて、宿の人たちに連れて帰ってもらった。
終盤からいよいよ本格的に撮影。しかし雨風で板が走らなかったりと苦戦する日が続く。付け加えてカメラでの撮影なんてしたことない人ばかり。要点だけはしっかり教えて、撮った映像は夜に必ずチェックとダメ出し。
これを繰り返して日に日に良くなっていくカメラアングル。個人でもカメラマンにいろいろ要望するようになってきた。
撮影後、映像チェックしにみんな俺の部屋へ来るようになった。無駄映像の重要性もわかってるみたい。しかもキャプチャしてくれるまでに。横で観ながらうれしくてしょうがなかった。
3月末には石打のアイテム数激減。キッカーもサイズダウン。ゲレンデの存続も危うかった。
人もまばらで土が見えて、小川が流れ出して、ふきのとうを採りに来る人もいる中、キッカーだけは一定のサイズで保たれた。
気が付けばみんな飛べなかったサイズでとんでるし、入れなかったスイッチで飛んでるし、回せなかった台で回してるしでリフトから見ててほんと驚いてた。
大して上達感のない俺には焦りがあった。とゆーか映像に収めなければ周りは納得しないという固定観念が抜けない自分がいた。
宿が解散してからはフリーに。朝から晩まで暇ヒマ。いろんな人んとこに転がり込んでしのぐ。
撮影も終盤になり、一人また一人と仲間が下山していく。人がいないので撮影は困難となってきた。
そんな中、奥只見へ行こう！との案が出てみんなのった。
今のゆるい石打のアイテムでなれているみんなには奥只見の攻略は困難と思った。
でもみんなついてきた。自身のオーバーサイズのキッカーに入って飛んだ。ほんとすごいと思った。
18ｍにおいては、届かないと見切りあきらめた俺と、チャレンジしてみたＳ君。結果は彼が届かなくて怪我してしまったけど、このあたりで彼と俺に大きな差が出た。
きっとあれはフル直下でいけば彼なら多分届いてたと思う。俺ももしかしたら届いたかもしれない。でも飛ばなかった。上手くなる人とならない人はこうして差が出ていくんだと思った。もちろん彼Ｓ君は俺より数倍上手いです。
最終日は板が吸い付いてまったくダメ。簡易ＷＡＸでシュワシュワ塗っても3本もたない。リップでつんのめってバランス崩す。それでも最後だからあきらめずに全力で突っ込んだ。届かなくてみんな吹っ飛んでた。
心折れそうになってもなんとか音楽で保てた。すべてが上手く行かず時間だけ過ぎて終わってしまった。
最後の一本は雪合戦しながらおりてきた。リフトで下山するときＮさんは「雪合戦楽しかった」って言ってた。この言葉をもらって我に返った部分があった。
スノーボードは楽しむもの。浅いようで、滑り込むと忘れて周りを見失いがちな、そんな奥の深い言葉。
いまさらながら、そんなたわいもないことを最後の最後に学んで帰ってきました。
俺の篭った3ヶ月はこんな感じで幕を閉じました。
08-09 teaser in Ishiuchi maruyama
