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「ルートボックス」はギャンブルに相当しない、アメリカの業界団体“ESA”が最新の声明を発表

doope! 国内外のゲーム情報サイト 2017-11-24

“Middle-earth: Shadow of War”の有料箱採用を皮切りに、“Star Wars Battlefront II”や“Forza Motorsport 7”といった注目作の仕様が問題視され、10月上旬に大手レビューサービス“OpenCritic”がマイクロトランザクションとルートボックス要素の有無を評価ページに明記すると発表したことが決定的な火種となり、今やイギリスやベルギー、オーストラリア、ハワイ州が賭博法の抵触やレーティング基準の改定を念頭に置いた調査に乗りだす事態にまで発展している「ルートボックス」(ルートクレート)問題について、アメリカのビデオゲーム業界団体“ESA”(Entertainment Software Association、ESRBやE3の運営母体)が最新の声明を発表し、改めて“ルートボックス”はギャンブルに相当しないと強調した。


・ESAはルートボックスがギャンブルに当たらない根拠として、ルートボックスの一部が無料で得られること、さらにこれらがあくまで選択的な機能であり、必ずしも購入を強いるものではなく、ゲーマーの決定に委ねられていること、この2つを要点として挙げている。

ルートボックスは、幾つかのビデオゲームにおいて、プレイヤーにゲーム内の経験を高めるアイテムを得る別の方法を提示する自由意志に基づく機能であり、これはギャンブルに相当しません。

ゲームデザインによって、幾つかのルートボックスが得られ、さらに入手したい場合はこれを購入することができ、幾つかのゲームにおいては、これらはプレイヤーの進行を支援する要素を持っています。

一方で、これらはゲーム内の成功と進行のために購入が強いられるものではなく、任意で選択可能な機能の1つであり、何れの場合もゲーマーが自らこれを決定します。

・仕様や問題に関する具体的な言及はなく、イギリス政府やベルギーの司法長官が指摘する中毒や子供達のメンタルヘルスにまつわる潜在的な危険性にも触れていない。


・ルートボックスはプレイヤーの自由意志で購入されるものであり、その選択が任意であることを建前とすることは、先日Playsaurusが“Clicker Heroes 2”の開発に当たってF2Pモデルを取り止めた大きな要因の1つでもある、“自己責任やプレイヤーの自由意思を盾に、その責任と問題の本質を転嫁することで、F2Pビジネスを合理化している”状態に


ベルギー政府は「ルートクレート」をギャンブルとは認定していない、ベルギーの国営放送が注意喚起


・ベルギー政府の賭博委員会が「Star Wars Battlefront II」と「オーバーウォッチ」の2作品について、それぞれのルートクレートがギャンブルに相当するかどうかを見極める調査を開始した問題について、ベルギーのKoen Geens司法長官が地元TV局“VTM”のインタビューに応じ、ヨーロッパ全体でこれを禁止したいと語った自身の見解を明らかにした


・Koen Geens司法長官の見解は、あくまで禁止を視野に入れた取り組みに前向きな姿勢を提示したもの

・英語圏の大手情報サイトでは、翻訳の問題もあり、刺激的な見出しが伝言ゲームのように一人歩きするなかで、あたかもベルギーの賭博委員会が“Star Wars Battlefront II”や“オーバーウォッチ”のルートクレートをギャンブルとして正式に認定したかのように報じられる様子が散見される状況

・ベルギーの国営放送RTBFが今回の誤報が事実ではないと注意喚起を行っている

ベルギー賭博委員会の議長を務めるEtienne Marique氏がRTBFの確認に応じたもので、一連の誤報を否定したEtienne Marique氏は、ベルギー政府が現在も進めている“Star Wars Battlefront II”と“オーバーウォッチ”の調査について、まだ最終的な結論には至っていないと明言


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規制に一歩前進かと思いきや「ルートボックス」はギャンブルではないとアメリカ業界団体とベルギー政府が声明を発表。認識としては課金を購入するのを強いるものではないのでギャンブルではないとのことですが、膨大な時間をゲームに費やさなければアンロックできないというのは、遠回しに課金を促しているのと同じではないかなと思いますが・・
仮に規制されなくてもゲーマーが不買運動を続けて、メーカー側に損益を被ることになれば考えを改めざるを得なくなると思いますが、一方ゲームに喜んで課金をする層も一定数居るので、この問題はまだまだ尾を引きそうです。