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East meets West:グローバル帝国に成長するスクウェア・エニックス,松田洋祐社長インタビュー

biz Japan Edition 2017-12-05

「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」は,同社の最大のヒット商品で,スクエニが過去最高の利益を上げる一助となった。
今年初めに我々の契約エディターであるRob Faheyが寄稿した通り,これは少なからずファイナルファンタジー・シリーズのドラマチックな転換によるものだ。昨年の「ファイナルファンタジーXV」での勝利と2作めのMMORPGである「ファイナルファンタジーXIV」の今も続く成功は,フラッグシップたるRPGのフランチャイズがスクエニにとっていかに重要かを再確認させることとなった。

松田氏はこうも語る。
「これは決して打ち切れるものではないので,その意味で私たちにとって非常に重要なフランチャイズですが,大きなプレッシャーの源でもあります。毎回,ファイナルファンタジーにどのようなチームを組むか頭を悩ませます。開発者は常に大きなプレッシャーの下で働くことになりますから」
「イノベーションが鍵です。もちろんモチーフは一貫していますが,前作を超えたり,これまでやったことがないことをしたりするために,常に自分たち自身に対してチャレンジし続けなければなりません。XIVでもXVでもその流儀を守り,成果を出せたと自負しています」


 FFXVはまた,スクエニが複数のメディアにわたるフランチャイズを作り出すためにこれまでで最大の試みをしたことも示した。ゲームのリリースの前には,キャラクターを紹介した短いアニメシリーズと,ストーリーを設定する前編となるムービーが公開された。ファイナルファンタジーが松田氏にスクエニのブランドをすべてのエンターテイメント分野に浸透させるきっかけになったのだろうか。

 「ファイナルファンタジーXVは,素晴らしくうまくいった例でした」とCEOは認める。「ただ今後すべてのタイトルでやるというわけではなく,ケースバイケースになると思います。向いているものとそうでないものがあると思いますので……。ですから今後は個別に判断していきたいと思っています」

「つまるところ,我々はゲーム屋ですので,しっかりしたゲームを作ることがすべてで,これが変わることはありません」
ファイナルファンタジー,そして若干少ないもののドラゴンクエストが叩き出した売上は,同社の日本での事業に寄与するだけではない。とくにファイナルファンタジーは,欧米でもうまくいくだろう。日本のデベロッパは,グローバルな魅力を持ったゲームを作るのがうまくなったのだろうか。それとも西側の消費者が単に東洋のテイストを味わうようになってきたのだろうか。松田氏は,これが現在進行中の業界の変化であると考え,こう断言する。

「PS3とXbox 360の人気を考えれば,日本のデベロッパは是が非でもそこに追いつく必要があるということに気がついたのです。実際スクエニでも起こっていました。しかし,その後世代交代があり,高い授業料になったことは認めます」
「ファイナルファンタジーXVのときは『考えうるベストなことをやってくれ,欧米のデベロッパが何をやっているかを過度に意識する必要はない』とデベロッパに言いました。彼らはやりたいことをやるべきですし,それがもっとも訴求力があるものになるからです。
国内のほかのパブリッシャでも同様のことが起きていたのではないかと思います。皆,自分の強みを活かすということに取り組み始めたのです」
「このことは日本のデベロッパだけに当てはまることではなく,欧米のデベロッパにとっても同じことがいえるでしょう。自分たちの個性を活かしたタイトルを開発すことが最高のゲームを創り出すことにつながると思います」

ファイナルファンタジーとドラゴンクエストの復活は,欧米リリースでの残念な結果を相殺するかもしれないが,同社のポートフォリオは常に東西の融合から恩恵を受けるという。前年度は日本のゲームの新タイトルで収益の大半を獲得してきたが,カタログ販売については同社の海外スタジオのゲームが非常に高いパフォーマンスを上げていると松田氏は評価し,次のように付け加える。

 「私の見解では,うちの経営陣は日本と欧米のスタジオを区別しておらず,むしろ全体のラインナップのバランスをチェックしています」

 松田氏は「我々の製品のライフサイクルは長くなっている」と見る。これにより,ローンチ後も長期に渡って財務数値にポジティブなインパクトを与えることになる。例としては「Just Cause 3」があり,もはや減価償却が終わった同タイトルは売上を積み上げていくだけだ。トゥームレイダーも大きく貢献をしている。


FFナンバリングの今後について松田社長もどのチームに組ませるかあれこれ頭を悩ませてるみたいですね。
FF16はどのディレクターの元で開発するのか分かりませんが、開発チームも相当なプレッシャーでしょうし、絶対に成功させないといけないので、余計に慎重にならざるを得ない。

FF16ディレクターはだれがふさわしいんだろう(´・ω・`)