(24) イースVIII -Lacrimosa of DANA



日本ファルコム

先のNintendo Directで「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(以下、「イースVIII」)が
日本一ソフトウェアから発売されるという発表がありました。

この発表を見た多くのイースシリーズのファンや日本ファルコムのファンは
「日本ファルコムの誤植では?」と思ったのではないでしょうか。
実はこれは誤植ではなく、本当に“日本一ソフトウェア”から「イースVIII」が発売されるのです。

そこで、「そもそもイースシリーズってなに?」ということから、この度の経緯について、
イースシリーズを世に送り出し続けてきた日本ファルコムの近藤社長
Switch版「イースVIII」を発売する日本一ソフトウェアの新川社長
インタビューをおこないました。


Switch版の魅力をお教えいただけますか?

新川社長:
Switchって三種類の遊び方ができるじゃないですか。携帯機として遊んだり、テレビにつないで遊んだり、机に置いて小さいモニター代わりとして遊ぶっていう、お客様の好きなプレイスタイルに合わせて選択できるっていうのが素晴らしい。海外でもヒットしているっていうのは、1台でその選択肢が3つあるっていうところに秘訣があったのではないかと思います。私の感覚では「イースVIII」についても日本のお客様は携帯機で遊びたいっていう方が多くて、海外の方だと据え置きで遊びたいという方が多いのかなと。イースとSwitchの相性っていうものに気づいていただけると嬉しいですね。

近藤社長:
そうですね。どこでもできるっていうのは大きな魅力だと思いますね。僕も自分の子供たちが「Switchが欲しい!」と言うので、Switchのどこが良いのって聞いたら「テレビにつないでも遊べるし、携帯ゲーム機にして友達とも遊べる」と。やっぱりゲームユーザーも色んな環境の方がいらっしゃるので、場所を選ばずに遊んでいただけるというのは、僕らも携帯機ゲーム機中心でゲームを作っていたので、そこは期待したい。自分の子供たちがSwitchを持つガジェット感、機械そのものの魅力からゲームに注目してもらえるんじゃないかという気持ちもあります。そういった要素諸々含めてSwitch版を僕らも楽しみにしております。

なぜ、Switch版「イースVIII」が日本一ソフトウェアから
発売されるのか。

では、「イースVIII」が日本一ソフトウェアから発売されることになりましたが、ここに至るまでの経緯をお教えいただけますでしょうか?

新川社長:
一から話すとなると、近藤社長と知り合ったところからになりますけどいいですか?(笑)最初に近藤社長にお会いしたのは、その昔、PCゲームメーカーが集まる忘年会があったのですが、その会場でした。その時、壇上で話されているのを見て、すごく立派な人だなと思いました。そこでご挨拶する機会を頂いて、お話をしている中で、2人とも歳が近くて、新卒で入社して、ゲームのシナリオを自分で書いて、上場会社の社長に就任する、という結構共通点が多いっていうのがわかってきたので、それからちょっとした相談なんかを近藤社長にするようになりました。

近藤社長:
実はその時ちょうど僕らもコンシューマーに参入しようと考えていた頃でした。ただ、コンシューマーのノウハウが無いものですから、新川社長にどうやっているんですかとか、いろんな方を紹介してくださいとか、たくさんの事を相談したのをよく覚えています。

新川社長:
そんな感じで具体的なお仕事はなかったのですが、年に何回か飲みに行ったりしていました。そして、私がアメリカの子会社のNISA(Nippon Ichi Software America)の社長になったタイミングで、ファルコムさんの海外展開をお手伝いしたいというお話を積極的にし始めたんですね。それから5年くらい期間があったのですが、その間に日本一ソフトウェアはSwitchで「魔界戦記ディスガイア5」を販売して、非常に良い結果を出すことができました。そこで、もしよかったらファルコムさんのタイトルもSwitchに移植してはいかがでしょうかと提案をしたのがきっかけで、初めて「イースVIII」を預からせて頂くことになりました。あとは、私自身、PC時代からファルコムさんのゲームを遊んでおり、ファンであるというのもあって、ファルコムさんには新作を作るのに集中して頂きたい、海外展開とか移植とか、そういったものはウチに任せて下さいと、お手伝いさせてくださいと。そういう風に考えていてご提案いたしました。

近藤社長:
日本ファルコムも社員の8割以上が開発で、そんなに大きい規模の会社では無いので、オリジナルのタイトルの制作に集中するっていうスタイルでやってきています。海外展開とか移植とか水平方向への展開っていうのは、パートナーさんを見つけて、お任せするという形でずっときていました。ちょっと古いデータですが、イースシリーズっていうのは全ゲームの中で一番多くのプラットフォームに移植されたタイトルなんですね。たしか4,5年前の情報ですけど、そのときでも50近くはありましたね。さすがに僕らの力だけでは、そこまで多くのプラットフォームにゲームをお届けするっていうのはできなかったと思います。やっぱりパートナーさんが居たからこその結果だとも思います。「イースVIII」についてもどうしようかなと考えているときに、新川社長から非常に熱心にご提案を頂いて、じゃあパートナーさんとしてお願いしますと。

新川社長:
結構しつこかったと思います。すみませんでした…。

近藤社長:
いえいえ(笑)一所懸命作ったゲームをなるべく多くの方に手に取っていただきたいものですし、僕らもSwitchに非常に興味があって、やれる機会は無いかと考えていました。

新川社長:
とてもいいタイミングだったということですね(笑)

皆さまへのメッセージ

最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

新川社長:
ファルコムさんとの共同プロジェクトを発表出来て、非常にうれしく思っております。イースファンはもちろん、ファルコムさんのファン、任天堂さんのファン、すべての方のために、「イースVIII」だけではなく、是非他のタイトルも展開していきたいと思っております。

近藤社長:
ちょっと営業入れましたね(笑)

新川社長:
営業入れさせて頂きました!まずはしっかりと「イースVIII」を開発して、販売していく、というのが大事ですけど、是非一回だけではなく、継続した共同プロジェクトという形で今後もご一緒できると非常に嬉しいなと思っています。



近藤社長:
「イースVIII」は8作目、歴史あるタイトルとなると、イースシリーズを知らなくても大丈夫なのかなというお客様がたくさんいらっしゃると思います。ですが、「イースVIII」は昨今のシリーズの中でも評判が良くて、ここ数年のイースシリーズの中で一番良かったといってくれるお客様も多かったタイトルです。シリーズを全く知らないSwitchユーザーの方でも問題無く冒険できるアクションRPGになっていますので、そこのところは不安に思わず手に取って頂いて楽しんで頂けたらなと思っております。タイトル名を出していいのか分からないですけど、ゼルダの伝説を遊んでいらっしゃる方にも、楽しんでいただけると思いますし、そういうところと並んでタイトルを出せるっていうのは僕らにとっても刺激やフィードバックになります。既存ユーザーだけでなく、多くのSwitchユーザーにお届けできればなと思っております。

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ネットの反応

・閃2の頃ならともかく
3の売上で後発移植出しても一万くらいしか売れないんじゃねーのか
・こんちゃんかわいそう・・
ファルコムファンはPSで満足してるんだよなぁ
・コイツほんまいらんことしすぎやろ
・マジでファルコムのハイエナ狙ってるのかよ
近ちゃんは別にどうぞどうぞだろうが
・日本一さぁ…
・軌跡も移植する気満々だなこいつ
・すでに海外でPS4版も出てるのに売れんだろ
・日本一はディスガイアがちょっと売れたぐらいで調子乗るな


イース8のスイッチ版は日本一社長のしつこい営業で実現したようです。

ファルコムの近藤社長も新川社長のしつこさに戸惑っている様子w


まあ、スイッチ版イース8が爆死しても日本一が赤字を被ることになるでしょうし、

ファルコムにとってはスイッチでの展開の足掛かりになるでしょうけど、これが売れなければ

かつて日本一がDSで展開して失敗した過去も・・


『ディスガイア』がプログラム流出の危機に!? 新川社長が渋い顔で語る2008年タイトル開発秘話【電撃日本一】 - 電撃オンライン

http://dengekionline.com/elem/000/000/601/601196/
PS3の後はDSへも参入されていますね。

新川:ちょうど会社が株式上場のタイミングで、売り上げが欲しかったところに、『魔界戦記ディスガイア』のDS移植の話が持ち上がったのがきっかけです。最初は開発ラインが確保できないということで断っていたんですが、「それなら社外で移植しよう」という話が出て、あわてました。『ディスガイア』シリーズは日本一ソフトウェアの虎の子タイトルじゃないですか。そのプログラムを社外に出すなんてとんでもないということで、私は大反対したんです。最終的に、なんとかしてグループ内で開発ラインを確保するという話にまとまり、DS市場参入の運びとなりました。

DS市場に切り込みを掛けるということで、一気に4タイトルを発売されていますね。

新川:DS市場に日本一ソフトウェアのファンがどの程度いるかは未知数でしたが、やるからには継続してソフトを出していきたいということで、『魔界戦記ディスガイア』を子会社のシステムプリズマ、それ以外を社外制作という形で開発ラインを確保しました。そうして出来たのが『魔界戦記ディスガイア ~魔界の王子と赤い月~』『ジグソーワールド ~大激闘!ジグバトル・ヒーローズ~』『マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた』『ザ・コンビニDS 大人の経営力トレーニング』の4タイトルです。

 これらは大赤字にはなりませんでしたが、売り上げは全体的に振るわず、自分たちのソフトがそのハードに合っているかどうかを、じっくり考えなければいけないと痛感しました。

こういった過去もあるので、これの二の舞にならなければいいですけど(´・ω・`)