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aiboで生まれた「感動体験」を世界に。ソニー平井社長に聞く8K、車、OS、スマホの次

AV Watch 2018-01-12
業界全体が変化する中で、2018年のソニーはどの方向に向かおうとしているのだろうか?


「ビクトリーラップ」の時期じゃない

ソニーの業績は大きく上向いている。営業利益の予測値は、前年同期比2.2倍となる6,300億円。過去最高の利益水準となる。だが、平井社長は「そこに危険がある」と話す。

PlayStationはもう長い歴史があるビジネスなので、この部分は独自で投資をして強くする。それが、PlayStationというビジネスとしての責任ではないか、と考えます。

私はPlayStationのビジネスを長くやっていて、そこでいろんな勉強もさせていただきました。確実に発売できる時にやるのが、結局は不利益にならないやり方ではないか、と思うのです。


それから、これは「顕在化していない課題」と言えると思うのですが……。

正直申し上げて、まだ2017年度が終わったわけではありません。しかし、社内では「ビクトリーラップ」状態になっているような気がするんです。ここまでがんばってきたのに、マネジメントも社員も気を緩めてしまう。これが問題です。「まだ終わっていない。危機感を持ち続けないと、3、4年前の苦しい時期に逆戻りするんだ」ということを言い続けています。

実際、計画通りに行けば、今年度は昨年度に比べ3,400億円利益が多くなります。

しかし、震災対策などの一時要因を除くと1,400億、さらに、その多くが為替差益です。そうすると、本当の利益の上積みは650億円。

これが実力です。それを社内に伝えて、「もっとがんばらないと」と常に伝えることを意識しています。


具体的な業績内容は、後日行われる第3四半期の業績発表までお待ちいただきたいのですが、PlayStation 4はかなり好調な年末商戦でした。累計で早期に7,300万台を超えましたし、PlayStation Networkの成長も堅調です。

テレビ・オーディオ・デジタルイメージングを中心に、どの製品も良い年末商戦を迎えられたと分析しています。レンズで若干商品が足りなかった部分がありましたが……。

しかし、これでビクトリーラップに入ってはいけないんです。家電ビジネスにおいて、第4四半期は鬼門なんです。在庫調整などの要因も出てくる可能性がありますし。4Qをどうコントロールするか、3月31日まで緊張感をもってあたります。




平井社長は現実を見てますね。
ソニーが絶好調だからこそ社員たちはビクトリーラップに入らず危機感を持て、と。
確かにその通りだと思います。

「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがありますが、好調の時だからこそ、次に備えて戦略を練らなければなりません。
当然、ライバルでもある任天堂の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調ぶりを見て、なにかしらの対抗策を打ってくるでしょう。

2018年はスイッチに対抗する次世代携帯ゲーム機の投入があるのかどうかも含めて2018年のプレイステーション事業の行く末がどうなっていくのか気になるところです。




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