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ヒットしたインディータイトルの続編が前作比15%のセールスと苦戦中。Steamという膨張し続ける市場で作品を見つけてもらうことの難しさ


AUTOMATON 2018-02-11

Failbetter Gamesは2月7日、『Sunless Skies』の正式リリース時期を延期する旨を発表した。当初は2018年5月を予定していたが、現在は新しい見通しを立てている最中とのこと。また開発陣によると、本作の売れ行きは前作『Sunless Sea』との同期間比でわずか15%と振るわず。資金切れにより次のプロジェクトに取りかかれなくなる事態を避けるため、やむなくチーム体制の見直しを図り、従業員15人中4人のレイオフに踏み切った。費用対効果が見込めない『Fallen London』のモバイルアプリは2018年Q2にクローズ。



セールスが伸び悩んでいる理由

・まず早期アクセス販売を開始するには時期尚早であり、想定していたよりもメディアに取り上げられなかった。

・2017年2月に実施したKickstarterキャンペーンが大成功をおさめたことで(出資者数は前作のおよそ3倍)、ファンの多くはすでにゲームを所有しており、売上ランキングといったSteam上での露出を減らしてしまった。

・クラウドファンディングキャンペーンでの成功が、販売プラットフォーム上での可視性を低めてしまった。


・前作が発売された2014年にSteamで配信された新作の数は1782本。一方で続編が発売された2017年には4倍超の7640本にまで膨れ上がっている(SteamSpy)。

・2017年にSteam Greenlightプログラムが廃止され、ゲーム配信までのプロセスを簡略化したSteam Directが導入されたことで、リリース数が増加傾向にある。

・2018年に入ってからもペースは衰えず、今年だけですでに815本ものタイトルが市場に投下されている。

・作品数がハイペースで増えていることから、ユーザに発見されず埋もれてしまう可能性が高まっている。人気作品の続編と言えども、例外ではない。

・開発者が資金繰りに悩まされる事例というのは、スタジオの規模を問わずありふれている。

・『Dear Esther』『Everybody’s Gone to the Rapture』などで知られるThe Chinese Roomは、2017年7月にディレクター二人を除く全従業員のレイオフを実施している。

・またヒーローシューター『Gigantic』を開発したMotigaは開発期間中に4度のレイオフに踏み切り、スタジオ閉鎖ギリギリのところでやりくりしていた)。

・小規模のスタジオでも、収入が途絶えればランニングコストを賄えなくなる。

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まさにインディーゲームの光と影って奴ですね。
前作が成功を収めても続編が誰の目にも止められず埋もれて売れなくなり、それが原因で資金繰りが悪化しスタジオが閉鎖に追い込まれるというまさに負の連鎖状態。

ニンテンドースイッチでも参入しているインディーメーカーは100社を超えており今後も増え続ける一方です。
そしてスイッチで出したインディーゲーが世界で〇〇万本売れた!!全機種で一番売れた
と鼻高々な報告が相次ぎ、成功を夢見てさらに増えていくことでしょう。しかしながらSteamインディーのようにインディーが増えすぎてしまった結果やがては埋もれるタイトルが出てくるんじゃないでしょうか。

ましてやマルチプラットとなると開発費も余計にかかることになるので、ゲームが埋れてしまえばそれでおしまいになってしまいます。
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そのうちスイッチのインディーゲーが〇〇万本売れた報告も減っていきスイッチ参入がアダとなるケースも出てくるかもしれませんし、〇〇万本売れた報告もなくなるかも。

スイッチにはサードソフトがまったく集まってないので仕方なくインディーゲーを買ってる節がありますよね(´・ω・`)





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