IMG_20180911_001117

「ラスト レムナント リマスタード」での新要素やオリジナル版開発当時の秘話に迫る!高井氏、直良氏、坂本氏にインタビュー

「ラスト レムナント リマスタード」

――10年経ってついにPS機種での発売ですが、まずは現在のお気持ちについてお伺いできればと思います。

高井氏:嬉しいですね。ただ、ただ、嬉しいです。

坂本氏:それだけですか!?

高井氏:本当に嬉しいので(笑)。

直良氏:僕は、一度作ったものにまた手を入れられる機会があまりなかったので、それが新鮮でした。あと「ようやく卒業できますね」という感じです。

坂本氏:僕は、Xbox 360版の「ラスレム」の開発当時は別のプロジェクトに関わっていたため一個人として「ラスレム」を遊んでいて、これは本当に良い作品だと感じたので、PSハードに移植されないのはもったいないと思っていました。ようやくPSハードでのリリースが実現したので、嬉しいです。

直良氏:僕らが坂本くんに御礼を言わないといけないところですね。

高井氏:そういうことになりますよね、ありがとうございます。

――PS3では出せなかった理由をお伺いできればと思います。

高井氏:PS3版の工数を見積もった時に、思いのほか大きな工数が出てしまい、現場で「いいから黙ってやらせて」というレベルじゃなく、経営判断を仰がざるを得なくなってしまったんですよ。「今、色んなところも大変なのに、それだけの工数抱えられても」と、当時の経営層が判断しまして。

なので、後ろ髪を引かれつつも、気が付けば僕は「FINAL FANTASY XIV」という足の長いMMORPGに片足を突っ込むどころか両足を突っ込んでしまい、直良は「FINAL FANTASY XV」っていう、これまた足の長いプロジェクトに足をつっこんでしまい、なかなか手を出す余裕もなくなってしまいました。

仮に移植という形で社内のスタッフが手を挙げてくれるなら、僕らから余計なオーダーをする気もないので、気持ちよくやってもらいたいなぁ、というのはずっと言い続けていたんですけれど。

直良氏:気持ちだけずっと残ったまま、チームは散開しちゃって。

――PS3で想像以上の工数がかかってしまった理由は何だったのでしょうか?

直良氏:乗せ換える作業は実際に色々やっていたんですけれど、どこまでやるのか、解消するのか、というのがあったんですね。

Xbox 360版でやれなかったことがいっぱいあったので、そこまで消化したいじゃないですか。商品として競争力を高めるために、PC版でやったことをPS3でやろうとして見積もりを出すと、どんどんタスクが積まれていっちゃうんですよね。

高井氏:そうなんですよね。工数がかかる以上、発売時期は当然後ろにいってしまいますし、既にPC版を見てしまった人たちはPC版と同等以上じゃないと納得してもらえないとなった時に、やはりこれはどうにもならないという感じでした。

直良氏:あの時、実際に人月表を見て「ギャー!」ってなってたもんね。

高井氏:そうですね(笑)。

――PS4で出すことになった経緯をお伺いできればと思います。

坂本氏:今申し上げた通り、PS3版はこういった理由によって、眠ったままになってしまいました。ですが、某雑誌のランキングにずっと残っていたり、ユーザーの期待度というのはとても高いと思っていたので、いつか移植が出来れば、とチャンスを伺っていました。それで社内的に何度かその話はしていたんですけれども、今回ようやく会社からゴーが出たんです。

――今になって会社から許可が下りたのは、発売10周年だからですか?

坂本氏:実は、10周年はまったくの偶然なんですよ。なので、うまく10周年に乗れてラッキー、みたいな(笑)。

一同:(爆笑)

坂本氏:僕の所属している部署が、過去の作品の移植やリマスター的なものもいくつか手掛けているところでして、私自身「FINAL FANTASY IX」のスマートフォン版やSteam版への移植を担当しました。今は「LEFT ALIVE」というタイトルにも関わっているのですが、引き続き移植もやってほしいという話がありました。

それで僕自身「ラスレム」を移植したい、という気持ちがあったので、移植をやるなら「ラスレム」をやりたい、と。許可が下りた理由は…恐らくはそういう実績などから、OKが出たのではないかと思います。


――元々「ラスレム」はSteam版での評価も高かったですが、そういった面も許可が下りた理由のひとつにはなっているのでしょうか。

坂本氏:そうですね。Xbox 360版の時も、Steam版の時でも、とにかくプレイした人は、ほぼ皆さん「面白い」って言ってくれていたんですよ。移植をすることでユーザーの方が喜ぶだろうというのは、色んなリサーチから想像できる状況でした。それらのユーザーさんの声や、過去のデータというのは、非常に重要だったと思います。

――PS4で出すという発表後、ユーザーの皆さんの反応はいかがでしたか?

高井氏:ツイッターのトレンドに入っていましたよね。

直良氏:あれは、ちょっと嬉しかったです。

坂本氏:本当に、10年待っていただけていたんだな、というのを感じましたね。

高井氏:この10年の間にゲーム自体を卒業しちゃっている方も多いと思うんですけれど、待ってくれている人がそれだけいたのは嬉しいですよね。今の時代にこういうタイプのゲームは、もうないですしね(笑)。

――言わせて頂くと、10年前からなかったですよ(笑)。

一同:(爆笑)。


――PS機種での発売を10年待ち続けた、まだ「ラスレム」を未プレイの方たちに向けて、一言お願いします。


直良氏:今こういうタイプのゲームはあまりないですが、まずは一度やってみていただきたいです。スクエニさんからリメイク作品が多く出されていますが、ちゃんと魅力のある作品がリメイクされていますし、「ラスレム」もその作品と肩を並べられるゲームだと思います。今、このゲームをどう感じていただけるかは楽しみでもあり、怖くもありますが、僕たちは自信を持って勧めたいです。

坂本氏:僕は、「何故PSハードで出ないんだ」と、ずっと思っていた人間なので、PS3からPS4へと当初想定していたハードではなくなってしまいましたが、今回チャンスに恵まれて移植させてもらうことが出来て、本当に嬉しいです。


以下全文を読む


ファミ通期待のTOP10にPS3『ラストレムナント』がずっと居座り続けていた過去・・
7876f245


 

反応

・やっぱ気にしてたんだw
・10年越しの夢が叶った
・思いはいつか届くもんなんだな
・まさかラスレムがPS4に来るとは思わなかった
・ラスレムはてっきり中止になってるもんだと思ってたから嬉しい


ラスレム先輩が無事卒業出来て感無量(´・ω・`)