山本敏晴のブログ

1965年生、仙台出身。医師・写真家・NPO法人宇宙船地球号理事長。元国境なき医師団日本理事。 峭餾欟力師」という概念を提唱。企業の社会的責任(CSR)を推進。世界中で大切なものの「お絵描きイベント」を実施。著書に『世界で一番いのちの短い国』『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 『国際協力師になるために』、『あなたのたいせつなものはなんですか?』『世界と恋するおしごと』『地球温暖化 しずみゆく楽園ツバル』『「国際協力」をやってみませんか?』など

2013年01月

K学園高等学校2012年度卒業生へのメッセージ_2546字

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(中学一年生時に山本敏晴の講演を聞いて下さった皆様へ)
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神奈川学園高等学校2012年度卒業生へのメッセージ
(中学一年生時に山本敏晴の講演を聞いて下さった皆様へ)
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私は、アフリカや中東などで国際協力活動をしてきました。
医師として、主に医療分野の支援をしていました。

しかしながら、残念なことに、
私一人だけで、がんばっても、
世界の状況は、よくなっていかないので、
なんとかして、
「地球全体のために仕事をしよう」、
と思う人を増やすための活動も
おこなってきました。

まずは、
「世界にある、様々な問題を、皆さんにわかりやすく説明したい」
と思っていたので、
世界中の人々に、次のような質問をすることを思いつきました。

「あなたにとって、一番、大切なものは、何ですか?
 それを絵に描(か)いてみて下さい。」

この質問をされた時、
比較的、幸せな状態にある人は、
「その人が、喜びを感じるための、人や物」
を描(えが)きます。

例えば、
家族とか、友達とか、
自分の身の回りにある、遊ぶための道具などです。
愛情や、将来の夢などを書く人もいます。

ところが、一方で、
「あなたの大切なものは何か?」と聞かれた時、
心の中に、なんらかの問題や悲しみを抱えている人は、
「そうした問題が、社会にないこと」が大切だ、
という絵を描くのです。

例えば、
学校がない地域の子どもは、
大切なものとして、「教育」と書く。
女性が、男性に迫害されている地域の少女たちは、
「女性と男性の立場が対等であること」が大切だ、と書く。
戦争や内戦が起きている国の人々は、
そうした「争いがないこと」が大切だ、と書く、
などです。

これまでの十数年間で、
私は、世界の72ヶ国・地域から、
約1万枚の「大切なもの」の絵を集めてきました。

それらを使って、写真絵本を出版したり、
インターネット上で見られるホームページを作りました。

こうした仕事をしているうちに、
地球上には、
様々な、「幸せの形」があり、
また、
無数の、「苦しみの形」があることが、わかりました。

さて、ところで、
「あなた」の、「大切なものは、なんですか?」
それを、今、この瞬間に考えてみて下さい。

おそらく、「大切なもの」は、
どんどん、変わっていくはずです。

明るい気持ちの時は、
自分が幸せを感じるための物や出来事が大切だと思う。

暗い気持ちの時は、
そうした状況を作り出している物事が、
「ない」ことを大切だと思う。

あなたは、今、
どんな気持ちで、この話を聞いていらっしゃいますか?

いろんなことを考えながら生きているのは、
きっと、他の人たちも、同じです。

隣りに座っている同級生の方々も、
日本の社会で働いている人たちも、
遠く離れたアフリカで暮らしている人々も、
みんな、同じように、
一瞬、一瞬を、
それこそ、「大切にして」生きています。

私は、
そうした「世界中の人々の大切な気持ち」を、
守る仕事をしています。

「今、その人が当たり前のように、
 享受(きょうじゅ)している幸せな社会」
を守り、
「今、その人が、苦しんでいる場合には、
 その原因となっているものを、減らす努力をする。」

私が、たずさわっている、
国際協力という分野には、
とてつもなく、たくさんの仕事があります。

戦争をとめたり、内戦を防ぐための仕事、
女性の社会的な地位を男性と同等にする仕事、
貧しい人々が、貧困から脱出できるような方法を提供する仕事、
子どもたちの未来の可能性を広げるような学校を作る仕事、
病院のない地域でも、人々が健康でいられるようにする仕事、
ゴミや公害、地球温暖化などの環境問題を減らす仕事、
世界人口の増加のため、足りなくなりそうな食糧や資源を開発する仕事。

みなさんの多くは、これから進学されると思いますが、
あなたが、どんな大学に進んだとしても、
そこで、勉強することは、
必ず、今まで話したような、
「様々な社会問題」を解決するための
「道しるべ」になるはずです。

是非、がんばって、勉強してみて下さい。

そして、
大学を卒業する時、
「そういえば、あの時、山本さんが、
 国際協力という就職場所もあるって言ってたな」
ということを、思い出して頂ければ幸いです。

国際協力は、無給のボランティアだけではありません。
有給のプロになり、仕事としておこなう方法もあります。

ユニセフなどの国連職員になれば、
アメリカ合衆国の国家公務員と同等以上の給与がもらえます。

日本の外務省が運営している
「国際協力機構」(ジャイカ)という組織に就職すれば、
日本の国家公務員と同等以上の給与がもらえます。

これら以外にも、
様々な方法で、「仕事として国際協力をおこなう道」があります。

ちょっと話しは変わりますが、
昨年の4月に、
私は、新しい本を出版しました。

「「国際協力」をやってみませんか?
 仕事として、ボランティアで、普段の生活でも」
という本です。小学館から出版しました。

国際協力について、何も知らない少女に対し、
私が優しい言葉で説明している様子を、
会話形式のまま、本にしたものです。
笑い話やギャグもいれてあるので、
漫画のような感じで読めます。

この学校の図書館に、一冊、寄贈させて頂きました。
興味がありましたら、読んでみて下さい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093882290

さて、
長い話になってしまいましたが、
最後に、私自身の、「大切なもの」について、
述べさせて頂きます。

私の大切なものは、
「私からのメッセージを聞いて下さっている『皆さん』」です。

私は、今、47歳ですが、平均寿命の半分を越えて、
人生の、「後半」を迎えています。

人が生きた証(あかし)というのは、
やはり、
メッセージを、誰かに伝える、あるいは、残す、
ということではないかと思います。

そうした、
「メッセージを伝えることができる人が、
 自分の、そばにいる、
 あるいは、遠くにいて下さる」
ということが、
なにか、かけがえのないことのように、思います。

皆さんは、これから、この学校を卒業されますが、
もし、この学校の中に、
「大切な人」がいらっしゃったのならば、
それが、同級生の方(かた)であれ、先生方(がた)であれ、
なにか一つ、メッセージを伝えて頂ければ、と思います。

それが、あなたが、
この学校で「生きていた」証(あかし)の一つになり、
なによりの「思い出」になるのではないかと思います。

それでは、ご清聴、ありがとうございました。
ご卒業、本当に、おめでとうございます。

宇宙船地球号・山本敏晴拝




何をするにも「人」を雇い「人」を使うのが大事。その経験を得たくて協力隊に行く。28歳男性インタビュー後半 9053字

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・・・

この記事は、以下のインタビューの後半です。
まずは、以下からお読み下さい。

インタビューの、前半
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65758696.html

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・・・

目次

一回目の応募は落ちた
二回目の応募で合格
書類審査の時点での、第一、第二、第三希望
ファシリテーターをやりたい
技術面接では、これまでの仕事の経験
人物面接、帰国後は大学院へ
現地で困った時、どうするか?
希望ではない案件に合格した時の心境
会社には話していない
自分と家族の健康や状況
大学時代の旅費などの出所は?
大学院に行くお金はあるか?
山本敏晴を何で知ったか?
山本が「中間的な立場」でいたい理由は?
国連に入るさまざまな道
これから協力隊に応募する人へ
   
・・・

一回目の応募は落ちた


山本 1回目の応募は「経済市場調査」という職種で
   おこなったのでしたっけ?
   それで応募したら、落ちた、という事でしたっけ?
   理由は何だと思いますか?

ジェイ 知識と経験がない事だと思います。

山本 そうですね。


・・・

二回目の応募で合格


山本 2回目の応募の話をしましょうか、2回目はいつ応募しましたか?

ジェイ 2012年の春ですね、4月です。

山本 4月から5月末でしたね。応募期間は。
   1次の結果が6月位でしたね。
   「受かりました」、と書かれた紙かなにかが
   送られて来たという事ですか?

ジェイ そうですね。

山本 2次試験はJICAの広尾(旧JICA地球ひろば)だと思いますが、
   7月くらいでしたか? 
   技術面接と人物面接があったという事で、よろしいですか?

ジェイ そうですね。

山本 案件は、何で応募しましたか?

ジェイ 「村落開発普及員」です。

山本 そうですね。


・・・

書類審査の時点での、第一、第二、第三希望


山本 ちょっと、書類審査の紙の話に戻ります。
   1次審査で紙に書くときに、第一、第二、第三希望まで
   国名と案件名を書くときに、
   まず、第一希望は、何国のどんな案件にしましたか?

ジェイ E国の栄養改善を、
    他と協力し合ってつくりあげるというプロジェクトを書きました。
    管理だったり、ガバナンスだったりをする内容だったと思います。

山本 アジアですか、アフリカですか、中南米ですか?

ジェイ 中南米です。

山本 2番目はどの国の何ですか?

ジェイ 第一希望と同じような案件で、それはNGOからの依頼で
    現地のNGOと協力する、という依頼だったんですけど…

山本 それは、アジアのB国ですか?

ジェイ それも、中南米のE国ですね。

山本 第三希望は何ですか?

ジェイ 第三希望はアジアのF国、それはちょっと、
    第一と第二と違うんですけど…
    ええと、生産するための資源の管理だったりとか、
    人材をどう配置するかという事だったりとか…

山本 以上のような、第一、第二、第三希望の案件じゃなくても、
   それ以外の案件でも、
   あなたは「そこ行け」って言われたら行きますか?
   そのことを、チェックする欄がありましたか?

ジェイ それはなかったです。でもどこでも行くって思っていました。

山本 結論から言うと、
   その3つとも希望は通らなかった、ということですね。
   

・・・

ファシリテーターをやりたい


山本 先に進む前に、中南米のE国で栄養をやろうとしている…、
   という部分に質問をします。

   マネジメントみたいな事をやる案件のようでしたが、
   「飢餓」に対する興味があった、という事ですか?

ジェイ それはあった訳ではなくて、栄養という事よりも、
    「色んな職種の人達と協力をして、
    何か一つのプロジェクトをやっていく」というのだったり、
    その人たちも含めて、
    現地の人達と、やっていくという事をするための
    「管理」と言いますか、色んな「調整」をやりたかったので、
    それが(自分には)あってるかなって思います。

山本 いわゆる「ファシリテーター」、
   (人と人を繋いで議論を盛り上げていく、
   活動を活発化させるような人や立場をいう)を
   やっていきたかったという事ですね?
  

・・・

技術面接では、これまでの仕事の経験


山本 で、面接になりました。
   まず、「技術面接」では何を聞かれましたか?

ジェイ 技術面接は、それぞれ何故その国の要請を選んだのか、
    という事と、今までやってきた会社の経験を、
    会社で何をやってきたかという事を、一番聞かれましたね。
    あと、会社で苦労した事とか聞かれました。

山本 会社で何をしてきたか質問された時、
   あなたは何と答えましたか?

ジェイ 前にやってきた事の内容だったり、それよりも、
    色んな商社っていうよりも、
    製造の部分にも関わってきていたので、
    川上から川下まで(市場調査、商品企画から、製造、販売まで)、
    全部把握しているという事と、あとは様々な経験を通して
    色々な立場の人達を見てきたり考えたりしていたので、
    そういう部分では対応できる自信はありますと答えましたね。

山本 なるほど。
   最初にやってきた会社の事も、営業から営業補佐から人事…

ジェイ そうですね、品質管理だったり…

山本 色々やったという事を、履歴書には書いたでしょうけれども、
   それを面接で再び「言った」、という事ですね。

ジェイ はい。

山本 読んでいる人のためにいますが、協力隊の面接試験というのは、
   その人の面接をするというよりは、
   「どの案件に、この人はふさわしいかを選んでいる」
   という側面があります。

   途上国の地方自治体から応募されてくる案件は、
   何百とあるんですが、協力隊に応募しようとする人が
   興味を持つ案件というのは、
   その中の面白そうなものに集中するんですね。
   人気のある物には100人位応募するけれども、
   人気のないものには誰も応募しないという「偏り」が発生します。
   
   だから、協力隊を派遣するJICA側としては、面接試験の時に、
   「こいつはこんな事を希望しているけれども、
   この経験や技術を持っているんだったら、
   誰も応募していない(こっちの)案件に回そう」、
   という考え方で、面接をしています。
   ですので、こいつだったら
   何処の国のあの案件に派遣できるかなと、面接官は考えています。


・・・

人物面接、帰国後は大学院へ


山本 次に人物面接ですね、何か言われましたか?

ジェイ 人物面接では会社で同じくやってきた事と、応募動機とか、
    きっかけだったり、帰国後どうしますかという事だったり、
    現地で困った時にどうしますか、
    という事を聞かれました。

山本 その辺については、
   私の他の協力隊関係のブログに、詳細に書いてありますので、
   興味があれば、(読者の人は)読んでみてください。
  
   ここでは、ジェイさんが答えたものを聞いてみましょう。

   帰国後はどうしますか?

ジェイ 帰国後は、大学院に行きたいと思っているので、
    大学院に行って、修士をとったら、
    国連のJPO試験を受ける土俵を持ちたいなと思っています。
    今のところ…

山本 具体的に、大学は何の分野かは決めていますか?

ジェイ 決めています。

山本 その大学院の名前を、実名で言って下さい。

ジェイ イギリスのマンチェスター大学の、
    インターナショナル・ヒューマン・リソース・マネジメントです。

山本 それは、なぜですか?

ジェイ それは、人というものを…

    今の会社で、「採用(を担当する仕事)」を今までやってきて、
    (人の採用に)1から興味が出たのと、
    何をするにも、『人』というのが大切であるという事と、
    それを専門的に勉強したことがない、というのがあったので、
    それを具体的に勉強したいなというのがありました。

    あとは、英語を使って勉強したいと思ったのと、
    あと年齢的な部分もあるので、
    (国連JPO試験の応募の締め切りが35歳までなので、)
    1年間で頑張ればとれる、
    イギリスに行きたいなと思っていました。
    (他国では、修士の取得2年近くかかることが多いからです。)    
    
    今まで、調べた中では、
    ただのヒューマンリソースマネジメントじゃなくて、
    せっかく協力隊に行くので、途上国を専門にした、
    人材管理を勉強したいなと思っています。

山本 読者のために言うと、最終的に彼が言っている
   国連職員の登竜門である、
   JPO試験(ジュニアプロフェッサルオフィサー)という制度に
   (最終目標として)応募するには、35歳未満で、日本人で、
   英語かフランス語が喋れて、
   大学院修士を持っている事が絶対条件です。
   
   これらの条件の中で、大学院修士がその取得に問題で、
   日本の大学でも、2年くらいで修士は取れますが、
   イギリスだと1年弱位で取れる、ということです。
   
   アメリカでも、大学によっては1年から2年くらいで
   取れる場合がありますね。
   オーストラリアの場合は2年かかる。
   だけれども、生活費と学費がオーストラリアは安いので、
   そういう意味では、そっちの方がいいかもしれない。
   そういう事は知っていますか?

ジェイ はい。
    やはり1年弱くらいで卒業できる可能性が高いので、
    また、アメリカには留学生の時に行った事があるので、
    主要な英語圏の中では、
    イギリスに唯一行った事がない、
    ということで、イギリスを選びました。


・・・

現地で困った時、どうするか?


山本 次ですね。
   協力隊に行ってプロジェクトを進めていく時に、
   『困ったこと』が起きた時、あなたはどうしますか?

ジェイ そうですね、
    身近に協力隊経験者が多いので、
    その時に自分の頭で考えてもどうしようもない事は、
    (自分ではどうしようもないと)分かっているので、
    周りの人に頼るというか、(話を)聞いてもらって、
    いろんな意見を聞きたいなと思っています。

山本 誰からですか?

ジェイ 友人、現地で派遣されている日本人の協力隊の先輩たちとか、
    JICA専門家達とか、現地で働いているNGOスタッフとかで、
    人脈を作って、聞ける事が出来たらなと思っています。

山本  なるほど、分かりました。


・・・

希望ではない案件に合格した時の心境


山本 2012年7月の面接が終わって、翌月の8月位にネットで
   合格の番号が出て、
   その後、どの国のどの案件かが、
   自宅に郵送されてきたということですね。
    
   ネットで受かっている事は知っていたでしょうけど、
   来た郵送物を見たら、第一第二第三希望の
   どれでもない案件に回されることになりました。
   アジアのB国の地方自治体の
   アシスタントだという仕事ですけども、
   それに決められしまったのを見て、どう思いましたか?

ジェイ 全くの予想外だったのですが、「行こう」と切り替えましたね。

山本 すぐに切り替えられましたか?

ジェイ はい、5分くらいで切り替えましたね。

山本 受け取って、1カ月以内に
   (その希望してはいなかった案件に行くか行かないかの)
   返事をしなければいけないという事ですけども…

ジェイ その日に送りました。

山本 8月位ですか?

ジェイ 8月の初旬ですね。


・・・

会社には話していない


山本 その段階までで、2011年8月の時点で、協力隊に合格した事を
   誰かに話していますか?

ジェイ 話していないです。

山本 会社の中に、かなり親しい上司や先輩はいますか?

ジェイ そうですね、同期で1人、かなり親しい人はいます。

山本 その人にも黙っていたという事ですか?

ジェイ そうですね、受かった時に言いました。

山本 会社に話したのはいつですか?

ジェイ 会社にはまだ話していません、来月話すつもりです。

山本 分かりました。

   …確認ですが、2011年の8月に合格して、
   現在2012年の11月ですから、1年3ヶ月くらい経っています。
   まだ、全然会社には話していないという事でよろしいですね。
   そういう人もいるんですね、わかりました。
    
   青年海外協力隊に派遣される前に、
   語学研修があります。
   福島や長野で、2ヶ月間ちょっと現地で使う言葉を勉強します。
   英語かフランス語のような、
   ヨーロッパの植民地にした側の言葉を勉強する場合と、
   現地の母国語を学ぶ場合があります。

   それが来年(2013年)の4月から始まるという予定のようですね。

   あなたの会社は、辞める前の何か月前に
   言わなければいけないとか言う事は、決まっていますか?

ジェイ そうですね、1か月前という事になっています。

山本 最悪、来年の3月位に(会社に)言えばいい、
   という事でしょうか?

ジェイ そうですね、理論上はそうですね。

山本 来月、辞めると言うつもりだという事ですが、それは何故ですか?
   年末だからですか?

ジェイ 引き継ぎの事もあると思っていたので、
    今までの事を考えると3か月くらい前の方がいいかなという
    自分の判断と、あと、もしかしたら年末に上司に先に言うので、
    (会社に通知するのは)年明けになるかなというのと、
    (そういう風に)遅くなる事を考えて、
    12月末に、上司には言おうと思っています。

山本 その上司との関係は良いんですか、悪いんですか、普通ですか?

ジェイ 普通だと思います。

山本 えっと、(協力隊に行くために)辞めた後、
   今の会社に戻る考えはありますか?

ジェイ ないですね。

山本 読者のために言いますが、人によっては、
   会社に戻りたいと言えば戻れる場合もあります。
   今回はストーリーと関係ないので、伏せます。
   これで大体の経歴が分かりましたね。
    

・・・

自分と家族の健康や状況


山本 これから個人的な事をお聞きしますね、
   もし、『セクハラ』
   (業務に直接関係のない個人情報に関する質問)
   になると思われたら答えなくて結構です。

   ええと、結婚はしていますか?

ジェイ していないです。

山本 子どもとかはいますか?

ジェイ いないです。

山本 現在彼女はいますか?

ジェイ つい先日、別れました。

山本 お父さんお母さんは、ご健勝でいらっしゃいますか?

ジェイ はい。

山本 介護とか必要な方はいらっしゃいますか?
  
ジェイ いいえ。

山本 以上の事は、2年間国際協力をやりに途上国に行くうえで
   重要な事なので必ず聞くようにしています。


・・・

大学時代の旅費などの出所は?


山本 あと、お金ですね。
   今日のインタビューで度々(たびたび)不思議だったのが、
   あなたは、大学時代に留学していますが、
   そしてさらに、帰国後に東京や大阪の会社にインターンに
   行っていた、自力で行ったと言っていましたが、
   お金が必要だったはずです。
    
   バイトして稼ぐか、奨学金等で行くか、
   親から借りるか、とか色々ありますけど、
   どうやってお金を得たんですか?

ジェイ アルバイトをしていたのと、
    頼みこんで、親に援助してもらったのとあります。

山本 客観的に言って、あなたの家は、
   金持ち、中くらい、貧乏とありますが
   どのぐらいですか?

ジェイ 中くらいです。


・・・

大学院に行くお金はあるか?


山本 青年海外協力隊が終わった後に、
   基本的に大学院に行くつもりらしいですけど、
   そのお金はどうするつもりですか?

ジェイ それは、今、貯めているところなのと、
    受かるかどうかわかんないですけど、
    奨学金制度にも、応募しようと思っています。

山本 奨学金をもらうために、狙っている組織はありますか?

ジェイ そうですね、具体的に調べてはいるんですけど、
    5、6個は候補はあります。

山本 わかりました。
   あなたは会社に4年半いますけど、
   貯金で300万円とか600万円とかあるんですか?

ジェイ 600までは行かないですけど、それくらいは…

山本 そうですか…
   イギリスで修士を取る場合、1年間の学費生活費がかかります。
   その合計が600万弱と言っている人もいます。

   ロンドンであるか、田舎の町であるかによっても
   変わってくるんですけども、
   その位のお金は何とかなりそうな…とこですね?

ジェイ でも、300万くらいで大丈夫かなと思っているんですけどね…

山本 はい。

ジェイ 行く場所にもよるんですけど。

山本 はい。
   貯金はあるという事ですね。


・・・

山本敏晴を何で知ったか?


山本 以上ですね、私からのあなたの概略は終わりですね。
   私に何か質問したい事がはあるそうですけども、
   まず、「山本敏晴」を何で知りましたか?

ジェイ インターネットですね。
    協力隊の事を調べていたら、山本さんが結構出てきて、
    それまでは存じあげなかったんですけども、
    どんな様な事をやっている方なのかなと、
    調べていって知りました。

山本 本は、何か読みましたか?

ジェイ 3冊読みましたね、「世界と恋するお仕事」、
    「国際協力師になるために」と、
    最新本「「国際協力」をやってみませんか?」

山本 一番印象に残っているのは、3冊の中のどれですか?

ジェイ 最新本ですね。
    インタビュー形式の会話で面白かったのと、
    あとは個人的な感想で申し訳ないんですけども、
    より中立的というか、そういう印象を受けたんですよね、僕は。
    国際協力に対する色んな立場の人がいると思うんですけど、
    その中でも、より中間的な意見で
    書かれているのかなと思いました。

山本 その様に意識して書きました。
   その通りです。


・・・

山本が「中間的な立場」でいたい理由は?


山本  それでは、質問は何ですか?どうぞ…

ジェイ 本を色々読ませていただいたんですけども、
    「中間的立場でいたい」と言うか、
    そのスタンスが強くおありなんですけど、それはなぜですか?

山本 私は、大学時代に色々な途上国を旅行して、
   国際協力団体の人と会って、
   食事をしたり、お酒を飲んだりしたんですけれども、
   どの人に会っても、「自分のやっている援助は、良い事だ」
   と思っている人が多くて、私はそれを聞きながら、
   私はひねくれた性格であるため、
   それはあなたがやりたい事であるかもしれないが、
   それが本当に正しい事ではない場合もあって、
   現地の人がそれを望んでいるかどうかは、
   わからない場合も多い…と思いながら、
   いろんな国で、色んな組織の人の話を聞いていました。

   団体の方針の場合もあるし、
   個人的な意見の場合もありますが、
   私は、そのどちらを聞いても、
   「おかしいな」と思って聞いていました。

   基本的には、(これだけは、まず絶対に正しいという)
   「前提を持たない」というのが、
   私の最大の方針になっています。

ジェイ 前提ですか?

山本 前提ですね。
   それを「なくす」ことが大切だと私は考えています。

ジェイ 今、活動されている方を、色んな人に活動をしてほしいとか、
    ご自身が、誰かに引き継いでもらいたいという思いは
    あるんですか?

山本 あなたが言っている意味においては、ないですね。

   …私のツイッターやブログを読んでいればわかりますが、
   私の関心は「全分野」におよんでいます。
   世界をよりよくしたいと思う場合、私は医師ですが、
   医療だけではだめで、
   経済とか国際情勢も、把握していなければならないと
   思っています。
   その結果、私の関心は全分野に及んでいる訳ですが、
   勉強すればするほど、
   どの分野も難しいということがわかってきました。

   もしも、人を救いたいとか、世界を良くしたいとか、
   思った場合の話ですが、
   私の場合、「持続可能な世界にしたい」と思っているわけですが、
   その答えは、勉強すればするほど、
   「見えない」という皮肉な結果になってしまう…

   なので、現在の私の場合は、
   一応、右にも左にも「偏らない」様に注意しながら、
   メッセージを伝えようと思っています。    

   山本敏晴は、それなりに勉強してきました。
   それを皆さんにわかりやすく伝えるように、
   本であれ、ブログであれ、書いております。
   これを見て、皆さんがどう思うか、何を考えるかは、自由です。
   ともかく私は、中立な情報、事実に近いものを
   なるべく提供しようと言うのが、現在の私の活動です。


・・・

国連に入るさまざまな道


ジェイ 今、私の話を聞かれていて、
    「直線的ではないな」という感じがあるなと
    自分では思うんですが、例えば、国連の人であるとか、
    沢山会われていると思うんですけど、
    私のようなタイプっていますか?

山本 国連を目指している人の中にも1/4位は、いますよ。
   エリート層が圧倒的に多いのは確かですが。

   東大に行って、イギリスかアメリカの大学院に行って、
   すぐ「JPO試験」で国連という人もいますが、
   一方で、回り道をしている人も多いです。

   例えば、青年海外協力隊に行った後に、
   国連ボランティアに行き、
   現場の国連事務所長にコネを作って、仲良しになって、
   その人に、後日、短期契約、国連の場合は、
   「コンサルタント」と言ったりしますが、
   後で雇われて、そのまま居ついて、
   正職員に近い待遇になる場合もあります。
    
   後は、あなたが大学院修士を取りにイギリスへ行ったら、
   大学院修士課程の後半部分や夏休みなどに、
   国連インターンに行くはずですので、そこでコネを作って、
   しかしインターン直後の就職は、禁じられている国際機関が、
   多分半分位あるので、そのほとぼりが冷めた
   1年後位に就職を目指す、というのもありますね。

   UNV(United Nations Volunteer国連ボランティア)経由と、
   国連インターン経由などが有名です。
   超エリート経由じゃない場合も、かなり多いと思いますよ。
    
   後は「アカデミック」ですね。
   開発経済学などの講座の大学の職員になって、
   (募集があった時に)
   国連にアプリケーション(就職希望書)を出して
   雇ってもらうというやつです。これも実際多いですよ。
    
   後は官僚ですね。
   外務省からの出向で、国連などに行くケースです。
   外務省以外のどの省庁に入っても、
   2年間くらい外務省などに出向になるので、
   そこから関係する国際機関に出向になる場合があります。

   例えば、農林水産省の人が、外務省経由で、
   あるいは直接、FAO(国際連合世界農業機関)などに行く、
   というケースです。
   派遣された後に、国連に居ついてしまうという人もいます。
   これを狙って、官僚を目指すのもありだと思いますけどね。

   あなたの場合であれば、「中途採用」(社会人採用)で、
   官僚に応募するということですよ。
    
   色々あると思いますよ、他にも。
   エリート経由じゃない場合も沢山あると思います。


・・・

これから協力隊に応募する人へ


   最後に、これから青年海外協力隊に応募しようと思っている人に、
   何かメッセージはありますか?

ジェイ そうですね…
    応募する時、一番「職種」で悩むと思うんですけど、
    自分には、「全く関係ないな」と思う職種でも、
    (その中にある案件を)見てみたら、
    自分に当てはまる場合もあるので、チェックしてみても
    いいんじゃないかなと思います。

山本 例えば、どんなものですか?
   あなたの場合は、絶対関係ないと思う、どの職種を見たら、
   あなたに意外と関係があったんですか?

ジェイ そうですね…
    私の場合は関係ないというか、村落開発普及員は
    元々全く応募する気はなかったです。
    村落に入り込んで、例えば、井戸を掘るだとか
    医療関係の啓発だとかっていうイメージしかなかったので、
    どちらかというと、私は「それではないな」と思っていました。
    だから、1回目の時は、
    (その職種のなかの案件を)見ていませんでした。
    でも、今回幅を広げてみたら、(上記のイメージとは)
    違う内容のものあるんだと思って、
    そう気付いたので、これから応募される皆さんも、
    見てみるといいなと思います。

山本 わかりました、以上ですね。
   ありがとうございました。





・・・
・・・

・・・
・・・

青年海外協力隊に関する、関連ブログの筆頭


「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 http://t.co/Y9NJunq1 山本敏晴のブログより


・・・

青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー


「やるべきことを見つけるために協力隊に行く、テレマーケティングからアフリカへ、26歳男性_20121006、その1 10098字」 http://t.co/bQ2WqtzP 「その2 9041字」 http://t.co/tSCr74hl 山本敏晴のブログより

「36才女性、アパレル大手U社から、青年海外協力隊、村落開発の一村一品運動へ、派遣前インタビュー 20120805収録」 その1 11729字 http://t.co/Qv3jctj2 その2、13699字 http://t.co/9GROfTUe 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊・村落開発でアフリカに行く27歳女性。農業専門じゃないけど農業技術移転の補助をやる「プリンセス」さんにインタビュー、20120513収録、その1」 http://t.co/zBKUJmKZ 「その2」 http://t.co/cWGFFVyY 山本敏晴のブログより

協力隊、直前ちいちゃん1職種 http://t.co/ZyPwLpdH 2現職参加 http://t.co/tItqDNGX 3試験 http://t.co/t7eHulu7 4面接 http://t.co/yRSM9cEI 5ドミ隊員 http://t.co/rj0V0pgf

「協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣前 1〜9」 http://t.co/JWNG5UXL 「メイさん_派遣後 1〜8」 http://t.co/4OOeL4cV 山本敏晴のブログより

「結婚してから青年海外協力隊_ウメ_太平洋_PC隊員 5528字」 http://t.co/l0QBUMFw 山本敏晴のブログより

「既婚の28歳女性で青年海外協力隊で東南アジアへ環境教育をしに行く方にインタビュー 12372字、その1」 http://t.co/3pSCYgkR 11870字、その2 http://t.co/Rsxa5HkS 山本敏晴のブログより

「世界自転車旅行の後に38歳で協力隊その後」 1〜8 http://t.co/Guf5PR7D 山本敏晴のブログより

「経済学部後、青年海外協力隊でデータ品質管理、そして国際保健へ」 1〜10 http://t.co/Bi9LqyO9 山本敏晴のブログより

「看護師で青年海外協力隊、南米で子どもの予防教育」 1〜8 http://t.co/JNUwSOw3 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎」 1〜5 http://t.co/1qBAVROW 山本敏晴のブログより

「カリメロさん、青年海外協力隊に落ちた後、再挑戦で合格。PC隊員でアフリカへ」 1〜2 http://t.co/42XVjFSj 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後」 その1〜4 http://t.co/yZ5vduWq 山本敏晴のブログより

「人生相談。23歳女性、市役所勤務。協力隊、大学院、国際協力キャリア形成の質問、その1 8003字」 http://t.co/2Vq9xtM6 「その2 12287字」 http://t.co/fCdv1rvA 山本敏晴のブログより

「アメリカの青年海外協力隊「ピースコー」と大学院修士の連携プログラム」 1〜3 http://t.co/yRBW8wDF 山本敏晴のブログより


・・・

ツイッターの関連記事を、まとめたもの


「JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修を実施する理由についてのツイート 20120506まで 7828字」 http://t.co/1x1NXlJX 山本敏晴のブログより

「ケネディ大統領、キューバ危機、ピースコー(米国青年海外協力隊)に関するツイート 20120217まで 2536字」 http://t.co/OrQj4A6V 山本敏晴のブログより


・・・

国際協力師と、国際協力士


「「国際協力士」の国家資格の創設を、外務省とJICAが検討」 http://t.co/BND24lFM 「国家資格「国際協力士」制定の動きの背景と、いくつかの問題点」 http://t.co/ISxfoBE4 山本敏晴のブログより


・・・

その他の関連ブログ


青年海外協力隊から国際協力師へ_関係ブログ一覧_2010春 http://bit.ly/IPKJtp 山本敏晴のブログより

チャート式、国際協力師(有給のプロ)への道 5669字 http://bit.ly/IPKMFE 山本敏晴のブログより

チャート式、社会起業家への道 4452字 http://bit.ly/vCXCyj 山本敏晴のブログより

チャート式、世界を治す医師、地球を癒す看護師への道(増補版) 13094字 http://bit.ly/rM41BB 山本敏晴のブログより


・・・

参考文献


「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 著者:山本敏晴、出版社:白水社。プロとして、有給の仕事として、国際協力に関わってゆくために。国連、JICA、開発コンサルタント、企業の社会的責任、それらに関わる人になるための『キャリア形成』の具体的な道筋

「世界と恋するおしごと 国際協力のトビラ」(小学館)の第五刷りが、出版社から事務所に届きました。古くなってリンク切れになっていたURLなどを改訂。内容は、国際協力を実際にやっている30人以上の人とと山本敏晴との対談で、インタビュー集です。 http://t.co/0J22zskB

書籍『「国際協力」をやってみませんか?』 http://t.co/vDHjqylZ 国連などで給料をもらいながら一生続けていく道。仕事の合間に無償のボランティアとして参加する道。消費者としてできることを探る道。会社での仕事そのものをより社会に貢献するよう努力する道。どれも国際協力

山本敏晴の新刊 『「国際協力」をやってみませんか?』(小学館)。有給のプロとして働く道も、ボランティアとしての関わり方も、学生・主婦・会社員としてできることも。それ以上に、貧困を生み出してしまう『世界の根源的な問題・構造そのもの』を解説 http://t.co/vDHjqylZ







何をするにも「人」を雇い「人」を使うのが大事。その経験を得たくて協力隊に行く。28歳男性インタビュー前半 10557字

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目次

はじめに
依頼された案件は、何か?
派遣先の語学合宿の予定
生い立ち
小学校の時、ラオスに衣類と文房具を送った
高校のときの先生が、協力隊に行っていた
国際協力関係学部のある大学
大学受験に失敗した後は?
大学時代に留学し、英語教授法を習得
大学時代の後半は企業のインターン三昧
インターン中、印象に残ったひとこと
大学時代のインターンシップのコネで就職
協力隊に応募した理由は?

・・・
・・・

はじめに


山本 2012年11月23日17時ちょうど位ですね…
   私は宇宙船地球号の山本敏晴です。
   今日は、ニックネーム・ジェイさん、
   青年海外協力隊に合格したという方が
   私に会いたいという事でメールが来たので、会う事になりました。
   28歳の男性ですよね。

ジェイ はい。

山本 これから協力隊で、何処の国に行くか等は
   まだ全然聞いておりませんので、
   この記事を読む読者の方にとっては、ちょうどいいと思いますね。
   よろしくお願いいたします。

ジェイ よろしくお願いいたします。

山本 まず最初に、あなたの今回の派遣の概要ですね。
   行く国はアフリカにある国ですか?
   アジアですか、南米ですか?

ジェイ アジアです。

山本 頭文字をアルファベットの頭文字1文字で言うと、何になりますか?

ジェイ B国です。

山本 アジアのB国ですね。
   

・・・

依頼された案件は、何か?


山本 次は職種(青年海外協力隊には訳140もの職種がある)
   ですけれども…

ジェイ はい。

山本 私は自分が知っていても、あえて、あなたに聞きます。
   青年海外協力隊の職種で140位の職種がありますが、
   どの職種に合格しましたか?

ジェイ 村落開発普及員です。

山本 村落開発普及員の仕事は、非常に多岐にわたっており、
   数十種類もありますけれども、
   あなたに要請された案件の内容は、
   大筋で、ざっとどんなものですか?

ジェイ 『地方の行政サービスのプロジェクトの一環』で、
    『その案件のフォローをする形』で要請が来ました。

山本 なるほど。

   地方といっても、(他の協力隊の案件と同じように、抽象的で、
   具体性が全くない依頼内容ですね。)
   その行政区分は、途上国によっても違いますが、
   州、県、郡、村、等、色々ありますけれども、
   どのレベルから依頼が来ましたか?

ジェイ 郡ですね。行政の管轄の配属になるんですが、
    私が行くところは県の中で、さらに郡ですね。

山本 県の中の、郡からの要請ですね。

ジェイ はい。

山本 これ、読者の為に言いますが、
   青年海外協力隊は、日本政府の外務省の中にある、
   JICA(ジャイカ、国際協力機構)に所属しています。
   このJICAは、基本的には『要請主義』を取っていて、
   途上国の国または、地方自治体から、
   何らかの依頼があった場合に動く、
   という業務形態をとっています。
   
   逆に言うと、依頼がない限り、絶対に動かない、ということです。
   この詳細は省きますが、
   表面的にはそういった形を取っています。
   
   青年海外協力隊の場合は、依頼の80%以上が、
   途上国の地方自治体からの要請に対応する形になっています。
   
   彼の場合は、アジアのB国の中にある、
   とある県の郡からの依頼だという事ですね。
   アルファベットで言うと何郡になりますか?

ジェイ S郡ですね。

山本 S郡…B国のS郡ということで宜しいでしょうか?

ジェイ はい。

山本 わかりました。
   簡単にいうならば、『地方自治体の行政サービスの、手伝いをしろ』
   という事ですね。

ジェイ はい。

山本 行政サービスといっても、色んな部署がありますけども、
   それについては全く書いていないようです。
   よくいう…『ガバナンス』というか、『マネジメント』というか、
   『システム管理』…をやるんですかね?
   
   全体のシステムを作る総務のような仕事をするのか?
   あるいは、産業開発とか、教育とか、医療とか、
   ジェンダー(女性の権利)とか、
   そういった事に特化した事をやるんですか?
   どっちですか?

ジェイ ガバナンスです。

山本 ガバナンスというのは、
   非常に難しい単語なので、ここで説明します。
   国が、なんらかの政策を全国で実施したい場合、
   その意思を、州に落とし込み、県や郡や村に落とし込み、
   政策の内容を正確に伝えていく必要があります。
   ところが途上国では、これが全然できていない、ということです。

   また、逆に、末端にある村からのデータを、
   中央に届けることも重要です。
   出生の情報、死んだ情報、子どもの就学率などを、
   郡に上げ、県に上げ、州にあげ、
   政府に上げる(届ける)という事が
   村からとどこおりなく行われるという事です。

   また、そういった事に汚職や賄賂等がないことも大切です。
   その他もろもろをガバナンスといいます。
   それに関わるという事ですね。
 
  
・・・ 
 
派遣先の語学合宿の予定


山本 次に合宿についてお聞きします。
   2ヶ月間、福島か長野で、(協力隊に派遣される前の、
   主に語学を勉強するための)合宿があるはずですが、
   それはいつからですか?

ジェイ 4月から6月まで、長野県に行きます。

山本 現在は、2012年の11月ですけども、
   2013年の4月から6月に、長野県に行くという事でよろしいですね?
  
   実際の海外への派遣は、通常は終わった後の、
   1週間から1ヶ月後の間に行う場合が多いんですが、
   そんな感じの予定だということで宜しいですか?

ジェイ はい。

山本 以上が、大体の概要ですね。


・・・

生い立ち


山本 次に生い立ちをお伺いいたしますが、
   まず、生まれた都道府県をアルファベットの1文字で言うと、
   何になりますか?

ジェイ Hです。

山本 Hですね。Hで始まる都道府県で生まれたという事ですね。
   通常、中学生までは出生地にいる事が多いのですが、
   中学生まではそこにいましたか?

ジェイ はい、そこにいました。
    高校もその都道府県にいました。


・・・

小学校の時、ラオスに衣類と文房具を送った


山本 その高校卒業するまでの間に、
   国際協力に興味をもった事は、ありますか?

ジェイ はい、あります。

山本 『きっかけ』とかありますか?

ジェイ 小学生の時に、『ラオスの子どもたちに、
    使わなくなった衣類や文房具等を送る活動』をしていました。
    それが、最初のきっかけです。

山本 していたというのは、
   あなたが自発的にやりはじめたとは思えないので、
   そういう事をしていた人や団体が既にいたんですよね?

ジェイ はい、小学校の児童会役員だったんですけど、
    児童会を通して、学校全体でやろうという事になったんです。

山本 元々そういう活動が、学校にあったんですか?

ジェイ 元々は、ないですね。
    私が小学校4年生の時に児童会が始まったので、
    その時に、役員の人達と話し合って、始めた事だと思います。

山本 『ラオスに文房具を送るプロジェクト』だという事ですか?

ジェイ そうだと思いますね。

山本 思いついたのは、児童会のメンバーの誰かですか?

ジェイ そうだと思うんですけど、
    正直、はっきりとは覚えていないですね。

山本 小学4年生だと9歳前後ですよね。
   ラオスという国は、国際協力をやっていない人にとっては、
   その名前さえ知られていない、マイナーな国なんですけどね。
   小学4年生だと、ラオスという単語自体、
   たぶん教科書にも出ていないと思います。

ジェイ (協力隊の二次試験の)面接のときにも、
    試験官から言われました。
    「ラオスの活動がきっかけでした…」というと、
    「何で(ラオスを)知っているんだ」と聞かれました。
    「(ラオスに)行っていたんですか?」と聞かれました。

山本 その時、何て答えましたか?

ジェイ 元々、4年生の時点で、
    ラオスという国は知っていましたと答えました。
    世界地図とかは好きだったので、
    世界の国の名前と場所くらいは、既に知っていました。
    アジアやアフリカの国が、どこにあるかくらいは、
    分かっていたと思います。

山本 分かりました。次に行きます。


・・・

高校のときの先生が、協力隊に行っていた


山本  国際協力へのきっかけとなっとものは、
    他に何かありますか?

ジェイ 高校生の時に、理科、生物の先生が協力隊に行った事があって、
    その時に、(私は)『協力隊の中身を知った』と記憶しています。

山本 その先生は何処に行っていたんですか?

ジェイ エチオピアですね。

山本 その先生は、アフリカ北部のエチオピアに行っていたんですね。
   職種は何だったんですか?

ジェイ 理数科教師ですね。

山本 一番多いタイプ(職種)ですね。

   読者の為に言いますが、
   青年海外協力隊の140くらいある職種の中で、
   途上国から要請されてくる案件の数が、
   最も多いものの一つが、この「理科教育」です。
   あとは、「看護師」等ですね…

   理数教育でその先生は行かれたという事ですね。
   分かりました。

   どんな事言っていましたか?
   あなたにとって、『記憶に残る言葉』等はありましたか?

ジェイ その先生は、2回行ってまして、実は…

山本 もう一つは、何処に行っていたんですか?

ジェイ 実は、私も憶えていないんです。
    1度エチオピアに行かれた事は憶えているんですが、
    それ以外は憶えていないんです。

    「世界を見てこい」というのが印象的でした。

    後は、沢山現地の写真を見せてくれたので、
    『よくある』と言っては何ですが、
    『輝いた目をしている子供たち』とか、
    『自分たちは、凄く恵まれているはずなのに、
    こんな笑顔してるかな』っていうのが、
    凄く自分の中での変化というか、印象に残っている事ですね。

山本 ともかく、その先生は、「世界を見てこい」と言ったのが
   印象的だったのですね。
   分かりました。


・・・

国際協力関係学部のある大学


山本 いよいよ問題となる大学時代ですね。
   大学に入るときに、国際協力や、海外関連の企業に将来就職すべく、
   その関係の学部を選ぼうとは思っていましたか?

ジェイ 思っていました。

山本 何学部に行こうと思っていましたか?

ジェイ 『国際協力関係学部』に行こうと思っていました。

山本 国際協力関係学部のある大学は現在、数十あります。
   事前にいただいたEメールで、
   あなたが「受験に失敗した」ことを聞いております。
   ですので、実名出してかまいませんので、
   3つ4つの希望した大学を言って下さい。

ジェイ 筑波大学、大阪外国語大学、静岡県立大学です。

山本 それが、有名でよさそうな大学だと思ったということで
   よかったですね。

ジェイ はい。

山本 筑波大学は、どんなところがよさそうだと思ったんですか?

ジェイ 筑波大学は、国公立で国際協力学類があったことと…
    今はどうかわかんないですけど…

山本 国際協力関係学類の中に、
   国際協力関係学科があった、という事ですか?

ジェイ 学類の中に学科があるというのと、
    今はちょっと変わってきたと思うんですけど…
    あとは、関東でも田舎の方だったので、
    (東京とかよりも)勉強に集中できるかなと思ったのと、
    筑波大学という名前に惹かれたというのがあります。

山本 筑波大学に惹かれた理由は何ですか?

ジェイ そうですね、私が陸上を高校時代していたのもあるんですが、
    先輩が筑波大学に行くことも多かったので、
    陸上で、ですけど、それで話を聞いていたので
    (先輩から)色々な事を教えてもらえるかなと思いました。

山本 高校時代、陸上部?

ジェイ はい。

山本 話は脇道に逸れますが、陸上部では何をしていたんですか?

ジェイ 中学生まではハードル競技で、高校の時は棒高跳び選手でした。

山本 わかりました。

   二つ目は、東京外語大学っていいましたっけ?

ジェイ いえ、大阪外国語大学です。
    大阪外国語大学では、国際協力学類です。

    中国語に当時興味があったので、
    また、中国語学科に行きたかったのと、
    私の高校時代の同級生が、英語学科だったので、
    周りにいる同級生が、皆、そういう方向を目指していたので、
    大阪外国語大学は、当時凄く人気で、
    男性が5人しかいなかったんですけど、皆希望していました。

山本 皆が行くからという理由ですか?

ジェイ そうですね。

山本 3つ目はどこでしたっけ?

ジェイ 静岡県立大学ですね。

山本 そこは有名なんですか?

ジェイ 有名ではないと思うのですが、
    国際関係学部だけは、なぜか偏差値が凄く高くて、
    『そんなに国際関係学部があるところは多くない』ので、
    その中の一つの候補として見ていたという事ですね…

山本 なるほど…

   世の中には「国際協力ガイド」という
   国際開発ジャーナル社というところが、
   毎年出す本があるんですけども、10年位前にもあったはずです。
   この本の存在は知っていましたか?

ジェイ 知りませんでした。

山本 この本の中に、国際関係学科のある大学が、
   数十校、並んでいます。
   つまり、『国際関係学部のある大学は多くない』という、
   あなたの認識は、まちがいだ、ということです。

   当時、この本の存在を知らなかったですか?

ジェイ 知りませんでした。

山本 やはり、紙媒体だと、
   なかなかその存在を見つけてもらえない、ということですね。

   この本は、国際協力をやる人にとっては、
   有名な情報誌だと私は思っていて、あなたのような人には、
   真っ先に勧めています。
   何というか、国際協力関係の大学や大学院などの情報が、
   コンパクトにまとまった「データベース」として
   昔から知られています。
   

・・・

大学受験に失敗した後は?


山本 大学受験に失敗して、
   さっき言った、3つの大学に入れなかったという事で
   宜しいでしょうか?

ジェイ はい。

山本 普通、浪人するか、滑り止めに行くかですが、どちらにしましたか?

ジェイ 滑り止めのところに行きました。

山本 その大学の頭文字をアルファベットで言うと何ですか?

ジェイ Hです。

山本 落ちてH大学に行ったという事ですね。何学部に行きましたか?

ジェイ 経済学部です。

山本 そこには、国際関係学部等はなかったという事ですか?

ジェイ なかったです。

山本 経済学部にした理由は何ですか?

ジェイ そうですね、
    社会に出る事を考えると、経済の事だったりを勉強する事は
    重要だと思っていたので、まぁそうですね、
    経済学部があるところがいいかなと思ったんですね。
    滑り止めのに行くことになった場合は、
    そうしようと思っていました。
    
    その大学の中では、経済をやっていたというよりも、
    私の中では、経済と法律を両方勉強していましたね。

山本 一応確認を取りますが、法律を勉強したと聞きましたが、
   法科大学院に行く気はなかったですか?

ジェイ それは全くなかったです。


・・・

大学時代に留学し、英語教授法を習得


山本 大学時代はどう過ごしましたか?

ジェイ 1年生が終わった後、休学してから、
    カナダに行って留学していました。

山本 某有名大学のように留学制度がある、というわけではなくて、
   勝手に行ったという事ですか?

ジェイ いえ、そうではなくて、留学制度があったので
    その大学を選んだという理由もあったのですが、
    それが3年生の時じゃないと行けなくて、それが待てなくて、
    自分の気持ちが待っていられなかったので、
    それだったら自分で調べて、休学していこうと思いました。

山本 行った国はどこですか?

ジェイ カナダです。

山本 頭文字で言うと何大学ですか?

ジェイ 大学に行った訳ではないんです。

山本 何処に行ったんですか?

ジェイ 専門学校というか、語学学校に行って、
    『テソル(TESOL)』という英語を教えるための教授法、
    プログラムに参加して、それを取得しました。

山本 ここで、読者のために解説をします。
   「英語を教えるための教授法を取得した」と彼が言っているのは、
   その専門学校において、
   一つのカリキュラムを終了した時にもらえる、   
   (終了証明書)を得たことを言います。
   大学卒業後は、「学士」がもらえます。
   大学院修了後は、「修士」等がもらえます。
   『ディプローマ』というのは、そういう立派なものではなくて、
   ある特定のカリキュラムを受講した『証明書』です。

   そのカリキュラムが、1週間であれ、半年であれ、
   何らかの専門能力を修得した場合、
   ディプロマ(終了証明書)というものをもらえる場合があります。

   これは、国際協力の世界でも頻繁に出てくる用語なので、
   これを読んでいる人は憶えておいたほうが良いです。
   おそらく、多くの人が、
   将来ディプロマというものが必要になります。
   ともかく、ジェイさんは、英語を教える「テソル」という
   教授法の終了証明書を、カナダでもらったという事ですね。
   カナダには、1年位いたんですか?

ジェイ 厳密に言うと8カ月位ですが、トータルでは1年位いました。

山本 大学2年の時に休学したという事は、
   それが終わった後は、1年生に戻ったんですか?
   2年生に戻ったんですか?

ジェイ 2年生に戻りました。

山本 合計5年間くらい、大学にいたんですか?

ジェイ はい。

山本 留年はしていないんですか?

ジェイ していないです。


・・・

大学時代の後半は企業のインターン三昧


山本 日本側では、何をしていましたか?
   陸上ですか?

ジェイ いえ、陸上は全くしていませんでした。
    大学で、勉強が正直つまんなくなってしまって、
    アルバイト、社会人になるのがすごく楽しかったので、
    カナダから帰国後、東京に行ったり大阪に行ったり
    色んな会社のインターンシップをしていましたね。

山本 インターンシップは、色んなインターンシップがありますから、
   企業のインターンシップで宜しいですか?
   NGOやJICA、国連等のインターンシップもあると思うんですが、
   あなたが行ったのは、「企業のインターンシップ」ですね。

ジェイ はい。

山本 企業のインターンシップに行くのにも方法があって、
   大学と提携関係にある場合と、インターンシップ先を、
   仲介する団体や組織を通して派遣される場合と、
   自力や部活の先輩のコネ等を使う場合とがあるのですが、
   どれで行きましたか?

ジェイ 自力です。

山本 自力ですか。
   自力で行くとなると、希望する会社に対して、
   メールしたり電話したり、
   そういった事をすることになると思うんですけど、
   そういう方法だったという事ですか?

ジェイ そうですね、あとは最初に行った会社の人からの紹介だったり、
    その繋がりの方に、会わせてもらって、という感じでしたね。

山本 そうですか…
   企業と言っても、千差万別ですが、何の業界の企業ですか?

ジェイ 商社、人材管理、人材派遣、
    コンサルタントをしているところが多かったですね。
    あとは、ベンチャー企業が多かったです。

山本 社会起業とかには行ってないですよね?

ジェイ 行ってません。

山本 では、(ソーシャルビジネス系は)関係ないという事ですね。
   (後から解りますが…)


・・・

インターン中、印象に残ったひとこと


山本 大学2年生に戻ってからは、普通3年生の夏前後に
   就職活動を始めるんですけど、2年生の頃から始めていましたか?

ジェイ 始めていましたね。

山本 企業のインターンは、何が面白かったんですか?

ジェイ そうですね、やはり社会人の価値観というか、
    考え方に触れたりするのが面白かったのと、
    どんどん、学校にいては知り合えない人達と
    知り合えるのが楽しかったです。
    後は地元が田舎だったので、
    都会にいて、様々な経験している人と会う事は刺激的で、
    それが楽しかったんだと思います。

山本 誰か一人、A会社のBさんが話した言葉で、
   印象に残る内容とか、
   人生訓みたいな考え方というのはありますか?

ジェイ そうですね。
    今までの考え方を覆されたのは、
    「日本の歴史をもっと知れ」、と言われました。
    「もっともっと好きになれ」、と言われた事ですかね…

山本 それはなに関係の方ですか?

ジェイ それは、「採用コンサルタント」という本(??)を
    出版されている人でしたね。

山本 余談ですが、上記の考え方についてちょっと言うと、
   (むしろ、世界に目を向けている人こそ)
   「日本の歴史をよく知ってほしい」という事は、
   よく言われています。
   
   要するに、日本の事も知らないで
   世界の事を論じることは出来ない、
   なぜならば、比較する対象がないからだ、という事になります。
   国際関係学科は、数十ありますけど、
   そのうちのいくつか、大学で「新渡戸稲造」という方が書いた、
   「武士道」という本を、推薦図書に挙げている大学は多いですね。
   理由は宗教のない日本は特殊だからです。
   日本人の70%が宗教を持っていないとされています。
   世界では、一般的には、70〜80%の国民が
   何らかの宗教を持っているのが普通です。
   各国の宗教が、その国における倫理観や道徳を
   作っているとされています。
   そんな中で、日本は非常に特殊な国です。
   宗教がないのに、非常に犯罪が少ない国の一つです。
   その背景にあるのが、
   「新渡戸稲造の武士道」だと言っている人もいます。
   私もその本を一度読みましたけど、本の内容については、
   半分くらい賛成で、半分くらい反対というところでしょうか…
   
参考:山本敏晴のブログより
新渡戸稲造、武士道に関するツイート 20120520まで 1026字
http://is.gd/3GwKOW


・・・

大学時代のインターンシップのコネで就職


山本 ええと、次に行きます。
   インターンシップをして、どういったところに行こうと
   思っていたんですか?

ジェイ そうですね。
    「自分のやりたい事やチャレンジを、
    応援してくれる会社がいいな」と思っていました。
    どこの業界に行くとかはなくて、
    行きたかったのは商社一本だったので、
    海外に拠点があって、
    社風が、「自由に意見が言えて」というのがあって、
    「若いころに活躍できる」、というのが
    当てはまっていれば良いなと思っていました。

山本 『商社』というのもあやふやな単語で、M財閥系とかですね、
   T自動車系とか7つ位でかい商社があるんですが、
   その他に、中堅、弱小、ベンチャー等もあります。
   「自分の意見が生かせる」ことを重視していたということであれば、
   弱小かベンチャーを狙っていたという事で宜しいでしょうか?

ジェイ はい。

山本 なるほど。
   では、学生時代のインターンシップの中で
   弱小やベンチャーにも行ったという事ですか?

ジェイ 行きましたね。

山本 インターンシップでそういうところに行った際に
   将来の就職のお願い、コネ、人脈作りはしましたか?

ジェイ はい。

山本 アプリケーション(会社への就職希望の申請書)のメールなどを
   送り出したのはいつごろからですか?

ジェイ それをやり出したのは、大学3年生の冬ですね。

山本 結局、合計何社位にそれを出しましたか?

ジェイ エントリーしたのは、10社もないと思います。
    エントリーした時点で、今の会社に内定決まっていたので、
    殆ど自分の中で行くって決めていた中で、
    普通に就職活動っていう流れでやっていたというのもあって
    登録したというのもあって、殆どそういった意味では、
    就職活動していないですね。

山本 結局、就職した企業は、
   アルファベットの頭文字で言うと何ですか?

ジェイ Iです。

山本 I社ですね。
   それは、大学時代のインターンシップで行った会社ですか?

ジェイ 行きました。

山本 そこで人脈やコネを作ったんですね。

ジェイ はい。

山本 それは、一番理想的なところですね。
   大学時代が2003年〜2008年3月だったので、
   2008年4月に今の会社に入社しているんですね。
   現在が2012年ですから、4年半位いるという事ですか?

ジェイ はい。

山本 そのI社では何をしていましたか?

ジェイ 最初は営業をやって、その後、
    アシスタントで営業のフォローをして、
    受注発注をやったり、電話応対をやったり、
    その他は、中小企業なので、何でもやらなくてはいけなくて、
    品質管理や購買業務をしていて、
    新卒対応をしたりしていました。
    5年くらいやっていました。

山本 最初、営業にいたという事ですが、何をされていましたか?

ジェイ エレクトロニクスの検品や掃除ですね。

山本 分かりました。


・・・

協力隊に応募した理由は?


山本 では、いよいよ協力隊ですね。
   結論から言うと、
   1回落ちて2回目受かったという事で宜しかったですか?

   まず、1回目の事を聞きますね。
   何年の春募集、又は秋募集に応募しましたか?

ジェイ 23年の秋募集です。

山本 2011年の秋募集ですか?

ジェイ そうですね、2011年の秋募集ですね。

山本 1次試験(書類審査)用の紙に書いて、
   提出したけれども、落ちた、という事ですね。

ジェイ はい。

山本 協力隊に募集する場合、色んな理由が人によってあるんですが、
   ひとつは今の会社が合わないとか、日本が合わないとか、
   個人的な生活とか悩みをかかえている場合ががあるんですけど、
   あなたは、その時点で、今の会社に不満は何かありましたか?

ジェイ そうですね…
    将来性が見えなくなっていたのと、
    このまま、この会社に骨を埋める訳ではないんだろうなと
    思ったので、協力隊に募集しました。
    それも不満と言えば不満なんですけども…

山本 会社に入って、3年目くらいでそう思ったという訳ですね。
   3年間の間で、国際協力の世界を思い出すような出来事が
   あったんですか?

ジェイ そうですね、ありました。
    小学生の時に都道府県のHにいた時に、
    『少年の船』という、2週間くらいかけて、
    グアムとサイパンに、小学生と中学生が行く事業があるんですが、
    基本的には、船の中で集団生活するのが目的なんですが、
    そこで知り合って、
    ずっと、学生のころまで連絡取り合っていた人が、
    青年海外協力隊に行く事になって、
    モンゴルに行く事になったんです。

山本 男性ですか、女性ですか?

ジェイ 女性です…。
    その知らせが、来て…
    それが(協力隊を)思い出すきっかけです。

山本 Eメールか何かが来たんですか?

ジェイ はい。

山本 それは、いつですか?
   会社の何年目位ですか?

ジェイ それは…3年目が終わって、4年目の春くらいでしょうか…

山本 それは1回目の青年海外協力隊を応募した時の頃ですか?

ジェイ はい。

山本 他には何かありますか?

ジェイ 高校の同級生が…大阪外国語大学に行っていた友達が、
    大学を休学して協力隊に参加していたというのもありますし…
    
    あと、本当にインターンシップしていた時にいた人の兄弟、
    お姉さんに協力隊出身者が多かったというのもあります…

山本 ああ、そうですか…なるほど…
   あなたのたどってきたような『コース(経歴)』の場合は、
   社会企業や社会起業家とかに進むパターンも、
   結構多いんですけども、
   あなたの場合は、そちら関係の人との接触は、
   殆どなかったという事ですか?

ジェイ ないです。

山本 不思議だ…。
   分かりました。
   
   あと、NGO(非政府組織)系とも接触なかったですか?

ジェイ ないです。
    全く違うNGOのボランティア活動もしてましたけれども、
    国際協力関係ではないですね。

山本 分かりました…。
   では、ここではこの話題については、
   あまり突っ込まない様にしますね…
   
・・・
・・・

インタビューの後半は、こちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65758697.html




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