山本敏晴のブログ

1965年生、仙台出身。医師・写真家・NPO法人宇宙船地球号理事長。元国境なき医師団日本理事。 峭餾欟力師」という概念を提唱。企業の社会的責任(CSR)を推進。世界中で大切なものの「お絵描きイベント」を実施。著書に『世界で一番いのちの短い国』『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 『国際協力師になるために』、『あなたのたいせつなものはなんですか?』『世界と恋するおしごと』『地球温暖化 しずみゆく楽園ツバル』『「国際協力」をやってみませんか?』など

2013年02月

パブ、スナック、キャバクラ、クラブの違いとは,青年海外協力隊レモンが語る 6905字_2013年改訂

.

以下のインタビューは、
前回まで、5回連続でお届けした、
「青年海外協力隊の合否に関するインタビュー」
の続きです。


青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,
その1,学歴と職歴 6688字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762726.html
その2,職種と案件 9021字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762727.html
その3,二次試験 7012字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762728.html
その4,パソコン 8375字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html
その5,受験する方へ 5819字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762730.html


でも、以下の内容は、
青年海外協力隊自体とは、
まったく関係ないため、
上記を読まなくても、理解できる内容です。

以下、登場人物の紹介です。

・・・

レモン 27歳、女性、会社員、協力隊に合格した。
    学生時代、学費が足りなくなり、
    一度、退学して、お水系の世界で、仕事をしていた。
    でも、将来の夢は、国際協力をすること。

カリメロ 27歳、女性、会社員、協力隊に落ちた。
     大学生時代、NGOでボランティアをしていた。
     フィリピンのスタディーツアーなどを企画。
     そこにレモンさんが参加してきて、知り合いになった。

山本 44歳、男性、医師、NPO法人代表。
   水商売と呼ばれる場所に、行ったことがない人。
   アトピー性皮膚炎のためか、お酒を飲むと体がかゆくなる。


・・・


山本 あの、全然(協力隊とは)関係ない話だけど、
   俺ね、水商売とか行ったことなくって、
   パブとか、スナックとか、キャバクラとかって、
   一切行ったことないのね。

   お酒余り飲まないのもあるんだけどね、あれね、
   パブって何するの?

   パブとキャバクラとスナックとかあるけど、何か違うの?

レモン キャバクラは女の子の年齢が凄く若いです。
    10代後半から20代前半くらい。
    たぶん26なんて言ったら、
    相当、年増(としま)な部類・・・で、
    その娘達と「疑似恋愛」をする所です。たぶんあそこは・・・。

山本 入って行って、何するの?

レモン 入って行って、まず、お酒を飲みます。

山本 すると、女の子たちが嘘(ウソ)でも
   「旦那さんかっこいいですね、」とか言ってくれんの?

レモン そうです。
    それは、キャバクラでも、スナックやクラブであっても
    かわらないとおもうんですけど。

    クラブとキャバクラの場合は、1対1。
    1人のお客さんに1人の女の子がつきます。

    私のいたスナックは、
    「マイナス営業」というのが基本で、
    「マイナス営業」というのは、
    1人の女の子に対して複数のお客さんがつくという。

山本 そういうのマイナス営業っていうんだ、その反対、
   1対1の営業は何ていうんですか?

レモン あー、分んないですね。

カリメロ スタンダードからサービスをマイナスされているってこと?

レモン お客さんが少なければ、1対1で付きますけど、
    店に女の子が2人とか3人とか決まってるんで、

    こっちの席に座って(お客さんの)相手して、
    あっちの席で相手して、
    また、カウンターのお客さんと話をして、
    こっちの席と向こうの人と話をして、
    後ろの席の灰皿も見て・・・、
    みたいな仕事の仕方をしますね。

    で、価格が高い順に、
    クラブ、キャバクラ、スナックですね。

    女の子の年齢が高い順に、スナック、クラブ、キャバクラですね。

カリメロ 用途が違ったりするの?
     多分、(会社の)接待とかで?

レモン 多分接待とかで使うのがクラブで、
    女の子と騒いで楽しむのがキャバクラじゃないかな。
    疑似恋愛をしたりするのもキャバクラ。

    スナックとかは、地域のおじさんたちが飲みに来て、
    ママとしゃべりに来るとか、女の子と雑談をするとか。

    スナックに働きに来る娘も、
    キャバクラやクラブ出身の娘によって、カラーが違う。

    キャバクラ出身の娘は、カラオケ歌ってお酒飲ませて
    とりあえず店の売り上げ伸ばすようにお客さん呼ぶ
    とかに一生懸命ですし、

    クラブ出身の娘は知的な話をしますし、
    ずっとスナックにいる娘は庶民的な話をしますね。

山本 地元の地域のおじさんたちが来るから?

レモン 仕事の話とか、あと、
    野球の話は、結構NGだったりするんですよ。

山本 関東は巨人ファンが多いもんね。

レモン そうですね。
    こっちで巨人の話してて、
    となりに阪神ファンがいたりすると喧嘩になるから。

    結構庶民的な話をするのと、
    あと、いろんなお客さんを同時に注意してみたりとか。

山本 で、あなたは、クラブ、キャバクラ、スナックのどれでもなく、
   あなたはパブに勤めていたのね

レモン スナックですね。

山本 そうなんだ。
   パブとスナックは同じものという認識なの?
   あなたの中では・・・。

レモン そうですね・・・。はい、同じ認識・・・。
    ひょっとしたら、
    ショーパブとかでもパブって(名が)つくかも。

山本 (スナックは)3段階の中で、値段的には一番下で・・・。

レモン 若い娘は、少ないですね。
    30前後が多いですね、スナックは。

山本 キャバクラが1番若い娘多いんだっけ?

レモン そうです。

山本 若い娘が多い順に、キャバクラ、クラブ、スナックの順だっけ?

レモン キャバクラで働きだしたのが21(歳)位からだったので、
    おじさんたちと何しゃべったらいいのかわかんなかった。

山本 なるほど、ちょっと変な話を聞くけど、
   お尻触ったり、エッチな、胸触ったりすることは、許されるわけ?

レモン いや〜、だめですよ!
    基本的にはだめです!
    店の方針によるんですけど、
    基本的に「おさわり」はどこでもだめだと思います。

山本 ああ、そう。

レモン キャバクラとかは緩いかもしれませんけど。

カリメロ それ専用のパブとかあるじゃない。 
     「オッパイパブ」とか・・・。

レモン あ〜、そうそう、うちの彼氏もオッパイパブ行ってた・・・。
    「オッパブ、すげーよ」って言ってた・・・(笑)。

山本 オッパイパブのこと「オッパブ」っていうんだ・・・。
   それは、キャバクラから発生なんですか?・・・。

レモン とりあえず、下着つけてやって来て・・・。
    キャバクラの女の子が、
    下着つけてないバージョンです。
    で、揉んでもいいんです。

カリメロ お金払うと・・・。

レモン いくらだったんだろう・・・。
    計算して、何人で行って、いくらだったからって。
    で、女の子が何人ついたから、
    片乳(かたちち)、
    何千何百何円かかってるんだ・・・って言ってた(笑)。

山本 あ〜、ふ〜ん・・・。

カリメロ あれは、パブだね・・・。

レモン そうだね、オッパイパブだからね。

山本 あのさ、聞きたいのはさ、俺が女だとするじゃん。
   で、例えばルイヴィトンの五万円位するバックが
   欲しいとするじゃん。
  
   じゃあ、ちょっと水商売の軽いやつで、
   さすがに、ソープ(ソープランド)とかは嫌だから、
   お水系のスナック、キャバクラ、クラブに勤めたいと思ってね。
   仮に、俺が女で・・・。

   でもさ、どのくらいエッチなことされるのかわかんないじゃない?

   (お店に)入る前だから、具体的に分んない・・・。
   で、あなたは、最初に地元のスナックに行く時に、
   そういう不安はなかったの?

レモン ノルマが厳しいとかそういう不安はあったんですけど、
    普通のキャバクラだと時給が2千いくらとか、
    その位するもんなんですけど、
    そこは1400円と安かったんですね。

    で、実際面接に行ってママと話して
    「ああ、まともな所だ」と思ったんで、ずっと働いてました。

    新聞奨学生時代に、一緒に働いていた娘は、
    奨学生やりながらスナックで働いてました。

    お酒飲んで帰って来てそのまま新聞配って・・・。
    凄かった。

    ・・・で、その娘が言うには、
    一緒にキャバクラで働いてた娘が、
    「キャバクラの面接に行ったら、
    セクハラでは済まされないようなひどいことをされた」って
    言ってたので、行くお店は選ばないといけない・・・。

    誰か働いている娘に紹介してもらうのが一番いいんですけど。

山本 店によっては、面接でいきなり胸(むね)触られたりされて、
   「OKじゃない娘はうちではいらないよっ」
   ていう店もあるっていうことだよね・・・。

レモン ・・・触られる位だけじゃない所もあるみたいですよ・・・。
    だから気を付けないと・・・。

レモン 水商売で働くと、服を自分で揃えないといけないとこも多くて、

カリメロ ドレスとか?

レモン そう。

山本 あなたの勤めていた所は、服は用意してくれたの?

レモン 自分で揃えないといけないんですけど、
    キャバクラキャバクラした服でなくても、
    普通のきれいなOLさんの様な格好でよかったので。

    あと、
    ずっと働いていると皆だんだん肥(こ)えてくるので
    (職場の先輩が)
    「この服着れなくなったからレモちゃんあげる・・・」
    って・・・。

    色々沢山ンくれるんですよ、
    あと、「ファッションセンターしまむら」とか。

山本 あ〜、私(の服)も・・・(そこで買いました)。

レモン お世話になってたので、
    そんなにお金かからなかったです・・・。

山本 なるほど・・・。

   いやそのね、なんで、こんな質問をしたかというと、
   (国際協力をしたい場合)学歴は、大学卒はあたりまえで、
   「国際協力を将来はやりたいんだけど、
   聞けば大学院修士が必要で、って書いてあるから、
   お金が無くて、それがどしても必要です・・・。
   どうすればいいですか山本さん・・・。」

   って娘が来るんだよ、俺のところに・・・。

   でね、選択肢としてはもちろん、奨学金などを勧めるんだけれど、
   それも取れそうにないという場合には、
   「お水系」をもちろん紹介するわけにはいかないんだけども、

   具体的な現実問題としては、それを選択してね、

   ・・・なんか、漫画本か何かであるらしいんだ、
   お水系行って、金稼いで、留学しましたって話が。

   ・・・現実的に可能なのかな・・・っていうのをね・・・。
  (知りたいんだよね)

レモン でも、大変だから・・・。
    本当に行きたいんだったら、あまりお勧めはしないですね。

    ・・・新聞奨学生も自分の自由な時間がなくなっちゃうので、
    朝の2時半に起きて、配達して6、7時位に帰って来て、
    9時から2時半まで大学行って、
    夕方3時から配って働いて、6時に配達終わって、
    そこから自由な時間なんですけど、
    集金がある時は10時位まで働いて、ちょっと寝て。
    2時半からまた始まるんで・・・。

    なかには、鬱(うつ)状態になる人もいるんで、
    あと、ひどい所だと営業もさせられるって。
    新聞販売店によっては、
    それは本当に選びようがないですし・・・。

山本 新聞奨学生ってネットで検索するといっぱい情報が出てくる?

レモン そうですね、たいていの新聞奨学会にあると思いますけど。
    ただね、夕刊の配達時間に授業が組み込まれている所だと、
    受け入れ先がないと思います。

    私も、
    学費をすべてカバーしてくれる奨学金を出してくれるところが
    関東にしかなかったので、だから、
    関東の大学に行こうと思っていて、
    国際と名のつく社会科系学部で、
    国際協力とかバックリした所ではなくて、
    国際部とか、国際経済、国際経営があるところの関東の大学を
    全部調べあげてました。
   
    その中のどれかに行きたいって、全部の新聞奨学会に送って、
    唯一返答があったのが「朝日新聞奨学会」で、
    S大学の国際経済学科だったら受け入れ先があるということで、
    そこを受けようって、そこだけしか受けていませんでした。 

    経済学受けようと思って受けたわけではなくて、
    その新聞奨学生と関係があって決めたので、
    それはすごく大変でした。

    あと、スナックも、(自分も)お酒を飲んで
    売り上げを上げないといけないので、
    しこたま(自分も)お酒を飲むので・・・。

山本 俺聞いたのが、水商売で売り上げ上げるには、
   相手(客)にお酒を飲ませるか、
   自分が飲むかの2つに1つだから、
   肝臓壊すって聞いたけどね・・・。

レモン そうですね、
    夏に1度お粥しか食べれなかったことがありましたね・・・。
    頑張って飲みすぎて・・・。

山本 自分で?

レモン 底にちょっとだけ焼酎残った状態でお客さん返すと怒られるので、
    「このぐらい飲めるでしょ」「何で残すの?」そんなで、
    (家に)帰って来てこれはちょっと翌朝残るな・・・と思ったら、
    お水大量に飲んで、吐いてから寝る・・・。
    みたいなことして、翌朝大学に行くんです。

山本 それはやってたの?

レモン やってましたね、

山本 やってたんだ!

レモン 凄くお酒がまわった時だけですけど、なので・・・。
    お金稼ぐためだけ、
    その為だけにやってるんだと思ってたので、出来たんですけど。
    結構大変だから・・・。(他人には勧めません。)

山本 勧めない?

レモン 新聞奨学生をしてた時の娘が、
    前に自衛隊にいて、
    学費の賢い稼ぎ方について、

    とりあえず自衛隊に入ると、
    そうすると、泊るところも食事も給料も出るし、
    自動車免許ただで取れるし、
    そこでガッツリ金貯めてから、除隊してから、
    大学行くのがいいだろうってまじめにその娘は話をしていました。

カリメロ 体も壊さなそうだしね

レモン 絶対、体力付くしね、その娘は陸上自衛官だったんだけれど、
    定期的に食事を作る係がまわってくるから、
    料理の腕もそこそこ上がるよ、って。

カリメロ サバイバル能力すごい身につくだろうな

山本 こないだ、驚いたのが、
   UNICEFの国際協力講座で、俺、毎年、講演してんだけど、
   受講者が80人くらいで、
   (応募する人の)倍率が3倍くらなんだけど、
   中に女の自衛官の方がいて、講義が終わってから俺のところに来て
   「山本さんの話を聞いて面白いと思ったので、
   自衛隊の広報紙を私、編集しているのでそこに載せたいんです」
   って言って来たよ。
   女性自衛官のSさん。

   だから、その新聞に私のインタビューが載ったみたい。
   驚いたのが、女性自衛官がいるのは知ってたけど、
   (その女性の自衛官が)
   UNICEFの国際協力講座を、毎週火曜日、
   夕方の6時半に聞きに来ていることに驚いたよ。

   品川駅から徒歩5分ぐらいの、高輪で毎週火曜日にあるんだけど、
   要するに(とりあえず)自衛隊に入って、
   ユニセフの講座も受講しながら、キャリア(経歴)を上げた後に、
   ジャイカ(国際協力機構)か国連を目指すんだろうな、と思ったよ。

   まぁ、そういう人も世の中には、いるんだということだね。

   あなたが、さっき言ってたことは、冗談でも何でもなくて、
   実際にそういう人がいるんだよ。凄いなと思うよ。

レモン 賢い道のりですね。

山本 国際協力やりたい人は、まず、自衛官になってはどうか。

レモン ポリシー的に抵抗がある人が多いような気がしますね。


参考: 
右翼的、国家崇拝的、国家至上主義的だからか?


カリメロ すごい、縦社会だから忘れちゃうかもね、
     (当初の)気持ちとかを・・・。

山本 バリバリの『政府系』だから、洗脳されるんだよね。

   では、長い間ありがとうございました。大変勉強になりました。
   ・・・えっと・・・、
   クラブ、キャバクラ、パブ、スナックの違いがわかってよかった。

レモン そこがですか(笑)。

山本 いや、ちょっとね、なかなか、その・・・聞きにくいしね。

カリメロ そうですよね

山本 (お金貯めたい人に)勧めていいものかどうか・・・。

レモン いつか行きたいって思ってたとか?

山本 うちに来る(国際協力やりたい)女の子で、金がない子に、
   お水系で柔らかいほうの道が・・・。

カリメロ でも、飲食、辛いですよ・・・。友達にも多いし。
     兄が(飲食店)店長してたときに「帯状疱疹」でてた。
     疲労で肋骨骨折とか・・・だから飲食ダメだろうな。

レモン 自殺未遂したりする娘とかいた・・・。

山本 お水系はね、鬱(うつ)病にかかる人多いです。
   精神的なメンタル面でのことがあって、
   統計的に(そういうのが)あるよ。

レモン お客さんに結構、『職人』が多くて、
    大卒にコンプレックスとかあるのかもしれないですけど、
    大学に行ってるってだけで嫌味言われたりした。

    よくわかんない・・・。
    よくお酒飲んで怒る人っているじゃないですか、
    理不尽に怒る人・・・。

カリメロ いい経験はできるよね。

レモン うんうん、だから、おじさんと話すのすごい好き。

カリメロ 楽しいと思う、海外行くとより一層、
     訳分んない事って起こるから、耐性を身につけておく・・・。

レモン (スナックでの仕事を)やってよかったなと思う。

    大卒とかサラリーマンに抵抗持ってる人達(お客さんたち)で、
    職人だからかな・・・。

    けど(普通の会社に、私の)就職が決まった時に
    「よかったね〜」って喜んでくれたし、
    (スナック)辞める時も皆、
    花束とか持ってきてくれて温かかった・・・。

山本 俺がね、(水商売系に)行けない理由はね、
   金払うにしても、
   「人に気を遣われている状態」ってのが嫌なの・・・。

   (女の子に)なんかさせちゃっている状態が、嫌いなの。

   あ、なんかごめんなさいね、
   俺のこと、「かっこいい」とか義理で言わせちゃって。

   ほんと申し訳ないなとか思っちゃって。

   そんな気を遣わせて悪いな・・・って思っちゃう、
   グラス(飲み物)減った位でついでくれて・・・。

   他のお客さに付いててあげて・・・。
   俺なんてほっといてくれていいよって思っちゃう・・・。

   『気を遣われることに気を遣ってしまう』から
   そういう人はそういうとこ行ったって
   疲れるだけなんだよね、逆に。

   だから俺は1回も行ったことがないんだよ。

カリメロ お金払って、じゃあサービスしてよっていう人しか
     向いてないのかも・・・。

山本 だからね・・・無理なんだよ。

カリメロ (笑)気使っちゃうんだ。

山本 偽善的?、なのがいやなのかもしれない。
   国際協力もそうだけど・・・。

レモン だけど、忙しい時にそういうお客さん1人いると
    心休まる感じ・・・。

山本 俺みたいなお客さんいるよね?

レモン いますいます。
    だから、すいてる時にやってきて
    ママさんとしっとり話をしてて、
    混んできてもニコニコ飲んでて、
    「じゃあ帰るは」みたいな人。

    ・・・好きでした。





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このインタビューのシリーズの一覧


青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,

その1,学歴と職歴 6688字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762726.html

その2,職種と案件 9021字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762727.html

その3,二次試験 7012字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762728.html

その4,パソコン 8375字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html

その5,受験する方へ 5819字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762730.html

パブ、スナック、キャバクラ、クラブの違いとは,青年海外協力隊レモンが語る 6905字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762731.html





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青年海外協力隊に関する、関連ブログの筆頭


「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 http://t.co/Y9NJunq1 山本敏晴のブログより


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青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー


「やるべきことを見つけるために協力隊に行く、テレマーケティングからアフリカへ、26歳男性_20121006、その1 10098字」 http://t.co/bQ2WqtzP 「その2 9041字」 http://t.co/tSCr74hl 山本敏晴のブログより

「36才女性、アパレル大手U社から、青年海外協力隊、村落開発の一村一品運動へ、派遣前インタビュー 20120805収録」 その1 11729字 http://t.co/Qv3jctj2 その2、13699字 http://t.co/9GROfTUe 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊・村落開発でアフリカに行く27歳女性。農業専門じゃないけど農業技術移転の補助をやる「プリンセス」さんにインタビュー、20120513収録、その1」 http://t.co/zBKUJmKZ 「その2」 http://t.co/cWGFFVyY 山本敏晴のブログより

協力隊、直前ちいちゃん1職種 http://t.co/ZyPwLpdH 2現職参加 http://t.co/tItqDNGX 3試験 http://t.co/t7eHulu7 4面接 http://t.co/yRSM9cEI 5ドミ隊員 http://t.co/rj0V0pgf

「協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣前 1〜9」 http://t.co/JWNG5UXL 「メイさん_派遣後 1〜8」 http://t.co/4OOeL4cV 山本敏晴のブログより

「結婚してから青年海外協力隊_ウメ_太平洋_PC隊員 5528字」 http://t.co/l0QBUMFw 山本敏晴のブログより

「既婚の28歳女性で青年海外協力隊で東南アジアへ環境教育をしに行く方にインタビュー 12372字、その1」 http://t.co/3pSCYgkR 11870字、その2 http://t.co/Rsxa5HkS 山本敏晴のブログより

「世界自転車旅行の後に38歳で協力隊その後」 1〜8 http://t.co/Guf5PR7D 山本敏晴のブログより

「経済学部後、青年海外協力隊でデータ品質管理、そして国際保健へ」 1〜10 http://t.co/Bi9LqyO9 山本敏晴のブログより

「看護師で青年海外協力隊、南米で子どもの予防教育」 1〜8 http://t.co/JNUwSOw3 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎」 1〜5 http://t.co/1qBAVROW 山本敏晴のブログより

「カリメロさん、青年海外協力隊に落ちた後、再挑戦で合格。PC隊員でアフリカへ」 1〜2 http://t.co/42XVjFSj 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後」 その1〜4 http://t.co/yZ5vduWq 山本敏晴のブログより

「人生相談。23歳女性、市役所勤務。協力隊、大学院、国際協力キャリア形成の質問、その1 8003字」 http://t.co/2Vq9xtM6 「その2 12287字」 http://t.co/fCdv1rvA 山本敏晴のブログより

「アメリカの青年海外協力隊「ピースコー」と大学院修士の連携プログラム」 1〜3 http://t.co/yRBW8wDF 山本敏晴のブログより


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ツイッターの関連記事を、まとめたもの


「JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修を実施する理由についてのツイート 20120506まで 7828字」 http://t.co/1x1NXlJX 山本敏晴のブログより

「ケネディ大統領、キューバ危機、ピースコー(米国青年海外協力隊)に関するツイート 20120217まで 2536字」 http://t.co/OrQj4A6V 山本敏晴のブログより


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国際協力師と、国際協力士


「「国際協力士」の国家資格の創設を、外務省とJICAが検討」 http://t.co/BND24lFM 「国家資格「国際協力士」制定の動きの背景と、いくつかの問題点」 http://t.co/ISxfoBE4 山本敏晴のブログより


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その他の関連ブログ


青年海外協力隊から国際協力師へ_関係ブログ一覧_2010春 http://bit.ly/IPKJtp 山本敏晴のブログより

チャート式、国際協力師(有給のプロ)への道 5669字 http://bit.ly/IPKMFE 山本敏晴のブログより

チャート式、社会起業家への道 4452字 http://bit.ly/vCXCyj 山本敏晴のブログより

チャート式、世界を治す医師、地球を癒す看護師への道(増補版) 13094字 http://bit.ly/rM41BB 山本敏晴のブログより


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参考文献


「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 著者:山本敏晴、出版社:白水社。プロとして、有給の仕事として、国際協力に関わってゆくために。国連、JICA、開発コンサルタント、企業の社会的責任、それらに関わる人になるための『キャリア形成』の具体的な道筋

「世界と恋するおしごと 国際協力のトビラ」(小学館)の第五刷りが、出版社から事務所に届きました。古くなってリンク切れになっていたURLなどを改訂。内容は、国際協力を実際にやっている30人以上の人とと山本敏晴との対談で、インタビュー集です。 http://t.co/0J22zskB

書籍『「国際協力」をやってみませんか?』 http://t.co/vDHjqylZ 国連などで給料をもらいながら一生続けていく道。仕事の合間に無償のボランティアとして参加する道。消費者としてできることを探る道。会社での仕事そのものをより社会に貢献するよう努力する道。どれも国際協力

山本敏晴の新刊 『「国際協力」をやってみませんか?』(小学館)。有給のプロとして働く道も、ボランティアとしての関わり方も、学生・主婦・会社員としてできることも。それ以上に、貧困を生み出してしまう『世界の根源的な問題・構造そのもの』を解説 http://t.co/vDHjqylZ




青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,その5,受験する方へ 5819字_2013年改訂

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このブログは前回の続きです。

その4,パソコン 8375字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html


・・・
・・・

マイクロファイナンスについて、軽く


山本 マイクロファイナンスの件について
   カリメロさんに話を聞きたいなと思うので、
   (マイクロファイナンスについて)簡単に説明すると、
   バングラディッシュでモハメド・ユヌスという人が考案した
   「マイクロクレジット」、
   「マイクロファイナンス」というのはですね、
   簡単に言うと、
   貧しい人が貧困から脱出するために、
   なんらかの事業を開始するための融資をする(お金を貸す)方法で、
   バングラデッシュでは、上手くいったんですけども、
   アフリカ等に持っていったら全然うまくいってないっ
   ていうのが有名な話なんですよ。

   これについては、(カリメロさんは)個人的には、
   なんでか(なんでうまくいかないか)という事等は
   リサーチしましたか?

カリメロ いや、してなくて、
     それも知りたいこともあってアフリカに行きます。

山本 あ、そう。

カリメロ なんでなんだろうって、知りたいなぁと思ったんですよ。
     日本でやりたいんですよ。
     北海道かな、日本でもいくつか紹介されていて。
     なんで、アフリカでは失敗したんだろうなって・・・。

山本 知りたいって思ったんだね。

カリメロ と、思った時点で思いついて、申し込んじゃった・・・
     みたいなね・・・。

山本 レモンさんそれについて知ってる?なにか。

レモン わかんないですけど、でも、
    U国のボランティア報告書読んでるかぎりでは、
    U国では上手くいかないだろうなって、思う理由が、
    「非常に疑り深い」っていうか、
    簡単に「人を信用しない」って。

山本 現地の人がね。

レモン そうです、人と人との信頼関係がなくて、
    共同で事を進めることが、実現しにくいみたいなことを、
    いろんな人が書いるのを読んで、
    こういう状況下でマイクロファイナンスとかあっても、
    実現しにくいだろうな、って。
    ボランティア報告書を読んでそんな事を思いました。

参考:
マイクロクレジットの基本は、貧困から脱出するための事業を
始めるための資金の貸しつけだが、「五人組」などの制度で、
集団に貸すことで、お互いに監視させ、「夜逃げ」を防止する。

カリメロ ユヌスの本にも書いてあって、
     アフリカでは個人ベースのマイクロファイナンスに変えました。
     ・・・団体はだめで、「5人組み」では、ダメだった。
     日本やアフリカが試してみましたが、上手くいかなかった。
     失敗したので、「個人ベース」でやっています。
     ・・・それが、成功しているのかは分んないですけど・・・。

山本 それでも、駄目だったんじゃないの?

カリメロ なんでなんだろう?

山本 ま、これについては、また後で・・・。
   (この件は、長くなるので、また後日、詳細に記載します。)

・・・

これから協力隊を受験する人に言いたいこと


山本 あと、これから協力隊を受ける人に
   言いたいことはなどはありますか?

レモン 合格してから悩んだのが、
    開発コンサルタントになりたいというのを
    一応想定してたんだけれども、なんか、
    ブログとか色々情報検索してると、

    開発コンサルタントの(人のブログの)中に、
    (協力隊の職種の中で)
    「村落開発普及員と青少年活動は使えない」
    っていう定評があるっていうのを見て、
    まぁ、それは確かにそうだな、と。

    専門じゃないですよね。
    結局、遊んでるかもしれないし、そういう情報をみて
    「あ〜」って。

    もっと「経済・市場調査」(という職種)にこだわって
    やるのが良かったかなって。
    でも、30(歳)とかいっちゃうなと思って。

    (青年海外協力隊に行くなら)できるなら専門(分野を)
    持っていかれたほうが良いと思います。

山本 年齢的な判断で、難しいこともあるよね。

参考:
国際協力を職業としてやりたい場合、最大の目標の一つである、
国連JPO試験の年齢制限が、35歳まで。これが一つ。
また開発コンサルタント会社の職員募集も、
35歳〜30歳ぐらいが多い。
よって、この時期までに、大学院修士、語学力、協力隊等の経験が必要。
会社員であればマーケティング・金融などの
なんらかの専門性っぽい仕事を、はったりでもいいから、
「私はその仕事で5年以上の経験があります」と
言えるように「自分の経歴(専門性)を作成する」ことが必要。


レモン そうですね、しかも、経済・市場調査の案件って、
    (春か秋の)一回の応募に、1件くらいしかないので、
    今回の秋募集で4人応募して・・・とかなので、(倍率が高く)
    受かる可能性がとても低い。

    両方応募できれば1番いいんだけど、
    (現在の応募の制度では)どっちか、1つの職種にしか絞れない。

参考:
協力隊の応募をする時に、村落開発の案件と、
「経済・市場調査」の案件の両方を希望することはできない。
 第一、第二、第三希望に、両方を混ぜて書くことはできない。


山本 1つの職種の中で第3希望までしか書けないってことだよね。

   経済市場調査の場合は応募の条件があるじゃない?
   (その仕事をした)経験5年以上とか、何らかの資格持ってるとか。
   (案件の応募条件には、)なんて書いてありましたか?

レモン 忘れちゃった。

参考:
2010年春の要請(1件のみ)では、応募条件は、社会人経験2年のみ。
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=List&jID=6001&n=y

山本 経験5年以上とかある?

レモン (2009年の)春募集の案件は
    確かそのくらい必要だったと思います。
    (応募条件に)「経営指導」があるので、
    社会人歴は多めを要求されます。

    (2009年の)秋募集の案件は
    確か(私の経歴でも)合致していたと思うんですけど、
    経営指導とかは出来ないなと思いました。

    案件をみて自分がイメージできないものは
    希望には出しませんでした。

山本 じゃあ、カリメロさんのほうは、実はさっき、
   飯食ってる時(スパゲティー喰ってる時)に
   聞いてしまったんですが、
   聞かなかったことにして、もう一度聞くとですね、

   今回、「村落」で、(応募して)
  (自分の経験がないにも関わらず、やりたいという気持ちだけで)
   マイクロクレジットをするのにこだわりすぎていたと。
   (だから、落ちたと。)
   青年海外協力隊に行くこと(だけ)を重要視するのであれば、
   例えばITコンサルタントやっているのであれば、
   そっち系の職種や案件を狙ったほうが通りやすいだろうと、
   一般論として、(私は)そう思いますけれど、
   そういう方向で今後の応募はされるという事でよろしいですか?

   次の(2010年)春(の募集に)応募すると。
   そして…受かったら・・・?

カリメロ (会社に)休職願い出します。
     「頼むよ」って。

山本 まぁ、そんな感じで、
   (カリメロさんの今後の予定は)
    非常に分かりやすくていいんじゃないでしょうか?

   あと、2次面接の時に
   「あなたは、リーダーシップも取れて、
   案件も発掘できるような人だから、どこ行っても通用するよ」
   というような太鼓判を押されて、
   自分でも絶対受かったと思ったけど、
   3週間後位に通知が届いて、
   開けてみたら落ちていて「驚いた」と。

カリメロ (落ちた)理由はいくつか書いてあって、
     落ちた人に次に受けるときの参考のために
     4項目で理由が書いてあるんです。

     1・身体機能による理由
     2・技術不足による理由
     3・技術面に問題はないが、要請と不適合による理由
     4・・・(忘れた・・・(苦笑))

     救いだったのは、体だったらもうどうしようもないのですが、
     (落選の理由は)要請とアンマッチでしたという理由・・・。

山本 今の4つの理由の中で3番だったってことね。
   技術はあるけれども要請案件とアンマッチでした、という理由ね。

カリメロ そうです。

山本 他の、落ちた人の話によると、
   面接官との話が合わなかった、
   人間的に合わなかったっていうことが、
   「私の落ちた理由だ」って言ってた人が
   俺がインタビューした人の中にいたんですけども、
   カリメロさんの場合、そういう感じでは全然ないですよね。

カリメロ 別に・・・私の性格があるのかもしれないですけど、
     そんな感じじゃなかった。

山本 別にけんかしたわけでもないし・・・面接官と。

カリメロ 「会社の説得頑張ってね」って(言われて)終わった。

山本 明らかに、受かってるような雰囲気で終わった?

カリメロ ・・・(落ちた時)会社に言ってなくてよかった、
     って思ったくらいだから・・・・

山本 わかりました。確かにそう思うよね。
   この経歴からみると、受かりそうだと思いましたけどね。

レモン ね、ね、
     (カリメロさんが落ちたことは)不思議だなって思いますよね、
    純粋に・・・。

山本 ・・・以上ですね。
   ありがとうございました。


・・・

彼氏との関係と、協力隊への派遣


山本 あ、そうだ、1番肝心なこと、(忘れてた。)
   レモンさんは彼氏いるんですよね?

レモン あ、はい。

山本 彼氏は(レモンさんが)
   協力隊に2年間行くことをどう思っていますか?

レモン えっと、去年の9月か8月位に、
    一緒に住もうという話をしていたんですよ。

    一緒に住むんだったら
    ゆくゆくは結婚することになっていたんですけど、
    その時にちょうど転職も考えていたんですよ。
    転職をしようかなぁ、と思っていて・・・。
    一緒に住むんだったら、
    結婚することになってしまうなあって・・・。

    となると、
    2年間海外に行くこととか考えられなくなってしまうので、
    これで、自分、人生終わるのかと思ったら、
    なんか暗くなってしまって。

    で、その時転職も考えていたので、
    リクルートエージェントに行ったら、
    「今、不況すぎてあなたに紹介できる仕事はありません」
    といわれて、
    要するにあなたに紹介できる案件がないって言われて。

    凄いショックを受けて、あと、
    就職活動するんだったら1年後に来なさいって言われて。

    このままで人生終わりたくないなって、思って。
    結婚して、子ども産んで、仕事続けてって、
    「ワーキングマザー」やって、って。

    ・・・今まで、新聞配達しながら、
    スナックで働いて、おじさんにお尻触られたりしながら、
    目指してきたのに、
    自分の人生、これで終わるんだと思ったら、
    凄いショックだったから、
    どうしてもなんか自分がずっとやりたいって思ってたことを
    やろうと思って。

    彼氏に話をして、
    「私は、とりあえず、協力隊を受けたい」と言う話をして
    (彼氏は)「わかった」という話をして、
    彼もMBAのような経営系の大学院に行こうと
    思っていたみたいだから、
    2年という期間、ちょうどいいのかもしれない、
    というような話をしていて。

    で、いざ、受かって、フィリピンかもしれないと思っていたので、
    2次試験を受けた後は、
    フィリピンなら遊びに行けるねって言ってたんだけど、
    「受かったよ、U国だったよっ」て言うと、
    「U国かよ」って(笑)。

    じゃあ、お祝に祝杯をあげようって、祝杯をあげて、飲みながら
    「受かって残念だった?」って聞くと、
    (彼氏は)「どっちでもよかった」って言っていて。

    落ちたら、ずっと(日本に)居るんだろうなって。
    でも、すっごい落ち込むんだろうなって思ってたから、
    受かっても落ちてもどっちでもよかった、
    っていう話をしていましたね。

    「ただ、浮気はするよ」って言ってましたけどね。(笑)
    「俺、絶対浮気とかしちゃうよ」・・・って言ってました。

山本 2年後、帰ってきた時に
   彼氏が浮気とかしてても笑って許せたりするの?

レモン 浮気・・・浮気くらいだったら、ばれなかったらいいのかな?

    彼氏結構、「俺様な人間」なので、
    1年以上付き合った女の子って、
    大学の時付き合ってた娘と、私くらいで、
    後はほとんど短期で別れてるんですよ。

    帰ってきた時に、
    これからもずっと付き合っていきたいという女の子が
    出来ているんだったら、
    それはほんとにしょうがないんだなと思って。
    彼にも人生がありますし。
    32(歳)、4月で32歳になるし。

山本 あなたが、27(歳)。

レモン そうです、そうです。
    (彼)35歳までに子どもが欲しいって言ってたし、
    彼にも人生プランはあるだろうから。

    で、私のわがままもちゃんと聞いてもらえたので、
    あまり、
    「待っててくれ」だとか、
    「何歳で結婚しよう」だとか、
    「子どもは何歳から(作ろう)だとか」
    って、あんまり私のわがままで
    彼の人生を抑えつけたくないなって思ってます。

    だからもし、帰ってきた時に
    大事にしたい女の子を彼が見つけたんだったら、
    それはショックでしょうけど、仕方がない、
    許容できると思います。

山本 偉いっ!大人だね、いい女だね〜!

   ・・・ま、いいや、 カリメロさんのほうは彼氏いるんですか?

カリメロ いないですね〜・・・。

山本 でも、さっき、
   35歳くらいまでには子ども欲しいって言ってたよね?

カリメロ そうですね。

山本 そっか、じゃあ、忙しいな。
   ・・・じゃあね、ちょっと変な質問なんですけれども、
   協力隊帰国後もさんざんインタビューしてるんですけども、
   女性は、特に彼氏のいない人は、
   かなりの確率で

   「現地夫」(げんちおっと)と言ってですね、

   「現地彼氏」(げんちかれし)というか、
   「テンポラリー・ボーイフレンド」(一時的な彼氏)が、
   出来る方が多いんですよ。

   もしかすると失礼かもしれませんが、事実を述べるとですね、
   アフリカとかに日本人女性が行った場合、
   (黄色人種ではなく)「白人」と呼ばれます。

   で、日本にいるときの10倍くらい、
   あるいは、100倍くらい、もてるらしいんですよ。
   (日本人女性は)。

   現地の中で一番かっこいい、痩せマッチョで、
   顔もいい、身体的にもいい、
   抽象的に言いますけど、いろんな意味でいいということで、
   現実問題、色々(そういう話は)聞いてるんですけども、
   そういうのどうですか?

   2年間限定の(外国での)ボーイフレンドとかは
   可能性としてありますか?

カリメロ あるとおもいますよ、私でも。

     私、黒人うけ超良くて、
     家が赤坂で、六本木にフラフラッて行っても、
     必ず黒人来るし、今ですら。

     なので、現地行ったらあるんだろうな、と思います。

山本 じゃあ、次に(春募集)受けて、
   受かって帰国したら、そっちのレポートを
   カリメロさん、お願いしますね。

カリメロ 現地で・・・。(笑い)

山本 現地夫に関する現地レポートでもいいですけどね。



(以上で、協力隊の話は、終わり。)

(でも、なぜか続きます。)


(次回は、レモンさんの、水商売時代の話です。)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762731.html


・・・
・・・

このインタビューのシリーズの一覧


青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,

その1,学歴と職歴 6688字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762726.html

その2,職種と案件 9021字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762727.html

その3,二次試験 7012字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762728.html

その4,パソコン 8375字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html

その5,受験する方へ 5819字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762730.html

パブ、スナック、キャバクラ、クラブの違いとは,青年海外協力隊レモンが語る 6905字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762731.html




青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,その4,パソコン 8375字_2013年改訂

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このブログは、前回の続きです。

その3,二次試験 5916字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762728.html


・・・
・・・

今回のインタビューをやった理由の説明


山本 レモンさん側から言うと、
   カリメロさんはフィリピンのワークキャンプの企画をしていて、    
   (レモンさんの)先輩に当たるような人なんだけれども、
   カリメロさんのほうは、
   (今回)結果的に青年海外協力隊に落ちてしまって、
   (後輩の)レモンさんのほうが受かってしまったということで、
    (その原因は、なんだったんだろうという疑問があるため、今、
   レモンさんの提案で、この企画をやっているということです。

レモン だって、私より
    (カリメロさんは)ボランティアの経験もあって、
    (NGOの運営側として)ちゃんとやってるし、英語力もあるし、
    社会人歴も長いわけだから・・・。

山本 ちなみに、お2人は、TOEICとか受けているわけですか?

カリメロ 650とかです。

レモン 1年ほど前に受けて、確か
    500前後だったと思います。

山本 NGOでの経験も、
   カリメロさんのほうが数段上だということが、
   記録(履歴書)からもうかがえますよね。

レモン あ、そうだ、1点だけ、違うだろうなというとこがあって、
    前に大学3年の時に青年海外協力隊を受けたことがあるんです。

山本 大学を(2年で)退学してから、(3年から)再入学するまでに、
   (青年海外協力隊を)受けたってこと?

レモン 2回目の(入学後の)大学3年生の時、秋募集に受けました。
    (思い出のための)「記念受験」だと思って、受けて、
    2次試験まで行って、落ちたんですよ。

    技術もないので、それ(技術がないこと)を指摘されたんですよ。
    その時面接官の人が、書類を見て
    「あなた、岐阜出身だけど、野菜とか作ったことないの?」
    って聞かれて、「あります」って言ったら、
    「あなたは、それをもっとちゃんとアピールするべきだ」
    って言われて、その時は、落ちたんですが、
    今回はその点をちゃんとアピールしました。

    あと、技術面接の時に
    「前回も受けられましたが、いつ受けられましたか?
    それは、なぜ落ちたんだと思いますか」
    と聞かれて・・・。

山本 あなたがさっきからずっと言っている、
   「専門性がないといけないと考えていた理由」
   の一つがそこにあったんだね。

レモン はい。

    あと、私、2回目の受験だから、
    合格させてくれたのかなって。

山本 あ、それはないよ。
   俺、4回も5回も受験したのに、落ちてる人、いっぱい知ってる。

・・・

合格した、レモンさんの今後の予定


山本 では、今後のことをざっと聞きたいと思います。

   (合格して、派遣が決まったので、今後、)
   『技術補完(研修)』と、(福島の)二本松での語学合宿、
   (海外出張の)準備等(があるはず)。
 
   (それ以外に)個人的にやっておきたいことはありますか?

レモン まず、やらなければいけないことが、
    使用言語が英語なので、英語の勉強をしないといけないのと、
    村落部を巡回するので小型自動二輪の免許が必要なのと、
    それらは、絶対にやらないといけないので。
    あと、黄熱病の予防接種と。

    個人的にやんなきゃなと思っていることは、
    帰国後、院(大学院)に進みたいんですけど、
    じゃあ、何をその時勉強しようかなと思った時に、
    FASIDとかで学ぶことも考えたんですけど、

参考:
FASID 財団法人・国際開発高等教育機構
http://www.fasid.or.jp/

    なんか学ぶことがパックリ(概論的)しているなと思って、
    経済学を学んだことがない人でも、
    開発経済学をちゃんと1から教えます、
    みたいなことが書いてあって、
    なんかそんなようなことが書いてあって、
    私経済は勉強したのでなんか違うなって思いました。

    開発経済学って、
    結構バックリしてる(総論的だ)なと思いました。
    (一方で、)「農村開発金融」とか面白そうだなと思って、
    マイクロファイナンスにも興味があって、
    大学で学んだところによると
    マイクロファイナンスは失敗例のほうが多いという話を聞いて。

    ただ、私は、経済学をベースに貧困削減を・・・。
    経済学という自分の専門性と貧困削減を結び付けたかったので、
    農村というのが(私の経歴に)はいってくるから、
    (今後)農村開発金融を勉強すると、
    一貫したキャリアになるかなと思いました。

    農村開発金融にも興味があるし、
    さっき(宇宙船地球号に)ボランティアに来てた子
    (が、次のように話していたんだけれども)

    最近、開発コンサルタント(会社)の面接を受けてきて、
    (そこで、その面接の人などから言われたことは)
    MBAの資格をとったほうがいいって言われたって、
    そっちなんだと思って。

参考: 
MBA とは、
経営管理学修士(Master of Business Administration)のこと。

    帰ってきた時に大学院を受験できるように、
    あっち(アフリカの派遣された国)でも勉強しておいたり、
    それを念頭に置いて活動しようかなと思ってます。

    帰ってきた時にむけて
    何ができるか情報をを収集しようかなと思っています。

山本 ちょっとまってね。
   聞いてる人、わかんないと思うので説明しておくと、
   レモンさんは(現在)宇宙船地号事務局にいて。

   さっきまで椿(つばき)さんという
   他のボランティアの人が来ていました。

   椿さんは、
   (経済産業省が所管する日本貿易振興機構(JETRO)が運営する)
   「アジア経済研究所」の中にある、
   「開発スクール・イデアス」という
   FASIDのような、
   国際協力をプロとしてやるための『予備校』の様なところに
   現在通っている女性です。(確か、やはり27歳。)

参考:
アジア経済研究所・開発スクール・イデアス ideas
http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas/index.html

   (この椿さんも)将来の進路を迷っていて、
   「海外留学も考えているけれども、
   (日本のODAの事業をしている)開発コンサルタント会社の
   面接を受けたら、
   「MBAが必要だ、と複数の会社の人から2、3回言われた」
   (と椿さんは、レモンさんに言っていた)という事ですね。

   ちなみに、椿さんはすでにインタビューを受けていて、
   2010年2月上旬の山本敏晴のブログに
   彼女のインタビューが書いてありますので、
   イデアスに興味のある人は読んでみてください。

参考:
国際協力の予備校、開発スクール・イデアスの情報2010年 8498字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65348551.html

   以上です。これで(読者の人たちが)状況が分ったと思います。
   イデアスに行ってる椿さんがそう言ってたってことですよね。

レモン そうですね。
    『プロジェクトマネージメント』とか(を勉強しておくと)、
    文系だったらそれ(をやるの)が
    アドバンテージになると言われて。


・・・

海外に持っていくパソコンは何がいいか?


レモン あと、凄い悩んでるのが、
    向こうに持っていくノートパソコンを
    どこのメーカにするかってことですね。

山本 panasonicの「レッツノート」。それは絶対!

レモン なんでですか?

山本 壊れないから、絶対!
   1m(上から)落っことしても壊れないから

レモン それって重要なんですか?

山本 重要だよ。
   1年間現地(途上国の田舎)で国際協力活動していると、
   落っことすよ、2、3回は。移動も多いし。

レモン それで、ノートパソコンに詳しい人にきいたら、
    東芝かmacっていうんですよ。

    macかなと思ってBICカメラのお兄さんと話してたんですよ。
    東芝とmacどっちがいいって聞くと、
    皆、macっていうんですよ。

    「mac のappleケアの対応は神だよ」って言うんです。
    でも、わざわざ慣れないmacに買い替えて
    使うのもな・・・と思っていて。

山本 ・・・まず(公平を期すために)ひとつ。

   マッキントッシュの最大の有用性というのは、
   ウィンドウズと違って
   (コンピューター)ウィルスの流通している量が少ないので、
   ウィルスに汚染されることが少ないという事。

   そういう意味でマッキントッシュは優秀だよ。
   それは間違いない。
   俺はカメラマンでもあるので、グラフィックもやるので、
   (昔は)macを仕事の主力に使ってた人なので、
   そういう意味でもよく知っているんだけど・・・。

   だけど俺は途上国行った時はwindowsを使うんだよ、
   理由はね、行ってみたらわかるんだけど、
   途上国って基本的にwindowsしかないの。

   ワードでもエクセルでも、作ったもの(書類)を、
   macでも互換性は一応あるんだけど、
   (実際、途上国の人のパソコンに移動すると)
   文字化けしたりして、使えないことが、けっこうあるんだよ。

   (つまり)実際やってみると、互換性は実はなくて、
   あなたが、途上国行って、mac持って行って、
   文字化けするって気付いた時には、
   もう、どうしようもない(ということになる)よ。

レモン mac版オフィス、とか、
    mac版ウィンドウズとか使ってもですか?

山本 もちろんそうだよ。(互換性ないんだよ。)
   両方持っている俺が言ってるんだよ。

   で、だから、
   (国際協力をやる目的では、macを)全然勧めない
   ってのがひとつね。

   (次に)東芝はね、
   途上国でも発展してるほう(の国)だと
   (パソコンを修理するための)ケアセンターがある。
   appleも(途上国の中でも上の方の国になら)あるよ。

   そこに持ってけば直してくれるよ。
   だけど、私が行くような、
   アフリカの最貧国といわれてるシエラレオネとか、
   あと、U国もないと思うよ。

   そのような所に、東芝のサポートセンターは、ないよ。

レモン 海外サポートサービスというのがあるって、
    海外から日本に郵送をして、直してもらって送られてくるという。

山本 それはね、出来るんだけれども・・・(あまり意味がない。)

   ・・・仕事の内容にもよるか・・・(もしれないが)。

   要するに、送って、返送されてくるのがいつになるか、
   という(問題がある)。

   途上国の場合、届かないことがあるんだよ、かなりの確率で。
   (郵便局の職員や、空港の職員が、泥棒であることが多いため。)
   (また、政府が、検閲と称して、押収してしまう国もある。)

   つまり、最貧国の途上国に近くなるほど、郵便物は届かないんだよ。
   あと、時間がすごくかかる。
    
   俺は、悲観主義者なもんだから
   悪いほうに出る確率が30%もあれば、
   (郵便物が、無事に届くことなど)信じないんだよ。

   しかも、(ノート)パソコンというのは、
   俺の場合(必要とする)すべての情報が入ってるんだよ。

   人物関係(Eメールアドレスや住所など、仕事相手の情報)から、
   やってるプロジェクトから、
   すべての情報が入ってるんだよ。

   それが失くなるなんてことは考えられないんだよ。
   (すべての仕事ができなくなってしまうから。)

   (協力隊の場合)
   1度それを持ってったらずっとそれで行くんだよ、2年間は。
   (例外あり)

レモン 壊れたらどうするんですか?

山本 今さ、10cm X 5cmくらいの
   携帯型のハードディスクがあるんだよ。
   250GBくらいの、大容量のものが、あるんだよ。

   (1週間ごとに、バックアップ(コピー)を行い、)
   それにデータ全部入れておくんだよ。

   二重か三重のバックアップを俺は常にしているんだけどね。

   それも、macだったら、
   (自分のパソコンが壊れて、代わりに新しいのを買おうと思っても)
   アフリカじゃマッキントッシュ買うのも見つけるのも大変だから、
   windowsにしているんだよ。

レモン レッツノート、が壊れたらどうするんですか?
    直すのどうするんですか?
    壊れたまんまですか?
    それとも現地のPC隊員と仲良くなっておくと
    その人が直してくれるとか・・・?

山本 PC隊員と仲良くなっておくのは基本だよ。

   何(どの会社のパソコンを)持っていくかに関係なく
   PC隊員と仲良くなっておくのは絶対条件だよ。

   あなたの言っている心配に関しては、、
   日本に(パソコン)送るんだったら
   jica経由で日本の実家に送ってもらって、
   実家から日本のpanasonicの
   レッツノートクリニックってのが東京にあるよ。
   そこに(実家の人が)郵送することになると思う。

参考:
ちなみに本当に壊れた場合、途上国の首都などの比較的大きな町に行き、
「英語版の」ウィンドウズの(海賊版の)PCを購入する。
よって、途上国では、普段から、壊れたときのために、
英語のみで記載されている仕事用の書証を作り、
それをフォルダにまとめておくと便利。
これを週一回、外付けハードディスクにバックアップする。

   (パソコンが)返ってくるまでに最短でも2カ月くらいかかって、
   しかも、返ってきたら(無事届いたら)ラッキーだと思うよ。

レモン 返ってくるときに関税がかけられるとかいうのはないんですか?

山本 あのね、お金なんてどうでもいいんだよ。

参考:
パソコンがなくなると、仕事ができなくなるかもしれない。
ということの「価値」に比べたら、
そんな関税などにかかるお金など、考える必要はない。
自分が仕事をする上で、パソコンがどれほど必要か、ということを、
まず考えることが必要。
プロジェクトというのは、常にその運営状況を組織に報告する義務があり、
また助言を受ける必要がある。

    あと、
    帰ってきた時に200万円も、もらえるんだから。
    (民間のNGOで、本当のボランティアで
    やっている人に比べたら、夢のようだよ。)
    そんなことより、あなたが、(現地で仕事をする上で)
    パソコンをどのくらい重要視しているのかってことなんだよ。
    

カリメロ 情報って替えられないじゃない、
     お金は自分が働けば手に入るけど。

山本  あとは、現地で実際に
    俺のパソコンが壊れたことはないんだけど、
    うちの日本人のスタッフが、途上国でパソコンを壊した場合は、
    まず途上国は、ノートパソコンを、数万円以下で売っている。

    もっと安いのもいっぱいある。
    その中に、不正のウィンドウズ(海賊版)が
    インストールされてる。英語版だけど。

    英語版のウィンドウズは、Xpだろうが、ビスタだろうが、
    7(セブン)だろうが、10円から100円で、
    不法コピーされたものが、出回っている。
    普通に店で売っている。
    もちろん違法で、ライセンス無視してるやつなんだけど・・・。

    ま、ともかく、
    英語版のウィンドウズでよければ、
    途上国の首都などにいけば、絶対に買える、
    ということだよ。

    で、もし、日本から持って行ったパソコンが壊れた場合、
    毎週一回、携帯ハードディスクに
    バックアップ(コピー)をしておけば、
    最悪でも、1週間前までの自分のやった仕事が残る。
    プロジェクトのスケジュールなども、すべて残る。

    だって、バックアップから、
    途上国で新たに購入したパソコンに、
    データをコピーすればいいだけなんだから。

    もちろん、英語版のウィンドウズだから、
    普段からプロジェクトや、仕事の内容、情報を書くときに、
    英語でも、書いておく癖をつけておくことが重要だけど。

    そうすれば、
    英語版ウィンドウズのパソコンに書類をコピーしても、
    問題なく読める、ということだよ。

    俺はそういう方法で、
    100%絶対大丈夫なようにしてあるよ。

    (仕事をする上で必要な情報が、なくなってしまうことは、
    絶対にないようにしている。)

カリメロ 現地、安く買えるしね。

山本 windowsのXPは、10円から100円だよ(笑)。

カリメロ もちろん違法だけど、現地に結構、
     オフィスとかの、ソフトも売ってある、安いし・・・。

レモン そんなにレッツノートいいんですか?
    (この事務所に)2台ぐらいありますよね?

山本 常に2台持ってるよ。
   パソコンはこう言っちゃなんだけど、最大の相棒だからね。
   これなかったら仕事も何にもならない。

   全ての情報が入ってる。
   プロジェクトの、マネージメントも・・・すべて。

カリメロ 営業とか、移動することが多い人皆、
     (レッツノートを)持ってる。

山本 (レッツノートは、)1m(メートル)から落っことしても
   壊れないってメーカーが保証している。
   他のパソコンよりも2、3万値段が高いんだけれども、
   70cm(センチメートル)からの落下実験を
   実際にやっているからね、HP上に書いてあるよ。

参考:
panasonic Let's Note 76cm(底面方向・動作時)の落下試験を実施
(以下のURLの、下から7行目)
http://panasonic.jp/pc/products/s9j/index.html

レモン あと、途上国の悪路を車で走る振動でパソコンが壊れるって、
    ブログか何かで読んだんですけど。

カリメロ よっぽど悪いパソコンなんじゃないの?

山本 いや、でもね、その話聞いたことあるよ。
   俺みたいにしょっちゅう途上国に行って
   (トヨタの四輪駆動の)ランドクルーザーに乗って
   毎日8時間くらい、パソコンを積んで走ることを1年間続けると、
   それだけで壊れるよ。

参考:
パソコンのマザーボードから、メモリー(RAM)が、
徐々にはずれてくるなどの不具合が生じる。
   
   それでもレッツノートは壊れなかった。

レモン そうなんだ。

カリメロ ソニー、フィリピンにいるとき壊れた。

レモン ソニーは凄い悪い噂を聞く。

山本 ソニーのバイオよりは、
   パナソニックのレッツノートのほうがいいよ。

   東芝は結構いいよ、前に俺も使ってたけど。
   海外での(先進国での)サポートは一番強いってのは
   (当時は)本当だったよ。

   俺もそれ信じて10年くらい前に
   東芝のやつを使ってたからわかるけど、
   途上国行ったら関係ないから。
   (サポートセンターが現地にはないから)意味ないよ。

レモン 凄いいい話を聞けました。
    ここ最近悩んでたから。

山本 macは文字化けする。全部のデーターは、移動できない。
   9割は、移動するけどね、10%ぐらい移動しない。

レモン 周りにきいたら、みんなmacっていうから、
    たぶん、mac好きなんだろうね、明確な理由ないんだもんね、

カリメロ mac狂は、mac大好きだよね。

レモン そうそう。

山本 (国際協力の世界では)mac狂はやめたほうがいいよ。
   あ、でも、(日本で)グラフィック系をやる人は
   ぜったmacがいいよ。
   グラフィックや、『デスクトップ・パブリッシング』っていって、
   印刷関係、アート系をやる人は絶対、macがいいよ。
   それは、間違いない。

   俺は、そっちもやるから、両方使ってるけど。

レモン 速いからいいって言ってますね。

カリメロ 何が速いの?

レモン なんか、動きが速いって。

カリメロ それは、CPUの問題じゃないの?

レモン なんか、windowsとmacを比べると、
    macのほうが速いって聞いたよ。

    使いかたが違うから
    買い替えてまた1から勉強しなおすのが面倒だと思って、
    抵抗があったんだけど。


・・・

(続く)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762730.html




青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,その3,二次試験 7012字_2013年改訂

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このブログは、前回の続きです。

その2,職種と案件 9021字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762727.html


・・・
・・・

レモンさんが、青年海外協力隊に応募した動機


山本 (大学時代から)現職(に就くまで)は聞いたので、
   では、「なぜ青年海外協力隊に行くことを考えたのか?」
   という応募する気になった動機をお聞かせ願えますか。

レモン 凄く遡(さかのぼ)るんですけど、
    なりたいと思ったのが中学生くらいのときで、
    うちのお父さんが自分の趣味で
    色々な伝記の本を買って読ませてくれていて、
    沢山ある本の話の中でも、
    特に「ナイチンゲール」の話が好きだったんですよ。

参考:
「ナイチンゲール、ナイティンゲイルに関するツイート 20121114まで 1563字」
http://is.gd/op0T8B

    私こういう人になりたいと思って
    小さいころ憧れていたんですよ。
    どうしたらこういう人になれるんだろうとか思っていました。
    その後に「マザーテレサ」の話を知って、
    こういうのも素敵と思って。

参考:
「マザー・テレサに関するツイート 20120421まで 1668字」
http://is.gd/nNWdmB

    その時に協力隊のポスターを見て
    下に応募はがきがあったので資料請求をして、
    内容を見て感動しました。

    こういう人になれたらいいなと思う人が載っていて、
    看護師として、青年海外協力隊として、
    途上国に行って途上国の人を
    支援できるようになりたいな、と強く憧れを抱きました。

    しかし、それが高校一年の時に打ち砕かれたんですけど。

山本 何故ですか?
   ナイチンゲール、マザーテレサときたら
   もう看護師になるしかないですよね。

レモン そうですね。
    ずっと看護婦になると思ってたんです。

    そのころ老人保健施設でボランティアをしていたんですよ。
    食事介助だったりとか、洗濯とか、
    あと、話し相手だったりとか、週1回行ってたんですね。

    そこでの生活が、結構辛くて・・・。
    別にやるのが嫌だとかではなくて、感情的に辛いんですね。

    そこの施設の
    1階が、「デイケア」
    (日中、病院で高齢者をあずかること)とか。
    2階が、症状の軽い人が入所している所。
    3階に「認知症」の人が入所していて、
    4階はなくて
    (4は、死を意味するため病院では使わない)。
    5階が重症患者が入所している所。
    6階が、金持ちの人が入ってる所。

    この施設では、スタッフが皆穏やかで優しいんだけれども、
    私が担当していたところは(3階の)痴呆棟で、
    ヘルパーさんもストレスでギスギスしていてました。

    そこでされていたのが、
    おむつ交換の時間が決まっているとか、
    車いすに紐で縛りつけられていたりだとか、
    もちろん理由があってそうしているんですけれども、
    結構それがきつくてですね、

参考:
病院側としては、上記のようにしないと、認知症患者に手がかかりすぎて、
とても運営できない側面がある。
同患者は、夜間徘徊、排尿を所かまわずする、
ベッドから落下したり、歩行中に転倒して怪我すると、
施設側のせきにんだとして、家族から訴訟をおこされるなど、
拘束するのにもそれなりの理由がある。
一方で、施設側の方も、
スタッフの仕事がきつくなりすぎると辞めてしまったり、
ケアの質を良くするために人手を増やすと、
人件費がかさんで経営が破綻する。

    私が話し相手とかしている時も、    
    (高齢者の方々が)、皆(みんな)、なんか、
    「私はもうすぐ死ぬのを待つだけだ」とか
    暗い事を考えているんですね。

    あと、痴呆の人の3階の痴呆棟とかは、徘徊防止のために、
    そこだけエレベーターのボタンに細工がされてあって、
    牢獄みたいなところんですよ。

参考: 
痴呆は現在では差別用語。正式には、認知症。

    その経験が結構つらかったんです。

    でも、看護婦は違うだろうと思っていたら、
    うちの高校って、1年生の時に、
    職場見学というのをやるんですね。

    その、自分がやりたい職場を選んで、
    先生とかが手配して
    そこで内科の看護婦さんの手伝いを
    1日経験をさせていただいたんですけども、

    長期療養型の病院だったんですけども
    やってることが全く(老人保健施設と)一緒だなと思って、
    現実を見たらその時凄いショックを受けて、
    自分のやりたいことってなんだったんだろうって思って、
    それが一番ショックだったので、
    看護師になるのをやめました。

参考: 
長期療養型の病院に行ったので、彼女は、
老人ホームと同じ内容の看護を見ることになったのだと思う。
しかし、もし、救急病院や、大学の付属病院の外来や
一般病棟などにいけば、(急性期の)病気を治すほうの、
看護が見られたはず。
つまり、レモンさんがいた高校の先生が、
もし、他の病院を探してくれていれば、レモンさんは当初の夢どおり、
看護師になっていた可能性が高い。
『人生の選択に、影響を与える立場にある人の責任』を強く感じる。
自戒をこめて。

    あと、副次的理由として、
    そもそも数学も生物も苦手だという話と、

山本 その点については(以前から私は、あなたから)聞いてたけどね。

レモン それは、副次的要因なんですけど、
    1番の理由として大きかったことは、そもそも、

    「私なんで看護師になりたかったんだろう」と思って
    そのことで悩んでしまって、
    看護師じゃなくって
    「もっと自分に興味のあること、関心のあることで、
     途上国の人たちの為に働けないかな」と、
    考え方を変えたんですよ。

    『国際開発ジャーナル』だとか本をいっぱい読んで、
    やっと見つけたのがその、「国際公務員」の仕事でした。

    確かに今から考えると大それたことを考えたなと思うんですけど、
    そしたら、どうしたら国際公務員になれるかなと思うと、
    さっき言った、
    「英語力と、現地での経験、専門性」。

    で、専門性ってなんだろうと思うと
    「最低修士号」が必要で、協力隊に行こうとしてる中で、
    じゃあ大学院まで行かないといけないなということなんですけど、

    大学にはお金がなくても行く方法はわかったんですけども、
    その後に大学院に行ける方法は思いつかないと。
    で、どうやって大学院行こうかな、と考えました。
    大学院に行くのに必要な学費と生活費とどうしよう、
    と思ったんですよね。

    最低400万くらいはないと通うのは難しいなと、
    そうだ、青年海外協力隊があったと。
    これだったら、現地経験も積めるし、お金もたまるし。

参考: 
協力隊に2年間いって、その後日本に帰国すると、
自分の銀行口座に、約二百万円が振り込まれている。
(当時、月給9万円×24ケ月のため)
それに加えて、再就職準備金という名前のお金が25万円くらいもらえる。

    ちょうどいいと思って、
    大学行って、働いて、協力隊行って、院(大学院)に行こう
    という計画が、高校1年生(15、16歳)の時に出来上がって、
    協力隊行こうって思いました、その時。

山本  なるほど、非常に現実的でいいんじゃないですか。

レモン 結構、人生打算的に動いていますね。

・・・

カリメロさんが、青年海外協力隊に応募した動機


山本 では、カリメロさんのほうは何故、協力隊に行きたいんですか?

カリメロ レモンさんとは違って、
     私は思いつきに近いかなぁと思っています。

     なぜ、行きたいかというと、
     (他の方法で長期、海外にいくよりは)
     いちばん身近な親が安心するだろうと。

     短い期間で行くのは何度か経験しているんですけども、
     長期で現地に行きたいなと思っていました。

     年が27歳で、(後述の理由のため)
     長い期間行くのは限界があるだろうと・・・。

     日本に帰ってきて、親の支援もしたかったし・・・。 

山本 ちょっとすみません、失礼ですけれども、
   (ちょっと前に話していた、親の)耳が不自由だ、というのは
   どちらの親御さんですか?

カリメロ 両親ともにです。

山本 生まれつきですか?
   それとも年をとってからの老人性難聴ですか?

カリメロ 生まれつきではないんですが、
     小さい時に発熱が原因でなったって聞きました。

山本 じゃあ、「突発性難聴」ですね、わかりました。


参考:
突発性難聴とは、風邪などのウィルス感染の後、
本来は、体を守ろうとする免疫システムが、過剰に反応し、
耳の、聴神経(ちょうしんけい)細胞などを、
ウィルスと同時にあやまって攻撃し、
難聴になってしまう病気。誰でもかかりうる。
発症早期に、免疫システムを止めるステロイド剤を飲まないと、
一生、難聴になる可能性がある、怖い病気。
早期診断、早期治療が重要。

    両親?、両耳ともですか?

カリメロ はい、両親、両耳ともです。
     だけど私、手話出来ないんですけどね。

山本 わかりました。

カリメロ なので、(両親の介護等のために)
     日本に帰ってくることは必須なんです。
     なので、
     将来的には日本で、
     (海外での)ボランティア活動で見つけた仕事を、
     継続的にやっていきたい。

     そのための、ネタ、というか種(たね)というか、
     見つけたいので実際に現地に何年か行って、
     やるべきことを見つけたいと思っていました。

     この歳(27歳)になって、
     そろそろ、やばいと思ったので・・・。

山本 何がやばいの?

カリメロ 両親に心配かけちゃうし、それに子どもも欲しいので。

山本 ちょっとすいませんね。あの・・・。

カリメロ なんで、やばいと思ったのか?

山本 そうです、そうです。

カリメロ 体力的にですね、
     私カンボジア行った時に周り8人全員「赤痢」だったりとか、
     体を壊すっていうのを見てきたので、
     「現地に長いこと住むなら若いうちに行かなきゃ」、
     と変に思いこんでいたので。

     年齢と体力面と、
     日本に帰ってきてから「子供を産みたい」と思っていたので。

山本 子供を産むって、35歳くらいまでに、ってこと?

参考:
女性が、35歳ごろをすぎて子どもを産むとダウン症候群の子どもが
産まれる確率が増える。


     あとそして、ご両親に心配かけたくないってこと?


カリメロ 海外にそろそろ行きたいなと思っていたけれど、
     一方で、余計な心配を親にかけたくないとも思っていました。

参考:
日本政府の外務省が所管している、
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊に参加すれば、
民間のNGOに参加するよりは、親が心配しないだろうと、
カリメロさんは思っている。

     それに加えて、自分が実際に現地へ行って
     (やることを探さなくても)、
     JICAだと、自分で(現地の住民との)
     コネクションを作らなくても、
     (既に案件(途上国からの要請内容)があるじゃないですか。

     なので、短期間で効率的に動けるし、
     もちろんお金の面でも(帰国後)200万円位貯まってるし、
     帰ってきてから動きやすいかなと思って、応募しました。

山本 わかりました・・・。

・・・

レモンさんが、職種と案件を選んだわけ


山本 では、なんで(職種を)「村落」(村落開発普及員)にしたか?

   (また、村落にある無数の案件の中でも)
   なぜ、その「特定の案件」(途上国からの要請内容)を
   選んだのか、について聞きます。

   (職種が)村落(であること)と、(応募した)案件の理由は?

レモン えっと、本当は、今の会社入る前は
    (職種の一つの)「経済・市場調査」のほうが
    (自分がやってきた仕事の)専門的にいいな、
    (協力隊に合格しやすいな)と思っていました」。

参考:
2010年春の協力隊応募のデータをみると、
村落開発普及員の案件は、53件も要請があるが、
経済・市場調査の案件は、1件しかない。
上記のように、経済・市場調査の要請自体は少ない。 

山本 あ、ちょっと・・・コメント。
   今(彼女が言った)のはね、最終的に決まった案件ではなくて、    
   あなたが(第一試験の書類審査のときに)
   第一希望から第三希望まで(協力隊の応募用紙に)書くよね。

   その時の(第一志望)を選んだ理由について話してくれる?

   あ、その前に、確認をします。

   最終的に決まったのが、第一次試験のときに書いた
   第一希望の案件と同じだったの?
   要するに、第一志望通ったの?

レモン はい、(第一志望)通りましたよ。

    (元々、狙っていた)「経済・市場調査」というのが、
    経営コンサルタントの様な面を含んでいたので、
    私の能力では無理だなと思ったので、応募を止めました。

    一応「中小企業診断士」の勉強もしていたので、
    今は「村落」くらいしか応募できないなと思ってました。

参考:中小企業診断士とは、国家資格の一つで、
経営や業務へのコンサルティングの専門家であることを証明するもの。
「企業の主治医」や「ビジネスドクター」とも呼ばれる。
http://www.fromthejungle.com/business-financial/0810181814.html

参考:
協力隊の職種の中で、村落開発普及員と青少年活動などは、
資格がなくても応募できる。
要するに、だれでも応募できる。

    今やってる仕事の内容もなんかこう
    村落開発普及と似ているところがあったので、
    この職種にしました。
    案件を発掘をして、改善を提案するだとか・・・。

    なので村落開発部門に応募しようと考えて、
    案件の中で1番に書いたのが、U国の、この合格した案件です。

山本 「ネリカ米」のやつね

レモン はい、そうです。

山本 開発普及、ネリカ米のやつね。

参考:ネリカ米(ねりかまい)とは、
アフリカの飢餓状態を改善するために研究開発された米。
「アジア米」の高収量性と、「アフリカ米」の耐乾燥性を併せ持つ。
 一時、「奇跡の米」、と呼ばれた。

参考:
「米、コメ、稲、イネ、坪井達史、ミスター・ネリカ米に関するツイート 20120530まで 5944字」
http://is.gd/5yf57Q

レモン (第一志望が)「ネリカ米普及振興計画」。

    2番目がベトナムの災害予防・・・。 
    これはタイで津波ボランティアをしたことがあるので、
    経験があるということと、

    3番目が、フィリピンの「一村一品運動」を支援する・・・。


参考:一村一品運動とは、その地域において、
 農業や工芸品などで特産物をつくり、
 いわゆる目玉商品を作って、村おこしをしようというもの。

参考:
「一村一品運動(OVOP)に関するツイート 20120622まで 5500字」
http://is.gd/qYO60x

山本(その地域では)何を「一品」
  (その地方の特産品として売り出すもの)に、
   充てる(予定だった)の?

レモン 農業(農作物の何か)とかかな?
    あまり触れてなかった。
    生活調査をして何を一村一品運動にするか考えなさい、
    というような(要請でした)。

山本 なにが、一村一品運動(の目玉商品)になるか探しなさい
    という感じだね。

レモン 調査するということが、一応、私の得意としていることなので。

山本 そうだね、調査が(あなたの)専門だよね。

レモン それは、いいなと思って。

    フィリピンでの経験もあったし、
    そして2次試験の面接では、
フィリピンのことばかり聞かれてたから
    (第三志望の)フィリピンに回されるのかな、と思ってたら、
    結局第一志望のU国の案件になりまして。

    なぜ、この「ネリカ米振興」の案件を
    第一志望にしたのかといいますと、
    その前に、まず、何故(ネリカマイの普及が必要な)
    アフリカなのかという理由が2つあります。

    私は最終的に「貧困削減」の仕事をしたいという
    想いがありましたので、
    行くんなら、なるべく貧困が深刻な国に
    行こうと思っていました。

    U国は、アフリカの中でも多分(比較的)
    発展しているほうだとは思うんですけど、
    行くんだったら、アフリカに行こうと思っていたんです。

    フランス語も勉強していたし。

山本 フランス語、勉強していたんだ?

レモン はい。
    でも、大学で第二外国語として勉強していたんですが、
    フランス語、まだ、3級までしか取っていないんです。

    だけど、U国(の公用語は)英語だから
    あまり関係ないんですけど、
    なるべく、貧困が深刻な国に行きたいという理由で
    アフリカを希望したんです。

    今後国際協力に関わる仕事をして行くのなら、
    日本がアフリカの支援を強化していくということを
    アナウンスしているので。

参考:
日本は、1993年から、「東京アフリカ開発会議(TICAD)」という
枠組みを作って、アフリカの経済発展などに継続的に注力している。

「東京アフリカ開発会議(TICAD、TICAD)に関するツイート 20120511まで 6603字」
http://is.gd/kn4NBq

    将来的に長い目で考えて
    アフリカでの経験があるというのは
    自分の(将来の)キャリア(経歴作成)の
    アドバンテージになるかな、
    という打算的なところがあって、
    それがアフリカを選んだ2つ目の理由です。

    で、なぜU国のネリカ米の振興のなのかというと、
    今の会社で「米の流通」について
    調査していたことがあったんですね。
    ある地域の米を普及させるにはどうすればよいか
    という調査をしていたんですね。

    この案件の中に、
    「米の流通システムの把握と課題」というのがあって、
    それが自分の専門と関わるとこがあったので、
    この案件を選びました。

    あと、「ミスター・ネリカ米と言われている
    坪井さんに会ってみたい」
    と思うのも選んだ理由になります。

参考:
坪井達史。ミスター・ネリカ米、と呼ばれている人。
1949年、大分県出まれ。日本大学農獣医学部卒。
青年海外協力隊(フィリピン)参加後、JICA稲作専門家となる。
http://www.jica.go.jp/story/media/media_29.html
http://www.jica.go.jp/story/media/media_33.html
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0809/opinion.html

・・・

カリメロさんが、職種と案件を選んだわけ


山本   なるほど、では、次は、カリメロさん。
     まず、なぜ「村落」を選んだか。
     次に、(案件で)何を第一志望に書いたか。

カリメロ 村落を選んだ理由は
     「マイクロファイナンス(小規模金融)」に
     関われると思ったこと。
     で、(それに関係する)要請を選んでいました。

山本 (志望案件の)1・2・3 は何を選びましたか?

カリメロ 第1・2・3希望の国のすべてを
     アフリカのものにしました。
     第一は、ザンビアにしました。
     他の希望は・・・なんだっけ・・・。

     (今回は)練習のつもりで受けたので・・・。


参考:
カリメロさんが言うには、今回、落ちてしまった協力隊の試験は、
次回のための、練習のつもりで受けたと言っている。
半年後にある、次回が本番の受験のつもりだった、と言っていた。

山本 まあいいや。
   (今年の)春(青年海外協力隊は春と秋、
   1年に2回の募集がある)を本番にして、
   昨年の秋は練習のつもりで受けたと言うんだね。

カリメロ 思いつき系なので、私は。

     なぜ、村落にしたのかというと、
     まず、大学の社会福祉学科で、
     地域福祉学を専門にしていました。
     地域振興をどうすすめればいいかとか、
     都内港区を中心に、貧困(削減)活動の行われている
     現地調査とか、現地ヒアリングとか、沖縄でもやっていて、
     楽しかったんですよ。

     現地調査して現地の人と話をして、
     「こうしたらいいよ」とかアドバイスをして、
     その経験を、海外ボランティアしていた
     カンボジアやフィリピンで生かしてみて、
     楽しかったんですよ。

     それが一番の理由なので、
     「村落開発普及員」を希望しました。
     「PCインストラクター」という職種ではなくて、です。

参考:
カリメロさんは、経歴を見るかぎり、IT関係の企業にいたので、
普通に考えると、「PCインストラクター」で応募した方が、
協力隊の試験に合格しそうに思える。実際、このインタビューの後、
「PCインストラクター」で応募して、合格してます。

     で、かつ、アフリカがよかったんです。
     エリアの中でなぜかというと、
     「貧困が激しいところ」に行きたいと思っていたので、
     ボランティア活動をしている時に、
     それを凄くショックに思えて、
     それに対して、何もアプローチできない自分も嫌だったので、
     それを学ぶためにも、アフリカ地域に行きたいなと思っていて、
     日本に帰ってきてからのアドバンテージの観点でも、
     レモンとおなじです。

     日本のODA(のお金)をあげていこう、
     企業誘致をしていこう、
     といった流れになるだろうと思っていたので、
     アフリカ行くとアドバンテージになるだろうなと。

     あと、今の会社を説得できるだろうな、と。
     可能であれば休職して行きたかったので、
     なのでアフリカにしました。

     で、そのなかで、なぜ、「マイクロファイナンス」の
     案件にしたかというと、
     日本に帰ってきてからも動きやすい、
     物理的に自分が動かなくてもなんとかなる、
     頭を使うことが生かせる。

     そういう意味でマイクロファイナンスに興味があり・・・
     かつ、それを専門にやってる人、
     政府系の人と飲み屋で話すことができて、
     飲んでたら仲良くなって、色々、
     ユヌス(モハメド・ユヌス:マイクロファイナンスの創設者)
     の本とか紹介されて読んで、
     こういう考えがあるんだとか、凄い衝撃を受けたというか。

     こういう風にやったら、
     貧困へのアプローチができるんだなとか、と思ったので、
     マイクロファイナンスに関われる要請を
     3つ見つけて応募しました。

参考:
モハメド・ユヌスは、バングラデシュの経済学者。
マイクロファイナンス(マイクロクレジット)は、
貧しい人々に無担保・低利率でお金を貸し、
貧困から脱出するための事業を開始させる手法。
バングラデシュではうまくいったが、
他の地域ではあまりうまくいっていない。


(続く)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html


・・・
・・・

このインタビューのシリーズの一覧


青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,

その1,学歴と職歴 6688字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762726.html

その2,職種と案件 9021字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762727.html

その3,二次試験 7012字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762728.html

その4,パソコン 8375字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762729.html

その5,受験する方へ 5819字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762730.html

パブ、スナック、キャバクラ、クラブの違いとは,青年海外協力隊レモンが語る 6905字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762731.html




青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎,その2,職種と案件 9021字_2013年改訂

.
このブログは、前回の続きです。

その1,学歴と職歴 6688字_2013年改訂
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65762726.html


・・・
・・・

レモンさんが、青年海外協力隊に応募した動機


山本 (大学時代から)現職(に就くまで)は聞いたので、
   では、「なぜ青年海外協力隊に行くことを考えたのか?」
   という応募する気になった動機をお聞かせ願えますか。

レモン 凄く遡(さかのぼ)るんですけど、
    なりたいと思ったのが中学生くらいのときで、
    うちのお父さんが自分の趣味で
    色々な伝記の本を買って読ませてくれていて、
    沢山ある本の話の中でも、
    特に「ナイチンゲール」の話が好きだったんですよ。

参考:
「ナイチンゲール、ナイティンゲイルに関するツイート 20121114まで 1563字」
http://is.gd/op0T8B

    私こういう人になりたいと思って
    小さいころ憧れていたんですよ。
    どうしたらこういう人になれるんだろうとか思っていました。
    その後に「マザーテレサ」の話を知って、
    こういうのも素敵と思って。

参考:
「マザー・テレサに関するツイート 20120421まで 1668字」
http://is.gd/nNWdmB

    その時に協力隊のポスターを見て
    下に応募はがきがあったので資料請求をして、
    内容を見て感動しました。

    こういう人になれたらいいなと思う人が載っていて、
    看護師として、青年海外協力隊として、
    途上国に行って途上国の人を
    支援できるようになりたいな、と強く憧れを抱きました。

    しかし、それが高校一年の時に打ち砕かれたんですけど。

山本 何故ですか?
   ナイチンゲール、マザーテレサときたら
   もう看護師になるしかないですよね。

レモン そうですね。
    ずっと看護婦になると思ってたんです。

    そのころ老人保健施設でボランティアをしていたんですよ。
    食事介助だったりとか、洗濯とか、
    あと、話し相手だったりとか、週1回行ってたんですね。

    そこでの生活が、結構辛くて・・・。
    別にやるのが嫌だとかではなくて、感情的に辛いんですね。

    そこの施設の
    1階が、「デイケア」
    (日中、病院で高齢者をあずかること)とか。
    2階が、症状の軽い人が入所している所。
    3階に「認知症」の人が入所していて、
    4階はなくて
    (4は、死を意味するため病院では使わない)。
    5階が重症患者が入所している所。
    6階が、金持ちの人が入ってる所。

    この施設では、スタッフが皆穏やかで優しいんだけれども、
    私が担当していたところは(3階の)痴呆棟で、
    ヘルパーさんもストレスでギスギスしていてました。

    そこでされていたのが、
    おむつ交換の時間が決まっているとか、
    車いすに紐で縛りつけられていたりだとか、
    もちろん理由があってそうしているんですけれども、
    結構それがきつくてですね、

参考:
病院側としては、上記のようにしないと、認知症患者に手がかかりすぎて、
とても運営できない側面がある。
同患者は、夜間徘徊、排尿を所かまわずする、
ベッドから落下したり、歩行中に転倒して怪我すると、
施設側のせきにんだとして、家族から訴訟をおこされるなど、
拘束するのにもそれなりの理由がある。
一方で、施設側の方も、
スタッフの仕事がきつくなりすぎると辞めてしまったり、
ケアの質を良くするために人手を増やすと、
人件費がかさんで経営が破綻する。

    私が話し相手とかしている時も、    
    (高齢者の方々が)、皆(みんな)、なんか、
    「私はもうすぐ死ぬのを待つだけだ」とか
    暗い事を考えているんですね。

    あと、痴呆の人の3階の痴呆棟とかは、徘徊防止のために、
    そこだけエレベーターのボタンに細工がされてあって、
    牢獄みたいなところんですよ。

参考: 
痴呆は現在では差別用語。正式には、認知症。

    その経験が結構つらかったんです。

    でも、看護婦は違うだろうと思っていたら、
    うちの高校って、1年生の時に、
    職場見学というのをやるんですね。

    その、自分がやりたい職場を選んで、
    先生とかが手配して
    そこで内科の看護婦さんの手伝いを
    1日経験をさせていただいたんですけども、

    長期療養型の病院だったんですけども
    やってることが全く(老人保健施設と)一緒だなと思って、
    現実を見たらその時凄いショックを受けて、
    自分のやりたいことってなんだったんだろうって思って、
    それが一番ショックだったので、
    看護師になるのをやめました。

参考: 
長期療養型の病院に行ったので、彼女は、
老人ホームと同じ内容の看護を見ることになったのだと思う。
しかし、もし、救急病院や、大学の付属病院の外来や
一般病棟などにいけば、(急性期の)病気を治すほうの、
看護が見られたはず。
つまり、レモンさんがいた高校の先生が、
もし、他の病院を探してくれていれば、レモンさんは当初の夢どおり、
看護師になっていた可能性が高い。
『人生の選択に、影響を与える立場にある人の責任』を強く感じる。
自戒をこめて。

    あと、副次的理由として、
    そもそも数学も生物も苦手だという話と、

山本 その点については(以前から私は、あなたから)聞いてたけどね。

レモン それは、副次的要因なんですけど、
    1番の理由として大きかったことは、そもそも、

    「私なんで看護師になりたかったんだろう」と思って
    そのことで悩んでしまって、
    看護師じゃなくって
    「もっと自分に興味のあること、関心のあることで、
     途上国の人たちの為に働けないかな」と、
    考え方を変えたんですよ。

    『国際開発ジャーナル』だとか本をいっぱい読んで、
    やっと見つけたのがその、「国際公務員」の仕事でした。

    確かに今から考えると大それたことを考えたなと思うんですけど、
    そしたら、どうしたら国際公務員になれるかなと思うと、
    さっき言った、
    「英語力と、現地での経験、専門性」。

    で、専門性ってなんだろうと思うと
    「最低修士号」が必要で、協力隊に行こうとしてる中で、
    じゃあ大学院まで行かないといけないなということなんですけど、

    大学にはお金がなくても行く方法はわかったんですけども、
    その後に大学院に行ける方法は思いつかないと。
    で、どうやって大学院行こうかな、と考えました。
    大学院に行くのに必要な学費と生活費とどうしよう、
    と思ったんですよね。

    最低400万くらいはないと通うのは難しいなと、
    そうだ、青年海外協力隊があったと。
    これだったら、現地経験も積めるし、お金もたまるし。

参考: 
協力隊に2年間いって、その後日本に帰国すると、
自分の銀行口座に、約二百万円が振り込まれている。
(当時、月給9万円×24ケ月のため)
それに加えて、再就職準備金という名前のお金が25万円くらいもらえる。

    ちょうどいいと思って、
    大学行って、働いて、協力隊行って、院(大学院)に行こう
    という計画が、高校1年生(15、16歳)の時に出来上がって、
    協力隊行こうって思いました、その時。

山本  なるほど、非常に現実的でいいんじゃないですか。

レモン 結構、人生打算的に動いていますね。

・・・

カリメロさんが、青年海外協力隊に応募した動機


山本 では、カリメロさんのほうは何故、協力隊に行きたいんですか?

カリメロ レモンさんとは違って、
     私は思いつきに近いかなぁと思っています。

     なぜ、行きたいかというと、
     (他の方法で長期、海外にいくよりは)
     いちばん身近な親が安心するだろうと。

     短い期間で行くのは何度か経験しているんですけども、
     長期で現地に行きたいなと思っていました。

     年が27歳で、(後述の理由のため)
     長い期間行くのは限界があるだろうと・・・。

     日本に帰ってきて、親の支援もしたかったし・・・。 

山本 ちょっとすみません、失礼ですけれども、
   (ちょっと前に話していた、親の)耳が不自由だ、というのは
   どちらの親御さんですか?

カリメロ 両親ともにです。

山本 生まれつきですか?
   それとも年をとってからの老人性難聴ですか?

カリメロ 生まれつきではないんですが、
     小さい時に発熱が原因でなったって聞きました。

山本 じゃあ、「突発性難聴」ですね、わかりました。


参考:
突発性難聴とは、風邪などのウィルス感染の後、
本来は、体を守ろうとする免疫システムが、過剰に反応し、
耳の、聴神経(ちょうしんけい)細胞などを、
ウィルスと同時にあやまって攻撃し、
難聴になってしまう病気。誰でもかかりうる。
発症早期に、免疫システムを止めるステロイド剤を飲まないと、
一生、難聴になる可能性がある、怖い病気。
早期診断、早期治療が重要。

    両親?、両耳ともですか?

カリメロ はい、両親、両耳ともです。
     だけど私、手話出来ないんですけどね。

山本 わかりました。

カリメロ なので、(両親の介護等のために)
     日本に帰ってくることは必須なんです。
     なので、
     将来的には日本で、
     (海外での)ボランティア活動で見つけた仕事を、
     継続的にやっていきたい。

     そのための、ネタ、というか種(たね)というか、
     見つけたいので実際に現地に何年か行って、
     やるべきことを見つけたいと思っていました。

     この歳(27歳)になって、
     そろそろ、やばいと思ったので・・・。

山本 何がやばいの?

カリメロ 両親に心配かけちゃうし、それに子どもも欲しいので。

山本 ちょっとすいませんね。あの・・・。

カリメロ なんで、やばいと思ったのか?

山本 そうです、そうです。

カリメロ 体力的にですね、
     私カンボジア行った時に周り8人全員「赤痢」だったりとか、
     体を壊すっていうのを見てきたので、
     「現地に長いこと住むなら若いうちに行かなきゃ」、
     と変に思いこんでいたので。

     年齢と体力面と、
     日本に帰ってきてから「子供を産みたい」と思っていたので。

山本 子供を産むって、35歳くらいまでに、ってこと?

参考:
女性が、35歳ごろをすぎて子どもを産むとダウン症候群の子どもが
産まれる確率が増える。


     あとそして、ご両親に心配かけたくないってこと?


カリメロ 海外にそろそろ行きたいなと思っていたけれど、
     一方で、余計な心配を親にかけたくないとも思っていました。

参考:
日本政府の外務省が所管している、
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊に参加すれば、
民間のNGOに参加するよりは、親が心配しないだろうと、
カリメロさんは思っている。

     それに加えて、自分が実際に現地へ行って
     (やることを探さなくても)、
     JICAだと、自分で(現地の住民との)
     コネクションを作らなくても、
     (既に案件(途上国からの要請内容)があるじゃないですか。

     なので、短期間で効率的に動けるし、
     もちろんお金の面でも(帰国後)200万円位貯まってるし、
     帰ってきてから動きやすいかなと思って、応募しました。

山本 わかりました・・・。

・・・

レモンさんが、職種と案件を選んだわけ


山本 では、なんで(職種を)「村落」(村落開発普及員)にしたか?

   (また、村落にある無数の案件の中でも)
   なぜ、その「特定の案件」(途上国からの要請内容)を
   選んだのか、について聞きます。

   (職種が)村落(であること)と、(応募した)案件の理由は?

レモン えっと、本当は、今の会社入る前は
    (職種の一つの)「経済・市場調査」のほうが
    (自分がやってきた仕事の)専門的にいいな、
    (協力隊に合格しやすいな)と思っていました」。

参考:
2010年春の協力隊応募のデータをみると、
村落開発普及員の案件は、53件も要請があるが、
経済・市場調査の案件は、1件しかない。
上記のように、経済・市場調査の要請自体は少ない。 

山本 あ、ちょっと・・・コメント。
   今(彼女が言った)のはね、最終的に決まった案件ではなくて、    
   あなたが(第一試験の書類審査のときに)
   第一希望から第三希望まで(協力隊の応募用紙に)書くよね。

   その時の(第一志望)を選んだ理由について話してくれる?

   あ、その前に、確認をします。

   最終的に決まったのが、第一次試験のときに書いた
   第一希望の案件と同じだったの?
   要するに、第一志望通ったの?

レモン はい、(第一志望)通りましたよ。

    (元々、狙っていた)「経済・市場調査」というのが、
    経営コンサルタントの様な面を含んでいたので、
    私の能力では無理だなと思ったので、応募を止めました。

    一応「中小企業診断士」の勉強もしていたので、
    今は「村落」くらいしか応募できないなと思ってました。

参考:中小企業診断士とは、国家資格の一つで、
経営や業務へのコンサルティングの専門家であることを証明するもの。
「企業の主治医」や「ビジネスドクター」とも呼ばれる。
http://www.fromthejungle.com/business-financial/0810181814.html

参考:
協力隊の職種の中で、村落開発普及員と青少年活動などは、
資格がなくても応募できる。
要するに、だれでも応募できる。

    今やってる仕事の内容もなんかこう
    村落開発普及と似ているところがあったので、
    この職種にしました。
    案件を発掘をして、改善を提案するだとか・・・。

    なので村落開発部門に応募しようと考えて、
    案件の中で1番に書いたのが、U国の、この合格した案件です。

山本 「ネリカ米」のやつね

レモン はい、そうです。

山本 開発普及、ネリカ米のやつね。

参考:ネリカ米(ねりかまい)とは、
アフリカの飢餓状態を改善するために研究開発された米。
「アジア米」の高収量性と、「アフリカ米」の耐乾燥性を併せ持つ。
 一時、「奇跡の米」、と呼ばれた。

参考:
「米、コメ、稲、イネ、坪井達史、ミスター・ネリカ米に関するツイート 20120530まで 5944字」
http://is.gd/5yf57Q

レモン (第一志望が)「ネリカ米普及振興計画」。

    2番目がベトナムの災害予防・・・。 
    これはタイで津波ボランティアをしたことがあるので、
    経験があるということと、

    3番目が、フィリピンの「一村一品運動」を支援する・・・。


参考:一村一品運動とは、その地域において、
 農業や工芸品などで特産物をつくり、
 いわゆる目玉商品を作って、村おこしをしようというもの。

参考:
「一村一品運動(OVOP)に関するツイート 20120622まで 5500字」
http://is.gd/qYO60x

山本(その地域では)何を「一品」
  (その地方の特産品として売り出すもの)に、
   充てる(予定だった)の?

レモン 農業(農作物の何か)とかかな?
    あまり触れてなかった。
    生活調査をして何を一村一品運動にするか考えなさい、
    というような(要請でした)。

山本 なにが、一村一品運動(の目玉商品)になるか探しなさい
    という感じだね。

レモン 調査するということが、一応、私の得意としていることなので。

山本 そうだね、調査が(あなたの)専門だよね。

レモン それは、いいなと思って。

    フィリピンでの経験もあったし、
    そして2次試験の面接では、
フィリピンのことばかり聞かれてたから
    (第三志望の)フィリピンに回されるのかな、と思ってたら、
    結局第一志望のU国の案件になりまして。

    なぜ、この「ネリカ米振興」の案件を
    第一志望にしたのかといいますと、
    その前に、まず、何故(ネリカマイの普及が必要な)
    アフリカなのかという理由が2つあります。

    私は最終的に「貧困削減」の仕事をしたいという
    想いがありましたので、
    行くんなら、なるべく貧困が深刻な国に
    行こうと思っていました。

    U国は、アフリカの中でも多分(比較的)
    発展しているほうだとは思うんですけど、
    行くんだったら、アフリカに行こうと思っていたんです。

    フランス語も勉強していたし。

山本 フランス語、勉強していたんだ?

レモン はい。
    でも、大学で第二外国語として勉強していたんですが、
    フランス語、まだ、3級までしか取っていないんです。

    だけど、U国(の公用語は)英語だから
    あまり関係ないんですけど、
    なるべく、貧困が深刻な国に行きたいという理由で
    アフリカを希望したんです。

    今後国際協力に関わる仕事をして行くのなら、
    日本がアフリカの支援を強化していくということを
    アナウンスしているので。

参考:
日本は、1993年から、「東京アフリカ開発会議(TICAD)」という
枠組みを作って、アフリカの経済発展などに継続的に注力している。

「東京アフリカ開発会議(TICAD、TICAD)に関するツイート 20120511まで 6603字」
http://is.gd/kn4NBq

    将来的に長い目で考えて
    アフリカでの経験があるというのは
    自分の(将来の)キャリア(経歴作成)の
    アドバンテージになるかな、
    という打算的なところがあって、
    それがアフリカを選んだ2つ目の理由です。

    で、なぜU国のネリカ米の振興のなのかというと、
    今の会社で「米の流通」について
    調査していたことがあったんですね。
    ある地域の米を普及させるにはどうすればよいか
    という調査をしていたんですね。

    この案件の中に、
    「米の流通システムの把握と課題」というのがあって、
    それが自分の専門と関わるとこがあったので、
    この案件を選びました。

    あと、「ミスター・ネリカ米と言われている
    坪井さんに会ってみたい」
    と思うのも選んだ理由になります。

参考:
坪井達史。ミスター・ネリカ米、と呼ばれている人。
1949年、大分県出まれ。日本大学農獣医学部卒。
青年海外協力隊(フィリピン)参加後、JICA稲作専門家となる。
http://www.jica.go.jp/story/media/media_29.html
http://www.jica.go.jp/story/media/media_33.html
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0809/opinion.html

・・・

カリメロさんが、職種と案件を選んだわけ


山本   なるほど、では、次は、カリメロさん。
     まず、なぜ「村落」を選んだか。
     次に、(案件で)何を第一志望に書いたか。

カリメロ 村落を選んだ理由は
     「マイクロファイナンス(小規模金融)」に
     関われると思ったこと。
     で、(それに関係する)要請を選んでいました。

山本 (志望案件の)1・2・3 は何を選びましたか?

カリメロ 第1・2・3希望の国のすべてを
     アフリカのものにしました。
     第一は、ザンビアにしました。
     他の希望は・・・なんだっけ・・・。

     (今回は)練習のつもりで受けたので・・・。


参考:
カリメロさんが言うには、今回、落ちてしまった協力隊の試験は、
次回のための、練習のつもりで受けたと言っている。
半年後にある、次回が本番の受験のつもりだった、と言っていた。

山本 まあいいや。
   (今年の)春(青年海外協力隊は春と秋、
   1年に2回の募集がある)を本番にして、
   昨年の秋は練習のつもりで受けたと言うんだね。

カリメロ 思いつき系なので、私は。

     なぜ、村落にしたのかというと、
     まず、大学の社会福祉学科で、
     地域福祉学を専門にしていました。
     地域振興をどうすすめればいいかとか、
     都内港区を中心に、貧困(削減)活動の行われている
     現地調査とか、現地ヒアリングとか、沖縄でもやっていて、
     楽しかったんですよ。

     現地調査して現地の人と話をして、
     「こうしたらいいよ」とかアドバイスをして、
     その経験を、海外ボランティアしていた
     カンボジアやフィリピンで生かしてみて、
     楽しかったんですよ。

     それが一番の理由なので、
     「村落開発普及員」を希望しました。
     「PCインストラクター」という職種ではなくて、です。

参考:
カリメロさんは、経歴を見るかぎり、IT関係の企業にいたので、
普通に考えると、「PCインストラクター」で応募した方が、
協力隊の試験に合格しそうに思える。実際、このインタビューの後、
「PCインストラクター」で応募して、合格してます。

     で、かつ、アフリカがよかったんです。
     エリアの中でなぜかというと、
     「貧困が激しいところ」に行きたいと思っていたので、
     ボランティア活動をしている時に、
     それを凄くショックに思えて、
     それに対して、何もアプローチできない自分も嫌だったので、
     それを学ぶためにも、アフリカ地域に行きたいなと思っていて、
     日本に帰ってきてからのアドバンテージの観点でも、
     レモンとおなじです。

     日本のODA(のお金)をあげていこう、
     企業誘致をしていこう、
     といった流れになるだろうと思っていたので、
     アフリカ行くとアドバンテージになるだろうなと。

     あと、今の会社を説得できるだろうな、と。
     可能であれば休職して行きたかったので、
     なのでアフリカにしました。

     で、そのなかで、なぜ、「マイクロファイナンス」の
     案件にしたかというと、
     日本に帰ってきてからも動きやすい、
     物理的に自分が動かなくてもなんとかなる、
     頭を使うことが生かせる。

     そういう意味でマイクロファイナンスに興味があり・・・
     かつ、それを専門にやってる人、
     政府系の人と飲み屋で話すことができて、
     飲んでたら仲良くなって、色々、
     ユヌス(モハメド・ユヌス:マイクロファイナンスの創設者)
     の本とか紹介されて読んで、
     こういう考えがあるんだとか、凄い衝撃を受けたというか。

     こういう風にやったら、
     貧困へのアプローチができるんだなとか、と思ったので、
     マイクロファイナンスに関われる要請を
     3つ見つけて応募しました。

参考:
モハメド・ユヌスは、バングラデシュの経済学者。
マイクロファイナンス(マイクロクレジット)は、
貧しい人々に無担保・低利率でお金を貸し、
貧困から脱出するための事業を開始させる手法。
バングラデシュではうまくいったが、
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