山本敏晴のブログ

1965年生、仙台出身。医師・写真家・NPO法人宇宙船地球号理事長。元国境なき医師団日本理事。 峭餾欟力師」という概念を提唱。企業の社会的責任(CSR)を推進。世界中で大切なものの「お絵描きイベント」を実施。著書に『世界で一番いのちの短い国』『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 『国際協力師になるために』、『あなたのたいせつなものはなんですか?』『世界と恋するおしごと』『地球温暖化 しずみゆく楽園ツバル』『「国際協力」をやってみませんか?』など

2014年09月

国際協力師への道、医療関係者向け、第1日目分、原稿(仮)006

第一章 何をどれくらい、第三節 国際協力団体の職員の給与

山本 :今ここは、全体の概要を喋っているだけなので、
    突っ込まない方がいいと思いますね。

    次、何だっけ。
    あ、お金ですね。

    今言った3つの枠組みの中で、一番最初の民間のNGOの人々は、
    基本的にお金をほとんどもらっていない、
    「ボランティア」の人々が多いです。

    完全に、ただ(無給)の場合もありますし、
    お金をもらっても日本のNGOの場合は、
    10万円以下位の安い給料で、ちょっと食っていけない、
    少なくとも、結婚して子供作る事はちょっと無理かなという、
    給料でやっている人が多いいです。

    一方で、2番目の政府からお金を貰っているいる人、
    3番目の沢山の国からお金を貰っている人は、
    いわゆる国家公務員以上の給料を貰っていますので、
    最低でも年収にして500万円程度以上の給料が、
    年収で出ているということですね。

さおり:いい額ですね。

山本 :これ、ここの所までで何か質問ありますか。

さおり:NGOの人達は可哀想ですね。

山本 :そうだね。

    (ここで、いきなり、核心に触れますが、)
    簡単に言いますと、
    あなたは、「直接医療をやりたい」と言いましたけど、
    直接医療をやるには、
    基本的にNGOでやるしかないんですけども、
    それでやると、ただ働きになる可能性が高いと、言うことですね。

    一方で、政府や国連の仕事をすると、
    お金は国家公務員並み以上の給料が貰える、と、言うことです。
    (ただし、こちら側の組織では、
      直接的な医療はやっていません。)

    それだったら、(十分な)お金がずっと貰えるので、
    (結婚もできるし、家も買えるし、
    子供の教育費も捻出できるので)
    一生(国際協力を)できるかも、やろうと思えば、
    出来るかもしれないと言う事ですね。

    ただ、まぁ、あなた最初に、どの位やりたいかって言ったら、
    1年位と言っていたので、1年位だったら、まぁ、貯金をして、
    十分貯金をしていれば、1年間位ただ働きしても、
    (20歳代の一時期に貯金が減るだけなので)
    大丈夫だと思いますので、
    まぁ、(1年ぐらいやってみるという考えかたも)
    別にそれはそれで有りだと思いますが、
    ここで何が言いたい事、ありますか。

さおり:うーん。
    もう少し、考えます。(笑)

山本 :そうですか・・・。(笑)

    分かりました。

    第1章は、取り敢えずこんなもんでいんじゃないでしょうか。

    じゃぁ、第2章行っちゃていいですかね。  



(次回に続く)

・・・

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国際協力師への道、医療関係者向け、第1日目分、原稿(仮)005

第一章 何をどれくらい、第二節 国際協力団体の分類、その2

山本 :と、いうことですね。

    ここで、それらの(組織や団体の)「分類」、
    というと難しそうであれですが、
    でもやっぱり分類をします。

さおり:はい。

山本 :基本的に国際協力をしている団体は3つに分かれます。

    1つめが、要するに国からの税金を使わないで、
    民間の人々からの募金や、自分のお金でやっている団体のことを、
    まぁ「民間の団体」と言います。

    で、国際協力の(世界)では、
    もうちょっと格好をつけてなのか分かりませんが、
    その民間の団体のことをNGOを言います。

    NGOは英語で、Non Government Organization のことで、
    非政府組織という訳になりますが、
    この本では、以下NGOと言ったら、
    民間の団体だと思っていただいて、とりあえず構いません。

    先ほど、あなたが言った団体の中では、
    (国が運営している)JICAを除く、全ての団体は
    この民間の団体ということになります。

    基本的には、直接は税金を使っていない団体だということです。

    まぁ、例外はあるんですけども、それは置いといて。

    で、2番目の団体は政府の税金、
    日本政府の税金を、使う団体ですね。

    要するに、そこで働いている人は、
    皆、「国家公務員」となる団体です。
    (仮に一時的な雇用であるとしても。)

    それが、JICA(国際協力機構)と言って、まぁ、
    外務省の下に有る、「所管している」というと難しくて、
    聞いている人が分からないので、
    外務省が管理して運営しているのが、
    国際協力機構という団体だ、ということですね。

    JICA以外にも、いろいろありますが、
    ともかく税金で動いている組織が、
    国のお金でやっている団体ですね。

    3番目が、日本だけじゃなくて、
    アメリカとかヨーロッパなどの国々などの、
    沢山の国のお金で出来ている、
    各国の税金で運営している団体のことを、
    国際機関と言います。 

    国際機関の中で一番有名なのが、
    国際連合という、
    United Nations、UNと呼ばれている、略称、国連です。
    
    この中で、医療の世界では、有名なのが、2つありまして、
    WHO(世界保健機関)と、いう組織と、
    unicef(国連児童基金)という組織の2つがありますね。

    ここで働く人達は、
    沢山の国からの税金を財源んとして、そこから給料をもらい、
    生活をしているので、「国際公務員」と呼ばれている人達ですね。

    ここまでで、何か質問ありますか、21歳当時。

さおり:21歳当時はないです。

    でも、28歳(現在)になると、あの、
    (民間の)NGOでも、
    (国の)JICAからプロジェクトを受注したり、
    草の根(無償資金協力というお金をもらったり)とか、
    こう、日本政府からお金をもらって
    プロジェクトを回すっていうのは、
    税金を使っているという風にはならないんですか。

山本 :うん、なるね。(笑)

さおり:(笑)

山本 :でも、それを最初に言うと、初心者の人が混乱してしまうので、
    そういう例外的なことや、ややこしいお金の流れは、
    後で別に説明します。

    具体的には、その突っ込みは、後で、またして欲しいんだけど、
    1・2・3章が前振りで、4・5・6章のたぶん4章で、
    NGOの話をすると思うんだけど、その時に突っ込んで。

さおり:じゃあ、お楽しみですね。



(次回に続く)

・・・

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国際協力師への道、医療関係者向け、第1日目分、原稿(仮)004

第一章 何をどれくらい、第二節 国際協力団体の分類、その1

山本 :そうですね。

    では、まず国際協力をやっていそうな団体について説明します。

    じゃあ、さおりさん、
    あなたは国際協力をやっていそうな団体の名前を、
    幾つ知っていますか。その名前を列挙してもらえますか。

さおり:国際協力をやっていそうな団体・・・。
    日本赤十字社、JICA(国際協力機構)、国境なき医師団・・・。

参考:
日本赤十字社
www.jrc.or.jp/

参考:
国境なき医師団 (Medecins Sans Frontieres (MSF) International)
http://www.msf.org/

国境なき医師団日本
http://www.msf.or.jp/

山本 :21歳当時(の知識をたずねています)。

さおり:HANDS、シェアは知ってたかな。

    以上です。

参考:
NPO法人HANDS(ハンズ)
http://www.hands.or.jp/

参考:
シェア=国際保健協力市民の会
http://share.or.jp/

山本 :じゃあ、21歳当時、それぞれが・・・順番に行くと、
    日本赤十字社が何をしている団体と思っていますか。

さおり:日本赤十字社・・・21歳。
    
山本 :当時の話です。
    もちろん。
    でも、現在形で喋って下さい。

さおり:はい。
    日本赤十字社・・・
    戦争とか地震が起こったら人を助けに行く団体。

山本 :なるほど。

    次は、何言ったっけ。

    国境なき医師団を言ったっけ。

さおり:JICA。

山本 :あ、JICAか。JICAは何をしている団体だと思いますか。

さおり:青年海外協力隊を送っている団体。

参考:
青年海外協力隊
http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/

山本 :なるほど。(笑)

    分かりやすくていいですね。

さおり;(笑)

山本 :じゃあ、国境なき医師団は何をしている団体ですか。

さおり:国境なき医師団は、どんぱち戦争をしている所で、
    鉄砲に打たれた人を、助けている団体。

山本 :なるほど。

    次は、HANDSは何ですか。

さおり:HANDSは、母子手帳を広めた団体。

    シェアは、何となく、AIDSに関することをやっている団体。

山本 :なるほど。

    まぁ、完全な間違いでは無いと・・・・。(笑)

さおり:(笑)



(次回に続く)

・・・

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国際協力師への道、医療関係者向け、第1日目分、原稿(仮)003

第一章 何をどれくらい、第一節 どのくらいの期間やりたいのか?

山本 :ただ「やりたい」と言われても、
    どの位やりたいのか、ちょっと言い方が悪いですが、
    私の方では分かりません。

    要するに、三日から一週間以内の短い期間ちょっと試しに、
    悪く言えば、遊びで(人だすけみたいなことを)
    やってみたいのでしょうか。

    それとも、国境なき医師団の派遣期間で多い半年とか、
    青年海外協力隊の派遣期間で多い二年間までの、
    だいたい半年から二年間までの期間を
    (比較的長期のボランティアを)
    やってみたいんでしょうか。

    あるいは、一生、国際協力をずっと仕事として
    やってみたいんでしょうか。

    知らなかった人の為に言いますが、一生仕事としてプロとして、
    十分な給料をもらいながら、やっていく道もあります。

    以上で、大枠で、期間としては、三つの方向性があります。

    簡単に言うと、一週間位か、一年位か、一生かと言う事ですね。

    あなたの場合はどうでしょうか。

    さおりさんの場合は、現段階でどうでしょうか。

さおり:結婚もしたいし、子供も欲しいから、
    3つの中だったら、一年がいいです。

    
山本 :なるほど。

    非常にリアリティーがありますね・・・。(笑)

さおり:あはは。(笑)

山本 :ともかく、結婚もしたいし、子供も欲しいので
    (期間的には、そのくらいになる)ということですね。

    分かりました。
    
    で、次に何をやりたいかですね。

    さっきと被りますけども、
    さっきしゃべったことは無かったこととして、もう一回聞きます。

    あなたは、
    (1)直接患者さんを助ける医療をしたいですが、それとも、
    (2)途上国の国全体を良くすることをやりたいですか、それとも
    (3)国際連合がやっているように、世界中の国が守るべき、
       健康や医療に関する、
       ガイドラインを作るような仕事をしたいですか。

    3つの中だったら、どれがしたいですか。

さおり:私は、直接医療をしたいなと思います。

山本 :はい。そうですね。
    そういう要望が(Eメールを私にくれる人々の中でも)一番多い。

    では、ここで三つの枠組みについて簡単に説明をします。

    今、あなたは(看護師として)
    病院の、どの部署で、どんな仕事をしていますか。
    21歳、当時で。

さおり:大学病院の急性期の外科病棟で働いていました。

山本 :なるほど。

    (外科といっても)消化器とか胸部とか
    色々ありますけど、どこですか。

さおり:一般消化器外科です。

    消化器、乳腺、血管(の病気をあつかっていました。)

山本 :病棟勤務ですか、手術室の勤務でしたか?

さおり:手術には入らないですけど、
    (患者さんを)手術に送って、手術室から迎える。

山本 :分かりました。じゃ、病棟勤務ですね。

    いわゆる、手術室での「機械出し」ではないということですね。

さおり:機械出しではないです。

山本 :分かりました。

    ええと、この部分は削除で。

さおり:(笑)

山本 :ちなみに、「機械出し」とは手術室で手術をしている外科医に
    必要な器具を手渡しする、
    看護師さんの仕事のことを言いますね。

さおり:はい。ありがとうございます。

(注:山本が、機械出しについて、たずねたのは、
   途上国でも、ある程度大きな町の病院で、
   途上国の手術室勤務の看護師に、
   機械出しの仕方を教える、という形の、
   国際医療協力もあるため。
   自分では直接患者に接しないので、開発援助の一つ。
   こうした、途上国の比較的大きな病院で、
   日本の先進医療に近い技術を教える話は、
   この後、何度も、でてくる。)



(次回に続く)

・・・

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国際協力師への道、医療関係者向け、第1日目分、原稿(仮)002

「はじめに」の章、その2

さおり:よくわかりました。

    分かりやすかったです。(笑)

山本 :さおりさん、あなたは個人的には今の中で
    どれをやりたいですか。

さおり:私は、今は、「直接(貧しい国にいる)患者さんに関わりたい」。

山本 :直接(途上国で医療を)やっている人に会った事ありますか。

    私以外に。

さおり:私(山本さん)以外に・・・。

山本 :看護師では?

さおり:あります。

山本 :なんて言う名前のNGO?
    (名前を出すのが、まずい場合、)
    頭文字で、AとかBとかにして下さい。

さおり:その人は、私が初めて中国に行った時の
    ハンセン病の後遺症が残る人たちの村で、
    個人的に看護ケアを提供している
    アメリカ人に会ったことがあります。

山本 :個人的にやってたんですか。

さおり:個人的に。

山本 :それはすごいですね。

さおり:(医療援助をするための)財源が
    どことかなのか分かりませんが、1人で。

山本 :自分もそういうのをやってみたい、と思ったんですか。

さおり:んー。国際保健の道に足を踏み入れたことが無いので、
    まずは私が直接やってみたい。

    でも、ゆくゆくは、そうですね・・・
    これで「開発援助」って言ったらだめですもんね。

    ゆくゆくは開発援助に興味があります。

    持続可能なものになって欲しいな、と思うので、
    まずは自分がやってみたいことに興味があることと、
    ゆくゆくはそれじゃだめだから、
    何か後に続くようなものを残せる所で働きたいです。

山本 :なるほど。

    「はじめに」の章の部分は、こんなもので良いかと思いますので、
    早速、次は、第一章にいきます。

    ええと、
    国際協力をやってみたいという看護師さんや、看護学生さんから、
    「どうしたら、山本さんみたいな活動ができるんでしょう?」
    という内容の、Eメールが、しょっちゅう来て、
    困っているんですけども・・・。

さおり:(笑)



(次回に続く)

・・・

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