山本敏晴のブログ

1965年生、仙台出身。医師・写真家・NPO法人宇宙船地球号理事長。元国境なき医師団日本理事。 峭餾欟力師」という概念を提唱。企業の社会的責任(CSR)を推進。世界中で大切なものの「お絵描きイベント」を実施。著書に『世界で一番いのちの短い国』『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 『国際協力師になるために』、『あなたのたいせつなものはなんですか?』『世界と恋するおしごと』『地球温暖化 しずみゆく楽園ツバル』『「国際協力」をやってみませんか?』など

2014年11月

国際協力師への道、医療関係者向け、第4日目分、原稿(仮)005

山本 :次が、医療とか看護を、直接やりたい場合に、例えば1年なら、
    1年やりたい時に、受け入れてくれる病院や診療所を、
    どうやって探すのか、仮にそれが、
    首都のでかい病院であるにしてもですね。

    これに関しては、先程、徹底的に、実は調べました。

    基本的には、民間のNGO(非政府組織)か、
    青年海外協力隊を使うか、になります。

    自分で探す事はちょっと不可能に近いでしょうから、
    ここで、解説します。

    通常の人には、直接的なコネが無いのでね。

    NGOか、協力隊を使うと、いう事で、
    その両方のコネを調べました。
    ですが、この詳細については、後で解説します。

    5番目ですね。

    それにより、医療をする事により、 
    貧しい人を病気から助けてあげたい、
    そういう行為をしたいって事ですね。

    これは、何で日本人じゃだめなの、日本にも大阪や東京に、
    いっぱいホームレスの人が居るんだけれども、
    ついでに彼らの中には、結核の人も多いけれどもっていう問題が、
    あります。

    なんで日本の、困っている人を助けるんじゃ、ダメなの?、と。
    、、いうことになるんですけれども、
    これはこの間、彼女に(さおりさんに)聞きましたよね。

    彼女の場合の理由ですが、
    でも、やっぱりインドネシアで見た人が、
    いかにも貧しそうだったから、
    もっと日本よりも困っている人が多いんじゃないか、って、
    だからやりたいって言ってましたけど、それで宜しいですか?

さおり:はい。

山本 :そうですね。

    それにより、貧しい人から感謝されたい。

    ありがとう、と、言われて、にこっと微笑んでもらいたい、
    って事だと思いますけども、ここで気付いたんですけれども、
    そもそも「(現地の)言葉を喋れんの?」
    って話もあってですね、その現地語で、
    ありがとうって言っている言葉が分からないと、
    感謝されようが無いんですけれど(笑)。

    あなたは、(そもそもの最低レベルである国際公用語の)
    英語かフランス語はまず喋れるんでしたっけ、
    どっちかは。

さおり:片言の英語は喋れます。

山本 :TOEFLとかTOEICで、何点とかは持ってますか。

さおり:最近は受けてないです。

山本 :昔は受けたんですか。

さおり:昔は良い点数じゃ無かったですけど。(笑)

山本 :あ、そうですか。

    あとは、通常、簡単に言うとですね、途上国でも、
    首都は、英語かフランス語が喋れれば、
    患者さんの方も分かったり、
    あるいは患者さん分からなくても、通訳がついてくれて、
    英語から現地語に通訳してくれる人がいるんですね。
    (自分が雇うにしろ、組織が雇ってくれるにしろ。)

    ところが、中くらいの田舎に行くと、
    英語、フランス語は、普通、皆喋れません。

    現地語を喋るしか無いんですよ。

    通訳を、あなたが24時間、365日連れて行けるような、
    お金持ちだったら別ですけど。

    または、組織に、
    そんな金(通訳をやとってくれる金)があればね。

    と、いう訳で、その、
    感謝される、されないに関わらず、
    診療、医療や看護をするにしても、
    言葉が喋れないと、話にならないと、いう事を、
    ここで挙げておくので、国際協力をやりたい人は、
    最低でも英語、現地に言ったら、
    現地語を勉強するような姿勢を、
    持つことが重要だと思います。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65838616.html

国際協力師への道、医療関係者向け、第4日目分、原稿(仮)004

山本 :3、そこで生活してみたい、1週間から2年くらい。

    これ、どうでしょうね。

    要するに、飛行機で行っただけじゃあれなんで、
    そこで生活してみたい、途上国と言われる所で、
    そういう経験を自分が持つ、
    俺はカンボジアに1年住んでたんだって後で言える、
    ケニアに住んでたんだと、言えるのが、
    自分の何らかの自信になるかって事ですかね、
    なんでしょうね。

    単純に、好奇心で、まずは行きたいと。

さおり:うん、好奇心じゃないですか。

山本 :そうだね。

    そういうことで、
    これは、どうぞやって下さいって、感じですね。

    次です。4番目。
    そこ(途上国)で医療をしてみたい。
    これ困ったね。

    1つは、医療と言っても何をしたいかですね。

    要するに、日本の場合は、内科、外科、小児科、
    産婦人科、脳神経外科、
    心臓外科、耳鼻科、眼科、麻酔科等々、分かれてますけども、
    途上国で分かれているのは、
    首都にある大きな病院くらいなんですね。

    中くらいの田舎、地方都市に行くと、
    大体、「保健センター(ヘルス・センター)」みたいなのがあって、
    (といっても、立派なものではなく、)
    基本的に「看護師もどき」がいます。
    途上国の田舎には、医者は居ませんから、
    看護師もどき(数週間、保健の研修を受けた程度の地方公務員)
    みたいな人がですね、すべての仕事をしています。

    いわゆる、内科、小児科、産婦人科、
    母子保健、Mother Child Health(MCH)を中心として、
    肺炎、下痢、マラリア、お産、子供の病気、AIDSの予防、
    ワクチンの接種、健診、健診は妊婦検診と子供の検診とか、
    今言ったようなのを、全部診ているのが、
    中くらいの田舎ですね。

    (つまり、途上国の田舎の診療所(?)のナースもどきは、
     直接的医療に関しては、全ての科をみなければならず、
     また、それだけにとどまらず、
     ワクチン接種や(母子などの)健診という予防医療、
     さらには地域住民の(エイズ、マラリアの)感染予防、
     水などに対する衛生概念の普及、のための教育、
     なども、おこなっているのである。)

    で、もっと田舎に行くと、医者も看護師も居ないので、
    病院の建物すら無いので、この間言ったような、
    プライマリーヘルスケアって言って、地域の住民が、
    自分で何とか(健康の増進を)するという、話になりますね。
    (前述)

    と、いう訳で、何言っているかと言うとですね、
    日本の病院は、非常に細分化されている、ということです。
    よくも悪くも。

    この人(目の前の、さおりさん)もですね、
    外科の病棟をやっていたと言うように、
    日本の病院は細分化されているので、
    そのような細分化されている自分の専門や、
    やった事がある業務を途上国でやろうと思うと、
    途上国でも、かなり首都のでかい病院で、
    専門に分かれているような所に行かないと、
    そういう部署は無いんじゃないかと、私は思います。   

さおり:そうですね。

山本 :どう、思う?

    違いますか。

さおり:無いと思います。

山本 :そうだよね。

    問題は、あなたが希望したような中くらいの、
    ちょっと地方の中くらいの病院
    (実際はヘルスセンター)で、看護師もどきがやっている、
    肺炎、下痢、マラリア、母子保健をやっている看護を、
    あなた出来ると思いますか。

    それでも、やってみたい?

    それとも、それはちょっと無理と思う?

さおり:広く浅くですよね。

    私は、消化器に居たから、
    術前術後の共通するケアは出来る、っていうところ、
    感染管理とか、スペシャリストじゃ無いですけど、
    広く浅くは出来るから、やってみたいなと思います。

山本 :首都の病院で?

さおり:田舎で。

山本 :今、言ったのは、田舎の中くらいの病院には、
    手術室は無いですから、そういう需要は無いです。

さおり:なるほど。

山本 :だから、やるとしたら、
    首都の大きな病院でやるしか無いですけど、
    それをやってみたいですか?
    
さおり:今はあまり興味が無いです。

山本 :今はどんな事に興味が有るんですか。

さおり:今は田舎の病院で働けるようになりたいです。

山本 :田舎に、田舎には電気と上水道が無いんだから、
    手術が出来ないんですよ。

    あなたが働ける場所は無いですね。

    あなたがやるとしたら、途上国の首都か、
    もしくは地方都市でも、かなり馬鹿でかい都市に行って、
    科がいっぱい分かれていて、手術が出来る、電気が有る、
    上水道も有る、という所でないと出来ないんですよ。

    それでもあなたは、それをやりたいですか。
    その、外科の手術の、前後の管理を。

さおり:私が、そこでしか出来ないんだったら、行きます。

山本 :やはり、その途上国に行ってみたい事の方が、
    その田舎に行きたいって事は折れてしまっても、
    取り敢えず、行きたいって事ですよね。

さおり:そうですね。

山本 :そうだよね。

    要するに、この人は外科が専門ですけど、
    あなたが、これを読んでいるあなたが、
    循環器の内科医であれ、看護師で整形外科病棟に居た人であれ、
    日本の医療ってのは細分化されてしまっているので、
    そういう所だけを経験した事がある人が、途上国に行った場合、
    自分が働いた職場を求めるならば、
    途上国でも首都(地方でもかなり大きな町)のでかい病院でないと、
    そういう部署は無いって事ですね。

    それが嫌で、中くらいの田舎の診療所に行きたいんだったら、
    自分の専門なんか全部忘れて、もしくは勉強し直して、
    肺炎、下痢、マラリア、母子保健を勉強してから行けと、
    いう事になるんだと、私は思いますね。

    あと、ワクチン接種、健診、住民への衛生教育と感染予防。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65838527.html


国際協力師への道、医療関係者向け、第4日目分、原稿(仮)003

山本: (国際協力をやりたい)10個の項目に対して、
    何か言いたい事有りますか?

    まず1番目、途上国に行ってみたい。

さおり:言いたい事、あれですね、
    特に2番(キラキラした澄んだ瞳の黒人の子を見てみたい)
    とかは、そのボランティアの人の主観ですね。

    その人がキラキラしていると思っただけで、
    本当に(心の中まで幸せで)
    キラキラしているかとか、分からないじゃないですか。

    その子が楽しいかどうかってのは。

山本 :通常、unicefや、WFP(世界食糧計画)や、
    国境なき医師団などのポスターで、
    そのような、キラキラした瞳の黒人の子どもの写真が
    使われています。

参考:
国際連合世界食糧計画WFP協会 (WFP)
http://ja.wfp.org/

    これらは、別に、その黒人の子どもたちの瞳が、
    キラキラしているわけではなくて、
    ある程度、技術のある写真家が、
    瞳をキラキラさせるように撮影すれば、
    どんな子どもでも、
    そういう瞳をもっているように撮れます。(苦笑)

    私も、一応、写真家だから分かるんですけど、
    子供の目がキラキラ光るように撮るってのは、
    ある程度、技術と経験のある写真家ならば、簡単な仕事です。

    要するに、単に、撮り方の問題なんです。

    日本人の子どもでも、そのように撮るのは簡単に出来ますし。

    で、1番目(途上国に行ってみたいという願望)に戻ります。

    これ、多分自分が貧しいと思っている国に行ってみたいと、
    いう意味だと思うんですけれども、この間も話しましたが、
    実際途上国と言っても、かなりの「幅」があります。

    ものすごい貧しい、
    戦争をしている最中の国、もしく終わった直後の、
    本当に何も無い、国(政府)すら無い国からですね、
    欧米や日本に近い、かなりの経済発展をしている国も、あります。

    後者の中では、新興国と呼ばれる、
    BRICs(ブリックス)、というのが、
    一番、有名です。

    ですが、こうした言葉は、
    医療系の人は分からないだろうから説明すると、
    ブラジル、ロシア、インド、チャイナ、南アフリカなどの、
    国々は、急速に経済発展してきていて、
    欧米や日本を、やがて追い越すといわれていました。

    で、実際に、2年ぐらい前に、中国は、日本をぬいて、
    世界第二位の、経済大国になってしまいました。

    (中国に対して、日本は、莫大な量の経済援助と技術援助を
     これまでもしてきました。
     また、現在でも、し続けています。)

    ちなみに、今から50年後ごろに、インドは、
    日本も、中国も、アメリカもぬきさって、世界第一の経済大国に
    なる可能性があると、citibankグループなどが試算しています。

    これらの、BRICsの5カ国以外にも、
    NEXT11(ネクストイレブン)というのが有名です。

    (注;イラン、インドネシア、エジプト、トルコ、ナイジェリア、
     パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、
     メキシコ、韓国)

    (注;BRICsも、NEXT11も、アメリカの投資会社の、
     ゴールドマンサックスが、2001年ごろに公表した、
     有望な投資先のリスト。)

    これらの国々も、急速な経済発展をしていまして、
    特に、その首都などの中核都市は、高層ビルがたちならび、
    現在でも、日本の東京とさほどかわらない生活レベルで、
    人々が、生活をしています。

    だから、インドネシアに行ったので、途上国にいったことがある、
    などというは、話がまずおかしいんですけれども。

    インドネシア、マレーシアは、東南アジアの中では、
    断トツで日本に近い国だと認識して良いと思います。
    (少なくとも、首都と、地方でも中核都市は。)

    ともかく、どの国がどのくらい貧しいかを知るには、
    UNDP、国際連合の国連開発計画、UNDPっていう組織が、
    毎年、秋、10月前後にHDR、Human Development Reports、
    人間開発報告書というのを出しています。

参考:
国連開発計画(UNDP)
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home.html

    このPC(いま、目の前にあるパソコン)にも入っているんで、
    見たければ、見せますけれども、
    それに1位から193位まで国が順位付けがされています。

    日本は10位くらいです。

    1位、2位、3位は、大体、北欧のノルウェー、スウェーデンとか、
    あの辺がきていますね。

    これは、経済の指標、すなわち、
    1人あたりのGDP(国内総生産)などと、
    教育の水準、すなわち、
    どのくらいの人が、中学校くらいまで、高校くらいまで、
    大学教育までを受けているか。
    3番目が医療のレベルです。
    平均寿命などの、医療の水準。

    この3つの分野の指標で、判断しています。
    経済と、教育と、医療の総合指標で、
    国連の、国連開発計画って所が、毎年秋に、
    各国の「開発度」を評価し、発表しているんだと。

    それを見ると、193位のあたりにいるには、
    シエラレオナとかアフガニスタンとか、マリとか、
    中央アフリカとかが、大体ビリの方に来るんですね。

    で、カンボジアとか、真ん中へんですね、
    インドネシアとかマレーシアって、
    もう、日本のすぐ下くらいにきてます。

    って、いうように、全然途上国と言っても、   
    一概に途上国という言葉を使うのが、
    もう適切では無い時代になってるんだと思います、きっと。

    (ちなみに、中国は、
     GDPが世界2位、二酸化炭素排出量は世界1位だが、
     自分は、「途上国」だから、地球温暖化に対して、
     なにもしなくてよい、CO2排出削減の上限はもうけない、
     ということを、つい最近まで言っていた。)

    あと、余談ですけど、同じ途上国の中でも、
    もちろんインドネシアでも、
    首都は、まさに東京と同じような高層ビルが、
    100個くらい立ち並んでいます、
    インドネシア、マレーシアは。

    ところが、田舎に行くと、小さい離島みたいな所に行くと、
    本当に病院も医者も無く、看護師も医者もろくに居ない、
    全然居ないと、いう所も、同じインドネシアでもあります。

    このように、首都と地方の格差(地域差)が、
    日本よりも激しいってのは、事実だと思います。

    あと、(個人間の)貧富の差の問題も有ります。

    途上国でも、約1割の人は、
    間違い無くあなたよりも、はるかにお金持ちです。
    だから、支援をしてあげる必要など、ありません。
    一方で、
    9割の人が、ものすごく貧しいのも、事実です。

    と、いうように、貧富の差が激しいのが、途上国の特徴です。
    その辺も、誤解が無いようにして下さい。

    以上を、まとめますと、途上国の中でも、
    「開発度」が低い国ほど、地域差が大きく、
    個人の貧富の差も、大きい、ということになります。


    2番目。

    アフリカの子供の目がキラキラしているのを
    見たい、っていうのが多いんですけれども、
    これは、先ほど、説明しましたが、
    これは写真の取り方の問題です。

    見たければ、私が、いくらでもそんな写真見せてあげます。(苦笑)

    日本人でも、そういう写真はいくらでも簡単に撮れますし、
    自分で撮りたいなら、(私が)教えてあげるのは、、、
    ちょっと、面倒臭いから、教えませんけども(笑)、
    撮り方を書いてある本を紹介します。

さおり:でも、これ2番、あれなんじゃなですか。

    その、苦しい生活の中で、ひたむきに頑張っている子供達に、
    会いたいって意味なんじゃないですか。

山本 :なるほど。

    そうだね。

    あ、そうかもしれない。

    良い事言うね。

さおり:ありがとうございます。(笑)

山本 :貧しくても、
    要するに元気に生きている子供に会いたいって事ですね。

さおり:そうそうそう。

山本 :なるほど。

    それ、何でそれに会いたいんだろうね。

さおり:何で会いたいんでしょうね。

山本 :だから、この子達、こんなに苦しくても、
    こんなに頑張っているんだから、
    私も頑張らなくちゃっていう事ですかね。

さおり:突き詰めるとそうなりますかね。

    うーん。

山本 :嫌な言い方をすると、人間、こう、自分より下の、
    下の立場にあると思う人間を見て、
    「こいつに比べれば、俺マシだよな」
    っていうふうに、自分を上に見て満足する人と、
    「この人達もこんなに頑張ってんだから、
     それよりは俺の方が、色んな意味で優遇されてるから、
     もっと頑張って社会に貢献しよう」
    って思う人も居ますね。

    一方で、自分より上の立場を見た場合に、
    「ビルゲイツ、すげーな、
     俺も絶対ビルゲイツ超えるような、
     金持ちになってやる」
    っていうふうに、頑張る人と、
    「とてもビルゲイツにはかなわないから、
      資本主義(実力と運次第)だから諦めるしかねーや、
      俺才能ねーし」
    って、いじける人も居ますよね。

    上を見ても、下を見ても、人それぞれ。

    それを自分が頑張るエネルギーにする人も居れば、
    逆に諦めてしまうエネルギーにする人も居ると、
    私は思いますけどね。

    この2番のケースは、下の方を見て、
    自分が頑張ろうと思うエネルギーにする人、
    って意味じゃないかと、私は思いますけどね。

    違いますか?

さおり:下か上かは分からないけど、違った価値観で、
    自分の生活を見たいな、って思ってるのかなって思いますけど、
    でもそれを突き詰めると、先生が言うように、下の人を見て、
    頑張ろうって思う所に行き着くのかなぁ。

    何をもって幸せと言うのかって、ところを考えるために、
    行きたいって人も居るのかなぁと、思います。

山本 :なるほど。

    分かりました。

    この辺で、切り上げようと思います。

さおり:はい。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65838428.html


国際協力師への道、医療関係者向け、第4日目分、原稿(仮)002

山本 :1個目ですね。

    繰り返しますね、もう1回言いますね。
    ボランティアをしたいと思っている方の、
    日本側の医師看護師が夢に見ている事、
    やりたい事、ニーズは何かって事を考えてみましょう。

    1、まず途上国、貧しい国に行ってみたい、自分が、
    あなたが貧しいと思っている国、
    実際に貧しいかどうかは別にして、に、
    取り敢えず行ってみたいと、地理的に、
    物理的に自分の身体が途上国に移動するという意味で
    行ってみたいという事を、やってみたい。

    これは何となく、単純に外国に行きたい憧れ、その中で、
    アメリカとか行くんじゃ無くて、
    アジアとかアフリカとかに行きたいって、
    行っている人はかなり多いですね。

    そういう人も、私の所に結構来ます。

    あなたがどう思うかは全然別にして、
    そのように思って、だから国際協力をやりたいと言ってくる人が、
    私のとこに、けっこう来るっていう事実があるということです。

    2番目、これも多いですね、女性で。

    アフリカの黒人、黒人って差別用語だから、
    言っちゃいけないんですけども、
    アフリカ系の人々の子供の目がキラキラしてとても可愛いと、
    そういう写真を見たことがある。
    だから、私もそういう、きれいな瞳をした、
    心の曇っていないアフリカの子供の瞳が見たい。

さおり:なるほど。

    居るんですか?

山本 :居る。

    実際に居ます、結構居ます、いっぱい居ます。

    こういう人も結構来ますね。

    だから、途上国に行って、それを見ながら、
    ついでに医療をやりたい、看護をやりたいって事ですね。

    多いですね、実は。

    自分がそう思って無い人には信じられない話ですが、
    私も信じられませんけど。

    3番目です。

    そこで生活をしてみたい。

    これ、単に行くのと、ちょっと違いますね。

    途上国という所に行っただけではなくて、
    自分がそこで生活をしてみたい。

    飯食って、トイレ行って、寝て、
    人々と交流をする事も含むんだと思います。

    貧しい国の人々と、似たような生活をして、体験して、交流を、
    きれいに言えば、
    心の触れ合いをしてみたい、と思う人が居ると、いう事ですね。

    これも居ます。

    いわゆる、バックパッカーが好きな人とかは、
    そういう感じでしょうね。

    それまでにやった事が、あっても無くてもですよ。

    4番目、そこで医療、又は看護をしてみたい。

    通常、これは直接的な医療ですね。

    これまで話してきたような、いわゆる、保健政策とか、
    住民自身によるプライマリーヘルスケアの推進は、除きます。

    普通、そういうイメージは無いですからね、
    この段階の(国際協力の)初心者の人は。

    5番目です。

    その医療や看護をした事により、貧しい人を病気から、
    あるいは死ぬ事から、助けてあげたいと、
    いう事をしたいと、いう事ですね。

    6番目。

    そうした医療や看護をしてあげることにより、貧しい人、
    貧しいとあなたが思っている人から感謝をされたい。

    感謝をされたいと。
  
    7番目ですね。

    7番目は、途上国の病院の医療スタッフに、私が、
    私というのは、そのボランティアの人が、
    知っている知識を教えてあげたい、
    途上国の医師やら看護師やらに、
    私が知っている日本の最先端の素晴らしい医学を、
    貧しい途上国の医師や看護師に私が教えてあげたい、
    私はあなたよりもいっぱい知識があるはずだからと、
    いう事ですね。

    8番目です。

    途上国の病院のシステムを改善してあげる。

    清潔の概念が無いだろうから、それを教えてあげる。
    包交(包帯交換)の仕方などが間違っているだろうから、
    教えてあげたい。
    ナースのチーム編成、シフトの組み方、
    勤務の交代表の作成の仕方などの、
    病院のシステムを教えてあげたい。

    9番目。

    以上により、満足感を得たい。

    分かり易く言えば、「俺はここに来てすごいことやったんだぁ!
    アフリカに来て、すごい事を一発やってやったんだ!」
    というふうに、男だと言いますね。

    女性だとどうなりますかね。

    「私、ここで、初めて、生きてるってふうに感じたの、
     ここに来て、私の居場所を見つけたの、
     本当にここに来て良かったと思うわ。」
    って、こうなりますかね。

さおり:そうですね・・・。(笑)

山本 :どちらも同じです。

    満足感、その人にとっての、ですね、を、得たい。

    10番目。

    以上により、自分が変わりたい、
    もしくは新しい自分になりたい。

    これはですね、
    現在の自分に何らかの形で満足していないって事の、
    裏返しかもしれませんけども、兎に角、途上国で何かをすると、
    自分が変わると、思っている人が居るわけですね。

    もしくは、次のステップに進めると思っている人も居ます。

    こういう人も結構来ます。

    私に結構e-mailが、届くのですが、
    今言った10個のケースの人々から、届くのです。
    ちなみに、すべて、実例があったものばかりです。

さおり:へぇ・・・・・。

山本 :別に、私が想像して書いているわけではありません。

    さて、今、さおりさんが、えーと、言っているように、
    自分に無い発想を持っている人の事は、
    信じらんないってなっちゃうわけですけども、
    実際、人間いっぱい居るわけですね、色んな人がね。

    まず、これを1回まず否定します。

    今言った10個全部を、私がことごとく論破して否定します。

さおり:(笑)

山本 :が、最後に摺り合わせで、
    その10個のとんでもない事を考えている人と、
    現地のニーズを何とか、摺り合わせて、
    実現、実行する事が出来るだろうかって事を、
    考えていきましょう、って事ですね。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65838309.html



国際協力師への道、医療関係者向け、第4日目分、原稿(仮)001

山本 :2013年3月27日水曜日、19時です。

    山本と、さおりさんです。

    今日は、ちょっと、この間、災害時の緊急援助の話をしたので、
    今日は、紛争時の緊急援助の話をしようと思って、
    かなり準備をしていたんですけれども、
    それより前に、もっと重要な、
    本質的な事を(さおりさんに)聞こうかと思っています。

    それはですね、何かと言うと、この間も出ましたが、
    現地で困っている、途上国で困っている人に対して、
    「本当に何をしてあげるのが正しい国際協力なのか?」
    ということは一旦全て忘れて、
    日本側で国際強力をしたいと思っている、
    医師や看護師、看護学生、医学生等はですね、
    どんな事をしたいと思っているかっていう、
    日本側の、
    ボランティアをしたい人のニーズ、だけを、
    まず考えてみましょうと、思いました。

    それこそが、実はもしかすると必要なことで、
    そうした内容の本を作らないと、
    まずそっちからやらないと、読んでもらえないのかなと、
    基本的には思いましたね。

    私は、さんざん、これまで10年間、
    「これが正しい国際強力なんだ!」って事を、
    ずっと騒いできましたけど、その方法では、、
    たぶん、いわゆる、裾野が広がらないだろうなと、
    思いました。

    なので、1回、自分のこだわりを捨てて、
    ボランティアをしたい人のほうを向いて、
    たとえそれが自己満足だろうが、
    それには触れず、目をつむって、
    ちょっと話を聞こうと思ってみました。

    さおりさん、どういう事をしたいですか、あなたなは?
    例えば?

    その、「直接的な医療」で国際協力をしたい、と言った場合。

さおり:例えば、分かり易い所では、
    手術するとか、点滴するとかですかね。

山本 :例えば、東南アジアのカンボジアあたりに行って、
    それをやる、ということですね。

    ですが、誤解をまねかないように、ここで解説をしますが、
    あなたは(過去の勤務経験で)手術室内の看護師では無くて、
    外科病棟の看護師ですね。

    これ、一般の人が聞いていても分からないと思うんですけど、
    看護師さんは、手術室に勤務していて、
    手術自体の医者の手伝いをする看護師と、
    外科病棟って所に居て、
    手術をする前までに患者さんに何をしてあげるか、さらに、
    手術が終わった後に、何をしてあげるかを看る看護師とは、
    全然別の人がやっています、病院では。

さおり:そうですね。

山本 :この人、さおりさんは、その外科病棟側に居て、
    手術の前と後の患者さんの管理とかをやっていた看護師さんです。

    そうですね?

さおり:はい。

山本 :で、あなたは、今、
    「手術をしたいです」って言いましたが、それは、
    かなり誤解を招く表現なんですけれども。(笑)

さおり:そうですね。

山本 :要するに、手術が出来る、途上国でも比較的上の方の、
    手術が出来る(電気も上水道もある)病院に行って、
    そこで手術前の患者さんの管理をしたり、
    手術後の患者さんの管理をして、
    退院させるところまでもっていきたいと、いう事ですよね。

さおり:はい。

    私は、そういう設定でいいんですよね。

山本 :まぁ、いいや。

    今回はそれで良いです。

さおり:はい。

山本 :もうちょっと聞いてみましょうか。

    5W1H。
    (いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにやるか?)

    まず、「誰が」は、自分が、だよね?」

さおり:はい。

山本 :どこで、どこでやりたいの。

さおり:田舎の病院です。

山本 :アジア、アフリカ?

さおり:どっちでも良いですけど、じゃあアフリカ。

山本 :いつ?

    いつって言うか、どの位の期間。

さおり:1年間。

山本 :何を?
    あ、だから手術の前後の管理だよね?

さおり:はい。

山本 :どのように?

    どのようにするかってのは、
    あなたが、現地にいった場合、
    現地にも、現地人か日本人の医者か知りませんけど、
    ともかく医者が居て、基本的には、
    看護師というのは、医師の指示に従って、
    動くってのが普通なので(法律上そうなっているので)、
    日本人の医師だろうが、現地人の医師だろうが、
    それの指示に従って、あなた自身が動く。

    それを踏まえた上で、
    自分が途上国の病院で看護師をやるって話と、
    そこに居る途上国の外科病棟で既に働いている、
    途上国人の看護師たちに指導をしたいのか、
    どっちですか?

さおり:まずは一緒に働いて、
    そこの人達が何をやっているか知った上で、
    指導をしたいと思います。

山本 :で、1年間?

    「なんで」、これをしたいのかは、この間も散々聞いたけれども、
    簡単に言うと、
    
    1、9.11テロの時にアメリカに居た。

    2、インドネシアの田舎で貧しそうな人を見た事が有る。

    あと、なんだっけ?

さおり:3、自分がやりたいから。

山本 :あ、そう。

    以上?

さおり:以上。

山本 :一応、わりと極めて明確ですよね。

    で、あの私の方でですね、それを、どのような、
    あなたの場合そうだけれども、看護師さんが100人居れば、
    国際協力をやりたいと思っている看護師さんや、
    医師が100人居た場合、1人1人所属している科とか、
    状況が違うわけですよね。

    どんな事をやりたいと思うだろう、という事を想像していました。

    それらを、10個くらい、書いてみました。

さおり:へぇ、面白い。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65838219.html



Earth the Spaceship . . . ETS



このブログの 「目次」 はこちら


山本敏晴の今日の日記はこちら


ツイッター・ログ(ブログ形式で読めるツイート)はこちら


favstarはこちら


ツイッターはこちら


ミクシーはこちら


NPO法人・宇宙船地球号ホームページはこちら


ETS_logo














「未来の国際協力師たちへ」はこちらへ。国際協力をやってみたい12人の人達と山本との対談。

パソコン版の企業の社会的責任(CSR)ランキング(2010年版)はこちら


携帯電話版の企業の社会的責任(CSR)ランキング(2010年版)はこちら

Profile
Amazonライブリンク
Amazonライブリンク
1か月以内の記事
このブログの 「目次」 はこちら
山本敏晴の今日の日記はこちら
ツイッターはこちら
ミクシーはこちら
  • ライブドアブログ