山本敏晴のブログ

1965年生、仙台出身。医師・写真家・NPO法人宇宙船地球号理事長。元国境なき医師団日本理事。 峭餾欟力師」という概念を提唱。企業の社会的責任(CSR)を推進。世界中で大切なものの「お絵描きイベント」を実施。著書に『世界で一番いのちの短い国』『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 『国際協力師になるために』、『あなたのたいせつなものはなんですか?』『世界と恋するおしごと』『地球温暖化 しずみゆく楽園ツバル』『「国際協力」をやってみませんか?』など

2014年12月

国際協力師への道、医療関係者向け、第5日目分、原稿(仮)018

山本 :(紛争地帯へ緊急医療援助をしにいった時の安全管理についての続き)

    あと、海外行く時は、
    「衛星携帯電話」っていうのを、
    必ず持っていきます。

    途上国の紛争地帯では、
    衛星携帯電話しか通信手段がない場合があるので、
    その電話の名前くらいは知っておきましょうか。

    衛星携帯電話を扱っている会社の名前ですが、
    インマルサット、スラーヤ、イリジウムって所、
    この3つが3大、大手ですね。

    あと、ビーガンってのもあります。
    これでパソコン通信等もできます。

    私なんか、自分で借りて持っていってます。

参考:テクノスリー(衛星携帯電話のレンタル会社の一つ)
   http://www.tec3.co.jp/

    団体が、別なのを持っていても、
    私は、それに加えて、自分でも用意してますね。
    (注:普通は、必要ないです。)

    次の話にうつりますが、それは、
    「地域内の危険度を表す地図の作成」、です。

    要するにですね、緊急援助の場合、
    戦争をしている国に行くにしても、
    自然災害の直後の国に行くにしても、基本的に、
    その国が、普段から危険であるかって事を、
    知っておく必要があると思います。

    これを知るためには、基本的には、外務省が、
    各国の、各地域の安全レベルを評価して、公表しています。
    「外務省」と「海外安全ホームページ」の2つの単語で検索すると、
    世界地図が出てくるんですね。

参考:外務省 海外安全ホームページ
   http://www.anzen.mofa.go.jp/

    そこで自分が行く国をクリックすると、
    その国の中が、州とか県ごとに、
    こう20個くらいに、普通、分類されていて、
    1番危険な所が赤色、ちょっと危険な所が橙色、
    注意する所が黄色、微妙に危険な所は肌色、
    全然大丈夫な所は白、っていうふうに、
    5段階かな、5段階に分類されているんですよ。

    白、肌色、黄色、橙色、赤色。

    基本的に、赤の所は、退避勧告ですから、
    絶対行っちゃいけないと、いうことです。

    GO(政府機関)なんかは行くわけないですけど、
    NGO(非政府組織)とか、
    弱小団体(または個人)とかは行く可能性ありますよね。

    外務省は、赤は「退避を勧告」、橙色は「渡航の延期」、
    黄色は「投稿の是非を検討してください」、
    肌色は「十分注意して下さい」、
    白は「取り敢えず何も考えなくていいです」という事ですね。

    だから、これを基本にして、自分の行く国や地域が、
    国、その中でもその地域が、
    どのくらい危険なのかを判断するってのが、基本です。
    外務省が出しているので、一応これを信用しましょう。

    何で、これを信用して良いかって言うと、
    これを外務省が、どうやって作っているかと思って、
    私も相当調べたんですけれども、簡単に言うとですね、
    これどうやって作っているかと言うとですね、
    国際連合の中に、緊急援助をやっている部署が、
    いくつかあるって(今回)言いましたっけ?
    ともかく、それらは、
    WFP(世界食糧計画)、UNHCR(国連難民高等弁務官)、
    PKO(国連平和維持活動)、PKF(国連平和維持活動)、
    そしてあと人道関係の団体ってのあるんです。

参考:国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)
   http://www.ohchr.org/
   
    国連の中でも、それらの組織などが、
    紛争地帯であっても、現地に入っていって、
    通常、現地スタッフを雇ったりして、
    現地の危険度とかを調査するんですよ。

    国連の(中に、危険度の)6分類(時々変更あり)
    というのがあるのですが、
    それまで説明すると、詳し過ぎるので、
    私のブログ(前述)を見て下さい。知りたい人は。

    とにかく、国連は6段階(当時)に分類していて、
    それを参考にして、
    真似(まね)して外務省も作っていると、いう事です。

    それだけ知っていれば、十分ですね。

    と、いう訳で、外務省のページを必ず見て下さい、
    どのくらい危険な地域なのかを分からないで行くのは
    大馬鹿です。
    それで死んだり、強姦されたりするのは、
    あなたの自己責任ですね。

    繰り返しますが、
    強姦された場合は、5時間以内に、
    少なくともAZT 200mgを、飲みましょう。

    商品名は(いろいろありますが)、
    途上国でもたぶん1番多いのが、レトロビルです。

    レトロビル200mg、
    途上国に行ったら(首都で)すぐに買いましょう、
    (強姦された直後のために)3日分くらい、1日2回。
    本当は、(HIV感染予防のために)4週間飲むって事ですね。

    で、3が終わりで、4ですね。



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65842309.html

国際協力師への道、医療関係者向け、第5日目分、原稿(仮)017

山本 :(紛争地帯に緊急医療援助にいった時の安全管理について、
     以下は、(危険の)予防ではなく、
     実際に事件が起こってしまった場合の対処。
     これを、「有事」の対応という。)

    で、あとは、有事。

    簡単に言うと、事務所のフタッフが殺されたり、誘拐される、
    ことがあります。
    もちろん、自分も含みます。

    誘拐されるって事は結構ありますので、
    国境なき医師団とか世界の医療団の人、
    結構、誘拐されてます、時々。

    結構って言っても、数年に1回ですけどもね、
    数年に1回くらい、誘拐されてますが、
    その時にどうするかって話ですね。

    基本的には5W1H、の情報を把握する、ということです。
    いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、
    どのように、そうなったのか。

    勿論そうならないように十分気をつけた後に(前述の予防三つ)、
    それでも起こった場合は、
    5W1Hを正確に把握すると、いうことです。

    慌てない、それを誰に報告するのかって事を、
    そういう事が起こる前から、事前に決めておく、
    ということです。

    普通は、(その団体の中の、責任者である)
    プロジェクトリーダーに報告して、
    日本やヨーロッパなどにある本部に報告すると、
    いうことです。
    当然、そうして報告された状況に対して、
    誰が、それを判断するのかっていう事を、
    事前に明確にしておくって事ですね。

    で、基本的には、もう時々起こってますので、
    (大きな団体ならマニュアルができており)
    慣れてます(苦笑)。

    それが起こった場合に、基本的には、その被害拡大、
    さらなる誘拐を防ぐために、通常は活動を一時停止して、
    その国の中でも比較的安全な首都などに移動したり、
    あるいはさっき言った、隣の国に移動してしまいます。

    (外国人スタッフは、国外に撤退します。)
    (その途上国の国内でやとった現地スタッフは、
     撤退せず、事務所や病院などの活動場所に、
     残して活動させることが多いです。
     ですがもちろん、状況がさらに悪化すれば、
     それも中止します。)

    これが、普通です。

    その後に、日本の政府の外務省などに連絡したり、
    家族への連絡をしたり、
    あとは、メディアに言うのか、言わないのか、を決めたり、
    するという事ですね。

    この辺の話は、長くなるので、今日はしないと思います。

    この話についてはですね、山本敏晴のブログに、
    なんと4万字以上に渡って書いてあります。
    本当は紛争地に行く人は、全部読んでおいた方がいいです。

    今日は、
    下っ端(リーダーでない、ただの医師や看護師)で
    (途上国への医療活動に)行く際の話なので、
    リーダーで行く場合に比べると、
    そんなに難しい事までは知らなくていいので、
    軽く、流しておきます。


参考:
途上国で国際協力をするための安全管理・危険回避について、その1 11801字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65607083.html

途上国で国際協力をするための安全管理・危険回避について、その2 5356字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65607088.html

途上国で国際協力をするための安全管理・危険回避について、その3 15328字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65607094.html

途上国で国際協力をするための安全管理・危険回避について、その4 11030字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65607102.html

・・・

注:この一連のブログを書いているときに、
民間軍事会社の最高経営責任者が、「イスラム国」につかまって、身代金を要求される事件がおきたので、以下を、「参考」に追加する。

参考:
民間軍事会社、民間護衛会社、戦争請負会社、傭兵に関するツイート 20120129まで 4086字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65692872.html



(次回に続く)

・・・

このブログの続きはこちらへ
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65842184.html

国際協力師への道、医療関係者向け、第5日目分、原稿(仮)016

山本 :(紛争地帯に緊急医療援助にいった場合、
     どうやって自分の身を守るか、の基本的な考え方の解説のうち、
     融和、防御、についで、3番目の考え方が、以下。)

    次です、予防の3番目。

    Deterrence。

    これは、はっきり言うと、武装です。

    昔は、NGOは予防のその1の、
    Acceptanceっていう、融和でやっていたんですね。

    現地住民と仲良くしていれば、襲われないだろうっていう、
    いわゆる、(人間の)「性善説」の発想の元に
    やっていたんですけれども、
    ところが、状況が一変しました。

    最近は、それでは、NGOの人たちは、
    身を守れなくなってしまったんです。
    そうなってしまう事件がおきました。

    それが何かって言うと、2001年ごろから、
    アメリカがアフガニスタンとイラクに侵攻したんですよ。

    そしたら、アメリカ軍が現地の評判を上げるために、
    医療援助をしたり、軍隊自身が病院建てたり、
    学校を作ったり、
    そこで軍医が医療活動をやったり、しちゃったんですね。

    このために、紛争地帯で医療などの援助をやっている奴は、
    アメリカ軍の手先だと、
    アメリカの評判をあげるための、ニセ(偽)の援助だ、
    という噂が、人々の中で、広まったんです。

    本当はイスラム教を、
    イスラム国家を滅ぼすために来た、アメリカ軍の悪い奴なのに、
    現地人の評判を取るために、偽の援助をやっていると。

    だから、国際協力をやっている奴は、
    赤十字も国境なき医師団も、他のNGOも全部悪い奴、
    アメリカ軍の手先で悪い奴、
    皆殺しにしようという動きが広がっちゃったんです。

    この結果、国境なき医師団などの古典的NGOがやってきた、
    現地の人と融和、Acceptanceを元にして、武装なんかしないでも、
    友好関係を保とうという姿勢だけでは、
    自分たちの身を守れなくなってしまったんです。

    現在、国連職員とか、
    国境なき医師団などの人々が殺された件数は、
    ここ10年で8倍以上に増えています。

    「8倍以上」に増えています。
    ここ10年で、ですよ、8倍ですよ、10年で。

    と、いう訳で、2000年から、
    この2010年の間で8倍も増えているをいう訳です。

    具体的な死亡者数でいうと、
    年間、百数十人程度です。現在。

    年間、百数十人も死んでいるんですよ。

    国連職員とか、国境なき医師団などのNGO職員とかで、
    良い事をして働いている人がですよ。

    と、いう訳で、現在は残念ながら、
    この予防(自分の身を守るための方法)として、
    (融和よりも)「武装」をするという事が、
    主流になってしまいました。

    国連や政府は初めから(武装を)してたんですね。
    国境なき医師団などは、
    「絶対武装はしない」って言ってたんですけれども、
    最近は状況に寄っては、
    せざるを得ない感じなので、
    今(団体としての方針を)悩んでいる最中のはずですね。

    と、いう事で、他のNGOも、これに倣(なら)って、
    NGOも最近は武装しています。

    (自分の事務所の周りや、支援している病院の玄関などを、
     武装したガードマンに警護してもらうか、
     または現地の警察や軍隊に、または米軍等に
     守ってもらう、ということです。当然、報酬を支払って。)

    例えば、私がアフガニスタンでやった、
    日本医療救援機構(MeRU)という団体で活動していた時も、
    地元の警察に、病院の警備を頼みました。

参考:
日本医療救援機構(MeRU)
http://www.meru.or.jp/

    ただし
    NGOの基本方針の「融和」とのバランスを保つために)
    非武装、拳銃を持たない形で、現地の警察官に、
    うちの事務所を守ってもらいました。
    
    ちなみに、近くで活動をしていた、
    日本最大のNGOの一つ、医療系じゃないですけども、
    ピースウィンズ・ジャパンってのが隣にあったんですね。

参考:
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
http://peace-winds.org/

    彼らは、武装してました、思いっきり。
    完全な重武装をして、事務所を守っていましたね。

    別に、それはそれでありです、アフガニスタンですからね。

    と、いう訳で、現在はアメリカ軍の(偽の援助の)せいで、
    (現地の人々との「融和」だけでは安全を確保できなくなり)
    「武装」が主流になっていると。



(次回に続く)

・・・

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http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65842052.html


国際協力師への道、医療関係者向け、第5日目分、原稿(仮)015

山本 :(紛争地帯に緊急医療援助にいったときに、
     強姦されてしまった場合の、その対策の続き)

    もう1個です、妊娠です。

    強姦された奴の子どもを妊娠したいとは、
    普通(の女性は)思わないはずなので、
    堕胎する必要があります。

    このための薬ですけれども、2年前の2011年に、
    日本でも買えるようになりました。

    「緊急避妊薬」と言います。

    これの商品名が、「ノルレボ」って言います。

    あとで出ますが、このノルレボってやつは、
    産婦人科に行けば、貰えるはずです。

    産婦人科に行って、
    「私、看護師なんです、または医者なんです、
     で、これから途上国に行ってボランティアやるんですけども、
     強姦された時のために、緊急避妊薬を貰えませんか?」
    って、産婦人科医をやっている開業医とか、大学の先生とか、
    自分の知り合いの医者に頼めば、
    たぶん2人に1人は出してくれると思います。

さおり:なるほど。

山本 :全員では無いと思いますけど、
    2人に1人は出してくれる(処方してくれる)と思います。

さおり:分かりました。

山本 :と、いう訳で、1人だめでも、諦めずに2〜3人回れば、
    絶対OK出ると思います。

    これは、報告義務とか全然無いので、問題無いと思いますね。

    ノルレボ。

    これ、1回2錠飲めば、12時間以内か、
    24時間以内か忘れましたけども、
    これ要するに(強姦された後)AIDSの薬飲む時に
    (要するに数時間以内に)同時に飲めって話しですね。

    こっちの方が、もうちょっと遅くても大丈夫です。

    (残念ながら、)
    こういう事を、喋っている、情報を出しているのは、
    日本で私だけです、多分。

    要するに、こういう事言うと、皆、怖がって、
    逆に、「緊急医療支援をする人が減る」と考えるんですよね。

    私は、逆で、こういう情報を明確にしといた方が、
    フェア(公正)だろうと、思います。
    これで恐れをなして、
    強姦されるのが嫌だから、
    やっぱり途上国に行くの止めたわっていうのは、
    勿論ありだし、
    もし起きた時には、こういう事をするべきだって事を、
    純粋に医学的見地から説明する人ってのが、
    世の中には居た方がいいと、私は思いますね。

    こういう情報を探してみたんですけども、
    はっきり書いているのは、誰も居ません。

    だから、今度は私がこれを本(かブログ)に書きます、
    という事です。



(次回に続く)

・・・

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http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65841948.html



国際協力師への道、医療関係者向け、第5日目分、原稿(仮)014

山本 :(紛争地帯で、緊急援助の医療活動をするときに、
     どうやって、自分の身を守るかの、続きです。)

    あと、次は、女性の強姦(の予防や対策)です。

    女性の強姦に関しては、私の本に何回か書いてありますけども、
    例えば、(あなたは今から)ケニアに行きますけども、
    自分のレイプとか、心配しないですか?

さおり:しますよ。

山本 :(強姦が)起きた時にどうしようか考えた事ありますか。

さおり:起きた時には、もしそういう場に行ったら、
    もう命を守ることを優先しようと思うので、抵抗はしない。

山本 :強姦されたら(その後)どうします?

さおり:されたら、されるしか無いですよね。

山本 :なるほど。

    まず、強姦を予防するには、
    じゃあどうしたらいいと思いますか。

さおり:暗くなったら出歩かない、単独行動はしない、
    不必要に肌を露出しない。

山本 :いんじゃないですかね、大体あってると思います。

    基本的には、午後6時以降は外出しないと、
    朝は日の出まで出ないと、いう事ですね。

    あと、2番目が単独行動をしない。

    基本的には、現地人の男を最低1人以上連れて、と、
    いう意味で単独行動をしないと、いう事ですね。

    あとは、いわゆる、路地裏などの、いかにも人通りが少ない所は、
    なるべく歩かないと、いう事ですかね。

さおり:昼間でも?

山本 :昼間でも。

さおり:そういう所、行きたくなっちゃうんですよね。

山本 :そうですね。

    あと、1番重要なのが、(現地に行ってから)3ヶ月くらいで、
    気がゆるむ、ということです。

    最初の1〜3ヶ月くらい、皆注意するので、今言ったような事を、
    ちゃんと守るんですけども、1〜3ヶ月すると、ダレてくるので、
    「別に何も起きないじゃん」って事で、
    今言ったような危険な事を、やっちゃうようになるんですね、
    そう言った時に、(強姦が)起きるという事です。

    例えば、比較的安全な途上国に行っている、
    (初心者向けの)JICAの青年海外協力隊の人も、
    ちなみに、
    うちの団体のボランティアスタッフも結構行ってますけど、
    青年海外協力では、必ず同僚の人が、
    毎年1人以上、強姦されてます。

さおり:え・・・。

山本 :1番な安全な初心者向けボランティアの、
    青年海外協力隊ですらそうだって事ですよ。

    だから、もっと危険な国にも行く、NGO、民間のNGOは、
    もっとそのリスクが高いことになります。

    では、なぜ、(強姦が多いということが)
    表に出ないかと言うと、
    皆、強姦されると恥ずかしいので、
    黙ってるからだという事です。

(注:強姦が、表面化しない理由は、もう一つは、
   青年海外協力隊で海外に行く人は、毎年、1500人程度だが、
   強姦される人は、そのうち、数人程度。
   このため、強姦される可能性は、1%よりも、低い。
   よって、それがおきる可能性が低いので、
   経験者(帰国者)が
   「大丈夫、大丈夫」などといっても、あてにならない。
   もしも、それが起きた時の身体的・精神的ダメージは、
   はかりしれない。)

    次です。
    強姦されたらどうしますかと、言うと、
    さっき彼女が言ったように、取り敢えず命が優先なので、
    抵抗すると(首をしめられて)死ぬだけですから、
    強姦されましょう。

    された後、どうするかと言うと、
    2つやんなきゃいけない事があります。

    1番重要なのは、AIDSです。
   
    アフリカとかは、国によっては、
    3人に1人はHIVウィルスに感染しています。
    南アフリカ周辺は本当にそうです。
    北アフリカとかは、数%程度ですけども、
    それにしてもAIDSになる危険性があるので、
    (強姦されたら、落ち込んでいないで、すぐに)
    数時間、5時間以内に抗HIV薬ってのを飲まなければいけません。
    (予防のためです。)

    飲まないと、HIV感染者(またはAIDS患者)
    になる可能性があります。

    その強姦した奴が、HIV感染者だったらね。

    基本的には、ですね、
    AZT 200mgと、3TC 150mg、NFV 1250mgってのを、
    飲むのが良いんですけれども、
    (途上国の田舎の薬局では、全ては手に入りにくいので)
    最悪、AZT 200mgだけでも、良いです。

    これ、現地(の首都の薬局)で必ず売ってますから、
    常にこれは持っていましょう。
    5時間以内に飲まないと、HIV感染者になります。

参考:AZTは、化学名の略称で、薬局で買う場合は、
   商品名をしらないといけない。
   商品名はレトロビル (Retrovir) 。
   化学名(一般名)は、
   アジドチミジン (azidothymidine, AZT)、
   または、
   ジドブジン (zidovudine, ZDV)、という。
   薬局で、レトロビルを買ったら、その成分の中に、
   このAZT(azidothymidine まはた zidovudine)
   が、入っていることを確認しましょう。

さおり:これ、向こうに行ったら、買えるんですか。

山本 :はい。
    途上国の首都や中程度以上の大きな町なら、薬局で変えます。
    でも、現地では、模造品、AZTって書いてあるけど、
    偽物も出回ってますので、
    (それが本物か偽者かを調べる方法は通常の人にはないので)
    取り敢えず自分用のやつだけは、
    本物を持っていた方が良いと思います。

さおり:日本で買っていくって事ですか。

山本 :日本で買っていった方が良いと思いますね。

さおり:どこに行ったら買えるんですか。

    病院に行って、私、強姦された時の為にって言ったら、
    貰えないですよね。

山本 :それね、相談した事があったんだけどね、
    俺は何故か持ってるんだよね。

(参考:男性でも、同性愛者などから、強姦されることがある。)

    何で持ってるんだっけ?

    あ、国境なき医師団時代に、
    自分で自分に処方しちゃってたんだ、確か。

    それ以外の人は、どうやって貰うんだろうな?

    俺、医者だから、自分に病名付けて、AIDSって、
    後天性免疫不全症候群って付ければ、
    保険の3割負担で出せると思うけどね。

さおり:でも、日本でそれをやっちゃったら、
    報告義務とかあるんじゃないですか。

山本 :ある。

さおり:この病院でAIDSの人、居ましたって。

山本 :って、言うか、AIDSじゃなくても、
    HIV陽性で、専門的に言うと、
    「CD4陽性白血球」が、300以下とかだと、
    抗HIV薬を出す(処方する)って事だよね。

    だから、報告義務が出ちゃうんで、そうだね、
    やっぱり途上国側で首都に行くと薬屋で、
    医者の処方が無くても買えるので、
    そのまがい物かもしれないけども、アフリカのケニアとかだと、
    インド、パキスタン、ブラジルで作った安い、
    いわゆる、ゾロ、ジェネリック薬品、
    後発医薬品ってのが売られているから、
    それ買えると思うから、それ買うしかないね。

さおり:なるほど。

山本 :因みに、(強姦後のエイズの予防は)
    それで終わりではありません。

    5時間以内に飲んだ後に、以後、4週間、28日間も、
    AZTと、3TCってのを、毎日、AZT300mg、3TC150mgを、
    それぞれ1日2回飲み続けなければいけません。

    4週間もですよ。

    だから、4週間は持っていかなくてもいいけど、取り敢えず、
    最初の3日間分くらい、持っていたほうがいい。
    強姦された場所の田舎から、
    首都の薬がいっぱいある所まで移動できる間の、
    最初の3日間分くらいは、
    抗AIDS薬を現地の首都で買っていきましょうと、いう事です。



(次回に続く)

・・・

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