昨日は、動き回っていた。
走り回りだった。ほんとに。

午前8時、品川から名古屋へ。
       (新幹線の中で「美しい国へ」安倍晋三著を読む。)
午前10時半、講演会場のセットアップ
       (音響も映像チェックも自分でやる)
午前11時、名古屋の高校生800人と保護者・教員の前で講演。
       「会社員になっても、消費者でも、国際協力はできる」という話
午後2時、名古屋市・男女共同参画センターで
      先日の、「国際協力師シンポジウム」の反省会。
午後3時、民放の某テレビ局と打ち合わせ。
       (番組のナビゲーターと、音楽等)
午後4時、プロジェクト「未来の国際協力師たちへ」
      のため、希望者と1時間で対談。
      16歳、女性、高校生、ちょっと帰国子女。
      医療もやりたいが、人権(難民と女性の権利)もやりたい。
      数学が苦手だけど、どっちがいいか?
      (この回答は、宇宙船地球号の補足サイトへアップ予定)
午後6時、名古屋第二赤十字病院のイベントに参加。
      「よみがえる万博・国際赤十字パビリオンの感動」
午後8時すぎ、名古屋から品川へ
      (ダッシュして全力疾走したら、新幹線にぎりぎり間に合った(汗))

さて、で、昨日、一番参考になったのは、
愛地球博で話題になっていた国際赤十字パビリオンの
出展企画を担当した井上忠男さんの講演だった。
記憶に残った言葉を、以下に記載しておく。

・・・

「赤十字なんて、しょせん、坊主だ!」

今の坊主は、なってない。
本業の仏教はろくにせず、
マンションや駐車場の経営をしては
金もうけをしている。
坊主、丸もうけ、だ。
女遊びもしている。
全然、ダメだ。

しかし、だからといって、
仏陀の伝えた教えが、
ダメだというわけではない。
仏陀の教えは、本当は、素晴らしいものだ。
美しいものだった。

ただ、
その仏陀の教えを実行するべき人間たちは
ご存知のように
おろかで、けがれており、
その美しい教えを、その通りには、実行できない。

・・で、赤十字も同じだ。

もともとの赤十字の理念というものは
素晴らしいものだった。
しかし、それを実行するべき人間は、
おろかで、悪い心もあり、
ときどき、間違いをおこす。
これまでにも、実際、
さまざまな、不祥事もあった。
(この詳細にも触れていたが、
 けっこうすごい内容だったので、配慮して削除。)

・・だから、
我々は、この万博のパビリオンで
赤十字の原点に戻ろうと思った。

もともとの、美しい、赤十字の原点に。

・・・

我々は、赤十字に関するいっさいの説明は抜いた。
組織の説明は抜いた。
日本赤十字社の説明も抜いた。
言葉で説明するのは、やめようと思った。
説明するのではなく、感じてもらおうと思った。
だから、映像と音楽を中心にした。
わずか、7分にした。
天井を見上げて、映像をみる形式にした。
終わった後、
感じたことを、メッセージとして、書いてもらうことにした。
そして、それを壁に貼った。

万博で、このような暗い映像ばかりを
延々と見せることは、極めて異例だった。
来場者は、
ふつう、ディズニーランドのようなものを
期待して会場を訪れる。
だれも、
4千円以上も払っているのに、
わざわざ暗い内容を見に来るやつは
いないのではないか、と思われた。

しかし、
常識は、打ち砕かれた。

さいしょ、ちょぼちょぼだった来場者は、
口コミ(くちこみ)により、徐々に増え、
最終的には、3時間以上待たなければ入れない
長蛇の列となった。

最初、不安でたまらなかった私の方針は、
今では、正しかったと思っている。

会場に残されたメッセージにへ、
以下のようなコメントが
毎日、数件あった。

「この映像をみたら、
 もう少し、生きてみようと思いました。」

・・・・・・・・・

追記:
愛地球博を訪れた来場者に、アンケートを行った。
「最も、印象に残ったパビリオンはどこでしたか?」
その回答の中で、1番多かったのは、日立だった。
そして、2番めに多かったのが、
この国際赤十字のパビリオンだった。

私は、愛地球博には、3回ほど行った。
そのうち、2回は、市民パビリオンで講演をする仕事だった。
その時、この国際赤十字のパビリオンが素晴らしい
という話を聞いていた。
しかし、時間がなくて、いけなかった。
でも、どうしても行きたい・・と思っているうちに
半年はすぎ、万博は、終わってしまった。(涙)

そのリバイバルが、昨日、行われたのだ。
とりあえず、見られてよかった。
映像のバックに流れ続けている、
ミスチル(ミスター・チルドレン)の歌が、
印象的だった。