NPO法人・宇宙船地球号は、
基本的に、「世界に目を向けて活動していく」人々を
増やすための啓発を行っている。

「世界に目を向けて活動していく」、というのは
(国連・JICA・NGOなどに入って)
直接的に国際協力を行うことだけではなく、
日々の日常生活を送る上で、
ゴミの分別をしたり、
買い物をするときに環境に配慮した商品を選ぶこと、
などもその中に入ってくる。

ともかく、
まったくそうしたことに興味がない人たちにも
なんとか、少しは考えて頂こう、という方向性で
活動している。

繰り返し言えば、
国際協力に興味がある、という
(はっきりいって、稀な)全人口の1割り程度の
人々だけではなく、
全然興味がない人にも、振り向いて欲しいのである。

なぜ、そんなことが必要か、というと、
例えば、
一人の人が環境に配慮した商品を買っても
それだけでは、社会を動かす力は弱いかもしれない。
しかし、
全ての人が環境に配慮した商品を買うような
社会になったら、
環境に配慮した商品を作る会社だけが残り、
それ以外の会社は、滅びる、ということになる。
すると、
「持続可能な社会が実現できる」かもしれない、
ということだ。

・・・

で、
その、なんの興味もない人に
この土俵(国際協力という場所)にあがって頂くためには
「周到に」用意された、三つの段階が必要である
と考えている。

それは、
1.きっかけ
2.行動の開始
3.本当に意味のある国際協力へ
の3段階である。

・・・

きっかけ、というのは、
なんでもいいから、
人々を感動させることである。
音楽でも、映画でも、テレビ番組でも、
本でも、漫画でも、講演や演劇でも、なんでもいい。
かっこいい芸能人やミュージシャン、
お笑いタレントを使ってもいい。
とりあえず、
一般の人に、
国際協力の世界を知ってもらうことだ。
そして、
「自分も、何かをやりたい」
と思ってもらうことだ。

次が、
なんらかの行動を開始してもらうことだ。
それは、
とりあえず、募金でもいいかもしれない。
とりあえず、ボランティアでもいいかもしれない。
とりあえず、興味を持ち続けるために
インターネットの国際協力系メールマガジンに
入ることかもしれない。
なんでもいいから、とりあえず、簡単な方法で
何か一つ、行動を起すこと、だ。
これには
そうした選択肢をたくさん紹介する
書籍や、ウェブなどがあれば良いと思う。

そして最後が、
本当に意味のある国際協力について
考えてもらうことである。
これができるようになれば
(我々としては)しめたもの、であるが
実際は、非常に難しいステップとなる。

・・・

これが、どのくらい難しいかは
この記事には、書かない。

なぜかというと、
以前の私が、よく失敗したことは
「あまりにも高い、国際協力の理想像」
というか
「あまりにも厳しい、本当の国際協力」

いきなり一般の人に話してしまうと
「ああ、私には、とても無理だ。できるわけない。」
と思ってしまって
一歩を踏み出してくれなくなってしまうのである。

と、いうわけで、
とりあえず、一歩を踏み出してもらうためには
最初は
(ウソでもいいから)
ある程度、やわらかい話しをして
この世界に入ってもらうしかない。

入ってもらった後で、
「こんなことやって、本当に意味があるんだろうか?」
とご自身で感じてもらった時期に
絶妙のタイミングで
かつ
その人のレベルにあった程度の
「本当の国際協力のあり方」

小出しにして、提示してあげなくてはならない・・のだ。

これが多すぎても、少なすぎてもいけない。
これに失敗すると、その人は、やる気をなくしてしまう。

・・・

こんな難しさを感じながら、
今も、この日記を書いている。

さて、あなたは、三つのステップの
いったいどこにいるだろうか?

あなたにとって
この記事の内容は、
適切なレベルの内容だろうか??


はっきり言って、全然自信ない。

なぜなら、こうしたアドバイスは
一人の人に対して行う時でさえ
非常に難しいのに
今わたしは、
不特定多数の人に向かって
相対(あいたい)しているからだ。