ロシア(ソ連) 17000 発
アメリカ 10000 発
フランス 500 発
イギリス 300 発
中国 300 発

これが、現在、
国際連合・安全保障理事会・常任理事国の
核兵器を保有している数だ。
(概数であり、予想にすぎない)

これが良いか悪いかはともかく、
他にも、持っている国はある。

イスラエル  200 発
インド     40 発
パキスタン   40 発
北朝鮮      6 発

上記以外にも、核兵器保有の疑惑がある国は
まだまだある。

リビアなど、パキスタンのカーン博士から
核兵器製造技術を受けた国々がある。
核兵器開発を放棄したと発表した国もあるが、
それを疑問視する声も強い。

カザフスタンなど、ソ連崩壊の際、保有していた国。
ロシアに返却・移管した(する)と発表したが、
どの程度完全に行われたかは、不明。

南米のブラジル、アルゼンチンなどの国々も
開発していたが、やめた、と言っているのだが
本当かどうか。

と、いうわけで、なんだかんだで、
現在、30カ国ぐらいの国が、
核兵器の保有を「疑問視」されている。

以下、歴史をみてみよう。

・・・

「核兵器の創世記」

1879年 アインシュタイン、ドイツで生まれる
1921年 アインシュタイン、ノーベル物理学賞、「相対性理論」
      相対性理論が、核技術開発に応用される

1930年、ナチス・ドイツの核開発疑惑に対抗するため
      アメリカ、「マンハッタン計画(核兵器開発計画)」発動

1932年 ナチスドイツの台頭のため、
      アインシュタイン、アメリカに亡命

1945年 アメリカ 核兵器の製造に成功
      8月6日、日本の広島に投下 約25万人が死亡
      8月9日、日本の長崎に投下 約12万人が死亡

1949年 ソ連 核兵器を製造(アメリカに対抗、冷戦開始)
1953年 イギリス 核兵器を保有(元、宗主国の意地)

1954年 アメリカ、ビキニ環礁で水爆実験
      日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が被爆
      米国から乗組員に支払われた賠償金は一人当たり二百万円
      乗組員の一人、久保山愛吉さんが、半年後に死亡
      「原爆被害者は私を最後にしてほしい」と訴え、永眠。

1955年 アインシュタイン死亡
      死の直前、世界中の国々に核兵器の廃絶を呼びかける

1957年 国際原子力機関(IAEA)が設立。
      核技術の平和利用を目的とする

・・・

「核兵器の拡散防止と、その形骸化」

1962年 キューバ危機(米ソの核戦争が、一触即発状態)

1964年 フランス、中国が、あいついで核兵器を保有
1966年 フランス領ポリネシアでの核実験で、被爆者多数

1970年 核拡散防止条約(NPT)が発効
      「現在核兵器を持っている国は、その数を減らすこと。
       他の国は、これから新しく核兵器を持つことは禁止する。」

1974年 インド、核実験
1979年 イスラエル、核実験(中東のイスラム諸国に対抗)

1986年 ソ連(現ロシア)の、
      チェルノブイリ原子力発電所が制御不能
      欧州全域に甲状腺ガン。日本でも雨に放射能。

1995年 福井県、高速増殖炉「もんじゅ」の、ナトリウム漏洩事故
      (高速増殖炉は、新型の原子力発電技術で
       日本のエネルギー問題を解決する
       最有力の手段と考えられていたのだが・・)

1998年 パキスタン、核実験(インドに対抗)

2001年 9月11日、アメリカ、同時多発テロ

2003年 アメリカ、実戦で使える「小型核兵器」を開発
      (地中を貫通し、地下施設の破壊を可能とする)

2006年 北朝鮮、核実験(日米韓に対抗)

・・・

と、いうのが、大筋での流れだ。

で、現在、マスコミでは
北朝鮮の核実験と、イランの核開発が
問題視されているが、
実際は、そんなことよりも
はるかに重要な問題がある。

それは、「矛盾」である。

・・・

矛盾 その1

アメリカと、仲の悪い
北朝鮮とイランは
核兵器を持ってはいけない。

アメリカと、仲の良い
イスラエルは
核兵器を持っていてもよい。

イスラエルの核兵器保有は
周知の事実なのに
誰も(各国も、マスコミも)問題にしない。

(では、
 アメリカと仲がよければ
 どの国でも、核兵器をもってよいのか??)

・・・

矛盾 その2

核拡散防止条約(NPT)によると

「現在、核兵器を保有している国は
 その持っている数を
 徐々に減らすことになっています。
 ですから、
 新しく核兵器を持つことは
 みなさん、やめましょう。」

と書いてある。

しかし、
国連の常任理事国五カ国(米・露・英・仏・中)は
ほとんどその(核兵器の)数を減らさない。
(若干減らした国もあるが、その分、
 原爆の代わりに水爆を導入したりしているので、
 実質、持っている「威力」は、増加している。)

アメリカなどは、
新型の小型核兵器や、地中貫通型核兵器の
開発を、現在も行っている。

現在もっている国は、持っていて良いが
新しく持とうという国は、持つな、
という理論。

これが、まかり通っている。
これって、おかしくないか?

現在もっている国は
成熟した「先進国」で
これから持とうという国は、
みんな、「ならずもの国家」
なのか??

・・・

矛盾 その3

全ての国は
IAEA(国際原子力機関)という団体に入れば
原子力発電などの、
原子力の「平和利用」は
してよいことになっている。

イランは、正式にこれに加入し、
原子力の平和利用(発電)を行いたい、
と言っている。

原子力発電に必要な
ウランの濃縮は、4%程度。
イランのウラン濃縮レベルは、現在、このレベル。

日本の原子力発電では
ウランの濃縮を、5%行っている。

原子力爆弾を製造するには
少なくとも
ウランの濃縮を、80%以上
行う必要がある。

つまり、
イランのウラン濃縮、4%を
問題にする必要は、
(少なくとも、今のところは)
ない。

もしも、それを問題にするならば、
5%の日本は、なんで問題にされないのか??

イスラエルは
もっととんでもないことをやっているぞ。

結局、
アメリカと仲の良い国は、何をやってもよくて
アメリカと仲が悪い国は、何もできないのか?

・・・

と、いう疑問は、
ちょっと国際情勢を勉強してみると
誰でも、すぐ感じるはずだ。

で、
もちろん、
この状況を「知った」上で
日本は、どうするべきか? どうあるべきか?
とか
我々(市民)は、何をすべきか? 何ができるのか?
という話しになってくる。


で、
私は、現実を踏まえた上で、
この状況を改善するための、それなりの考えがある。


ただし、
それを話すよりも、皆さんに知っておいて欲しい、
一つの事実がある。

それは、次の一文だ。


「世界で一番恐ろしいテロは、
 なんだか知っていますか?

 それは、皆さんの国の中にある
 原子力発電所を狙ったテロです。

 なぜかというと、
 原子力発電所のコントロールパネルを
 破壊してしまえば、
 その瞬間から、
 原子力発電所は、発電所ではなく
 原子爆弾そのもの、になるのです。」

・・・

資源がなにもない日本は、
電気の安定供給のために
これからの発電の主力は
間違いなく、原子力になる。

(これは、もう、しょうがないのだ。)

65年しかもたなかったはずの、ウランの残存量が
プルサーマル、という再処理技術によって
85年ぐらいまで延びた。

しかし、
その後は、どうするのか?

どうするのかというと、
より新しい原子力技術である
「高速増殖炉」
または
「熱核融合炉」(ITER、イーター)
という(現在開発中の)技術を使うしかない。

これらは、
太陽の爆発を
地上で起すに匹敵するエネルギーが得られる。

しかし、
もしも、その施設でテロが起きると・・・

・・・

追記:
念のため、書いておくが
私はいわゆる、左翼ではない。

だから、
なんでもかんでも
核技術に反対、という立場は、とらない。

日本は資源がないので
事実上、今後、否応無く、
上記の核技術による発電が必須となる。

で、
他の国も、基本的に同じ方向にある。
多少資源のある、アメリカも、である。

日本はともかく、
アメリカでは、テロが起きる可能性が非常に高い。

もし、アメリカで
高速増殖炉を狙ったテロが起きた場合、
「太陽の爆発」
が、北米で起きる。

すると、アメリカの国土すべてが
放射能に汚染される可能性が高い。

そして、そこから撒き散らされる「死の灰」は
間違いなく、日本、どころか、世界中を
覆ってしまう・・・
という「事実」がある、ということだ。