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プロの国際協力師になりたい人のために、
その流れを簡単に紹介しておく。

基本的に、以下の三つの条件が必要になることが多い。

 英語力
 大学院修士
 2年間の社会人経験(正社員として。できれば海外での経験)

これらの条件の取得を目指して、自分の経歴(キャリア)を作成していくことが
必要となる。

・・・

いきなりだが、情報集める方法が必要だ。
国際協力系のメールマガジンと、有用なサイトがある。


総合的
 国際協力マガジン
  http://www.dwml.net/modules/dwmm/

国際機関系 
 国連オンライン
  http://www.unic.or.jp/
 国際情報誌SUN 
  http://www.issue.net/~sun/
 クラブJPO
  http://homepage3.nifty.com/clubjpo/

政府機関系 
 ODAメールマガジン 
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/mail/bn20030130.html
 JICAメールマガジン 
  http://www.jica.go.jp/mail/top.htm
 JICA国際協力人材センター「PARTNER」
  http://partner.jica.go.jp/

民間組織系 
 NGO/NPOウォーカー 
  http://www.npo.info/
 NGOネットワークジャパン
  http://www.ngo.ne.jp/
 JANIC 
  http://www.janic.org/index.html

・・・

1.学生時代にやっておくこと。

(1)英語

 国際的な活動を行うためには、国際協力であれ、外資系企業であれ、
 英会話能力は必須である。
 よって何よりもこの能力を鍛えることが優先される。
 具体的には、TOEFL で 600点。CBT で 210点以上である。

(2)大学時代のインターン(企業またはNGO)

 一般企業と、NGOまたはNPOの、両方で、インターンを経験することを勧める。
 社会というのは、金儲けの部分もあるし、社会貢献の部分もある。
 金儲けをする会社の中にも、社会貢献の部分(CSRなど)は少しはあるし、
 逆に、社会貢献をするNGOやNPOの中にも、汚い部分があることを見て欲しい。
 (国際機関や政府機関でも、同じである。)
 
 どちらの組織を運営しているのも、人間であり、
 人間の中には、綺麗な部分も、汚い部分もある。
 よって、ある意味において、企業も、国際協力団体も、変わりはない。 
 それを大学時代に、知って欲しい。

(3)スタディースター

 国連、ODA、NGOの、いずれもが、スタディーツアーを行っている。
 通常、15〜25万円の金額で、2週間前後の「見学旅行」を企画している。
 開発途上国の貧しい村などにいき、学校や病院、農村などを見られる。

 これらを見るけるには、上述のメールマガジンたちに登録すること。

(4)ボランティア

 インドのマザーテレサの家などで、一ヶ月程度の海外ボランティア経験をすると
 それを自分の履歴書に書けることになる。
 これがあると、将来、国際協力団体への就職が、やや有利になる。

(5)第二外国語

 今の時代、英語は喋れて当たり前である。
 英語以外に、もう一つの国連公用語が喋れたほうが良い。
 フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語のいずれかである。

(6)四大新聞の1面下のコラムと、3面あたりの社説

 できれば同じ新聞ばかり読むのでなく、バラバラに読んで欲しい。
 天声人語、編集手帳、余禄、などの1面下のコラムと、
 3面あたりにある、各紙の顔である「社説」が最も重要だ。

 これらを読むと、現代社会における「倫理」を知るための参考になる。
 それをそのまま信じるのではなく、各紙を比較し、参考にしながら、
 自分自身の人格形成を(偏らないように)調整していく。

 英字新聞や外国の新聞などを混ぜると、さらに良い。
 日本に入る海外からのニュースは、アメリカ経由が多く、情報が偏っているため、
 できれば、テレビを見るときも、イギリスのBBCや中東のアルジャジーラにも
 目を通し、総合的に判断することを勧める。

  http://www.japantimes.co.jp/
  http://edition.cnn.com/
  http://news.bbc.co.uk/
  http://english.aljazeera.net/News

  (中東のアルジャジーラは思ったより偏っていない。読んでみて欲しい。)


 結局、「いったい自分は何のために国際協力を行うのか?」
 ということを、正しい情報のもと、中庸を得た倫理観のもとで、
 じっくり考えていかない限り、
 「本当に意味のある国際協力」を行うことは難しい。


補足1:
最近の大学に、国際関係学科、というのが多い。
ここは、国際協力(開発)の世界を、広く浅く、上っ面(うわっつら)
だけを勉強する学部だ。
だから、ここを卒業しても、なんの「専門性」ももっていないことになる。
よって、
「国際協力に興味はあるが、なにをやったらいいかわからない」
という人にはお勧めだが、大学卒業後に、なんらかの現場で使える
専門が欲しい人には、お勧めしない。
国際関係学科を卒業しただけでは、はっきいうとあまり役に立たない。
必ず、大学院にいって修士をとるか、または法学部などに入り直す必要がある。

補足2:
最近、国際協力や開発をやりたい、という人が増えている。
一番典型的なのが、大学卒業後、大学院で、開発経済学を勉強するというケース。
で、ほとんどみんながこの道に進むため、もはや開発経済学の修士を
もっているだけでは、「売り」にならない。(あまりに人数が多すぎる。)
他の分野である、人間開発、社会開発の分野に進んだほうが、
将来、就職できる可能性は、高いかもしれない。
もしも開発経済学にいくのであれば修士でなく博士までいったほうが良いと思う。


・・・

2.大学卒業後の道

 三つへ分かれる。いずれが先でも良い。それぞれが大切な過程となる。


(1)2年間の海外での勤務経験の取得

  a. 青年海外協力隊 最もお勧め。20歳から39歳。健康だけ。
    http://www.jica.go.jp/activities/jocv/

  b. 国連ボランティア 社会人経験5年以上あれば、こっち。
    http://www.unv.or.jp/

  c. 在外公館派遣員制度 高卒で可。語学が堪能なこと。事務仕事。
    http://www.ihcsa.or.jp/hakenin/

  d. 外務省の専門調査員 修士が必須。大使館で経済などの調査。
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/

  e. NGOの海外インターン 給料は安い。自腹のことも。が、背に腹。
    http://www.janic.org/index.html

  いずれの五つともダメだった場合、地方自治体の国際交流協会、
  派遣会社からの政府系機関(JICAや国総研など)への派遣勤務、
  NGO/NPOの国内事務所インターンなどを行い、まず情報を収集する。

  参考:国総研 http://www.jica.go.jp/worldmap/kantou.html#kokusoken


(2)大学院へ行き、専門性(修士)の取得

  a. 日本の大学院へ(お金と時間が無い場合、通信教育制度がある)

    http://www.fasid.or.jp/link.html#大学院
    http://www.n-fukushi.ac.jp/~in/

  b. 海外の大学院へ(各種、奨学金制度がある。日本学生支援機構)

    日本学生支援機構 http://www.jasso.go.jp/

   アメリカ

    コーネル大学大学院 http://www.cornell.edu/
    デューク大学大学院 http://www.duke.edu/
    ハーバード大学大学院 http://www.harvard.edu/
    スタンフォード大学大学院 http://www.stanford.edu/
    ジョージタウン大学大学院 http://www.georgetown.edu/

   イギリス

    ロンドン大学大学院、SOAS http://www.soas.ac.uk/
    ロンドン大学大学院、LSE http://www.lse.ac.uk/
    ケンブリッジ大学大学院 http://www.lse.ac.uk/
    マンチェスター大学大学院 http://www.manchester.ac.uk/
    サセックス大学大学院 http://www.sussex.ac.uk/

  c. FASIDと、国内長期派遣制度の組み合わせ
    http://www.fasid.or.jp/
    http://www.jica.go.jp/recruit/index.html

  d. ジュニア専門員制度、海外長期派遣制度などの利用
    http://www.jica.go.jp/recruit/jrsenmonin/index.html
    http://www.jica.go.jp/recruit/choukikenshu/index.html

  e. アジア経済研究所の開発スクール(イデアス)から、海外の大学院へ
    http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas/

  大学院に行くためには、自力でお金をためるか、奨学金が必要だ。
  青年海外協力隊などに行った経験があると、奨学金がとりやすい。
  特に、ジュニア専門員制度と海外長期派遣制度は最高である。

  自分がどの大学院に行けばいいか、わからない人のためには
  アジア経済研究所の開発スクール(イデアス)をお勧めする。
  ほぼ開発の全分野を1年で紹介してくれる、予備校のようなものだ。
  その後、海外の大学院にいき、終了した後の就職相談にものってくれる。


(3)2年以上の(日本での)社会人(正社員)経験の取得

  a. 社会人としての、マナー・礼儀・常識を勉強する

  b. コミュニケーション・スキルを養う

  c. 企業の社会的責任(CSR)を勉強する
    http://www.csrjapan.jp/

  d. 社会的責任投資(SRI)を勉強する
    http://www.csrjapan.jp/research/newsletter/012_03.html

  e. 社会企業家(ソーシャル・アントレプレナー)に関して調べる

  f. 地方自治体の国際交流協会、外郭団体での国際協力を調べる
    http://www.k-i-a.or.jp/

  g. 日本ユニセフ協会の国際協力人材養成プログラムを受講
    http://www.unicef.or.jp/inter/inter_kyodo.html

  h. FASID の 国際開発入門コースを受講
    http://www.fasid.or.jp/

  i. JANIC の 将来NGO/NPOで働きたい人のための様々な研修
    http://www.janic.org/index.html

  j. 社会人経験が5年以上になったら、国連ボランティア(UNV)を検討
    http://www.unv.or.jp/

  k. 金融(銀行・証券)等の経験を生かし外務省の専門調査員を検討
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/


 最も、短絡的に言えば、一番お勧めの青年海外協力隊に応募しながら、
 他の選択肢も同時並行で勧める、というのが、妥当だ。

 青年海外協力隊は、月給が13万円前後でるため、NGO等に比べると
 圧倒的に条件がいい。よって、これに応募しない手はない。
 が、倍率が5〜6倍と高いため、そう簡単には受からないので、
 1年に二回ある春と秋の応募を、何度も受け続けることになる。
 1〜2回落ちたところで、決して諦めてはいけない。

 なお、日本での社会人経験が2年以上あることも、履歴書を作る上で重要だ。
 フリーターではダメで、正社員でなければ評価されない。

 で、本当のお勧めは、卒業後、すぐに青年海外協力隊に行くのではなく、
 まずは日本の普通の会社に就職して、2〜5年ぐらい、ゆっくりと
 本当に自分は、国際協力を行いたいのかどうか、よく考えてみて欲しい。

 これまで、何度も書いたように、国際協力の世界は、甘いものではない。
 青年海外協力隊の経験者は、その後、1割に満たない人たちしか
 国際協力を続けていない。この現実を忘れてはならない。

 (ちなみに、止めてしまう理由は以下である。
  1回やって自己満足した、
  思っていたことと実際の国際協力が違うものだった、
  がんばったけれど、いろいろな意味でうまくいかなかった、
  現地の人たちや同僚とうまくいかなかった、
  こんな活動で本当に役に立つのか疑問だった、
  などなどである。)

 このブログを隅から隅まで読むと、
 持続可能な世界の構築に貢献する方法は、いくらでもあることがわかるはずだ。
 それでも、あえて国際協力の方へ進む理由を
 よくよく自分で考え抜いてから、その道に進んで欲しい。

 また、社会人経験を得て、最低限の社会でのマナーや常識を持ってから
 青年海外協力隊に行くことをお勧めしておく。
 日本の常識すらない人は、世界でも、もちろん通用しない。
 青年海外協力隊にいった人の多くが
 満足な活動のできない原因の一つがこれである。
 このためにも、まず社会人経験の取得をすることを勧めておく。

 さらに、この実社会での勤務を経験してから、国際協力に目が向いた人のために
 いろいろな組織が、社会人向けの国際協力講座を多数もっている。
 上記に書いた、三つの社会人向け講座に全部参加することを勧める。

   日本ユニセフ協会の国際協力人材養成プログラム
   FASID の 国際開発入門コース
   JANIC の 将来NGO/NPOで働きたい人のための様々な研修

 それぞれ、国連系、政府系、NGO系なので、全部聞けば偏りが少なくなる。

・・・

3.プロの国際協力師へ

 ある有名な団体に入ろうという考え方は、お勧めしない。
 ある分野のプロになることをお勧めする。
 通常、そのある分野は、国連にも、ODAにも、NGOにも、あるはずだ。
 よって、その全ての組織に履歴書を提出することをお勧めする。
 それぞれに一長一短があり、ここがベスト、という所は存在しない。


(1)国際機関(国連、世界銀行、など)

 以下は、国際公務員を狙うための方法。

  a. AE/JPO制度
     英語(または仏語)、修士、職務経験2年、35歳以下
    http://www.mofa-irc.go.jp/

  b. UNV(国連ボランティア)
     国連公用語どれか、大卒、勤務経験5年、25歳以上
    http://www.unv.or.jp/

  c. 国連インターン
     大学院修士時代の経験。情報収集とコネ取得
    http://www.unic.or.jp/

  d. 採用ミッション
     各機関がその時点での即戦力となる専門家を雇う
    http://www.mofa-irc.go.jp/

  e. 国連競争試験
     最も普通の国連に入る方法。政治・経済系が多い
    http://www.un.org/depts/OHRM/examin/exam.htm

  f. YPP
     超エリートコース、UNESCO, UNDP, ILO, OECD など

  g. 空席募集
     国連内部用と外部用がある。これを小まめに見て応募。
    http://www.reliefweb.int/vacancies/

  h. ロスター登録
     外務省の国際機関人事センターが空席情報を通知
    http://www.mofa-irc.go.jp/

  i. 官僚からの出向
     国家公務員として省庁で働いてる部署から派遣


  結論から言うと、AE/JPO制度が最有力。まずはこれを目指すのが普通。
  日本人の国際公務員(国連職員など)を増やすための制度のため。
  倍率は、65/1000 ぐらい。これでも国連競争試験より確立がずっといい。


(2)政府機関

 以下は、JICAの多様な就職場所。

  a. JICA職員(大学新卒)倍率は、40/1000
    http://www.jica.go.jp/recruit/shokuin/index.html

  b. JICA職員(社会人採用、中途採用)倍率は、15/400
    http://www.jica.go.jp/recruit/shokuin/index.html

  c. JICA専門家(技術協力専門員)人材登録制度に登録
    http://www.jica.go.jp/recruit/kyoryoku/index.html

  d. 国際協力専門員(普段は国総研、外国で専門家。プロ中のプロ)
    http://www.jica.go.jp/recruit/senmonin/index.html

  e. 国立国際医療センター国際医療協力局職員、保健医療専門家
    http://www.imcj.go.jp/imcjhome.htm

  f. 企画調査員(青年海外協力隊後、途上国で案件の発掘など))
    大学院修士必要ない。現地経験だけあればいい。

  g. 国際協力推進員(都道府県、市町村に勤務。3年で任期終了)
    http://www.jica.go.jp/worldmap/suishin/index.html

  h. 青年海外協力隊の研修施設(これも有期の雇用)

  など、いっぱいある。詳しくはJICAの人材募集ホームページへ。
    http://www.jica.go.jp/recruit/index.html

  ともかく、青年海外協力隊に行くと、後は道が開け易い。
  例えば、ジュニア専門員制度を受けて、将来のJICA専門家を目指す。
  あとは、ダメもとで、JICA職員を受験してみる。

  これらがダメでも、企画調査員、国際交流推進員、協力隊研修施設の教員、
  ODA以外では、協力隊OBから国連ボランティアへ行く枠、NGOインターンなど。

  一般論としては、青年海外協力隊が終わった段階で、
  海外の大学院にいくことがお勧めだ。
  基本的に国際協力の世界は、現場での経験と学問的知識を、
  半々にする必要がある。
  片方だけでは、通用しない。

  と、いうわけで、青年海外協力隊はやっぱりお勧めなのだ。
  一方、青年海外協力隊の欠点は、ブログに既に書いた。
   http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/51901806.html


(3)民間組織

 以下は、民間での就職場所。

  a. NGO/NPO 月給十万円そこそこが多い。国際大型NGOだと二十万以上。
    http://www.janic.org/index.html

  b. 開発コンサルタント会社 ODAの下請け。ハードとソフトがある。
    http://www.idj.co.jp/
    http://partner.jica.go.jp/

  c. CSRコンサルタント会社 CSRの監査。CSRリポート作成時の指南。
    http://www.csrjapan.jp/

  d. 一般の企業のCSR部 通常、自分で希望して入れることは少ない。
  e. SRI関連会社 CSR的優良会社にのみ投資するシステムを作成。
  f. 一般の証券会社・投資信託会社の、SRI部門。これも希望は困難。


  やはり、民間組織の中では、開発コンサルタント会社がお勧め。
  普通の株式会社などなので、給料が普通にもらえる。
  正職員(永久就職)になれるかどうかは状況次第だが、まずはここ。
  ハード系と呼ばれる、道路や建物を作っている会社と、
  ソフト系と呼ばれる、教育や医療などのシステムを作る会社がある。
  現在は、ODAのソフト化にともない、ソフト系が増えている。


  一方、現地の人に近い国際協力や、政治や外交の意図に左右されない
  (そういう意味での)本物の国際協力を行いたい人には、NGOしかない。
  この場合、JANICが2年ごとに出版する「NGOダイレクトリー」がお勧め。
  JANICに問い合わせれば買えると思う。NGO団体の総覧。なんでも書いてある。
  これを見て、活動内容、団体の予算の規模、有給職員の数、などを知り、
  総合的に判断していくのがよい。

  また、ボランティアとしてNGOでやるのだ、という考え方もある。
  日中、会社などで働き、夜や土日にNGOをやる。こうした人も多い。
  この体制が、自分の好きなことができる可能性は、一番高いかもしれない。


  最後は、本ブログでもたびたび登場した、CSRとSRIである。
  CSRは、企業の社会的責任。SRIは、社会的責任投資。
  どちらも、持続可能な世界を作るために、必須となる方法論だ。

  国際協力は、最終的には間違いないく、一般市民が行うべきことである。

  一般市民が(将来)行うべき国際協力の形を、現在とりあえず、
  国連やJICA、NGOたちが、パイロットプログラム(テストケース)
  として、実験的に行っているのが今の国際協力だと私は思っている。

  なぜなら世界は、今のところ悪くなっていく一方のように思うからだ。

  (要するに、現在のやり方、または現在の規模で国際協力を行っても
   残念ながら、現状は改善されない、と思う。)

  (最大の問題は、貧富の差の拡大、核兵器の拡散、環境問題などだ。)


  世界を良くしていくためには、一般市民までが立ち上がり、
  会社員として、または賢い消費者として、持続可能性な世界を目指すことが
  最終的には必要になっていくだろう。


  もちろん、その道は遠く、険しい。


  このためには、

  1.時代の先導者たちとなる「国際協力師」たちが必要であり、
  2.「CSRとSRI」を実施する企業たちを少しずつ増やし、
  3.そうした良い企業を見つけ、支援する「賢い消費者」たちを

  育てていかねばならない。


  当面私は、この三つの方向性を同時に推進し、
  持続可能な世界の構築に貢献したいと思っている。


・・・
・・・

補足

医療系の人のことを忘れていたので、以下、簡明に。


1.最低限の資格の取得

 医師免許、看護師免許等が必要。
 その後実務経験を医師なら5年、看護師なら3年以上。
 英語かフランス語のいずれか。


2.できれば、事前に熱帯医学または公衆衛生学の知識

 長崎大学の熱帯医学研究所の3ヶ月間の研修
  http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nekken/nekken.html

 タイのマヒドン大学の6ヶ月間の研修
  http://www.ic.mahidol.ac.th/

 これらにより、終了証明書(ディプローマ)を得ておく。


3.現地へ挑戦

 医師なら、NGOしかない。赤十字、国境なき医師団、アムダ、ケア、などなど。
 看護師なら、上記に加えて、青年海外協力隊もある。


4.この経験の後、二つに分かれる。


4−1.NGOでずっとやる

 本当の途上国の現場(田舎)に行き、
 直接患者さんを診られるNGOが好きなら、一生NGOへ。
 日本でバイトをし、お金がたまったら、NGOで海外へいく。
 この繰り返し。これも一つの人生。

 医療系は、人材派遣会社が豊富にあり、くいっぱぐれの心配はない。

  メディカル・アソシア
   http://medicalassocia.jp/

  メディカル・プリンシプル
   http://www.medical-principle.co.jp/

  リンクスタッフ
   http://www.linkstaff.co.jp/

  ジャミック
   http://www.jamic-net.co.jp/index.html


4−2.国連かJICAへいく。

 やはり給料がもらえる組織で活動したい。
 国や世界をまるごと動かす仕事がしたい場合、国連か政府系に行く。
 (コーディネート業務が多いため、本当の現場からは、離れる。)

 すると、
 大学院修士(公衆衛生学修士など)が必要だとわかる。

 ハーバード大学大学院・公衆衛生学講座
  http://www.hsph.harvard.edu/

 ジョンズ・ホプキンズ大学大学院・公衆衛生学口座
  http://www.jhsph.edu/

 テューレン大学大学院・公衆衛生学講座
  http://www2.tulane.edu/

 ロンドン大学大学院・公衆衛生学講座
  http://www2.tulane.edu/

 モナッシュ大学大学院・公衆衛生学講座
  http://www.monash.edu.au/


 基本的に、JICA専門家か、国連JPOのどちらかを目指す。
 この二つの詳細は、ウェブを見るように。

  JICA専門家(技術協力専門員)人材登録制度に登録
    http://www.jica.go.jp/recruit/kyoryoku/index.html

  AE/JPO制度 英語(または仏語)、修士、職務経験2年、35歳以下
    http://www.mofa-irc.go.jp/

 それ以外の選択肢としては、
 国立国際医療センターの国際医療協力局の職員に応募するか、
 国立感染症研究所からWHOなどへの出向というケース。
 あとは、国立大学付属病院の医師や官僚が、出向されるケース。

  国立国際医療センター国際医療協力局職員、保健医療専門家
    http://www.imcj.go.jp/imcjhome.htm

 いずれにしても、この世界は最終的にはコネなので、
 英語、大学院修士、海外での活動経験、等の条件がそろった段階で、
 (またはその前の段階から)
 JICA関係の仕事や、国連関係の仕事をしている人たちに
 顔を覚えてもらうことも必要だ。

 このために、特に、大学院時代のインターンの経験などが、
 非常に重要になってくる。
 大学院時代に、国連かJICAのインターンにいくことを強く勧める。

 (国連では、インターン後、すぐに職員になれない規制のある部署もあるが、
  それでも、このインターンの有用性は、変わらない。)


 ともかく普段から、最初に記載したメールマガジンで情報を収集し、
 将来自分が行きたい組織のイベント等に出かけていき、
 その組織の人と接触していくことが、かなり重要である。