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鳥インフルエンザに関し、最近、誤報が多い。

この最大の原因は、
マスコミが、「誤解」しているため、である。

多くのマスコミが、
人が、「鳥インフルエンザ」に感染した場合、
いきなり
「人から人に感染する、鳥インフルエンザ」
が、ついに誕生した!
と報道する。

が、実際は、上記の報道の、ほとんどが
間違いである。

鳥から人に感染する場合、
感染源の鳥は、通常すぐ死んでしまうので
世界的な流行になることは、ない。

ところが、
人から人に感染する場合、
潜伏期の間(3日間ぐらい)の間に、
人は、航空機に乗り、ウィルスをまき散らし、
都会にやってきた後、さらに
満員電車にのって、ウィルスをまき散らす。

あっというまに、
数万人の人に、感染が広がる可能性が高い。

・・・

WHOによれば、鳥インフルエンザの流行には、「六つの段階」がある。


第一段階 : 鳥から鳥に感染(局地的流行)

第二段階 : 鳥から鳥に感染(広範な流行)

第三段階 : 鳥から人に感染

第四段階 : 人から人に感染
(局地的流行 : 例 二十五人未満で二週間以内で地域限局)

第五段階 : 人から人に感染
(局地的流行 : 例 二十五〜五十人で二〜四週間以内で地域限局)

第六段階 : 人から人に感染(広範な流行)


ちなみに、第四段階の、人から人に感染できるようになった段階で
「新型インフルエンザ」と呼び名を変えることに決定されている。

・・・

要するに、
第三段階の、鳥から人に感染する段階と、
第四段階の、人から人に感染する段階では、
社会への脅威が
まったく違うのである。

言っておくが、鳥インフルエンザに感染した場合、
人の死亡率は、60%以上だ。
80%とも言われている。

・・・

もしも、
本当に、人から人の感染が、発生してしまった場合、
(中国で)
感染した患者が、航空機に乗って、日本にやってくる。
北京から日本までは、数時間。
潜伏期は、3日間ぐらいなので、まだ、発症しない。

よって、
成田空港に、発熱している患者を探知するための
サーモメーター(温度感知機)を設置しても、
あまり有効ではない。

三日後、その患者が、東京の山手線や、大阪の環状線に乗る。
その人が、呼吸をするたび、半径6m以内の人に
ウィルスが感染する可能性がある。

(ちなみに、潜伏期の最後の時期と、
 発症(発熱など)した直後の時期に、
 大量のウィルスが、患者から放出される。
 息をするたびに。)

ウィルスをうつされてしまった人は、
また新しい感染源となり、次の人にうつす。

で、
通常のインフルエンザのように、
死亡率が、1万分の1、ぐらいなら、まだいいのだが、
今回の
鳥インフルエンザ(または、新型インフルエンザ)の死亡率は、
60%から80%なのである。

ケタが、三つぐらい、違うのだ。

・・・

以上を整理すると、以下の3点になる。

1.マスコミの報道は、誤報が多い。

2.鳥から人、と、人から人の感染を、明確に分けて考える。

3.もし、人から人(第四段階)の発生が本当だったら、
  早急に対策が必要。

・・・

以上を踏まえて、中国で判明した、事実は、以下。
(マスコミ経由ではない、政府の広報)

・・・

11月24日

 中華人民共和国において、江蘇省の、24歳男性が
 インフルエンザの症状を発症した。

11月27日

 病院に入院。

12月2日

 死亡。

 この患者の血液から、
 鳥インフルエンザ(H5N1)を確認した。

 この男性は、発症前に、
 病気の鳥に、接触していない。

12月3日

 上記の患者の父親、52歳男性が、
 息子と同じような症状を発症し、
 病院に入院した。

12月6日

 上記の父親が、
 鳥インフルエンザ(H5N1)に感染していることを
 病院および中国政府は、確認した。

同日(中国)

 中国政府は、WHOにより作られたマニュアルに基づき、
 上記の患者たちと接触した人たちの、
 監視や移動の制限などの防疫措置を行っている。

12月9日(日本)

 厚生労働省は、ことの重大さを認識し、
 事前に、WHOから送られているマニュアルにより
 以下の対策を実施。

 1.発生国からの、入国者の管理

 (1)サーモグラフィー(体温の監視)、呼吸器症状
 (2)(1)のあるものに、接触したかの調査
 (3)接触歴・滞在歴によっては、血液検査
 (4)H5N1が確認されれば、入院加療

 2.WHOからの詳細な情報を入手


12月10日(中国)

 詳しく調べた結果、上記の中国の患者の父親は、
 どうやら、鳥と接触したことは、あったらしい。

12月11日(中国)

 中国政府(衛生部)によれば、
 二つの症例から検出されたウィルスは、いずれも、
 人から人に感染するための生物学的能力を
 持っていないと言っている。

・・・

参考:

昨年(2006年)インドネシアの「カロ」において、
人から人への感染が発生した疑いがあったが
(1)確証がなく、
(2)家族内感染にとどまった
ことから、はっきりした人から人への感染だったかは、
わからない。

・・・

以上が、事実である。

ともかく、今回の中国のケースも
今のところ、
人から人への感染が、
発生した可能性はあるが、確定はしていない。
(現在、やや否定的。)

ともかく、
もし、WHOが
「人から人」に感染する、すなわち
第四段階に、鳥インフルエンザが入り、
「新型インフルエンザ」が誕生した、
と、発表したならば、
世界に、衝撃が走る。

だって、
人の移動が、厳重に管理・制限されなければ
新型インフルエンザは、防げないからだ。

死亡率は、1万分の1ではない。
少なくとも、60%以上なのだ。

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これより、詳しい情報をしりたい人は、
下記の、私のブログへ。

鳥インフルエンザ、世界的大流行の予兆 5,797字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/51353678.html

また、
検索エンジンで、この件を検査する場合、
マスコミ関係のものは
誤報が多いので、情報収集には注意が必要なことを
繰り返しておく。

で、一応、
厚生労働省、国立感染症研究所などが
一応、信頼するにたる、情報源となる。

ただ、日本の政府機関の場合、
国民の混乱(暴動?)を防ぐために、
逆に、控え目に、状況を広報する傾向がある。

・・・

よって、
信頼できるのは、やはり下記。

WHOの
Avian Influenza (鳥インフルエンザ)のこと

http://www.who.int/topics/avian_influenza/en/