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さき 「こうですか?」

山本 「いや、もっと寄って」

さき 「こう?」

山本 「いや、もう、べったり。
    鏡に顔を、くっつけちゃって。」

さき 「はい」


カシャッ



山本 「おし、撮ったよ」

さき 「みたいです。みせてください。」


山本 「あ、・・」



写真1: _MG_0665(画像をクリックすると大きくなります。)

白木けい子20090301_0665






山本 「・・なんかさ、
    (左側の)鏡の中のあなたのほうが、
    (右側の)実際のあなたより、
    美人に見えない?」

さき 「えーーっ!
    ひっどーーいっ(笑)」


・・・

私は、写真家として、
女性ポートレートも定期的に撮影している。

先日、「さき」さんを撮影した時に
上記のカットが出来上がった。

不思議だった。

まあ、皆さんは、どう思うかしらないが、
私は、鏡の中の彼女のほうが
「美人」だと思ったのだ。


撮影の小道具として、
鏡はしょっちゅう利用するので
他にも「さき」さんを写した写真は、いっぱいあるのだが、

どうも、全体的傾向として、
やっぱり、
鏡の中の彼女は、実際の彼女より、綺麗のような気がした。


・・・


ふと思うに、
私たちは、鏡をみて、
それを「自分だ」と思っていることだろう。

が、
厳密には、それは違う。


人間の骨格は、いくつかの理由により
完全な左右対称にはならない。

心臓が、やや左にあることから始まって、
心臓から出る血液は、
まず、右上に向って噴出され、
その後、ぐるっと左に旋回して
体の中のやや左側を、大動脈となって下降する。

肝臓は右にしかないし、胃は左にしかない。
きき腕、きき目も、右か左のどちらかに偏る。

同じように、
顔を作っている骨も、筋肉も、
(血流などの影響を受けて)
右と左で、微妙に異なっているのだ。


・・・

女性諸氏よ。

化粧をする時に、
あなたはきっと、
鏡の中のあなたが、綺麗になるような化粧をしていることだろう。

だが、
それは間違っているかもしれない。

あなたは、
(左右がさかさまになった、いつわりの世界のあなたの顔ではなく)
実際のあなたが、綺麗になるような化粧をしなければならない。

(そうではないかな?)


写真2: _MG_0084(画像をクリックすると大きくなります。)

白木けい子20090301_0084












・・・

と、
いうわけで、
もし、次に化粧をする時は、
三面鏡を駆使(くし)して、
鏡にうつったあなたを、さらに鏡にうつし、
(左右逆になってしまった顔を元に戻し)
その上で、化粧してみては、いかがだろうか?

そうすれば、あなたは、
「本当の自分の顔」が綺麗になるような化粧をすることができる
・・わけだ。



さあ、これで、
あなたは、明日から、もてもて人生を歩むことになるじょ。

ほんとだじょ。

(きっと)