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明日、「伝え方 〜私の手法〜」という題名で
講演というか、
「地球温暖化防止センター」の職員のための
研修の講師をやることになっている。

うーーん。困った。
困ったので、今、喫茶店でこれを書いている。


・・・

さて、迷いを捨てて、結論から言うと、

「あるメッセージを伝えるには、
 伝えようとしている相手が
 伝えようとしている分野の知識を得ることに

 どの程度、興味を持っているのかに、
 メッセージが伝わるかどうかの80%以上は
 かかっている」

と言ってよいと思う。

で、

「で、伝えたい相手が、
 もし、そういったことに興味のない人である場合、
 そもそも、興味をもってもらうような

 なんらかのエンターテインメント性の強い、
 メディアを駆使して、

 『面白そう、なんか凄い、あの子かわいいー』

 など、なんでもいいから、
 興奮させて、話をきいてもらい、

 何よりも、

 『関心を失って、寝かせないこと』

 が、最も重要だと、私は思っている。」


このために、

私が講演を行う場合、
私のプレゼンテーションの基本は、

1.数百枚の写真を、やつぎばやに出していき、
  世界各国のあらゆる風景や人々を見せてゆき、

2.時折、音楽や効果音などを鳴らして、
  眠気から叩き起こし、

3.基本的には、超絶の早口トークで、
  膨大な情報を相手の脳みそに送っていき、
  一瞬も、あきる暇など、与えない、

という手法をとっている。
少なくとも、講演では。


なお、
3.の早口については、苦情が多く、
特に高齢者の方々から、ついてこれない、
理解するひまがない、などの
お叱りを頂くことが多いのだが、

試しに、数回、ゆっくり講演してみたところ、
やはり、寝てしまう人が増えたので、
結局、今でも、私は早口トークを続けている。

が、
(私自身の)よる年波(としなみ)には、勝てず、
昨年ごろから、
喉頭(声帯)に、ちょっと異常がおき、
声が、かすれてしまうようになった。

(原因不明なので、治しようがない。
 おそらく、アレルギー性の喉頭浮腫だと思うが。
 ちなみに私は、全身アトピーで、喘息持ち。)

で、
最近の私は、ついに諦めて、
ゆっくりしゃべっても寝かせない方法を
模索しているところ・・である。


・・・

あと、次のような意見も、世の中にはある。

「人は見た目が8割。」


これがさらに発展した形の意見があり、


「話をきいて、良い話だったと思ってもらうには、

 6割が見た目、3割が話し方、1割が話しの内容」


と言う人もいる。
(と、ラジオで言っていた。)


うーーむ。

私は、見た目には自信がないし、
話し方は、最悪だし、
内容は・・・思い込みが半分、軟弱路線が半分、かなぁ・・。


ダメじゃん。


が、気を取り直して、自己弁護をすると、


見た目と、話し方、については、
私は、以下の方法で対応している。

一応、その日の聴衆に合わせて、
ある種の「演技」をしている。

どのような講師であれば、
話を聞いてくれるか、ということを予想し、
そのような講師の、
ふりをするのである。


例えば、
「キリスト教系のミッションスクール系高校の『純真な』生徒
の前で話をする場合は、
人道精神にあふれていて、熱血の、
患者さん思いの「お医者さん」
を演じる。

あるいは、
「大企業の社員たちを対象にした研修では、
 ケインズ派、新古典派などの様々な経済学を把握し、
 その上で、環境問題や社会貢献に配慮することが、
 中長期的にみた場合、会社の利益になることを
 理論的に説明しているNHKの解説者」
を演じる。

はたまた、
「小学生の前では、
 動きが激しく、無駄な動きが多く、
 おちつかない、妙な、笑えるおっさん」
を演じる。

など、である。


この、目の前の相手にたいして、
自分の態度を変えることを、
精神心理学の用語で、「ペルソナ」という。

(日本語では、「仮面」である。)

(参考ブログ: 仮面をかぶった少女


このペルソナを付けることによって、
普段では、恥ずかしくてできない行為でも
行うことができ、話せる場合もある。
(限界はあるが。)

で、
私は年間、何十回もの講演を、
小学生から、大学院生まで、
企業でも、地方自治体でも、教会でも、寺でも、
多数のペルソナをつけることにより、
その聴衆に対応している
(もしくは、対応しているつもりになっている)
のである。


まあ、ある意味、我ながら、確たる自分がなく、
・・・あわれなものではあるが・・・(自嘲気味)。


・・・

さて、考えてみると、
私は、様々なメディアを使って
メッセージを伝えようとしている人、ではある。

ざっと見て見ても、

文章の本、
写真絵本、
写真展、
映像作品の上映会、

ホームページ、
ブログ、
携帯サイト、
ユーチューブなどの動画サイト、

授業、
講演、


あとは、

医者として患者さんのカウンセリング、
カメラマンとして弟子の指導、


いれるかいれないか。


ま、入れないとして、
一応、10種類、ということになる。


・・・

多様なメディアを使っている理由は、
以下の点にある。

それは、
うちの団体は、3段階のステージで
人々を啓発していこうと思っているからである。


1.きっかけ
2.最初の一歩
3.本当の考え方の紹介


1.
きっかけ、というのは、
興味のない人に興味を持ってもらうこと、
興味のある人に、もっと興味を持ってもらうこと。

だから、
写真絵本や、映像作品などが、
これにあたる。


2.
最初の一歩としては、
今、その人がいる場所・立場で
すぐできることを紹介する。

例えば、主婦の人が地球温暖化に対してできることとして、
亀は久美子」などを紹介している。

(注: 「亀は久美子」は、文末に紹介する。)

この他、国際協力をやりたい人が、
今、その人のいる場所で、(たとえば学生の時に)
何ができるか、何をするべきかも、紹介している。

これにあたるのが、
ホームページ上の数々の情報掲載である。

(注: 未来の国際協力師たちへ、など)


3.
本当の考え方の紹介は、
最終段階で、どうしても必要になる、難しい話である。

要するに、たとえば、地球温暖化の場合、
まず、それがそもそも本当かどうか、から始まって、
その疑わしい部分を、きちんと知ってもらう。

どこまでが本当で、どこからがウソで、どこがわかっていないのか。

その上で、
どのような対策をたてることが有効で、
どのような対策は、あまり有効でないのか。

そうしたことを、先入観念をすべてすててもらい、
純粋に科学的な明証性のもと、説明することが必要だ。

もちろん、素人にもわかりやすいように
高校1年生ぐらいの学力があれば、わかるように解説する。

本来は、大学院で勉強するような難しい内容を、
高校1年生ぐらいの学力があればわかるように
やさしく解説してゆくのが、私の最大の仕事だと思っている。

これが、私が書いている、文章の本たちであり、
国際協力に関しては、
国際協力師になるために
などがそれにあたる。

地球温暖化や環境問題に関しては、
2010年に出版予定の
「ツバルの真実、地球温暖化を超える衝撃」(仮題)
がそれにあたる。


・・・

と、いうわけで、私は、3段階の啓発をしていくために
10種類ものメディアを使って
メッセージを伝え、
人を育てようとしているのである。

(自分自身の未熟さは、棚(たな)にあげて。)



・・・

最後に、地球温暖化から皆様を救う、
必殺のキャッチコピー、
亀は久美子」を紹介する。


(以下、ちょっと怪しいが、そこは目をつぶっていただいて・・)


・・・


「みなさあーーん。

 どうでしたかぁー、今日の講演はぁー。

 ツバルの状況は、ひどかったでしょう?

 アフガニスタンも、アフリカも、地球温暖化のために、ボロボロです。

 そして、なんと、日本も!

 地球温暖化による海面上昇と、強大化した台風による高潮によって、

 東京・名古屋・大阪などの湾岸の大都市が、水没してしまうかも、

 しれないんですよぉーーっ!


 と、いうわけで、

 世界を救うために、未来の日本を救うために、

 あなたにできることをお教えしましょう!

 主婦である、みなさんにできること、それはっ!

 亀は久美子(かめはくみこ)でしゅっ!」


「??」


亀は久美子の、


 か は、買い物をするとき、ちょっと考えてから買うこと。

     今もっているもので十分だったら、余計なものは買わないこと。
     今もっているものを大切にし、愛着をもって使い続けること。

     そうすれば、ゴミも減ります。
     また、あなたが買わなければ、企業も余計なものを作らないので、
     その分、工場から出るCO2が減ります。

     つまり、買わないことが、一番、環境にいいのです。

     で、
     もしどうしても買う時には、環境に配慮している企業の商品を買うこと。

     どの企業が環境に配慮しているかを知るには、
     NPO法人・宇宙船地球号の
     企業の社会的責任(CSR)ランキングをみてねっ!

     (このブログの最後にURLを掲載)


 め は、目を向けること、関心を持ち続けることです。

     今日、私の話を聞いても、それでお終(しま)い、では
     意味がありません。

     今日の講演をきっかけにして、
     これからテレビのニュースを見たり、新聞を読んだときに、

     世の中のどんな事件も、地球温暖化に関係しているかもしれない、
     世界の貧困の問題・経済格差が広がっていく問題と
     関係しているかもしれない、と思って、
     考え続けることが大切なのです。

     できれば、考える時に、家族や、学校のPTAの方、
     あるいは会社の同僚の人に相談をしたりして、
     まわりにも、同じように考える人を増やしていくことが大切です。

     どうか、ずっと、関心を持ち続け、考え続けて下さい。


 は は、廃棄物のことです。ゴミのことです。

     ゴミは、すでに日本でも大きな問題になっています。
     地方自治体によっては、不燃物を埋める場所がもうなく、
     となりの地方自治体に、高額のお金を払って、
     処分してもらっている所もあるんですよ。

     このゴミを減らすためにも、
     一度買ったものは、なるべく捨てないこと、です。

     愛着をもって使い続ける。
     余計なものは買わない。

     これにまさるゴミを減らす方法は、ありません。

     特に、よくみなさんが誤解されているのは、
     リサイクルに関して、です。


     リサイクルした方が環境に良いのは、アルミ缶ぐらいで、
     少なくとも半分以上のゴミは、リサイクルせずに、
     燃やしてしまったほうが、総合的な環境負荷が少ない、ことが
     わかっています。

     このため、一つ一つの商品について、
     これはどっちが環境にいいのかな、と調べることも必要です。

     少なくとも、リサイクル可能と書いてあるからといって、
     ペットボトルなどの石油から作る商品を、
     ばんばん買うのは、あきらかに誤った行為です。

     ペットボトルは、リサイクルするよりも、燃やしてしまったほうが、
     環境負荷が、4分の1以下であることがわかっています。


 く は、クーラーと、車です。

     エアコンを使う時、日本の環境省は、
     夏は、暑くても28度で我慢しましょう、
     冬は、寒くても20度で我慢しましょう、
     と、言っています。

     なるべく、これらを守りましょうね。

     あと、
     車をもっている家庭では、
     家庭からでるCO2の量が、もっとも多くなる瞬間が、
     車の急発進だということが、わかっています。

     と、いうわけで、
     車には、そもそもあまり乗らず、バスなどの公共の交通機関を。

     どうしても乗る時には、アクセルをあまり踏まないで
     燃費運転に徹しましょう!


 み は、水です。

     車を持っていない家庭で、
     もっともCO2が出る瞬間がいつか、ご存じですか?

     それは、シャワーを浴びている時です。
     ですので、
     シャワーを浴びているときに、
     頭をシャンプーで洗っている時に、
     そっぽを向いているシャワーを、出しっぱなしにするのはやめましょう。

     また、できれば、1日1分、シャワーを浴びる時間を
     短くするように、心がけるといいかと思いますよ。

     お風呂に入るタイプの人は、
     二度炊き(いどだき)しないでも、家族全員が入れるように、
     みんなで、ジャボジャボジャボっ、と、いっせいに入ってくらさいっ!


 こ は、コンセント、です。

     実は、電化製品は、すべて、コンセントがささっているだけで、
     電気を消費しています。

     テレビも、洗濯機も、なんでもそうです。

     ですから、夜寝る前は、すべての電化製品の
     コンセントを抜いてしまいましょう!

     そうすることで、およそ2%ぐらいは、電気代も安くなりますよ。
     で、CO2の量も、減りますよ。

     日本では、いまだに発電の60%以上を、火力発電に頼っており、
     電気を使うたびに、CO2が放出されているのが、現状ですからねっ。


 以上が、亀は久美子っ、です。

 おぼえましたねっ?

 おぼえられない人に、おぼえる、方法を伝授します。


 それは、鏡を見ること、です。

 鏡の中に、「亀は久美子」がいるのです。


 亀は久美子の


 か は、髪

 め は 目

 は は 鼻

 く は 口

 み は 耳

 こ は 心


 です。


 いいですか、

『鏡にうつった「あなた」の中に、「亀は久美子」がいる』

のです。


 亀は久美子、わすれないで下さい。



 か は、買い物。

 め は、目を向ける。

 は は、廃棄物、ゴミ。

 く は、クーラーと車。

 み は、水だから、シャワー。

 こ は、コンセントを抜く。



 鏡をみるたび、これを思い出して下さい。

 鏡をみながら、あなたの顔をみて、
 自分自身に、次の質問をしてみてください。


 『エコ美人になりますか? エゴ美人になりますか?』



 と、いうわけで、皆さん、
 『エゴ美人』になりたくなかったら、
 ぜひ、亀は久美子、実践してくださーーーいっ!


 NPO法人・宇宙船地球号の、やまもと としはる でしたーーっ!」






・・・

補足:

企業の社会的責任(CSR)ランキング、2008(パソコン版)
http://www.ets-org.jp/csr/

企業の社会的責任(CSR)ランキング、2009(携帯電話版)
http://www.ets-org.jp/csr/m/


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買物のおともに、「亀は久美子」・・じゃなくて、
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