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私の台湾での講演旅行のコーディネーターをしてくれた
Aさんから、こんな相談を受けました。


ちょっとした、大人の女性の悩みです。


・・・以下、Aさん談・・・


台湾人は、結婚が遅いです。

特に、首都の台北(タイペイ)の人は、
30歳代前半です。

でも、
流石に、私も、こんな年(とし)になっちゃったので、
いろんな人から、男の人を紹介されます。

ちょっと、お見合っぽい食事をしてみないか、
みたいなことを、よく言われます。

2年前、私が35歳ぐらいだったころ、
まず、次のようなことがありました。


私の親友で、
中学校からのいい友達で、
Bちゃんという人が、います。

そのお母さんとも私は親しいです。
(Bちゃんママ、としておきます。)


Bちゃんママは、
また別の、
自分の親友の息子を、
私に紹介したい、と言ってきました。


「いいよ、いいよ、別に。食事ぐらいなら、つきあうよ。」

とわたしは、言いました。


紹介された男性の名前は、Z君といいました。


私と、
私の親友のBちゃんと、

その男性のZ君。

この3人で、お食事をすることになりました。
イタリアンレストランを予約しました。


Z君は、事前情報によりますと、
優秀な経歴を持っている人で、大学で教えている講師。

イギリスのロンドンの大学で、社会学を勉強したエリートの人。

年齢は、40歳で、
当時の私の、5歳上、でした。

・・・

その日、

私の友達のBちゃんが、先にイタリアンレストランに着くと、
もう、Z君は、座ってまっていたそうです。

Bちゃんは、
Z君を見た瞬間に、
「ああ、ごめん、Aちゃん(私のこと)」
と思ったそうです。

それほど、Z君は、
ほんとうに真面目そうなタイプで、
勉強ができそうな人だけど、
要するに、つまらなそうな人、だったのです。


そして、私も到着しました。

Z君は、眼鏡をかけていて、
ベージュのスーツを着ていて、
清潔っぽい、感じではありました。

たしかに、
ちょー真面目な人で、
つまらなそうな人でした。

これは、ちょっと、
私には合わないな、と思いました。


・・・

でも、その後、
Z君から、食事の誘いが来ました。

親友のおかあさん(Bちゃんママ)からの紹介なので、
1回ぐらいは、食事をしないといけないな、と思い、
OKをしました。

今度は、フランス料理でした。


以上。2回きり、です。
Z君に会ったのは。


あれから恐らく、二か月間ぐらい、
毎週、デートに誘われ続けました。

普通、3回断ったら、
諦めてくれると思うのですが、
彼は、諦めませんでした。


当時、私は、台湾のN證券で働いていて、
実際にも、忙しかったのですが、
もちろん、それは断る口実でした。


しかし彼は、
私が本当に忙しいために、会えない、
と思っていたようです。


二か月半ぐらい経つと、
電話が来なくなりました。

ついに、諦めてくれた、と思い、
「ほっ」としていると、
突然、Eメールがきました。

次のような題名の、Eメールが来たのです。



「運命」



(注: ちなみに、中国語では、「天作之合」)
(注2: 天が作った出会い、という意味。)


Aさんは、びっくりしました。

会社で忙しく働いていた時に、
たくさんの仕事のEメールの中に、
突然、「運命」という題名のものが
入ってきたからです。

なんだろうかと思ったら、
次のような内容だったのです。


・・・以下、Z君のEメール・・・


あなたは、しらないかもしれないですが、
あなたと私は、運命の、恋人です。

なぜかといいますと、
自分は、今まで、
勉強と仕事をがんばってきて、
ずっと、結婚のタイミングをのがしていました。

でも、
運命の人を待っていたのです。

今年になり
本気になって、妻をみつけたいと思い、
母といっしょに、寺に行きました。

仏さまに祈り、
御神籤(おみくじ)をひきました。

そして、

(台湾には、寺の中に、
 御神籤を解説してくれる人がいるのですが)

私は、自分の願いことは、
「彼女をみつけたいという願いだ」
と、御神籤の解説者に言いました。

すると、その御神籤の解説者は、
私が、彼女と出会うまでのスケジュール表を
作ってくれました。


「夏に出会いがあるが、
 その後、何か月か、会えなくなる。
 でも、最終的に、結ばれる。」

と言っていました。

今までの経緯は、その御神籤の解説者の言った通りです。

ぴったり、当たっています。


ですから、間違いありません。
あなたは、私の運命の人です。


・・・以上、Z君の手紙、終わり・・・


わたしは、「どん引き」になりました。

でも、Bちゃんママの紹介の男性なので、
無視するわけには、いきません。

しかたがないので、
次のような返事を書きました。


・・・AちゃんのEメールでの返事・・・


運命は、みんなそれぞれの人で、
定義が違うと思います。

私にとっての運命は、
まず、お互いが好きになって、
お互いに、いっしょに歩いてもいいかな、
と思い、その後に訪れるものです。

でも、
あなたの定義は、それとは違うようです。
お寺の御神籤の解説者の言ったことで、
私達の運命を決めてしまうのは、
ちょっと違うと思います。


・・・AちゃんのEメールの返事、終わり・・・


でも、
Z君から、わたしに、
さらにEメールが来ました。

「あなたは、まだ知らないです。
 まだ、気づいていないだけです。」

と、いうような内容でした。


で、結局、私は、無視することにしました。

親友のBちゃんにきいたら、
もう、無視していいよって言われたからです。


・・・

その後、一か月たった頃、
親友のBちゃんから電話がかかってきました。


「Z君には、要注意だよ。

 あぶない、あぶない。

 どうしよう、どうしよう(汗)。」


という内容でした。


Bちゃんによると、
Z君は、次のような状態だと言うのです。


「Z君は、あなたに対して、すごい真剣なの。

 しかも、彼は一人息子だから、
 Z君ママが、とても心配しているみたい。

 あの女の子とは、どうなってるの?、って
 Z君は、Z君ママにきかれたみたい。

 Z君は、Z君なりに、今までの経緯を、
 Z君ママに話したみたいなんだけど、
 そうしたら、
 Z君ママは、それは
 誠意を示していないから、
 あなたが振り向いてくれなんだ、

 だから、
 Z君ママは、夫と息子(Z君)を連れて、
 あなたの家のご両親に会いに行く、
 って、言っているみたいなのよ!

 私のママに、Z君のママから、
 そういう内容の電話がかかってきたの。
 あなたのご両親に会いたいって!」


私は、びっくり仰天しました。

でも、とにかく、
親友のBちゃんは、自分のママに頼んで、
それを断ってくれました。

2〜3週間の間、
Z君ママから、Bちゃんのママの所に、
私の両親に、会わせろ、会わせろと、
言ってきましたが、

それを全て、Bちゃんママは、断ってくれました。


本当に助かりました(ほっ)。


こうして、この事件(?)は、
終わったかのように思われました。



・・・

ところが、最近のことです。


わたしは、ある映画をみました。

その映画の感想を、自分のブログに書いたところ、
しばらくして、

なんと、あのZ君から、
わたしの会社に、プレゼントが届いたのです。

突然でした。


わたしは、びっくり仰天しました。


わたしは現在、N證券ではなく、
別の会社にうつっていました。

また、住所は、最初から
Z君には教えていませんでした。


わたしの家も会社も
絶対に知らないはずなのに、
会社に、プレゼントが送られてきたのです。

(私は、背筋が、ぞっとしました。)


送られてきたプレゼントに付属していた
手紙を読んだところ、
大筋で、経緯がわかりました。


Z君は、偶然にも、
最近、
「わたしが見たのと、同じ映画」
を見たようです。

Z君は、
自分が見た映画の感想を、
ブログに書いている人がいるかどうかを知りたくて、
グーグルで検索したところ、

なんと偶然にも、
私のブログを発見したようです。(悲)


私は、ブログで名前を隠していたにも関わらず、
それが私のブログだとわかった理由は、
写真がブログに掲載されていた、ためでした。

また、
会社名がわかった理由は、
私が、自分のブログの中で、
私は、この商品についての担当をしている、
と書いたためでした。

それにより、商品名が特定できてしまい、
会社名が特定されてしまったのです。



私は、今、困っています。
本当に困っています。

もともと、
Z君は、親友のBちゃんのママからの紹介だからです。

また、
Z君は、間違いなく、今だに、私を、

「運命(天作之合)の人だ」と思ってることでしょう。




私は、どうすればいいでしょう?

もう、親友のBちゃんに、迷惑をかけたくないのです・・