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人類の誕生は、
ミトコンドリア遺伝子」の解析などにより、
500〜400万年前と言われている。

化石として発掘されているものは、
440万年前とされる、「ラミダス猿人」が
最古である。

その後、
400万年前から100万年前までは、
教科書で習った
「アファール猿人(アウストラロピテクス)」
の時代となる。


240万年前、「ホモ・ハビリス」が誕生し、
石器」を作り、それを使って生活した。
これが、「最初の道具」を使った生物である。

170万年前に登場した「ホモ・エレクトス」は、
脳の容量が、猿人の2倍あることから、
「原人」と呼ばれた。
この生物は、完全な二足歩行を行い、かつ、
火を使う」ことを覚えた。


ここまでに登場した、全ての人類たちは、
アフリカだけで暮らしていた。

人口は、「15万人」だった。


・・・

100万年前、原人たちは、アフリカを脱出し、
世界中に拡散する。

そして、ジャワ原人、北京原人などに分化してゆく。


しかし、
20万年前、アフリカを脱出せずにとどまった人類の方から
私達の直接の祖先、
新人(ホモ・サピエンス・サピエンス)が生まれた。

新人は、陸路を通って、アフリカを脱出し、
その後、人類の多様化が始まる。


10万年前、中東において
ネグロイド (Negroid、黒人) から、
コーカソイド(Caucasoid、白人) が分かれた。

3万5千年前、
ヨーロッパに進出したものたちは、
クロマニョン人と呼ばれた。

その中で、北部に向かったものは、
モンゴロイド(Mongoloid、黄色人種) となり、
寒冷地の気候に適応していった。

(既に火を使えた彼らは、寒さに適応できた。)


1万3000年前、
モンゴロイドたちは、
東アジアからベーリング海峡を渡り、
北アメリカへわたる。
そして彼らは最終的に、南アメリカ南端まで達し、
その生息域を拡大した。


こうして、
人口は、「500万人」まで増えた。


・・・

1万2000年前、
最後の氷河期が終わり、間氷期(温暖期)になる。
極めて温暖な気候が訪れ、
そして人類は、「農耕」を開発する。

飢えからの解放であった。


この農業の開始により、
人口は、「5億人」まで増えた。


・・・

数千年前、
世界各地で、四大文明が誕生した。


黄河文明    (紀元前7000年から1600年)

エジプト文明  (紀元前5000年から3000年)

メソポタミア文明(紀元前3500年から2000年)

インダス文明  (紀元前2500年から1500年)


文字が生まれ、知識の蓄積が起こり、
文明が、文化が、発達してゆく。


300年前(1700年ごろ)、
人口は、「9億人」まで増えた。



・・・


250年前(1760年代)、
ついに、イギリスで、「産業革命」が起こる。

石炭・石油などの化石燃料を使うことにより、
工業が発達し、一気に現代文明が開化してゆく。


1804年、鉄のレール上を走る蒸気機関車。

1870年、ガソリンで走る自動車。

1903年、ライト兄弟による飛行機。


これら交通機関の発達により、人類の行動範囲は飛躍的広がり、
また、農業の営めない地域にも食糧を運べるようになったため、
居住可能な地域が、どんどん増えていった。





しかし、この後、
「闇の技術」も生み出された。


1945年、アメリカが、
人類初の「核実験」を施行し、
同年8月6日と9日、広島と長崎でそれらを使用する。



広島 ウラン型原爆   通称、リトルボーイ

長崎 プルトニウム型原爆 通称、ファットマン


それぞれの地域において、10万人前後の人々が死亡。
また、その後も、被爆を受けた人々が、放射能汚染によって苦しめられる。



一方で、
「光の技術」による「一歩」もあった。

1969年7月20日、
アポロ11号により、人類は、初めて月面に降り立つ。


アームストロング船長が言った。


「これは一人の人間にとって、小さな一歩にすぎないが、
 人類にとっては、大きな飛躍である。」



(この頃が、人類の「夢と希望」の最盛期だったのかもしれない。)




この20世紀に、人類は爆発的な増加をし、
2010年、
人口は、「69億」に達する。







・・・(そして、「不安な未来」が始まる)・・・





2028年、
地球温暖化」が、(産業革命以前の気温と比べて)
「プラス2度C」を突破する。

そして、
南極の氷床やシベリア凍土の融解が起こりメタンガスの放出が開始、
いわゆる地球温暖化の暴走"run away"が始まってしまう。


2060年頃までに、
インドの人口が中国を抜き、1位となり、
そして、世界全体で、
人口は、「100億」に達する。


また、この頃までに、
地球温暖化による「気候変動」により、
世界各地で、「」が足りなくなり、
(農業用水も足りなくなり)
それらをめぐって紛争が多発する。


2100年頃までに、
人口増加の伸びに、穀物生産が追いつかず、
というよりも
(この頃、アマゾンの3分の2が砂漠化するなど)
穀物増産のために切り倒す「森林」がもはやなくなり、
人口増加は、頭打ちになる。
人口は、「120億」に達し、(初めて)横ばいとなる。


しかしこの頃、
市場経済とグローバル化の持続により、
世界規模での貧富の差の拡大が増悪し、
人々の不満が蓄積する。


また、この前後の時期に、
地球温暖化がプラス6度Cに達し、
かつて、1000万種以上あった地球上の「生物多様性」が
3分の1まで縮小する。



2150年頃、
石炭、石油、天然ガス、ウランなど、
人類が採掘可能な範囲にある資源が、
ほぼ全て、採掘しつくされ、
エネルギー危機」が生じ、現代文明、最大の危機が訪れる。

120億の人口が必要とする「電気」を、もはや作れなくなるからだ。


代わりに、急ピッチで、人類は、
最後の「エネルギーを産み出す砦」である、
熱核融合炉」"ITER(イーター)"の開発に本腰を入れる。

(核融合は、「水爆(水素爆弾)」の技術を応用した発電方法であるが、
 リスクをともなう。)

これは、「太陽の爆発」に匹敵するエネルギーを生み出せる
人類最後の技術、いやおそらく「最後の道具」であり、

この開発に成功し、
その巨大なエネルギーをコントロールできるかどうかに、
すべての命運がかかる。


しかし、
この頃、世界中の人々の不満と不安を背景に
テロ組織」が強大な力を身につける。

アメリカ、中国、インド、ロシアなどの「核施設を狙ったテロ」が、
何度も計画され、何度も実施され、

徐々に、地球上は、放射能で汚染されてゆく。




   こうして、440万年間つづいた人類の増殖は

   初めて、「減少」に向かう





アインシュタインは、言う。

「人間の邪悪な心を変えるより、
 プルトニウムの性質を変えるほうがやさしいよ」


















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さよなら人類 (たま)
http://www.youtube.com/watch?v=bkwBaeAkj2Y&NR=1

やつらの足音のバラード (ちのはじめ)
http://www.youtube.com/watch?v=fkauoiO4YKA


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参考文献:
生命と地球の歴史
丸山茂徳・磯崎行雄著
岩波新書
1998年
(内容は、プルーム・テクトニクスの話などが中心)


生命の誕生 4608字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65308270.html

美の始まる頃 5140字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65315644.html

440万年前、最古の人類像を復元 森に住み木登り得意
http://www.asahi.com/science/update/1002/TKY200910010472.html