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白さが香る。

毎日香る。

ふんわりスウィートな香りが、着る時まで長続き。


これがライオンの 「香りつづく トップ Sweet Harmony」!


柔軟剤入りの「液体」洗剤です。


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この商品には、二つのポイントがあった。

一つは、洗った後の衣類に香りが長続きすること。

もう一つのポイントは、
最近、液体洗剤が、粉末の洗剤と同じくらい売れるようになったことだ。

私は、個人的に、
「液体洗剤は値段が高いから、買わない」
と決めていたのだが、
最近、値段が、急に下がった、という情報を得て、
昨日、数件の薬局で、価格調査を行ってみた。

1.トップ(粉末洗剤)1kg入り
2.トップ・クリア・リキッド(液体洗剤)1リットル入り

店によるが、いずれも290円〜450円の間で売っている。
(一回の洗濯物の量によるが、仮にそれが多めの場合)
どちらも1箱(または1ボトル)で、20回前後、洗濯できる。

よって、一回の洗濯にかかる洗剤の単価は、
いずれも、18円〜23円の間ぐらいで、
ほとんど差はなかった。

要するに、ひとことでいえば、
現在、液体洗剤の値段は、粉末洗剤と変わらないくらい
価格が低下してきたのである。


各社は、液体洗剤を、商品のラインアップに
多数、加えてきたわけだ。


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・・・

このライオンは、
2008年11月に
第一回目の「ステークホルダー・ダイアログ」を行った。

ステークホルダー・ダイアログとは、何かと言うと、
企業の関係する、あらゆる人々の間で、
話し合いの場を持つこと。

もうちょっと言えば、まず、
「ステークホルダー」は、日本語では、
(企業の)「利害関係者」と翻訳されるが、実際は、
非常に広い意味で、企業に関わっている人々をさす。

具体的には、以下の10種類の人々をさす。


・・・

「ステークホルダー」(企業の利害関係者たち)

1.株主
2.社員(自分の会社の社員)

3.一般市民(消費者、お客様)
4.サプライヤー(取引先の会社、原料や部品の調達先の会社など)

5.地域社会(地方自治体、法人税を納める、公共事業の受注など)
6.国(税金納入、法律の遵守、新しい技術の開発助成金獲得など)

7.国際社会(多国籍企業、国際法、知的所有権(特許権)の問題など)
8.NGO(非政府組織委),NPO(非営利組織),市民団体

9.教育機関・シンクタンク(大学と企業との連携、政策提言など)
10.未来の子どもたちと環境(持続可能性、生物多様性など)


・・・

で、
「ステークホルダー・ダイアログ」というのは、
それらの人々を集めた「対話」または「会合」である。

ライオンが選んだ、ステークホルダーの代表の人々は、以下であった。


・・・

ライオンが開催した「ステークホルダー・ダイアログ」2008/11/11


【外部有識者】

株式会社・コミュニケーション科学研究所客員研究員・環境問題担当

バルディーズ研究会共同議長 グリーンコンシューマー研究会代表

NPO 法人・パブリックリソースセンター シニアフェロー(SRI担当)

社団法人・日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会環境委員会副委員長


【ライオン】(内部の社員)

A氏 (代表取締役 専務取締役) 
B氏 (人事部長)  
C氏 (IR室長)  
D氏 (広報部長)  
E氏 (CSR 推進部長)


【司会】

ジャパン・フォー・サステナビリティ/マネージャー


・・・

ま、はっきり言って、選ばれている人物たちが、
特定の分野に偏っているような気がしたが、
その「偏っている内容」を公開していること
(情報を開示していること)
は、評価する。

また、上記の人々から指摘された苦言等も、
「CSRリポート」内に記載されており、好感をもった。

(注; CSRとは、企業の社会的責任。
    Corporate Social Responsibility )

例えば、以下のコメントがあった。



1.報告書全体に情報は少なくないが、
 個々の活動の根底となる考え方、意義やつながりがわかりにくい。

2.製品トラブルの問い合わせに対する自己評価を記載してほしい。

3.非正社員比率など社員の全体像が見えない。

4.パーム油の調達について、
さらに持続可能性を追求してほしいが、
詳しく触れていることは評価できる。

5.水環境保全の取り組み間のつながりや継続性が見えない。


ちなみに、
パーム油の調達の、持続可能性は、
以下の理由で問題になっている。

主力商品「トップ」を始めとするライオンの洗剤は、
パーム油から採れる、
「界面活性剤」
(水と油を混ぜる(親和させる)能力のある物質)
を使っている。

これを得るために、マレーシアに工場を建設し、
ロジスティック(物流、原料の運搬)の拠点である
シンガポールから日本に送ってきている、という。


しかし、
この工場のあるマレーシアや、インドネシアで
問題になっているのが、
(パーム油が金になるから)
熱帯林を切り倒しまくって、「油ヤシ」の木を
植林しまくっている現状がある。

油ヤシから採れるパーム油は、
(地球温暖化によって需要と人気がでた)
バイオ・ディーゼルの燃料となるため、
その需要に拍車がかかっている。

(パーム油は、石油に代わって車の燃料となる。)

ライオンが、そのパーム油を、
製品の原料に使うことが、
いいのか悪いのか、という議論がある。

(要するに、東南アジアの熱帯雨林の消失に
 影響している可能性がある、ということ。)



で、このため、ライオンは、
2006年から、
「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」
に参画した。


参考:
RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)

WWF(世界自然保護基金)とパーム油関連企業により
設立された、持続可能なパーム油の生産、
調達に取り組む協議会。

パーム油に関わりがある農園、加工業者、消費財生産者、
小売業者、銀行、NGOなど300団体を超える
世界中のさまざまなステークホルダーが参加している。

http://www.rspo.org/


・・・

以上のように、ライオンは、
いくつかの問題を、内部にかかえながらも、
その「情報を公開」しており、
また、それらに対する取り組みも、行っている。

よって、この「衣料用合成洗剤」の商品部門では、
ライオンの製品を購入することを勧める。

他の2社よりも、優れるからだ。

(詳細は、以下。)







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衣料用合成洗剤

(別名、洗剤、洗濯用洗剤、洗濯機用洗剤)


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CSRランキング、2009年

1.ライオン       ☆☆☆☆☆☆☆☆
2.花王         ☆☆☆☆☆☆
3.P&Gジャパン    ☆☆☆☆
(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)

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市場独占率、2008年
 
1.花王           40.3%
2.ライオン         32.3%
3.P&Gジャパン      26.0%
(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)


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花王  ☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆

 CSRレポート2009 (2009年3月期)
 実績データは、2008年度(2008年4月1日〜2009年3月31日)。
 ただし、労働安全および海外グループ会社に関するデータは、
 2008年(2008年1月1日〜12月31日)。
 また、活動は一部2009年度の内容も含む。
     http://www.kao.com/jp/corp_csr/pdf_reports_00.html

2.CSRリポート(前年度) あり☆

     http://www.kao.com/jp/corp_csr/pdf_reports_01.html

3.GRI対照表  あり☆
    
     http://www.kao.com/jp/corp_csr/r09_gri.html

4.第三者機関のコメント あり☆
    
    日本レスポンシブル・ケア協議会
    検証評議会議長 山本明夫氏

    レスポンシブル・ケア検証センター
    レスポンシブル・ケア検証センター長 中田三郎氏

     http://www.kao.com/jp/corp_csr/r09_rev.html

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし  

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  あり☆ 2005年4月

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

花王は、一般消費者向けに、
ビューティーケア、
ヒューマンヘルスケア、
ファブリック&ホームケア の三事業、
産業向けには、 ケミカル事業 を展開している。

衣料用合成洗剤のうち、
花王は粉末洗剤で圧倒的なシェアを持つ。
主力ブランド「アタック」では、
2008年に液体「アタック バイオジェル」投入。
しかし、市場の成長ほどには伸びず。

他、「ビーズ」「エマール」など。

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担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、

非常に充実している。PDF・Web版CSRレポートで閲覧可能。
各項目非常に検索しやすく、見やすく作られている。
冊子も、以下即配ホットラインより請求可能。
環境報告書即配サービス エコほっとライン
 https://www.infoword.jp/ecohotline/?module=Public&action=Detail&cd=281

2.昨年のCSRリポートに関しては、
2001年版以降、PDFにて閲覧可能。

3.GRI対照表については、
Web版CSRレポートで閲覧者を誘導するようにはっきり書いてある。

4.第三者機関のコメントについては、
Web版CSRレポートで閲覧者を誘導するようにはっきり書いてある。

5.自社への批判については、
評価する点を中心に書かれている。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、言及なし。

7.CO2削減については、
CO2排出量2006年比では、記載あり。
1%削減目標に対して、1.08%を削減し目標を達成。

8.グローバルコンパクトについては、特になし。

9.ISO14001については、
ISO9001まで。
ISO14001については言及なし。

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、

非常にCSR活動報告が充実している印象。
PDF版、Web版に加えて、
冊子の即配サービスを実施していることはとても評価できる。

以下、CSRページの充実度は、素晴らしい。
     http://www.kao.com/jp/corp_csr/r09.html



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ライオン  ☆☆☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート      あり☆
ライオンCSR報告書2009
 http://www.lion.co.jp/ja/csr/report/

2.CSRリポート(前年度) あり☆
ライオンCSR報告書2008
 http://www.lion.co.jp/ja/csr/report/

3.GRI対照表        なし
    
4.第三者機関のコメント   あり☆
  NPO 法人 エコロジーオンライン理事
  上岡 裕氏

5.自社への批判・苦言    あり☆

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 あり☆  

7.1990年比でCO2削減6%以上 あり☆

8.グローバルコンパクトに参加  あり☆

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

ライオン株式会社は、
おはようからおやすみまで くらしに夢をひろげるLION で、
生活用品全般を扱う。
 http://www.lion.co.jp/ja/seihin/

衣料用合成洗剤主力ブランドは、「トップ」シリーズ。
2008年1月に投入した「香りつづくトップ」の
香り戦略が新規顧客獲得に繋がった。

他、「ブルーダイヤ」「アクロン」「ソフラン」など。

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担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
対象期間:2008年1月1日〜2008年12月31日
(ただし、活動内容は一部2009年の取り組みを含む。)

2.昨年のCSRリポートに関しては、
バックナンバーあり。ウェブ上で発見しやすい。

3.GRI対照表については、
グローバル・リポーティング・イニシアティブが作成した
「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2006」を
参考に編集・作成、との掲載あり。

4.第三者機関のコメントについては、
非常に客観的なコメントだった。

5.自社への批判については、
情報が恣意的にチョイスされたと
読者に疑問を持たれないようにする配慮を求めており、
的を得た意見がきちんと記載されている。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
ステークホルダーの意見を取り入れるなど、
努力の跡が見られる、として評価あり。

7.CO2削減については、
2008年には、「事業活動から排出されるCO2量」と
「商品使用後に排出されるCO2量」の両者を合わせた排出量
を1990年比38%削減、とある。

8.グローバルコンパクトについては、
2009年6月に参加。
また、製造業として初となる環境省の
「エコ・ファースト企業」に認定

9.ISO14001については、
全工場で取得している。

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、
☆8つ獲得という素晴らしい結果。
ホームページが非常に見やすく、
また随所に、CSR活動での課題を追求し、
見直す姿勢がよく表れている。



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P&Gジャパン  ☆☆
(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)



1.CSRリポート  あり☆
    
    サステナビリティ・レポート2009 日本版
    (2008年7月〜2009年6月)
     http://jp.pg.com/about/sustain/report.htm

2.CSRリポート(前年度) あり☆

    サステナビリティ・レポート バックナンバー
     http://jp.pg.com/about/sustain/report.htm

3.GRI対照表  なし
    
4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし  

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  なし

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

P&Gの衣料用合成洗剤の主力ブランドは「ボールド」。

価格の安い商品を売り出すなどしたが、
上記二社に押され気味。

他、「アリエール」「レノア」など。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
上記で紹介したURLに、サステナビリティ・レポートは、
英文オリジナル版を元に日本版別冊を作成した旨の説明がある。
また、レポートの読後の感想を求めるアンケートもある。

英文版 ⇒ http://www.pg.com/en_US/sustainability/reports.shtml

2.昨年のCSRリポートに関しては、
英文は1999年版以降、和文は2001年版以降、PDFにて閲覧可能

3.GRI対照表については、
「GRIサステナビリティ・レポーティング・ガイドライン2008」
を参考にしたとのこと。
     http://www.sustainability-fj.org/index.html

4.第三者機関のコメントについては、
DJSI(ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス)の
創設からのメンバー
     http://www.sustainability-indexes.com/日経ウーマン「女性が働きやすい会社ベスト100」
     http://jp.pg.com/news/2008_01/200804/20080409p01.htm

5.自社への批判については、なし。

6.昨年の問題を今年達成したかについても、なし。

7.CO2削減については、
エネルギー消費量を2006/2007年度比では2.8%削減、とある。

8.グローバルコンパクトについては、なし。

9.ISO14001については、
ISO14001より厳しい要素を含んだ
独自の環境マネジメントシステムを運用。
「ISOで求められる主要な5要素
(環境方針、Plan、Do、Act、Check)を
十分に満たしていることが第三者監査機関により確認」とあるが、
この第三者機関がどこかは言及なし。
     http://jp.pg.com/about/qa06.htm

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、
第三者意見、自社批判、課題についてのコメントが
少ないことが残念。
2008年版PDFでは、トップと知識人の対談
「サステナビリティ教育の必要性」があり、
かろうじて第三者意見か。

しかし、今回の調査項目には当てはまらず☆は二つと少ないが、
「サステナビリティ」に全社をあげて取り組んでいることは、
WEB、PDFレポートから非常によく伝わってくる。



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総評(衣料用合成洗剤)

衣料用合成洗剤は、液体洗剤の伸び率が著しい。
2008年には市場シェア40%を超え、
2009年には粉末洗剤を抜く見通し。
小売店でも、液体洗剤の方が安くなってきている。
今後の鍵は液体洗剤にあると言える。

ライオンが堂々の一位。
グローバルコンパクトに参加することで
昨年からさらに☆を増やした。

ウェブサイト・報告書の充実度だけでなく、
客観的な認証取得や第三者意見で
行動を具体的に示せていることが素晴らしい。

また、花王、P&Gもそれぞれ素晴らしいCSR対策を取っている。
洗剤はCM等で消費者、特に主婦への働きかけが重要である。
各社のマーケティング戦略から今後も目が離せない。

(担当; 椿、27歳、女性、学生)





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おまけ宣伝動画:

CM 松浦亜弥 ライオン トップクリアリキッド 「汚れていた私」篇
http://www.youtube.com/watch?v=5xKlzdf2FnI

いいなCM ライオン トップ NANOX ベッキー Becky
http://www.youtube.com/watch?v=uran-Vv22qk

198X ライオン トップ
http://www.youtube.com/watch?v=DoBfxZibxmw&feature=related

CMですよ?169「ライオン ブライト」
http://www.youtube.com/watch?v=9ROc9ITXxDY&feature=related