.

今回は、「食の安全性」について考えてみる。


2005年に出版された
「買ってはいけない」という本がある。

各メーカーの作っている(食品の)商品を
かたっぱしからボロクソに批判するものであった。


(主に食品添加物に関する、
 その危険性を訴える内容だったのだが、
 あまりに一方的な批判で、
 また、科学的根拠に乏しいものも多かった。

 よって、以下に、それらの批判を掲載するが、
 その下に、
 注:、として、私のコメントも書いておく。)


・・・

「日清食品 日清ラ王」について


1.食品添加物の塊(かたまり)である。

 原材料10品目のうち、6品目が食品添加物。
 これで食べ物と言えるのか。


(注: 加工食品は、ほとんどが
    上記のように添加物が多い構成であることは本当である。)


2.化学物質過敏症の原因になる。

 L−グルタミン酸ナトリウム(味の素)が
 商品に使われている。
 調味料(アミノ酸)という表記になっている。
 これが、「化学物質過敏症」、すなわち、
 頭痛、不眠、うつ、喘息、下痢などの症状を起こす。


(注: これは、ちょっと言い過ぎ。

 まず、「化学物質過敏症」、という病名は、
 医学の教科書には存在しない。
 専門家の間でも、その存在自体を否定する意見も多く、
 (合意を得られた)定義および診断基準がない。

 厚生労働省は、
 「微量の化学物質に反応して生じる、
  非アレルギー性の過敏状態」
 を暫定(ざんてい)の定義としているようだが、
 では、非アレルギーとして起こるという、
 その病態(発症のメカニズム)が何か、
 ということが、さっぱりわかっていない。
 
 しかし、一方で、「化学物質が原因だ」と言って、
 上記のような症状を訴える患者が臨床的には多いため、
 現場では、医者はなんらかの治療をしている。
 (精神安定剤、鎮痛薬、下痢止めなどの処方をしている。)

 このため、2009年、厚生労働省は、
 (医師が診療報酬明細書(レセプト)に書く)
 「保険病名」としては、化学物質過敏症を認めた。
 (患者が3割の負担ですみ、7割を政府が持つことを認めた。)

 結局、厚生労働省は、化学物質と症状との関連性を
 証明もできないが、完全に否定もできない、という
 はっきりしない結論を出しているのが現状だ。


 次に、L−グルタミン酸ナトリウム
(Monosodium Glutamate (MSG))(いわゆる、味の素)
 の件であるが、
 これは、
 もともと、昆布など自然の食品にも多く含まれている、
 普通のアミノ酸である。
 よって、基本的には全く問題ない、安全な化学物質である。

 しかし、L−グルタミン酸ナトリウムに限らず、
 (それが自然界のものであっても)
 大量に「同じもの」を摂取すれば、人間の体に異常を起こす。
 例えば、ビタミンAやDなどのビタミンですら、
 大量に摂取すれば、人体に中毒症を起こす。
 L−グルタミン酸ナトリウムも、それと同じように、
 異常なほど大量に摂取すれば、頭痛などの症状が
 でることはある。そういうことである。

 ただし、L−グルタミン酸ナトリウムを
 人工的に合成した場合、
 それを作る化学反応の過程で生じた副産物が、
 (それが微量でも)人体に悪影響を生じる可能性はある。
 このため、各食品メーカーは、
 より安全な合成過程を選択する義務がある、
 とは言える。

 ちなみに、L−グルタミン酸ナトリウムは、
 石油から合成することもできる。
 一時期、実際にその製法で作られていた。


3.アレルギーの原因となる

 食品添加物は、血液中のタンパク質と結合して
 アレルゲンとなる。このような物質を
 「ハプテン」という。中華めん独特の風味を出す
 「かんすい」は、このハプテンとなる。


(注: 上記は、言っていることがおかしい。

 かんすいは、ほとんどの中華麺に使われており、
 もし、かんすいが危険だというのであれば、
 日清のラ王だけでなく、
 すべての中華麺、すべてのラーメンを
 食べるな、というべきである。

 次に、かんすいが、ハプテンとなり、
 アレルギーを起こす可能性がある、
 ということ自体は、正しい。

 しかし、ある程度大きな分子式を持つ化学物質は、
 それが自然界のものであれ、人工のものであれ、
 血液中にあるタンパク質とくっついて
 アレルギーのもとになる可能性がある。

 要するに、ほとんど全ての食品の成分は、
 ハプテンとなりうるのである。
 自然界のものでも、である。
 だから、かんすいだけを、悪者にするのは、おかしい。

 ただし、この「かんすい」については確かに問題がある。
 理由は、歴史的には、もともと「炭酸ナトリウム」が
 使われていたのだが、現在の食品添加物としてのかんすいは
 ポリリン酸カリウムなどが含まれており、
 成分が、「不明」(いろいろな物質の混合物)なのである。
 この点は、政府に、表示方法を改善するなどの方法で、
 なんとか対応してもらいたい。


・・・


「日清食品 カップヌードル」について


1.カップめんは日本のジャンクフーズ
 (くず食品)の代表である。


(注: ジャンクフードの定義は、
 高カロリーでありながら、
 ビタミン・ミネラル・食物繊維などを
 ほとんど含まない食品を言うらしい。
 よって、
 一応、それには相当すると思われる。)


2.ビタミンA,ビタミンCの含有量は、ゼロ。
 各種微量元素、食物繊維もほとんどない。
 常食すれば、ビタミン欠乏症、
 ミネラル欠乏症、などの栄養失調になる。


(注: 1日3食、カップヌードルだけを食べる人は、
 ほとんどいないと思う。
 が、もし、本当にそういうことをした場合、
 ビタミン欠乏症などになるのは確実であろう。)


3.塩分は、6g。
 これは、アメリカ上院栄養問題特別委員会の
 勧告値(1日許容量)の2倍。
 このため、高血圧や、腎臓病のリスクになる。


(注: 日清食品のホームページによれば、
 カップヌードルの食塩含量は、5.1g。
 2009年4月の、リニューアル以後は、
 この塩分量に(少し)減らされた模様。

 しかし、高血圧を防ぐためには、
 1日の塩分量を9g以下にしなければ
 ならないのは、医学の常識であるため、
 一食で、5.1gに達するというのは、
 確かにどうかと思う。)

http://www.nissinfoods.co.jp/product/p_2273.html?ref_page=srch&kw=カップヌードル


4.化学調味料(L−グルタミン酸ナトリウム)
 は、1gとタップリ。
 このため、味覚障害になる。


(注: L−グルタミン酸ナトリウム(味の素)で、
 味覚障害がおこる、という「噂」は多い。
 しかし、医学的には確認されていない。

 「食品衛生法施行規則」によれば、
 第十二条「人の健康を損なうおそれのない添加物」
 の中に、L−グルタミン酸ナトリウムが含まれている。

 また、厚生労働省も、
 L−グルタミン酸ナトリウムに関しては、
 「単一成分からなっている場合、添加物表示を必要とする」
 としているのみで、それ以上の記載(法律等)はない。) 


5.カップヌードルに限らず、
 カップ麺容器は、ポリスチレン製。
 加熱で変形するので、
 熱可塑性(ねつかそせい)プラスチックと呼ばれる。
 このため、熱分解を避けるため、
 「酸化防止剤」(BHT)を安定剤として混入している。

 これは、発癌物質で、
 肝臓肥大、繁殖率低下、染色体異常を引き起こす

 BHTをわずか0.1%混入したエサで
 生まれたラットから、無眼症の赤ちゃんが生まれた。
 催奇形性もある。

 麺を揚げる油にも、酸化防止剤が配合されている。

 これらの有害物質が、熱湯をそそぐことによって、
 カップと麺の両方からスープ中に溶出する。


(注: 酸化防止剤の、「BHT」とは、
 ジブチル・ヒドロキシ・トルエン
 (dibutyl-hydroxy-toluene)のことである。

 ラット等の動物実験において、
 発癌性(変異原性)が示されていることは事実であり、
 このため、メーカーによって、
 自主的に、その使用を控えている場合がある。

 しかし、人での発癌性は、確認されていない。

 またこれも、上述の「食品衛生法」の中の
 「人の健康を損なう恐れのない添加物」、
 に含まれているものの一つ。である。

 現状では、食品、化粧品、シャンプーなどに
 広く使用されている。

 よって、もしも、BHTの危険性を啓発するのならば、
 日清食品のラ王だけを糾弾(きゅうだん)するのではなく、
 BHTを含む全ての食品・化粧品・シャンプーを
 その告発する対象にしなければならないはずだ。)


6.さらに怖いのは容器からの
 スチレン・モノマー、
 スチレン・ダイマー等の溶出。

 水を入れただけで、
 6〜9ppbが溶出する。
 この水を飲ませたラット7匹のうち、
 4匹に癌が発生した。

 熱湯を注いだ場合、
 スチレン・モノマーの溶出量は、
 51ppbに激増する。

 ポリスチレン自体にも、
 腫瘍のほか、神経系・肝臓・造血作用に
 影響をおよぼし、
 目と粘膜を刺激、麻痺作用を起こす
 有害物なのだ。

 アメリカ科学教育振興財団(FASE)の
 リポートは、100%の確率で、
 人体脂肪組織へのスチレンの蓄積を
 確認している。
 その量は、神経中毒症を引き起こす
 スチレン量の3分の1に相当。


(注: スチレンおよびスチレン・モノマーが
 ある程度、危険な物質なのは、本当である。

 「毒物及び劇物取締法」において、
 スチレンは、毒物に指定されている。

 国立医薬品食品衛生研究所のサイトにも、
 「発がんのおそれの疑い、および、
  長期または反復暴露による
  中枢神経系および肝臓の障害」
 が明記されている。

 さらに、
 プラスチック容器から、
 食品(スープなど)へ、
 スチレン・モノマーや、
 スチレン・ダイマーなどが溶出することも
 科学的に確認されている。

 これらの事実のため、
 1998年に、環境省は、
 「環境ホルモン」の疑いのある物質として、
 指定した。

(注:環境ホルモンとは、
 内分泌攪乱物質とも呼ばれる化学物質で、
 主に「性ホルモン様の効果」を発揮することにより、
 人体に様々な悪影響を生じるものを言う。
 具体的には、不妊、精子数の減少、アレルギーなど。)

 しかし、業界側が強く反発し、
 再調査が行われたところ、
 そのようなことは科学的に証明されないことがわかり、
 2000年に取り消された。

 これと同様に、
 厚生労働省が開催した、
 「第5回内分泌かく乱化学物質の健康影響検討会」も、
 「これまでのところ
  ポリスチレンから溶出するレベルの
  スチレンモノマー、ダイマー、トリマーにより
  人の健康に重大な影響が生じるという
  科学的知見は得られておらず、
  現時点において使用禁止等の措置を講ずる必要は
  ないものと考えられる」
 と記載されている。)


7.「内分泌かく乱物質」(環境ホルモン)
 の一種、「フタル酸エステル」を、
 カップ麺のスープは、多量に含んでいる。
 この数百倍薄い濃度である
 多摩川下流に住んでいる
 鯉(コイ)の精巣は、異常に委縮している。

(注: フタル酸エステルが、
 プラスチック容器から食品中(スープなど)に
 溶出することは、確認されている。

 また、フタル酸エステルが持つ
 エストロゲン(女性ホルモン)様の作用により、
 乳癌の細胞増殖や、雄ラットの生殖器官の発達に
 悪影響を及ぼすことなども確認されている。

 しかし、これに関しても、上記の
 厚生労働省の検討会において、
 「ポリ塩化ビニルから溶出するレベルの
  フタル酸ジエチルヘキシル等により
  人の健康に重大な影響が生じるという
  科学的知見は得られておらず、現時点において
  使用禁止等の措置を講ずる必要はない」
 と記載されている。

 また、フタル酸エステルによる、
 環境ホルモン様の効果が得られる濃度は、
 通常の食品中ではありえない、
 かなりの高濃度においての実験で、である。)


8.発泡スチロール容器には、
 悪名高い「揮発成分」も含まれている。

 ノルマルプロピルベンゼン、
 イソ・プロピルベンゼン、
 エチレンベンゼン、
 トルエン。
 これらは、有機溶媒として添加されている、
 背筋の寒くなる毒物群だ。


(注: これに関しては、量の問題である。

 ごく微量であれば、容器の製造の過程で
 揮発性の成分が混入する可能性はある
 かもしれない。

 しかし、はたして、人体に影響が出るほどの
 揮発成分が、プラスチックの中に
 残っているかどうか。

 食品容器中の「揮発性物質」の
 濃度に関する規定は、以下である。

 食品衛生法・第10条では、
 一般の食品容器では、材質中の揮発性物質が、
 5,000ppm(0.5%)以下となっている。

 発泡ポリスチレン容器(熱湯を用いる物)の場合は、
 スチレン、トルエン、などの濃度の合計が
 2,000ppm以下、などの規定がある。

 つまり、これを超えなければ、問題ない、
 としている。)
 


・・・
・・・

以上、総括すると、
日清食品のものに限らず、
即席めん
(インスタントラーメンおよびカップラーメン)
については、以下のように私は考える。


1.明らかに問題があること

(1)塩分量が多すぎる。
(2)ビタミンやミネラルが総じて少ない。


2.問題がある可能性があること

(1)BHTなどの酸化防止剤による健康被害
(2)スチレン・モノマー等による健康被害
(3)フタル酸エステルによる環境ホルモン様作用
(4)トルエン等の揮発成分による健康被害


以上のような問題があること、
または、問題がある可能性がある状況において、

当の「食品」を作っているメーカーは、
どのような対応をするべきだろうか?

どのような「社会的責任」を果たすべきなのだろうか?


では、
即席めん市場で、市場占有率・第1位の
日清食品のケースを見てみよう。


・・・
・・・

日清食品は、ホームページ等によれば、
上記の疑問に対して、
良く頂く質問のコーナー」の中に
以下のような記載があった。


1.
各商品の塩分含量などは、
以下のページで
商品の名前で検索することができ、
調べることができる。

http://www.nissinfoods.co.jp/product/


2.
食品添加物の使用については、
以下の六つしか、使用していない、という。

かんすい
増粘多糖体(天然由来の水溶性植物繊維)
植物レシチン(大豆油を精製する時の副産物)
ビタミンE
クチナシ黄色素(クチナシの花からえる)
栄養強化剤(ビタミンB群と、カルシウム等)


3.
かんすいの安全性については、
まず、
カリウム、ナトリウムの炭酸塩とリン酸塩
を原料にして、そのうちの
1または2種類以上の混合物を“かんすい”という。

FAO (国連食糧農業機関)/WHO (世界保健機関) の
合同食品添加物専門委員会でも、
かんすいは、安全な食品添加物として
認められている、という記載がある。


4.
合成保存料、合成着色料については、
使用していない、としている。


5.
ポリスチレンでできている容器の安全性については、
食品用の合成樹脂容器には
食品衛生法により
「食品用合成樹脂製器具及び容器包装の規格」
が定められており、
定期的な「抜き取り検査」が実施されている。

基準に適合している場合には、
PLマークが表示されており、
それがある限り、問題ない、としている。


6.
内分泌かく乱物質(環境ホルモン)については、

1998年春頃、
カップめん容器として使用している
発泡ポリスチレンカップから
環境ホルモンが溶出しているのではないかという
疑いが報道されたが、
厚生省 (現・厚生労働省)、農林水産省、
通産省 (現・経済産業省) では、
健康に対する問題は少ないと判断がされている。

さらに、2000年10月31日、
環境庁 (現・環境省) は、
「平成12年度第2回内分泌攪乱化学物質問題検討会」
を踏まえ、11月、いわゆる環境ホルモンリストから
「スチレンダイマー・トリマー」
を削除する事を決定した。

これによりカップめん容器の
環境ホルモン疑惑は払拭されました。

http://www.nissinfoods.co.jp/csr/food/faq.html#


・・

以上のように説明している。
これが十分な説明かどうかは、
ご自身で判断して頂きたい。


なお、
日清食品は、「食の安全」のために、その他、
以下の取り組みを行っているという。


1.
食のグローバル化が進み、
各製品に使用される海外原材料が増加傾向にあるため、

のべ124の協力工場において、
とくに海外原材料における安全性を確保するため、
2006年以降、

「原材料のトレーサビリティについての調査」、
「野菜農場や畜産施設での農薬・医薬品の管理状況調査」、
などの項目を追加した。


2.
使用する中国産原材料 (野菜類、肉類加工品) に関して、
生産者、栽培地 (畑) または飼育場所、
栽培または飼育記録、加工日など
原材料から製品にいたるまでを
トレース (追跡) できるシステムを構築した。


3.
残留農薬・動物用医薬品の一斉分析を行っている。

具体的には、
約450種類の農薬、
約100種類の飼料添加物と動物用医薬品
を分析するシステムがあるという。


4.
出荷前の最終検査として、
試食認定者による試食なども行う。


5.
詳細なアレルギー表示も行っている。

必要性の高い「特定原材料」7品目だけでなく、
「特定原材料に準ずるもの」18品目についても、
パッケージに表示している。


・・・
・・・

以上が、日清食品の取り組みだ。

今年度の、CSRランキング、
とりあえず、一位の企業である。


詳細は、以下。




・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


即席めん

・・・

CSRランキング、2009年

1.東洋水産 ☆☆☆
2.日清食品 ☆☆
3.明星食品 星なし
  エースコック 星なし
  サンヨー食品 星なし

<以下、参考>
日清ホールディングス  ☆☆☆☆☆ 

・・・・・

市場占有率、2008年

1.日清食品 39.3%
2.東洋水産 20.4%
3.サンヨー食品 12.8%
4.明星食品 9.6%
5.エースコック 7.4%



・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


日清食品  ☆☆

1.CSRリポート  なし
  ただし、ホームページ上にCSRに関する報告あり。
http://www.nissinfoods.co.jp/csr/

2.CSRリポート(前年度) あり☆
  CSRリポート
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/backnumber/index.html

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言 なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

日清食品は持株会社制で
日清食品ホールディングスのグループ企業である。
2008年に持株会社制に移行した。
主力商品は、
チキンラーメン
カップヌードル
どん兵衛
などである。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
参考に記載したように持株会社制になったため、
2009年度の日清食品単体でのCSRリポートは
PDFでは存在しない。
(2008年度までは日清食品としてCSRリポートがある)
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/backnumber/index.html
ただし、上に記載したとおり
ホームページ上にCSRの報告がある。
http://www.nissinfoods.co.jp/csr/
日清食品ホールディングスとして
PDFでのCSRリポートがある。(紙媒体もあり)
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/index.html
よって日清食品ホールディングスの
CSRリポートを参考にしてほしい。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
紙媒体はないが、ダウンロード可能。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
特になし。

5.自社への批判については、
特になし。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
各工場単位で主な取り組みが書いてある。

8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
2007年度現在で国内の全工場で取得。

10.ISO26000については、
特になし。

11.その他については、
リフィル(詰め替え)シリーズの販売や
カーボンフットプリント表示、
カップヌードルのエコカップ化
を始めている。
脚注を用いて細かく説明しているのが印象的だった。
経営統合の関係で客観評価は低くなっている。
日清食品ホールディングスのCSRも参考にすべきである。


<以下、参考>

日清ホールディングス  ☆☆☆☆☆ 

1.CSRリポート  あり☆
社会・環境報告書 あり
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/index.html   

2.CSRリポート(前年度) あり☆
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/backnumber/index.html

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント あり☆
鳥取環境大学環境政策経営学科教授
金子 弘道 氏

5.自社への批判・苦言  あり☆
以下、報告書より抜粋
「日清食品グループは持株会社に移行しました。
ただ、経営統合から日が浅いせいか、
傘下のグループ各社の安全手法や環境への
取り組みに温度差があるように感じます。」

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  あり☆
日清ホールディングス単体としては
東京本社・大阪本社の二か所

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:
「日清」の名前で知られる。
持株会社として、グループ全体の
経営戦略の策定・推進、グループ経営の監査、
その他経営管理などを行う会社のため、
製品の生産は行っていない。  

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
紙媒体がある。
グループ全体のCSRリポートである。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
紙媒体は無し。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
昨年と同じ人物だった。
あまり厳しい意見は述べていない。

5.自社への批判については、
厳しい自社への批判は見られなかった。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
2005年度比を基準としており、
2011年度への中期目標の中でも
2005年度比25%削減を目標としている。

8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
特になし。

10.ISO26000については、
特になし。

11.その他については、
持株会社となりグループ内には
日清食品や明星食品が含まれている。
今後日清食品や明星食品が独自にCSRリポートを
出す可能性は低いと思われるので、
今後も日清食品ホールディングスの
CSRリポートを参考にしつつ判断するのが
妥当な方法だと思う。



・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


東洋水産  ☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆
環境報告書 あり
http://www.maruchan.co.jp/csr/アニュアルレポート あり
http://www.maruchan.co.jp/ir/ar/ 
  
2.CSRリポート(前年度) あり☆
http://www.maruchan.co.jp/ir/ar/

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

東洋水産は「マルちゃん」の名で知られる食品会社である。
主力商品は、
赤いきつね
緑のたぬき
焼そば
などである。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
紙媒体は無い。
写真を使用した見やすいCSRリポートだった。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
特になし。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
特になし。

5.自社への批判については、
全く見られず残念だった。
前年に比べCO2排出量が増えていることに
何ら言及されていなかった。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
特になし。

8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
特になし。

10.ISO26000については、
特になし。

11.その他については、
第三者意見が無いことや
自社への批判がないことは残念ではあるが、
水産資源保護活動を始めとする
様々な社会貢献活動には好感をもてた。



・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


サンヨー食品   星なし

1.CSRリポート  なし
   
2.CSRリポート(前年度) なし

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  なし

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:
サンヨー食品の正式名称は
サンヨー食品株式会社。
主力商品は、
サッポロ一番シリーズ
デュラムおばさんシリーズ
などである。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
通常、PDFが無くとも会社ホームページ上に
何らかのCSR関連の報告があるものだが、
一切存在しなかった。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
特になし。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
特になし。

5.自社への批判については、
特になし。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
特になし。

8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
特になし。

10.ISO26000については、
特になし

11.その他については、
馴染みの深い商品を提供している会社だけに残念である。
資金的な問題もあると思うが、
企業の社会的責任を果たす方法が
何かあるのではないだろうか。



・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


明星食品   星なし

1.CSRリポート  なし
   
2.CSRリポート(前年度) なし

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  なし

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:
明星食品は日清グループに所属する
食品加工会社である
主力商品は、
一平ちゃんシリーズ
チャルメラシリーズ
究麺
などである。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
日清食品ホールディングスの傘下であるため
そちらのCSRリポート参照していただきたい。
(紙媒体もあり)
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/index.html

2.昨年のCSRリポートに関しては、
特になし。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
特になし。

5.自社への批判については、
特になし。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
日清食品ホールディングスのCSRリポート内では
前年度と比べCO2排出量が微減していた。

8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
取得に向け取り組み中。

10.ISO26000については、
特になし

11.その他については、
日清食品と同様に
日清食品ホールディングスの
CSRリポートを参照していただきたい。
http://www.nissinfoods-holdings.co.jp/csr/greenplan/index.html親会社のCSRリポートにも書いてあったが、
経営統合から日が浅いために
グループ各社の環境対策にばらつきがみられてしまう。
日清食品の項目の下に日清食品ホールディングスに
関して記載した<参考>も読んでいただきたい。



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エースコック   星なし

1.CSRリポート  なし  

2.CSRリポート(前年度) なし

3.GRI対照表  なし

4.第三者機関のコメント なし

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし 

9.ISO14001の取得  なし

10.ISO26000への参加表明  なし

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参考:
エースコックの正式名称はエースコック株式会社。
子豚のロゴが有名である。
主力商品は、
ワンタンメン
スーパーカップ
スープはるさめ
などである。

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担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
特になし。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
特になし。

3.GRI対照表については、
特になし。

4.第三者機関のコメントについては、
特になし。

5.自社への批判については、
特になし。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
特になし。

7.CO2削減については、
特になし。
8.グローバルコンパクトについては、
特になし。

9.ISO14001については、
エースコックはベトナムに海外進出しており
ベトナムの会社においては取得していると
ネット上に記載がある。
http://www.vn-navi.com/news/050930084950.html

10.ISO26000については、
特になし。

11.その他については、
エースコックの環境理念がホームページ上にある。
http://www.acecook.co.jp/company/env.html
過去の環境に対する取り組みがいくつか見つかったが、
商品情報のバックナンバーと混同されており
一般の消費者には見つけるのが難しいと感じた。
CSRのくくりで専用ページがあれば、
消費者も利用しやすい思う。
積極的な情報開示を求めたい。



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総評: 即席めん

以上の調査の結果、私は、日清食品の
商品を購入することを勧める。
客観評価が少ないのは持株会社制に移行して
間もないことや評価システムによるものだと考えられる。
現在までの取り組みも含め日清食品が最もCSRに対して
積極的な活動をしていると感じた。
星なしのランキングについては
明星食品が親会社中心に一番CSRへの取り組みが
進んでおりエースコックがその次に
取り組みが進んでいると判断した。
企業規模や収益とCSRとの兼ね合いが難しいが
全体として何らかの形で
CSRへの取り組みを広げてほしいと感じた。

(担当; オバちゃん、21歳、男性、学生)



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参考文献:

「買ってはいけない」
週刊金曜日ブックレット
2005年4月15日発行

日清ラ王、に関する部分の著者:渡辺雄二
カップヌードル、に関する部分の著者:船瀬俊介


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参考リンク:

国立医薬品食品衛生研究所
http://www.nihs.go.jp/index-j.html

厚生労働省:食品安全情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html

厚生労働省:食品添加物
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/

厚生労働省:酸化防止剤等の摂取量調査
http--www.mhlw.go.jp-shingi-2009-09-dl-s0903-1j.pdf

厚生労働省
「室内空気質健康影響研究会報告書:
 〜シックハウス症候群に関する医学的知見の整理〜」の公表について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/02/h0227-1.html

厚生労働省
98/10/16 第5回内分泌かく乱化学物質の健康影響検討会議事録
http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9810/txt/s1016-1_13.txt

厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)
高分子素材からなる生活関連製品由来の内分泌かく乱化学物質の分析及び
動態研究
http://www.nihs.go.jp/edc/houkoku12/12-nakazawa/nakachin.pdf

法令データ提供システム
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi

IARC - INTERNATIONAL AGENCY FOR RESEARCH ON CANCER
国際がん研究機関:IARC
http://www.iarc.fr/

日本食品添加物協会
http://www.jafa.gr.jp/

財団法人 日本食品化学研究振興財団
http://www.ffcr.or.jp/

化学物質過敏症
http://www.co-cure.org/jp-care/mm/mm31.htm

発泡スチロールの揮発物について
http://www.kcn.ne.jp/~azuma/QA/chemicals/C005.html

無添加化粧品生活
安全な無添加化粧品を使いたい!化粧品の安全性を調べました
http://www.mutenka-life.com/

日本プラスチック工業連盟
http://www.jpif.gr.jp/

WHO 世界保健機関
http://www.who.int/en/

FAO 国際連合食糧農業機関
http://www.fao.org/




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おまけ宣伝動画:

Schwarzenegger シュワルツェネッガー 日清カップヌードル20周年CM
http://www.youtube.com/watch?v=xZnXWf8oUPQ

日清 カップヌードル CM FREEDOM「FREEDOM」篇30秒
http://www.youtube.com/watch?v=jHNK6Scq3-E

日清食品 出前一丁CM
http://www.youtube.com/watch?v=iIiAAg-63HY

【懐かしCM】カップヌードル Hungry?
http://www.youtube.com/watch?v=Tqso5lSSKOY