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2011年7月24日に、
テレビの「アナログ放送」が終了する関係で、
最近、「地上デジタル波」に買い替える人が
多いと思う。


総務省、地上デジタルテレビ放送のご案内
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/dtv/index.html


上記の理由の他に
(映像作品の編集作業も行っているなどの)業務上の理由で、
私は、フルハイビジョンのテレビが必要になったため
思い切って買い替えることにした。

で、薄型テレビ(液晶テレビ、プラズマテレビ、等)
を製作している会社たちの
CSR(企業の社会的責任)の状況を調査したのだが、
その結果は、東芝が一番良かった。


以下、その内容を概説する。

・・・

まず、東芝は
CSRリポート(企業の社会的責任の報告書)に含まれるものを
三つもウェブ上に公開している。


CSR報告書2009
http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/report/index_j.htm

環境レポート2009
http://www.toshiba.co.jp/env/jp/report/index_j.htm

社会貢献活動レポート2009
http://www.toshiba.co.jp/social/jp/report/index_j.htm  


非常に詳細なレポートが記載されており、
その「やる気」がうかがわれる。


・・・

次に、第三者機関からの意見(批判・指摘)も
2名から受けており、
自社の欠点を、指摘された通りに、正直にウェブ上に掲載している。

また、翌年に、その指摘された内容を改善するよう
その努力をしたことも記載されている。

外部からの意見を、しっかり取り入れている点において、
この薄型テレビ業界では、
東芝が筆頭である。


・・・

以上より、今年度、
地デジ(地上デジタル波)対応テレビへの買い替えを行う場合、
私は、東芝の薄型テレビを購入することを勧める。

(ちなみに、この調査結果を受けて、
 自分でも、東芝の薄型テレビを買った。)


ちなみに、
薄型テレビとは、
液晶テレビ、プラズマテレビ、有機ELテレビなどの総称である。


・・・

私が個人的に買ったのは、
東芝の、REGZA(レグザ)と呼ばれる液晶テレビ。

http://www.toshiba.co.jp/regza/

(具体的には、REGZA R9000 シリーズ)

http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/r9000/index_j.htm


・・・

環境配慮に関する具体的な取り組むとしては、
いろいろ行われているが、以下のウェブが、
子どもでもわかるようにイラスト化されていてわかりやすい。

地球の未来のために 東芝の環境への取り組み ― 東芝デジタルドアーズ
http://www.toshiba.co.jp/digital/csr/dm/

簡潔にまとめるならば、

1.水への取り組み

 工場のある荒川・利根川の水質を悪化させてないため、
 廃棄物排水の中の不純物を、凝集剤で沈殿させてから、川に流す。

2.REGZAの、CO2削減

 おまかせドンピシャ高画質、という機能により、
 現在の部屋の明るさ・天候などを考慮し、
 必要以上に液晶を明るくしない自動調節機能を搭載。
 また、
 液晶テレビの表面にある「透過フィルム」の
 光の透過性を向上させることにより、
 背後にある蛍光管の照度と消費電力をおさえることに成功。

3.150万本の森づくり

  インドネシア、タイなどで、マングローブの植林。
  カリフォルニアの山火事で消失した森林を復活。
  青森の間伐材を有効利用。この紙でCSRリポートを作成。

などが、行われている。


・・・

なお、
東芝のREGZAは、もちろん、
「エコポイント対象商品」になっており、
2万数千円から、3万数千円分のポイントが後日、支給される。

グリーン家電普及促進事業 エコポイント
http://eco-points.jp/


と、いうわけで、今年、テレビを買い替えるなら、
東芝の、REGZAへ、GO!


(以下、調査結果の詳細です。)



・・・
・・・

薄型テレビ

・・・

CSRランキング、2009年

1.東芝      ☆☆☆☆☆☆☆☆
2.日立製作所   ☆☆☆☆☆☆☆
3.シャープ    ☆☆☆☆☆☆
3.ソニー     ☆☆☆☆☆☆
5.パナソニック  ☆☆☆☆
・・・・・

市場独占率、2008年
 
1.シャープ         38.8%
2.パナソニック       22.8%
3.ソニー          13.0%
4.東芝           12.9%
5.日立製作所         6.8%


・・・

※薄型テレビの注記

本調査で参照している「日経市場占有率2010」では、
昨年まで「液晶テレビ」「プラズマテレビ」と分類されていたテレビ部門を
今年から「薄型テレビ」に一本化。

「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」は表示原理が全く異なる。

液晶テレビは、
画面に液晶を用いたディスプレイ(液晶ディスプレイ、略称『LCD』)を使用し、
数インチの小画面から最大108インチ程の大画面まである。

プラズマテレビは、
プラズマディスプレイ(PDP, Plasma Display Panel)を使用しており、
32から150インチの大画面だけが製品となっている。

・・・


シャープ  ☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆

 環境・社会報告書2009
     http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/csr_report/index.html

2.CSRリポート(前年度) あり☆

     http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/csr_report/pdf2008.html

3.GRI対照表  あり☆
    
     http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/report2009/edit/guideline.html

4.第三者機関のコメント あり☆
    
   KPMGあずさサステナビリティ株式会社
    (あずさ監査法人グループ)
   代表取締役 魚住 隆太氏

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし  

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  あり☆ 2009年6月

     http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/topics/t_090630a.html

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

シャープの主力は、液晶テレビ「アクオス」。
吉永小百合のCMで有名である。

2008年の薄型テレビ国内市場は、
前半期は、ブラウン管からの買い替えや北京五輪商戦により堅調な販売だったが、
後半期は、経済危機の影響から販売が鈍化。

それでも液晶テレビの出荷台数は、
プラズマテレビの前年比10.8%増に対し、
17%増よりも大きい伸び率を記録した。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
非常に充実している。
PDF版(冊子版)で網羅しきれない部分は、WEB版で更に補足してある。
冊子版はいつでも請求可能。
またアンケートも積極的に募集している模様。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
1999年以降閲覧可能。

3.GRI対照表については、
環境報告ガイドライン対照表もWEB版で参照可能。
http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/report2009/edit/social_guideline.html

4.第三者機関のコメントについては、
毎年同じ期間、同じ人からの一枚の、形式的な証明書があるのみ。
内容は、開示データの正当性を客観的に証明するのみで、
企業活動の取り組みに対する評価者の主観的な感想などは一切なし。

5.自社への批判については、
上記4.の内容であるため、記載なし。

6.昨年の問題を今年達成したかについても、
上記4.、5.の内容の通りで、言及なし。

7.CO2削減については、
前年度比での削減実績しか記載されていないため、1990年比では☆なし。
2007年度比では、2%削減(CO2総排出量)。
一方、前年度比原単位では増加、と正直に記載している点は評価できる。

中期目標で掲げられているのは、
1990年度比2008〜2012年度平均で35%削減。
対象は生産高原単位なので、総排出量への変更とともに、
今後の取り組みが期待される。

8.グローバルコンパクトについては、
2009年6月に参加。
グローバルコンパクトに関する詳細な内容も
WEB版できちんと説明されている。

9.ISO14001については、
生産事業所のみならず、国内外多くの非生産事務所でも取得されており、素晴らしい。
http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/data_list/iso14001.html

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、

非常に充実した内容の情報がたくさん開示されており
閲覧者にも見やすく作成されている。

言語も、英語だけでなく中国語版にも対応している。

しかしこれだけ充実しているのに、
‖荵絢夘床繊´CO2削減設定 の二点が十分でないことが残念である。

全体の取り組み具合から、
上記二点の改善は不可能でない会社であるはずなので、
日本を代表する会社の一つとしても、今後の取り組みに期待したい。


・・・
・・・


パナソニック  ☆☆☆☆

1.CSRリポート      あり☆

 社会・環境報告2009
     http://panasonic.co.jp/csr/reports/

2.CSRリポート(前年度) あり☆

     http://panasonic.co.jp/csr/reports/backnumber.html

3.GRI対照表        あり☆

     http://panasonic.co.jp/csr/guide/    

4.第三者機関のコメント   なし
  
5.自社への批判・苦言    なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

パナソニックは、プラズマテレビで世界首位である。

主力の「ビエラ」ブランドは、プラズマと液晶共に拡販。
北京五輪スポンサーの立場を生かした宣伝にも力を入れた。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
HPでは、CSRと環境活動に分けて報告があり、情報も多く充実している。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
バックナンバーあり。ウェブ上で発見しやすい。

3.GRI対照表については、
詳細項目まできちんと網羅されており、対象項目を見つけやすい。

4.第三者機関のコメントについては、
2008年度まではあったようだが、
今年度はなくなってしまったようで残念。
その代わり、社外評価団体の紹介がある。
     http://panasonic.co.jp/csr/recognition/index.html#ac-djsi

5.自社への批判については、
上記4.の通り、今年はなし。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
上記4.、5.の通り今年はなし。

7.CO2削減については、
生産活動でのCO2排出量総量で削減することを目指し、
中期経営計画3年間で、グローバルに30万トン削減の目標に対し、
2008年度は、51万トンを削減(2006年度比)。
1990年比でないのが残念である。

8.グローバルコンパクトについては、
報告書内で、参考としているような記載はあるが、
参加実績はなし。

9.ISO14001については、
国内外の生産・非生産事業で多く取得されている。

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、
肝心の第三者評価が後退してしまった点がかなり残念である。
その会社の独自の取り組みが批評される部分なので、
是非、来年以降はコメントが追加されることを期待する。

また、国際団体承認を発表する場合は、
その会社のどの部分が評価されて認証に至ったのかを記載すると、
会社の独自性がアピールできるので、工夫してほしい。


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ソニー  ☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆
    
    CSRレポート2009
    (主に2008年4月1日〜2009年3月31日)
     http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/report/index.html

2.CSRリポート(前年度) あり☆

    http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/issues/report/index.html

3.GRI対照表  あり☆

    http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/report/sustainability/index.html
    
4.第三者機関のコメント あり☆

    ビューローベリタス(BV) ジャパン株式会社
    http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/environment/data/BVQI/index.html

5.自社への批判・苦言  あり☆

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし  

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  なし

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

ソニーの主力ブランドは液晶テレビ「ブラビア」。

世界最薄などの機種投入を行うも、
景気悪化のため低価格機種に消費が流れ、
売上を伸ばせなかった。

ホタルと同じように有機物の発光現象を利用した
有機ELテレビもソニーの商品である。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
ウェブサイトが非常に充実しており、必要な情報が探しやすい。
英語版もある。http://www.sony.net/SonyInfo/csr/
冊子版も請求可能。
子ども版CSRレポート「未来を生きる君たちへ」が
作成されていることも素晴らしい。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/issues/book/index.html
(ただし、どのように子どもたちへ展開しているのかは疑問)

2.昨年のCSRリポートに関しては、
ウェブ版1997年以降が閲覧可能

3.GRI対照表については、
CSRレポートについて、情報開示、対象期間等々詳しい説明と共に
記載されている。

4.第三者機関のコメントについては、
個人ではなく、ビューローベリタス(BV) グループに依頼しているのが残念。
データの確実性は裏付けられるが、コメントへの信頼性が薄い。

5.自社への批判については、
全体的に、評価するコメントが主。
課題として、
業務手順書管理レベルの徹底と、海外域内物流のCO2排出量算定が
求められているのみ。

6.昨年の問題を今年達成したかについては、
昨年までの第三者コメントが確認できないので、比較不可。

7.CO2削減については、
2006年制定の環境中期目標「Green Management 2010」で、
全事業所からのCO2換算温室効果ガス総排出量を2000年度比で2010年までに絶対量で7%以上削減
という目標を掲げている。

8.グローバルコンパクトについては、
参考にしている、との記載はあり。

9.ISO14001については、
2002年4月全製造事業所で取得を完了。
2005年度末、全世界で一本化したISO14001の統合認証を取得。

10.ISO26000については、
2006年版レポートでは、ISO26001に向けた
策定作業について言及あり。

11.その他については、
第三者意見が残念。
PDF版では、BVの認証マーク記載があるのみで、コメントはなく、
ウェブ版では、BVからの参考所見についてのコメントはあり。
しかし、個人名で責任を持って発言した内容記載が望まれる。

全体としては、レポートのみならずCSR・環境・社会貢献欄に
非常に詳細な内容が記載されており、
会社全体としての社会貢献意識はとても高いことが伝わってくる。


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・・・


東芝  ☆☆☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆
 
  CSR報告書2009
    http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/report/index_j.htm
  環境レポート2009
    http://www.toshiba.co.jp/env/jp/report/index_j.htm
  社会貢献活動レポート2009
    http://www.toshiba.co.jp/social/jp/report/index_j.htm

2.CSRリポート(前年度) あり☆
  
  バックナンバー
    http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/report/index_j.htm

3.GRI対照表  あり☆
    
     http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/gri/index_j.htm

4.第三者機関のコメント あり☆
    
   神戸大学大学院 経営学研究科教授
   國部 克彦氏
     http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/report/review_j.htm

   ビューローべリタスジャパン株式会社
   システム認証事業本部
     http://www.toshiba.co.jp/env/jp/report/index_j.htm   

5.自社への批判・苦言  あり☆

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 あり☆  

7.1990年比でCO2削減6%以上 なし

8.グローバルコンパクトに参加  あり☆ 2004年1月

    http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/highlight/2009/global_j.htm

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

・・・

参考:

東芝のテレビの主力は、
液晶・薄型「REGZA(レグザ)」。

上位5社で前年度比増加率が一番高かった。
勝因は、割安モデルと、録画機能搭載モデル。

広告に福山雅治を起用し、
認知度向上に注力したことも奏功した。

・・・

担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
ウェブ上で見つけやすく、
さらに今回の評価対象項目の殆どが1ページに集約されており、
読者視点で作成されているのがよく分かり、好感度が高い。

またCSR、環境、社会貢献の三冊を毎年発行していることから、
会社の熱心さも伝わってくる。

2005年版以降は英語版、中国語版も揃えた充実ぶり。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
今年度版同様、見つけやすく、
また第三者意見はバックナンバーでも別途リンクがあり比較しやすい。

3.GRI対照表については、とても分かりやすい場所にある。

4.第三者機関のコメントについては、
評価者意見を受けて、東芝側のコメントも必ず記載されている。
毎年の改善点、良かった点もまとめられており、好感がもてる。

5.自社への批判については、
今後の改善が望まれる点として、環境レポートに記載あり。
内容は、データの確度、算出方法、網羅性の向上である。

6.昨年の問題を今年達成したかについても、
前年度からの改善点として、きちんとまとめられている。
2008年からの改善点は、データ充足度の向上があげられている。

7.CO2削減については、
環境レポート「ハイライト」にまとめられている。
http://www.toshiba.co.jp/env/jp/report/index_j.htm

東芝グループでは、事業所の操業にかかわる温室効果ガス排出量の、
事業拡大に伴う増加を2012年度までに止めて1990年度比の70%以下でピークアウトし、
そこから2025年に向け排出量を10%削減することを目指している。

8.グローバルコンパクトについては、
2004年1月に参加。

9.ISO14001については、
1997年に国内製造拠点でISO14001認証取得完了。

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、
各情報の見やすさが素晴らしい。
いずれの項目も、読者に探させるのではなく、
会社が見てほしいポイントを誘導するように配置されている。

それらの内容は決して会社にとって都合のよい情報だけでなく、
第三者意見の指摘も大いに記載し、
逆に次に繋げていることをきちんと伝えている所がとても良い。


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・・・


日立製作所  ☆☆☆☆☆☆☆

1.CSRリポート  あり☆
 
  CSR報告書2009
  環境報告書2009
    http://www.hitachi.co.jp/csr/download/index.html#download_01

2.CSRリポート(前年度) あり☆
  
  バックナンバー
    http://www.hitachi.co.jp/csr/download/index.html#download_01

3.GRI対照表  あり☆
    
    http://www.hitachi.co.jp/csr/download/gri/index.html

4.第三者機関のコメント あり☆
    
   小林総合法律事務所 弁護士
   小林 英明氏  

5.自社への批判・苦言  なし

6.上記の批判・苦言を翌年に改善 なし  

7.1990年比でCO2削減6%以上 あり☆

8.グローバルコンパクトに参加  あり☆ 2009年2月

9.ISO14001の取得  あり☆

10.ISO26000への参加表明  なし

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参考:

日立製作所の主力は、
ハイビジョンテレビ「WOOO(ウ―)」シリーズ。

2009年4月に冷蔵庫不当表示問題。
概要:
リサイクル材の使用により、冷蔵庫の製造工程のCO2を48%削減、
という記載で広告したが、実際には48%の効果は出ていなかった。
http://www.hitachi.co.jp/csr/information/fridge/index.html

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担当者の主観的記載

1.CSRリポートに関しては、
冊子版はエコほっとラインで請求可能。
https://www.infoword.jp/ecohotline/?module=Public&action=Detail&cd=4a77f7d221981

英語版、中国語版も揃えた充実ぶり。

2.昨年のCSRリポートに関しては、
バックナンバーも上記と同じページにあり見つけやすい。

3.GRI対照表については、分かりやすい場所にある。

4.第三者機関のコメントについては、
評価者意見を受けて、日立側のコメントも記載されている。

5.自社への批判については、
不祥事があったにも関わらずA4半ページの非常にあっさりとした内容で、
具体的な指摘がなく、第三者意見の役割を果たしているとは言い難い。

また、自社コメントも、今後の施策を考えたいと思う、という曖昧さで、
危機意識の低さが感じられた。

6.昨年の問題を今年達成したかについても、
具体的な反省、言及がなく、残念である。

7.CO2削減については、
CO2国内排出量削減率(基準年度1990年)
2008年度目標7%に対し、14%達成とのこと。
http://www.hitachi.co.jp/environment/activities/vision/plan.html#plan03

8.グローバルコンパクトについては、
2009年2月に参加。

9.ISO14001については、
国内外での取得実績あり。

10.ISO26000については、言及なし。

11.その他については、
不祥事後の対応が企業にとって非常に重要であるにも関わらず、
大企業としての責任感、
反省が伺える消費者へのアピールが感じられず、残念である。


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・・・

総評(薄型テレビ)

・・・


テレビメーカーは消費者にとって身近な企業であるため、
各社ともCSRに対する取り組みのレベルは高く、
相互に意識し合っていることが分かる。
(例えば、CSRレポートの英語・中国語版作成など)

対象5社の中では、東芝がダントツである。
☆の数だけでは差は分かりづらいが、
第三者意見の重要性を認識しているのは東芝だけ、と取れる。

一見、項目達成度は同じレベルに見えても、
じっくり比較することで、会社のCSRに対する意図の違いが大きく見えてくるので、
表面的なデータに惑わされずに企業を評価する重要性を学んだ。


・・・


(担当; 椿、27歳、女性、学生)