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途上国では、食事を作るのは、ほぼ女性の仕事だ。
(ま、先進国でもその傾向はあるが。)

途上国での違いは、
女性が、森に入って、薪(まき)をとってくる所から
食事の準備が始まることである。

途上国だけでなく、
難民キャンプなどにいる状況でも、
この薪をとってくるのは、
女性の仕事、ということになっている。


で、
薪をとりにいった女性は、
藪(やぶ)の中でまちかまえている
男性たちに、レイプ(強姦)されることが
多いのである。

これは、各方面で知られている
有名な事実である。

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上記のレイプの件はともかく、
女性が炊事関係の仕事をする、
というのが、当たり前の仕事になっているため、
幼少時から女の子は、
勉強をする時間をあたえられず、
薪をとってきて炊事をするため、
男の子に比べて勉強をするための時間が
少ない、のではないか、という意見もある。


また、
上記の他にも問題があり、
途上国や難民キャンプのまわりで
女性が無作為に、木の枝の伐採を行うため、
どんどん木が減っていき、
森林資源が枯渇してゆく、という
環境問題が発生している。

さらに、
薪を燃やした煙による、大気汚染や
それによる人体への影響(呼吸器疾患)も
問題になっている。


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で、
上記のような様々な問題を解決するために
現在、世界各地で普及されているのが、
ソーラークッカー(ソーラー炊飯器等)である。

形状はいろいろあるが、
半球形(または立方体等)の、
ギンギラギンに輝く反射板を使って、
太陽の光をあつめ、

真ん中付近におかれた
水の入った鍋(なべ)を暖める、
という、機器(道具?)である。

晴天の直射日光が直撃すれば、
水は、100度まで上がり、沸騰可能。
曇天時でも、
60度ぐらいまでは上昇するので、
普通の一般細菌の消毒をすることができる。

つまり、いわゆる
「安全な水」が手に入るのである。

(これを、太陽熱温水殺菌、という。)


この機器の
材質はいろいろあり、
ダンボール紙の表面を
ギンギラギンに加工したものなどは、
安いコストで作ることができる。


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この機器が普及すれば、
まわりにある森林が伐採されることもなくなり、

女性が薪をとるためにレイプされることもなくなり、
女の子が、勉強にさける時間も増える可能性があり、

また、
沸騰までいかなくても加熱による殺菌で
安全な水が手に入るので、下痢などの病気が減る、
という。

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最近、この新型が開発され、
太陽電池と蓄電池が合体したものも
開発された。

これの利点は、
日中の太陽光を蓄電できるため、
夜になったとき、
その電気をつかって発電をし、
照明に使うことができる。

この光で、
大人の女性が識字教育をしたり、
女の子たちが、勉強をしたり、
自分の好きな本を読むこともできる、という。


さらに、
自宅での出産が多い途上国において、
出産前後に、赤ちゃんを洗ったり、
女性の陰部を洗浄するために必要な

「安全な水」(細菌の入っていない水)
を入手するためにも、
このソーラークッカー複合システムは
使えるのではないか、ということが
検討されている。


既に、実施しているNGOたちが
世界各地にあるので、
一度見学になどいってみるのは
いかがだろうか?













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補足:
soloar cookiers international : SCI

SCIは、
アメリカのカリフォルニア州、サクラメントと
ケニアのナイロビにある、NGO。

2006年、世界再生可能エネルギー賞を受賞。

太陽照射が強く、この活動を行い安い国は、
スーダン、アフガニスタン、ソマリアなど。

http://www.solarcookers.org/