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私は、熱いものがダメである。

熱いスープなどが飲めない「猫舌(ねこじた)」で、
かつ、
熱い風呂にも入れない、「猫肌(ねこはだ)」である。

だから、
近くの銭湯や、旅行先で温泉にいった時も、
お湯の温度があまりに高いときは、
入れないこともある。

しかし、それでも私は、銭湯や温泉が好きである。


・・・

なんでかというと、
それはそのの「開放感」にある。

普段、服を着て、社会の中で暮らしている私。
服を脱ぐのは、自宅の狭いシャワールームだけ。

ところが、
銭湯や温泉という場所では、
すべてをぬいで、すべてをさらけだし、
ただただ、ありのままの姿になって
そこに存在している。

こんなこと、普通、ありえない。


このありえない空間に(ありえない状態で)
自分がいる、という
「奇妙な感覚」
が好きなのである。


・・・

「ありえない状態」と言えば、
最近、次の漫画がヒットしている。

「マンガ大賞2010」を受賞した作品で、
「風呂」をテーマにしたもの。

内容は、

古代ローマで「風呂を設計する技師」ルシウスが、
斬新なアイデアの風呂を作りたいと思い、
「もんもんと苦悩」しているうちに、

ちょっとしたことから
現代日本の銭湯や温泉、家庭のお風呂にタイムスリップ
してしまう。

そこでみた近代的な入力設備に衝撃を受け、
古代ローマに戻って、新型の風呂を作ってゆく、
という話。

ギャグもそこそこちりばめられていて、面白い。


この漫画の名前を、
「テルマエ・ロマエ」という。


注:
「テルマエ・ロマエ」(THERMAE ROMAE)とは、
「ローマの浴場」という意味。

ローマに公衆浴場が多数あったことは
歴史的な事実である。


・・・

で、
本日(5月5日、子どもの日)は、
(少なくとも)東京の港区では、
すべての銭湯が、小学生以下の子連れであれば
入浴料が無料である。

子どもだけでなく、家族全員が無料になるそうだ。

東京港区以外で、どうなっているのか
私は知らないが、
もし、みなさんのお近くに銭湯がある場合、
ちょっと電話をして、

「本日、菖蒲湯(しょうぶゆ)はやっていますか?
 子ども連れは無料ですか?」

と、確認した後、
銭湯にいってみるのはいかがだろうか?

もし、あなたに子どもがいなくても、
その辺で遊んでいる、近所の子ども(ガキ)を誘っていけば
いいだけなので、話は簡単である。


もちろん、
入浴後に読むための漫画本、
「テルマエ・ロマエ」を
かたわらに持っていくことを強くお勧めする。