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ユニセフは、国際連合児童基金
( United Nations Children's Fund )
の略称。

第二次世界大戦が終戦した翌年(1946年)、設立された。
当初は、大戦で疲弊したヨーロッパの子どもたちを
救済するための組織だった。

1950年代からは、
アフリカなどの開発途上国の子どもたちの支援を開始。

1965年、ノーベル平和賞を受賞。

以後、子どもを救うためには、
子どもに医療を提供したり、学校を作るだけでダメだと考え、

「社会全体の仕組み」を変えて、包括的に子どもを守る、
ことが必要だと提唱するようになった。

具体的には、
(1)子どもの生存と成長
(2)基礎的教育と男女間の平等
(3)HIV/エイズ
(4)子どもの保護
(5)政策提言とパートナーシップ

(わかりにくいと思うが)
以上の詳細は、こちらを参照。
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_unicef.html


逆に、ユニセフの欠点としては、
国連の他の組織と同様に、
その加盟国の外交政策に大きく影響されるため、
加盟国にとって都合の悪い活動は、できないし、しない、ということ。


(が、これはユニセフだけの問題ではなく、
 国連全体の問題であるが。
 この詳細は、長くなるので、事例を説明しながらまた別に触れる。)


で、ともかく、
今年(2010年)5月1日に、
このユニセフの新事務局長が、
本部のニューヨークで就任の発表をした。

で、ユニセフへの最大の募金国である、
日本へ挨拶に来るという。

(日本だけで、ユニセフへ、250億円もの額を募金している。)


この新事務局長が、
5月11、12、13日に訪日する。

これに合わせて、様々なイベントが日本各地で開催中。

もう、ほとんどのイベントが、
満員で入れないが、それでも一応、紹介しておく。


また、
どういう経歴のある人が、
ユニセフの事務局長になるのか、
ということを伝えるため、以下に関連記事を転載する。


(以下、転載)


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ユニセフ事務局長に 
元ユニセフ米国委員会会長の アンソニー・レーク氏が着任

(5月1日、ニューヨーク)

ニューヨークの国連本部で就任の宣誓をする
パン・ギムン国連事務総長とアンソニー・レーク氏。

45年に亘り、様々な公的また国際的任務を果たしてきた
アンソニー・レーク氏が、
本日、第6代ユニセフ事務局長に就任しました。

「ユニセフの活動に参加できることを大変嬉しく思います。
 素晴らしい職員と多くのパートナーと共に、
 世界中の子どもの権利保護を推進することを
 楽しみにしています。」

と、就任初日、レーク氏はその抱負をこう述べました。


アンソニー・レーク氏は、
ユニセフ執行理事会との協議を経て、
パン・ギムン国連事務総長により
ユニセフ事務局長に任命されました。

2010年3月16日に任命を発表するにあたり、
パン・ギムン国連事務総長は、レーク氏が
「米国政府での、長期間に亘る
 素晴らしいキャリアを通し培った豊富な経験」
を持ちあわせていると述べました。

レーク氏は、これまでに、
世界中の指導者や政策決定者と共に働いてきた経験を持ちます。

ビル・クリントン政権では
国家安全保障担当補佐官(1993年〜1997年)を務め、

カーター政権では
米国国務省政策企画本部長(1977年〜1981年)として、
外交政策、国家安全保障、人道、開発問題
についての政策決定に携りました。

また、2007年から2008年にかけては、
バラク・オバマ氏の大統領選キャンペーンにおいて
上級外交政策顧問として活躍しました。


レーク氏は、
平和や安全問題の分野において多大な功績を残しています。
1997年に米国政府での職務を離れて以来、
レーク氏は米国大統領の特使として、
ハイチ、エチオピア、エリトリア各国を担当。
2000年には
ホワイトハウス・サミュエルネルソンドリュー章を受賞し、
エチオピアとエリトリア間の戦争を終結させた
「アルジェ協定」の締結にも貢献しました。

また、ボスニア・ヘルツェゴビナ、
北アイルランドの平和構築においても、
重要な役割を果たしました。

「平和や安全は、子どもたちにふさわしい
 世界の基礎となるものです。

 戦争は、子どもたちの命を奪うのみならず、
 病気をもたらし、経済的な繁栄の阻害要因ともなります。

 そして結局のところ、本当の平和というものは、
 外交政策の紙の上に現れるものではない。

 それは、女の子や男の子の、
 安全で健康な生活の中に見出されるものです。

 今日、子どもたちの生活を改善することが出来れば、
 その子どもたちが、
 今よりも良い未来を受け継いでくれるのです」

と、レーク氏は述べました。


アンソニー・レーク氏は、40年以上にわたり、
非政府・民間組織を通じて
国際開発や子どもの権利の問題に関ってきています。

国際NGOのInternational Voluntary Servicesを率い、
赤十字国際委員会の国際顧問も務め、
セーブザチルドレンや米国海外開発評議会の執行理事も務めてきました。


レーク氏は、
ミレニアム宣言やミレニアム開発目標を強く支持しています。

「ミレニアム開発目標には、
 母親や子どもの健康を促進することや、
 教育におけるジェンダーの平等をはかること、
 また飢餓を撲滅させることなどが掲げられていますが、

 その本質として、つまりは、
 世界中の最も弱い立場の子どもたちが、
 その可能性を最大限に発揮出来る機会を
 与えるためのものである、と言えるでしょう。

 目標達成年とされる2015年に向け、
 またその後にむけて、
 私たちが緊急に解決しなければならない
 多くの課題が残っています。

 しかし、私は、
 政治的意思と、確かな戦略、十分な額の投資、
 そして国際社会の全ての構成員が参加することによって、
 こうした目標は達成出来ると信じています。」

 と、レーク氏は述べました。


レーク氏は、長年に渡ってユニセフの活動に貢献してきた。
レーク氏は、米国のユニセフ協会にあたる
ユニセフ米国国内委員会(US Fund for UNICEF)
の執行理事を9年間務め、
うち2004年から2007年まで会長を務めました。

レーク氏の指導の下、
ユニセフ米国国内委員会は、募金額の大幅な伸び、
そして人事や任務の改善を図りました。

レーク氏は、ハーバード大学、
プリンストン大学ウッドローウィルソン公共政策学院
より博士号を取得。

ユニセフ事務局長就任直前まで、
ワシントンDCのジョージタウン大学にて
外交政策の特別名誉教授を務めていた。

また、レーク氏の教育分野に関する造詣は深く、
マウント・ホリオーク大学を含めた
米国の様々な教育機関において執行理事を務めるなど、
同分野でも多大な功績を収めています。


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ユニセフ新事務局長来日記念公開イベント
(5月12日(水)午後6時 国連大学ビル) 

5月12日、
ユニセフのアンソニー・レーク新事務局長が、
最大のユニセフ支援国の一つ日本を訪問します。

ユニセフ東京事務所と日本ユニセフ協会は、
長年米国政権や米国ユニセフ協会などで
リーダーシップを発揮してきた同事務局長の来日に会わせ、
下記の公開イベントを開催いたします。

「ユニセフ新事務局長来日記念公開イベント 子どもにふさわしい世界のために」

■日 時: 2010年5月12日(水)18:00〜19:00
■会 場: 国連大学ビル ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
■定 員: 300名(申し込み先着順・事前申し込み制・当日参加不可)
■参加費: 無料 *同時通訳あり
■プログラム:
18:00  開会の辞 平林国彦 ユニセフ東京事務所代表
18:05  アグネス・チャン 日本ユニセフ協会大使より挨拶
18:15  青南小学校の子どもたちによる合唱 ユニセフ・アンセム(交響曲)『ララバ

イ』
18:25  黒柳徹子 ユニセフ親善大使より挨拶
18:40  ユニセフ新事務局長 アンソニー・レークより挨拶及び所信表明
18:55  閉会の辞 東郷良尚 日本ユニセフ協会副会長


(注:、上記のイベントは、既に満席)