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米国公認会計士の資格を取得


山本 その後(履歴書上は)経歴がないですが、何をしていたんでしょうか?

テツ はい、えっと
   2009年の1年間をかけて、「会計士」の勉強をしておりました。

   「米国公認会計士」というアメリカの資格があるんですけれども、

(注:米国公認会計士 USCPA: US certified public accountant )

CPA(米国公認会計士)情報局!
http://www.uscpainfo.com/

米国公認会計士|資格の学校 TAC
http://www.tac-school.co.jp/kouza_uscpa/

   こちらの試験勉強をして、実際に受験して、
   えっと全部で4科目からなる試験なんですけれども、
   それを全科目終了させるのに、ほぼ1年かけてという感じでした。

山本 ええと、この資格に関して、
   (履歴書内に)カッコ(括弧)して、
   ニューハンプシャー州と書いてありますけれども、

   これはニューハンプシャー州に行って勉強をしたのか、
   それとも、日本で通信教育のようなものを受けたのか、どちらでしょうか?

テツ 日本にこの試験向けの予備校がいくつかあるのですけど、
   日本で受験勉強はできます。

   資格としては、この州の会計士という扱いになるんですけれども、
   全米統一試験ということで、どこの州でも試験問題は同じなんです。

   ただ、大学で会計の科目を何単位履修していないといけないとか、
   ビジネス(商学)に関連する科目を何単位とっていないといけないとか、
   それぞれの州で受験するための要件というものが異なるので、
   そういう要件が自分に適していた州ということで
   ニューハンプシャー州へ願書を出し、受験申請をして、
   その州の試験を受けたという形になっています。

山本 なるほど。

テツ はい。ということで、実際の試験勉強は日本でできたんですけれども、

   試験自体はアメリカの領土内でしか実施されておらず、
   日本国内では受けることができないので、
   私はオレゴン州とサンフランシスコのあるカリフォルニア州の方に
   2回、試験を受ける目的で渡航しました。

山本 えっと、これも突っ込もうとすれば突っ込みどころ満載ですけれども、
   後で時間があれば聞きますね(笑)。

   ええと、なるほど、わかりました。

   次が、えっとつまり、その
   (米国公認会計士に)合格したということですね?

テツ はい。

山本 えっと、合格したということですね。
   履歴書に書けるような状態になったということですか?

テツ いや、それが、あの米国の公認会計士制度の
   面倒くさいところなんですけれども、
   そして、実際に日本でも似たような感じなんですけれども、
   会計士試験に受かったからすぐに会計士を名乗れるというよりは、
   実際にそこで実務経験があるかどうかといった、
   さらなる条件があるんですね。

山本 そうなんですか。

テツ 例えば、日本の場合も公認会計士の試験は
   1次、2次とあるんですけれども、
   実際にその2つに受かっても「会計士補」という、補助の補なんですが、
   会計士補という名前の身分に過ぎず、そのあと実務経験を複数年、
   2年か3年だと思うんですけれども、積んだ後にまた、
   最後の試験に受かってから会計士を名乗れるんですね。

(注:公認会計士の資格試験は、医師、弁護士のそれと並んで、
   一般に、日本三大国家試験と言われている。)

日本公認会計士協会
http://www.hp.jicpa.or.jp/

山本 アメリカも大体同様な感じで?

テツ はい、アメリカも大体似たような感じで、
   実務経験があることが、その、
   「会計士を名乗る条件」になっています。はい。

山本 あなたは実務経験がないので、
   その(後の)最後の試験を受けていないので、
   米国公認会計士とは、言えないんですかね。

テツ ええ、はい。

   最後の試験というのは米国の会計士試験制度では原則ないんですけど、
   以前いた、会計事務所の経験を実務経験として提出するか、あるいは
   今度、これから行く(WFPの)仕事が、
   会計関係の仕事なので、それを経た上で会計士の登録をするか、
   どちらかなんですけれども。

   ええと、今度(WFPで)関連分野の仕事をすることが決まっているので、
   それを終えてから登録しようと考えています。

山本 なるほど。
   要するに、JPOで、国連関係の仕事で、
   会計関係の仕事をする(予定なので、それで一石二鳥だ)、
   ということですね。

テツ はい、そうです。

山本 なるほど、
   (これで、これまでの流れが)非常にわかりやすくなりましたね。

   はい、
   (客観的な経歴に関しては以上)というところですかね。

・・・

JPO試験の、試験と面接


山本

   で、あのJPO試験の募集期間は、
   いつから始まっていつが締め切りだったんですか。

テツ 去年、2009年度については
   4月1日から6月30日までということだったと思います。

   今年はちょっと変わって、あの、
   試験制度自体が若干変更しているんですけれども、

   今年(2010年)はもう始まっていて、
   6月9日までだったと思います。

山本 早めに締め切りになったということですかね、端的に言えば。

テツ はい、そうですね。

山本 ええと、それで、なぜJPOに応募したのかは後で聞きますね。

   えっと、(まず、客観的なことだけを)時系列で聞きますと、、
   当然願書とかを出しますよね。
   それはEメールですか、紙ですか?

テツ ええと、私以前にも受けたことがあるんですけれども、
   2005年にはEメールベースだったんですけれども、
   今は紙で郵送のみでの受付ということになっているみたいです。

山本 ああ、そうですか。
   2005年というと、平成17年でT社にいたとき、、、

テツ ええと、税理士法人T社にいた頃です。

山本 わかりました。その(時の受験の)話はあとで聞きますね。

テツ はい。

山本 まぁ、で今回の(JPOの受験の)ことを聞くと、

   えー、紙ベースで願書を出して、えー、で、
   まず紙ベースで審査があるんですよね?

テツ あ、はい。

山本 で、2次試験は面接ですか?それとも

テツ あ、面接ですね。
   9月に面接があり、その1ヶ月くらい前の8月に、
   「面接があります」
   という1次選考合格の案内が郵送で来たんですけれども。

山本 はい。なるほど。
   それで面接試験は何回?
   あ、例えば30分くらいに分けて何回とか、、、

テツ えっと1回でしたね。
   面接官の方が3人いて。

山本 受験者のほうは1人ですかね?

テツ あ、はい、受験者は1人です。
   面接官は3人という形でした。
   人事センターの方と国際機関経験者と。

山本 30分くらいですか?

テツ そうですね、30分くらいだったと思います。

山本 えっと、大体どんなことを聞かれましたかね?

テツ えっと、まぁ、志望動機であったり、
   あとは、JPOに応募するにあたり、
   どの(国連)機関に行きたいかというのが聞かれるんですけれども、
   自分の場合であったら、WFPを希望した理由とか、
   あとは専門性ですかね、過去にどのような経験を積んできたか、
   というのを交えながらですね。

   また、自分に関する経歴とか職歴とかのほかに、
   ODA(政府開発援助)であったり、MDGsであったり、
   あの、ミレニアム・ディベロップメント・ゴール、ですかね、
   UNDP(国連開発計画)の。そういうことに関する質問もありました。

外務省:国際協力 政府開発援助 ODA
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html

United Nations : Millennium Development Goals (MDGs)
http://www.un.org/millenniumgoals/

外務省: ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/mdgs.html

山本 あの、MDGsを
   このインタビューを書き起こす人がわからない、
   かもしれないので、解説します。

   MDGsというのは、
   ミレニアム・ディベロップメント・ゴールズのことで、
   2015年までに、達成するべき
   (貧困・教育・医療などの)各分野の数値目標を
   国連が決めた・・
   まぁあの、UNDP(国連開発計画)が主に決めた数字ですね。

UNDP : United Nations Development Programme
http://www.undp.org/

国連開発計画 東京事務所 UNDP Tokyo
http://www.undp.or.jp/

テツ まぁ、そういうものに対する意見を聞かれました。

山本 なるほど。で、それが9月でしたね。

テツ はい。

・・・

JPO試験に合格


山本 それで合格通知が来たのはいつですか?

テツ 12月、去年(2009年)は年末に来ました。

山本 ええと、1次試験、最初の紙の段階で、何人くらい応募して、
   2次試験に何人くらい残って、というのはご存知ですか?

   協力隊の場合はHPに公開されているんですけれども、
   JPOも公開されているんですか?

テツ はい、
   JPOの場合も外務省管轄の国際機関人事センターのHPにて
   公開されているんですけれども、

外務省・国際機関人事センター
http://www.mofa-irc.go.jp/

JPO派遣制度
http://www.mofa-irc.go.jp/boshu/boshu_aejpo.htm

   えっと確か、
   1次で、300名程度の応募で、
   その中から何人に絞ったか数字は覚えていないんですけれども、
   書類審査である程度絞られて、
   最終的に、2次の面接も経た後での合格者は29名。

山本 29名。

テツ はい。
   それで人数が足りなかったのか、
   今年、初めて追加募集をしていたんですけれども、
   そこでやはり200名くらいの応募があって、
   その中から、5名決まったということを伺っています。

JPO派遣候補者選考試験応募者数及び合格者数
http://www.mofa-irc.go.jp/boshu/boshu_aejpo_kanren.htm

山本 最初300名応募があって29名決まって、
   追加募集があった、この2次募集は初めて実施したんですね?

テツ という風に伺っています。

山本 で、200人また来て5名決まった。

   なるほど、では最初の300名の中に、
   (各国連機関の)向こうの案件(条件)に適合する人材が
   いなかった、ということですよね。

テツ まぁ、2次募集をした理由はいろいろあると思うんですけど、
   やはり日本政府が支援している制度ですので、
   日本政府として日本人を送りこみたい機関というのは
   恐らくあって、
   「こちらの機関に対して、こういう専門分野で限定して募集します」、
   という形で追加募集をしていました。

山本 なるほど。
   日本政府が、(例えば)WHO(などの特定の国際機関)において
   発言力を強めたい(などと思っている)ところに、
   JPOの職員も、たくさん入れたい(送りたい)と言うことですかね?

テツ ま、そうですね。
   発言力もあるかもしれないんですけれども、
   JPOは若手で、そこまで発言力では期待できないので
   どちらかというと、バランスと言うのでしょうか。

   まぁ極端な例の挙げ方で悪いんですけれども、
   (一般的に人気のある)「UNICEF」に20人送るよりは、
   まぁ色んな機関に2〜3人ずつばらけて派遣したほうがいい、
   将来的に正規職員になる日本人の割合も増えるから、
   という考え方もあると思いますしね。

山本 なるほど。わかりました。
   それで、(2009年)12月に合格しましたと。
   それで、今日が、ええと(2010年)4月ですもんね。

テツ はい。

・・・

WFPへの派遣


山本 ええと、で、その後の研修をざっとお聞きしたいんですけれども、
   研修と言いますか、その
   JPO試験に12月に合格通知が来てから、
   実際に、そのー、
   WFPの会計業務をやるということでしたけれども、まぁ2年間ですよね。

テツ そうですね。

山本 何年の何月から何年の何月ですか?

テツ 今、諸手続きを進めている段階なんですけれども、

   私の場合は勤務開始時期が、A.S.A.P.、つまり
   アズ・スーン・アズ・ポシブル(as soon as possible できるだけ早く)
   で契約書が届いているんですけれども、

   派遣前に行わなければならない書類上の手続きがすごくあるので、
   例えば国連指定のお医者さんに診てもらい、
   健康診断の結果を郵送するとか、
   以前働いていた組織の上司に推薦状を書いてもらったりとか、
   内容を確認して契約書をサインとか、
   そういうのもあるんですけれども、
   まぁ一連の手続きが終わるのが6月半ばくらいになるのかな、
   ということで、
   着任の時期も6月になるのではないかなと思っております。

山本 あぁなるほど。
   まぁ色々な書類と健康診断を出すのにそれくらいかかるから、
   アズ・スーン・アズ・ポシブルではありますけれども、
   まぁそのくらいになっちゃうということですね。

テツ そうです。

山本 で、それは、直接行くんですね?
   あの、WFPに。

テツ あ、そうですね。

山本 ええと、WFP(の本部)は確かローマですよね?
   イタリアのローマに本部がありましたよね?

WFP 国連世界食糧計画
http://www.wfp.or.jp/

テツ はい。

山本 ではそこに行くと言うことで。

テツ はい、私の場合は「財務職」ということで、
   英語で言うと
   ファイナンス・オフィサーという肩書きになるんですけれども、
   会計・財務の仕事をやっている人の半分が
   ローマ本部に所属しているということなので、

   取り入れている会計システムは組織によって違ったりするので、
   (組織に入ってすぐはそれが分からないので)
   その勉強と言うんでしょうか、
   覚えながら仕事をしていくということで、
   最初の赴任地として、ローマに配置されることになりました。

山本 ええと、WFPは不勉強なんですが、
   私、WHOはかなり詳しいので、それを引き合いに出すとですね、

   要するに国際機関は、いわゆる本部と呼ばれるものが、
   ローマならローマ、ジュネーブならジュネーブにあって、

   それ(その本部)は、
   世界を例えば5つなり、いくつかのエリアに分けて、統治していて、

   で、それの中に更に各国ごとに、
   エリアの中に各国の事務所があったり、
   という体制で統治しているはずなんですけれども、

   その、WHOやWFPが、世界を5つだったり6つだったりに分けている
   「世界のエリアの分割の仕方が、各国連機関ごとに違っていること」
   を、私は知っているんですけれども、

注:
WHO(世界保健機関)の場合は、以下の6つに世界を分割し、
それぞれの中心に地域事務所を置いて、世界を管轄している。
1.アフリカ(北東部を除くアフリカ。コンゴに地域事務所)
2.アメリカ(南北アメリカ大陸。アメリカに地域事務所)
3.東地中海(中東と北東部アフリカ。エジプトに地域事務所)
4.ヨーロッパ(欧州とロシア。デンマークに地域事務所)
5.東南アジア(南アジアと東南アジア。インドに地域事務所)
6.西太平洋(東アジアとオセアニア。フィリピンに地域事務所)
地域事務所のことを Regional Office という。

注:
WFP(世界食糧計画)の場合、
Regional Bureau と呼ばれる地域事務所が各地域にあり、
WHOとは異なる世界の分割の仕方をしているようだ(?)。
またそもそも、WFPは、国連の組織としてはめずらしく、
(紛争地帯等での)緊急援助にも関わっているため、
緊急援助、復興、開発(社会開発)という
3段階の国際協力の領域に、広く関わっている。

   あなたは、将来的に、
   (最初に赴任する)ローマの本部ではなくて、
   その5つか6つに分けたエリアの支部に赴任したり、

   もしくはその下の、(各)国の中のWFPの1支部に、
   小さい支部に行く可能性もあるんですか?

テツ まぁそうですね、、、可能性としては、
   ずっとローマ勤務というよりは、
   いろんなところに転勤するということを
   組織としてすごく促進しているようなので、

   そのような機会があれば、そのどちらかと言えば、
   その転々とすることが、「望ましい」キャリア・・
   じゃないですけれども、その、
   キャリアパス(経歴作成の道)として考えていると思います。

山本 それは、「あなたにとって望ましい」んですか?
   それとも「組織にとって望ましい」んですか?

テツ ええと、組織が望んでいて、そして、
   自分もそれが続けられるのであれば、
   まぁそういう形でしていきたいなとは思っております。

山本 で、結局あなたは、現在は、
   そこそこフランス語をしゃべれるんでしたでしょうか?

テツ はい、そうですね。仕事をしていく程度には。

山本 あ、それじゃ、大丈夫ですね。
   まぁ(国連公用語6つのうちの)2ヶ国語(が)しゃべれれば
   どこいっても大丈夫でしょうね。

・・・

JPO試験合格後、派遣される前の、研修


   ええと、次がですね、研修ですね。

   それでは、6月中旬に、
   いきなりあの、ローマの本部に行くので
   別にその、例えばJICAの協力隊のように、
   事前の技術補完研修のようなものが、
   どっかであるわけでは全然ないんですかね?

テツ えっと、あります。
   毎年、FASIDという団体が、JPO合格者を含め、
   国際機関に派遣される人たち向けの研修を1週間やっていて、
   それが2月の終わりにあったので、
   9時半から5時くらいまで一日中、5日間参加してきました。

FASID:トップページ
http://www.fasid.or.jp/

FASID 国際機関コース
http://www.fasid.or.jp/kenshu/kokusai/index.html

山本 あーわかりました。
   では1週間それがあったということですね。

テツ そうですね。

山本 それは大体何を勉強したんですか?
   その1週間。

テツ あー、それは過去にJPO制度を利用して、
   国連機関に派遣されて、今でも国連機関で働いている人であったり、

山本 それは会うってことですか?

テツ そうですそうです、そういう方が講師として来られて、
   国連機関で生き残っていくためにはという話であったり、

   あるいは実際にUNDPであったりUNICEFであったり、
   そういう機関では
   どのようにプロジェクトを進めているかという話であったり、
   という感じの内容でした。

山本 なるほど。
   ま、ではそこだけは(ざっと流さず、詳しく)聞きましょうかね。

   えっと、国連機関で続けていくには、
   どうしたらいいと言っていましたか?

   ここだけは聞きましょうかね。
   長くなってもいいので。最も重要な部分ですので。

テツ えっと、関係性、、、
   その他者との関係性がすごく重要視されていて、というのは
   やはりチームワークがベースとなる仕事なので、
   別な言葉で、一言でいうと
   「人脈」という言葉になるんでしょうけれども、

   実際に「人脈」と言うのは何を意味するかと言うと、
   仕事を通じて他国で働いている他の人ともつながりを持ったり、

   例えば、カントリーオフィス、
   そのどこでもいいんですけれども、
   アジアの(ある)国で働いているとして、
   そういう状況下で、自分の行動範囲をその国だけで留めないで、
   自分の所属機関の本部があるところに機会を見つけて訪問して、
   機関で働いている他の職員と積極的に関わりを持って・・

   結局、JPOというのはスタートラインでしかないので、
   国際機関には入ったけれども、
   そのパフォーマンス(行動)を続けるという点で、
   「人と、どうやって関係を作っていくか」というのが、
   研修で複数の方が言われていた話で、ありました。はい。

山本 なるほど。

   一言で言えば人脈だけれども、
   他者との人間関係の構築に、色々、国を越えて
   色々、気を使うことができる人。

テツ はい。

山本 他にはあります?

テツ 他に、、、(沈黙)

山本 ないですか。

テツ あ、すぐに思いつくのはそんなところです(笑)

・・・

JPOの2年間後、国連職員として残るためには、人脈


山本 それでは具体的なことを言うとですね、
   なるべく短くしますが、
   私が「世界と恋するお仕事」という本を作ったときに、
   これは数年前ですかね、取材したのは。

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093876401/

   国際機関、その外務省の国際機関の人事センターという、
   まぁそのJPO試験を運営しているところに取材したところ、

   JPO試験を受かって、どこかの国際機関で働いたけれども、
   当時派遣期間は3年でしたけれども、
   まぁその後にですね、
   結局なんらかの国連関係もしくは世界銀行を含めた国際機関に
   就職できたというケースは50〜60%の間に過ぎない、
   とおっしゃっていたわけなんですよ。

   国際機関の人事(担当)と言う方がですね(、言ってたんです)。

   である意味、割合としては半分ちょっとだと。
   で残りの人はどうしたのかというと、まぁ、はっきり言えば、
   普通の日本の企業等でのサラリーマンに戻ったと。

   マンと言っちゃいけないのか(笑)
   サラリーパーソンに戻ったと。

   もしくは大学、学校関係等に戻ったということをおっしゃっていまして、
   そういったこともその研修では言っていましたか?

テツ (国連内部に)残る確率が高くない、といったことだったり?

山本 ええ。

テツ あ、はい、そうですね。

山本 それははっきり言っていました?

テツ はい、
   まぁ合格したといっても、
   合格したからこのままずっと(国連職員でいる)というのは
   (JPO側の)希望としてはあったとしても、
   それが現実としては叶わない、というのは、
   みんなというか自分も含めて理解していましたね。

山本 あーじゃぁやっぱそのー、
   国連の組織が残ることが厳しいというのは、
   やはり皆さん、何らかの情報を事前に、
   あなたを含めた29人+5人だから34人の人ですか、
   みんな認識していた、ということですかね。

テツ はい、そうですね。
   実際に研修に来ていたのは15人くらいで、
   まぁ他の合格者の中には、既に世界に散らばっている人達もいるので、
   仕事の都合などで来れなかったという人もいたんですけれども、
   でもそうですね、少なからずそういう認識は、、、

山本 事前にあったということですね。なるほど。
   私もよく自分の本に、
   今しゃべったことをよくブログに書いていますけれども、
   そういうことは割と良く、どっかのネットとかで見て知っている
   ということですね。
   それはいいことですね。

テツ 私の場合、山本さんのブログ、かもしれないですけれども(笑)

山本 あなたは
   (宇宙船地球号のインタビューの書き起こしの仕事を手伝っていたから)
   知っているかもしれないけれども、
   他の34人の人が知っているかどうかは、わかんないけどね。

テツ まあ、そうですね。

山本 あとは、その国連職員の人の契約が、
   (私の)ブログにも書いてあるように、
   数ヶ月から長くても2年の
   有期雇用であって、永久就職が極めて少ないということも、
   その1週間のFASIDの研修では言っていたんですか?

テツ ええと、コンサルタント
   (ある一つの仕事に対する雇用で、通常短い期間の雇用)
   があったりということですか?
   その契約がということですか?

山本 ええ。
   数ヶ月から長くても2年の有期雇用であって、
   永久就職が極めて少ないということも、
   その1週間のFASIDの研修では言っていたんですかね?

   というのも、あなたは当然知っていたかもしれないんですけれども、
   他の34人も当然知っておくべきことですよね?

テツ はい、そうですね。
   ええと、(将来的な就職状況は)厳しいという話の中で、
   必ずしも、ずっと国際機関にいれないという(ことが)
   (話の)流れの中ではあったと思うんですけれども、

   具体的なプレッシャーと言うんでしょうか、
   ある意味あんまり、楽しい話じゃないので、
   そういうのを前面に出していたかというと、そうでもなくて。

   やはり、派遣候補者が出発を前にした時期での研修なので、
   どちらかというと「がんばってきてね」というようなイメージ、
   でしょうか。

   あ、全然、隠蔽(いんぺい)とか隠すとかいった意味じゃなくて、
   どちらかというとポジティブに、
   国際社会における日本の存在感が低下していることとか、
   国連内で就職活動を続けていかなきゃならないことにしても
   大変厳しい現実ではあるけれども、
   それをまぁ、どうポジティブに伝えるか、
   といった趣旨が研修にはあったのかなと。

山本 なるほど。
   まぁ運営側だとすると、それで妥当だと、適切だと思いますね。

   まぁ(青年海外)協力隊の時にもね、
   まぁ、(行く前から)意気を挫く(くじく)ような発言とかは
   やっぱり控えたほうがいいと、私も思いますので。はい。

   あのー
   (モチベーションをあげてあげることと、現実の厳しさを教えることの)
   バランスがすごく難しいですね、、、

   わかりました。
   えーと、で、あの2月に1週間の研修があって、あの、
   それ以外には、その健康診断とかを
   受けたりとかですね、他は別に、、、

テツ あ、はい。ないですね。

山本 じゃ、割と暇でしたよね(笑)

テツ はい、そうですね(笑)

山本 あーそれでウチの団体の、
   書き起こしを手伝っていただいたり、あの、
   メイさんの件と、
   あずたんさんの2件をやっていただいたわけですね。
   ありがとうございました。

テツ いえいえ。






注:
テツさんが行ってくれた、書き起こしの仕事の一覧は以下。


青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後その1 5224字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65434027.html

青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後その2 7786字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65434029.html

青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後その3 7949字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65434032.html

青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後その4 6326字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65434034.html


青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その1 7817字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444771.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その2 6973字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444772.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その3 5828字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444773.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その4 6601字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444774.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その5 6453字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444776.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その6 6467字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65444778.html

青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その7 6997字
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青年海外協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣後_その8 7420字
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