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在外公館派遣員とは?


山本 お名前は、えーっと。
   お名前をちょっと言っていただけますか?

きゅう あ、はい。きゅうです。

山本 えーっと、で、えーっとぉ、
   外務省の在外公館派遣員制度という枠組みで
   某国に行かれてたということでよろしいですか?

きゅう はい、行っておりました。はい。

山本 派遣期間は?
   
きゅう 2000年後半から2年間でした。

山本 外務省と
   国際交流サービス協会と
   在外公館派遣員制度の

   その3つの関係をちょっと軽く喋っていただけますかね?

外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/

社団法人 国際交流サービス協会
http://www.ihcsa.or.jp/0000top.html

在外公館派遣員制度
http://www.ihcsa.or.jp/0000top.html

(注:在外公館とは日本の国外にある日本の大使館や総領事館などのこと)

(注:在外公館派遣員とは、上記の大使館等で、頼まれた仕事をする人。
   仕事内容の詳細は、後述。)

きゅう はい。えーっとぉ。

山本 困ってるね(笑)

きゅう そうですね(笑)

    えっと、
    外務省が(在外公館)派遣員というポスト(立場)の人材を
    募集してほしいという依頼を
    社団法人・国際交流サービス協会にします。

    で、その依頼を受けて
    国際交流サービス協会は面接を実施して、採用して、
    で、その人材を大使館に派遣するという。

山本 各国にある日本国外にある大使館や総領事館に。

きゅう はい

山本 なるほど。
   えっとぉ、
   だいたい、毎年何人ぐらいの方が
   この在外公館派遣員という形で
   日本国外にある大使館(等)に送られてるんでしょうかね?

きゅう はい、おそらくですね。
    まず、現時点で採用は年に2回、春と秋にあって、
    だいたいおそらく平均で一回の募集につき60〜70公館・・

山本 が採用される?

きゅう はい。募集をかけているので、まぁ、60人〜70人、1回に・・

山本 で、(春と秋に募集があるから、その)2倍。

きゅう はい、2倍。
    ですのでまぁ、65人として130人が年間で採用される数ですね。

山本 なるほど。

きゅう おそらくですね。

・・・

仕事の内容、は?


山本 はい。で、私あのぅ、えっと、
   4,5年前に「世界に恋する仕事」という本を作った時に
   取材させて頂いて、

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093876401/

   その外務省の別館に行ったんで、
   あのぅ、当時の記憶を思い出そうとしてるんですけれども、

   さて、ひとつは
   仕事の内容なんですけれども。

きゅう はい

山本 えっとぉ、そのまぁ、
   日本国外にある、各国の日本大使館に
   在外公館派遣員として派遣された場合、
   どのような仕事を一般的にですね。

きゅう はい。

山本 するんでしょうか?

きゅう はい。
    まず、仕事は本当に
    公館、あるいは大使館か総領事館かによっても
    かなり異なるみたいなのですが、
    一般的には、あのぅ、いわゆる
    「便宜供与」(べんぎきょうよ)
    と呼ばれるお仕事。

山本 これは私は(昔、本を書いたから)知ってますけども、
   「便宜供与」は初めて聞いた人には
   漢字も意味もわからない思いますが。

きゅう はい(笑)

山本 べんはどんな漢字ですか?

きゅう 便利の便に。

山本 ぎは?

きゅう ぎ、便宜を図るの便宜に、
    供与は与えるの供与です。

山本 はい。

きゅう これはおそらく外務省の専門用語かもしれないんですけれども、
    いわゆる外交の、外交活動の側面支援(サポート)をする仕事で、
    具体的には

    (日本の国会議員などの偉い人が、その国に行った時に)
    空港支援(空港への出迎えとホテル等への案内)ですとか
    会議の会場手配、アレンジ、
    あるいは航空券、宿舎留保・・

山本 留保の意味がわかりません。

きゅう あ!(笑)
    航空券、それからホテルの、
    まぁ宿舎を手配する業務。

山本 要するに「予約をする」ということですね?

きゅう そうですね。予約をする業務。
    それから、まぁその視察に同行して・・

山本 はい。

きゅう そのぅ、国の、まぁたとえば、スポット、遺跡ですとかを
    案内するような仕事。

山本 そういうのは誰の(どんな人の)視察に同行するんでですか?

きゅう はい、外務省からの、外務省の職員の方が出張で来られますので、
    そういった方、それから国会議員の方ですとか、
    あとは各省庁の方が、まぁあのぅ、
    会議参加等でやってきて、
    その一環で視察だとかで国内を回りたいと言ったときに
    ついて回ることがあります。

山本 つまり、
   テレビとかで名前を聞いたことがある衆議院議員さんとかの
   「便宜供与」と言われる、
   ホテルや車の手配をしてあげる仕事が、メインの仕事のひとつですね。

きゅう そうです。
    はい、そうですね。

    あとは、あとはまぁ、
    公館によっては総理大臣が来たりしたときに
    それこそ、まぁ、ホテルのアレンジをしたりですとか、
    まぁ、総理大臣レベルの方が来なくても
    国家間協議を政府主体で行うときとかは、
    まぁ、派遣員が主となってホテルの部屋を確保したり、
    昼食の手配をしたりとか、そういう・・
    そういう仕事をしています。

    ですので、若干まぁあのぅ、
    旅行代理店的な、旅行代理店とホテルのサービスのあいのこみたいな
    仕事になるのかなと。

山本 まぁ要するにJTB(日本交通公社)のような仕事かと。

きゅう そうですね。
    ただただ、絶対そうとは言えなくて、やはり性格は違うのですが、
    たとえば視察の同行はその国の知識を学んで
    案内できるようにならなくてはならないですし、

    航空券やホテルの手配には
    それなりの知識と関係者との関係を築く必要がありますし、
    あと、大使館との間のホテルの料金レートを設定したりですとか、
    そういう仕事は若干旅行代理店に近い仕事かなと。

山本 なるほど。

きゅう はい。

山本 わかりました。で、あのぅ・・・お仕事内容は一応それですね。

きゅう はい。

山本 次、いわゆる待遇なんですけれども。

きゅう あ!すみません。
    これが便宜供与、
    あと一般事務の仕事もありまして。

山本 はい。

きゅう これは、あのぅ、所属する班にもよるのですが。

山本 はい。

きゅう たとえば、お金を扱う班に。
    そういう部署に所属をしたら、会計業務の手伝いですね。
    
山本 大使館のですね?

きゅう 大使館のですね。

    出張する館員がいたら、
    出張の旅費、お金がどのぐらいかかるのか計算して、
    書類を作って、ですとか。

    あとは人事関連、人事事務のお仕事ですと、
    館員の方が赴任してきますとか、
    ほかの国に行きます、日本に帰ります、
    というときの、アレンジをしたり、

    あるいうはそういう書面上(の)手続きを
    外務省と行ったりします。

山本 あとちょっとお聞きしたいのはですね。

きゅう はい

山本 えっと・・たとえば、
   衆院議員や外務省の結構上の方が来て
   視察をしたいというときにですね。

きゅう はい。

山本 たとえば、その視察と言ったってですね。
   たとえばその経済の状況を見たいのか何か知りませんけど、
   文化的なことが見たいのか
   何か目的があって視察するわけじゃないですか。

きゅう そうですね。

山本 そのぅ、それは、
   「どういう視察をしたい」と(いう風に)言われるのは、
   たとえば数ヶ月前に、たぶんあの、連絡が来てですね。
   それを「あなた」といいますか、
   在外公館派遣員の役割をしている人が
   自分で一から勉強して(情報を集めて)、
   その人のために日程組んで、
   ホテル予約して、滞在スケジュールくんで、
   ということをやるということでしょうかね。

きゅう はい。まず、派遣員は決定権がありませんので、
    ほとんど上からの指示で動くことになるのですけれども。

山本 上ってだれですか?

きゅう あ、はい。
    例えばその大使館の中の
    政治を担当しているポストの方ですとか、
    あるいは・・ま、経済関係者が来るときは経済担当者、
    文化関係者が来るときは広報文化担当者が
    まず外務省との窓口となって、

    その議員さんとか外務省の関係者、出張者の情報を聞いて
    日程をある程度固めた後に、派遣員に対して、
    こういう日程になるのでスケジュール、
    (車の)ドライバーのスケジュールを組んでほしいですとか、
    午後は視察に同行してほしい、空港送迎してほしいとか、
    依頼が来て、
    それに基づいて動くんですね。

山本 なるほど。

   それはもちろん、まぁ確認ですけれども、
   今、あなたがその経済班とか観光、文化観光班とか言ったのは
   全部日本からその在外日本大使館に来ている
   外務省の正規職員の方が分担して
   そういう仕事をされているという状態だということですね。

きゅう そうですね。はい。

山本 で、あなたは基本的にその人たちの言うことを聞いて、
   まぁ、手伝いをするということでしょうかね。
   平たく言えば。

きゅう そうですね。はい。
    指示を受けてスムーズに出張ができるようにアレンジをする、
    調整をする影の黒子といいますか、そういう役割です。

・・・

在外公館派遣員の待遇は?


山本 あの、わかりました。
   で、えっと、じゃ次は軽く「待遇」について聞きますね。
   いわゆる給料と、ボーナスとあと保険かな、
   あと休みがどれくらい取れるのかっていうあたりが
   普通みんな聞くことだと思うんですけども、
   たとえばこれ応募されたい方だと
   当然知りたいと思う情報だと思うんですけれども。

きゅう はい。

山本 その辺はどんな感じですか。だいたい。

きゅう はい、えーっと、実はその冊子の中にも書いてあるのですが。

山本 はい。

きゅう えーっと、まず待遇はその国に準じておりまして、
    あ!ただ私が派遣された時の情報でよろしいですか。

山本 はい、そうです。

きゅう ま、国によって異なっておりまして、
    ただし、
    まぁ向こうで十分生活ができるだけのお給料が支給されます。

山本 なるほど。

きゅう はい。

山本 わかりました。
   次が、保険・・。
   病気等をしたときに保険証はどうなってるんでしょうかね。

きゅう はい、保険証は実は厚生年金に加入しているので、
    その社団、国際交流サービス協会のスタッフということで
    登録をしているので、日本の保険証を持っています。

山本 はい。

きゅう と同時に、ただしみなさん
    海外で仕事されるので任意の海外保険に入りますね。

山本 グリーン・クロスとかそういうやつですかね。

きゅう グリーン・クロスとか・・そうですね。
    三井海上とか東京海上さんとか、
    いわゆるみなさんが旅行に行くときに入る海外保険ですね。
    民間のもの。

山本 はぁ、はぁ。
   それは二年間バージョンがあるわけですね。

きゅう あります。

山本 わかりました。笑

きゅう はい。

山本 あとは・・あ、休みか。えーっと。

きゅう 休み・・
    あ!それから大使館によっては医務官がおりまして、
    医務官がいろいろ対応してくれることもあります。
    風邪とかですね、ま、医者を紹介しもらったりですとか。

山本 なるほど、私の友達がその医務官をやっておりまして。

きゅう あー、そうなんですか!

山本 はい。えーあー、話を戻してですね。

きゅう はい。

山本 あ!年間の有給休暇はですね、どのぐらいあるんですか?

きゅう はい、あのぅまぁ、いわゆるスタンダードで20日ですね。

山本 20日。

きゅう あのその、1年間勤務する場合は20日ですね。

山本 はい、なるほど。

きゅう はい。

山本 あの、(普段は)週5日勤務で、2日休みということですか。

きゅう はい、そうですね。ただその、いつが休みになるか、
    その2日は国ごとによって異なっているみたいですね。

山本 なるほど。

きゅう はい。

山本 ま、たとえば
   「イスラム教は、金曜日休み」とか
   (国によって)いろいろあると思いますので。

きゅう はい、そういうところは金土ですね。だとおもいます。

山本 はい。わかりました。あとボーナスは。


きゅう 年に1回ありますね。年に1回でした。

山本 あ、なるほど。わかりました。
   今のでだいたいわかったので待遇はそれぐらいでいいですね。

きゅう はい。

・・・
・・・

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