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18歳で協力隊事務所に電話、ダメと言われた記憶が10年後に


山本 ちょっと戻ってですね、えーっと、
   大学時代に、人口(統計学)を3年生以降にやってたから、
   途上国に興味があったってのは、聞きましたけれども、
   その段階で国際協力にも、もう興味があったんですか?

ひげ 無いですね。
   そう…、無い…、特別は無いですね。

山本 あーそうですか。

ひげ そのー理由として言えるのは、やっぱりあの、
   特に国際系の就職口を選んでた訳でもないので。

山本 はい。

ひげ 特にその時は無いですね。
   むしろ何かその、

   「子ども」という面から、
   何かこう社会に貢献出来たらな、と思って、
   その会社(ベビー用品メーカー)を選んだという。

山本 で、それを辞めてまで
   何で協力隊に来ようと思ったんですか?

ひげ そうなんですよね。
   そこなんですけど、1つはその、就職した時にですね、
   ま、3年目で、1つ自分の行く道を考えよう、
   という風に元々思って入ってたというか、
   ・・(そうなん)ですよ。

山本 はい。

ひげ えーそのままビジネスに行くのか、
   ま、大学院に行きたいのか、
   もっと別の職業をしたいのか、
   というのを見極めよう、3年目で見極めようと。

山本 はい。

ひげ でその時に、まぁあの、
   たまたまその時に、協力隊の選択肢があったんですけれども、
   実はこれが複線があってですね、

   ずっと遡(さかのぼ)ること、
   高校時代まで1回話が戻るんですけれども、

   先程話した様に、こう、
   職安とかの話が出たと思うんですけれども、
   その時に、実は協力隊にも電話してるんです。

山本 はい。

ひげ 18歳の時に。

山本 はい。
   (協力隊の応募は)20歳以降(から可能)ですよね?

ひげ そうなんですよ。
   電話したら年齢聞かれて、声が若かったんでしょうね(笑)。

山本 はい。

ひげ 当時、広尾か新宿(にあったJICA)に電話したんです。

山本 えぇ。

ひげ で、そしたらあのー、
   「20歳以降で、何かしらの技術がある人が行くとこなのよ」
   と言われちゃったんですね、
   あっさり駄目になっちゃった訳ですよ(笑)。

山本 なるほど、分かりました。

   ええと、(ちょっと読者のために解説をすると)
   広尾というのは、
   広尾に「JICA地球ひろば」という建物があるのと、

   新宿というのは、かつてマインズタワーというビルの中に
   JICA本部があったんですね。
   今は引っ越して麹町(こうじまち)に移ってますけれど。

   そのどちらかに、ひげさんは、当時いきなり電話したと。

JICA地球ひろば
http://www.jica.go.jp/hiroba/index.html

JICA本部
http://www.jica.go.jp/about/structure/organization/hq.html

ひげ 何にも知らないで電話したんですよ(笑)。
   で「資料送って下さい」って電話したら、
   送ってくれなかった訳ですよ、声が若ったのか何なのか(笑)。

   で要するに僕はもぅ、行く道が無くてですね、当時。
   頭が悪いし。

山本 はい。

ひげ 就職も出来ないし。

山本 はい。

ひげ とにかく、人の役に立つことはしたかったですね、当時。
   でー、ま無鉄砲に色んなとこに電話しては
   駄目だった訳ですけど、

   18歳の時協力隊が駄目だったってのがあって、
   で流れる事6年後7年後ですかね。
   (会社に入って3年目の)25の年ですか。

山本 えぇ。

ひげ (その)時にふと思い出したのが、協力隊だったんですよね。
   なんかちょっとあの時、
   応募したかったなというのを思い出して。

山本 2浪してるから、(大学卒業した時)24ですから、
   (会社に入って)3年後ということは27歳ですね。

ひげ 27ですね、だから10年後ですね、約ね。

山本 そうですね。

ひげ すいません、10年後でした。

山本 10年後に思い出したんですね。

ひげ えぇー。
   その複線があったんですよ、で10年後に、
   じゃぁあの時駄目だったし、
   これでまぁ1回自分の道やってみて、
   ビジネスに行くのか、
   それとも国際協力の方、もし受かったら行くのか、
   を決めようと。

山本 はい。

ひげ ということで、行ったんですね。

山本 なるほど。

・・・

青年海外協力隊での成功、山本の本を取り寄せて


ひげ 今の、協力隊の方って・・。

   ・・進路決めるの遅い方が多いですね。

山本 えぇ。

ひげ (日本に)帰って来てから決めるとか。
   僕はもぅ行って1年目までに、
   ビジネスに行くか
   こっち(開発系)に行くか決めて(ました。)

   最初から1年以内に決めるって決めて
   (協力隊に)行ったんです。

山本 は、は。

ひげ で1年目までに、活動が何かこう、
   結構面白い位うまくいって、
   でー、こっちに来ようと、国際協力にしようと。

山本 あそうですか。
   活動がうまくいったというのは、
   その、B国での活動が、
   県レベルで、
   ヘルスセンターからのデータの…。

ひげ データの質を上げるっていうのが。

山本 うまくいったってことですか?

ひげ うまくいったんですよね。
   で結局こっちにしようと。

山本 なるほど。

ひげ 面白くなっちゃったんですよ、ビジネスよりも。

山本 要するにあの、協力隊帰国後も、
   大学院のどっかには行こうと、   (B国にいた時は)
   長崎(大学)かどこか分かんないけれども、
   とりあえずどっかに行こう(と決めていた)
   ということですか?

ひげ はい。
   それはやっぱり、1年目までに決めようと決めてたので、
   その時に(山本)先生の本を読みました。

山本 あの、B国のJICA、B国はJICAオフィスあるんですかね?

ひげ あります。

山本 B国、実は私行ってるんですけれども、
   (首都にある)協力隊のドミートリー(寄宿舎)か、
   JICAオフィスのどっちかに、
   (誰かが買った)私の本が転がってたってことですかね?

ひげ いえ、私はアマゾンで取り寄せて。

山本 日本から注文出来るんですか?!

ひげ 出来ます、首都まで来るんですね。
   あの基本料金、当時は確か基本料金4400円で、
   1冊辺り300円プラスで送ってくれるんですよ。
   で、私はめちゃくちゃ本だけは買いまして、
   先生の本も読ませて頂いて。

山本 私10冊出してますけれども、どれを読んだんですか?

ひげ えーっと、先生の本は、でも2冊ですけど、
   あの『国際行力師になるために』と。

山本 『世界と恋するおしごと』。

ひげ そうですね、2つ。

山本 まぁその二つ読めばね、
   (就職に関する情報は)だいたい書いてあります。

ひげ 基本的にはそうですね。
   ビジネスに行くのか、こっちに行くのかっていうのを
   色々考えながら読んでたんですよ、その本を読ませて頂いて。

山本 なるほど。

ひげ で勿論その本はちゃんと
   (協力隊隊員の)ドミトリーに置いてきましたよ。
   アハハハハハハ(笑)。

山本 あー、ありがとうございます。
   それが1番色んな人の役に立つと思いますので。

・・・

プロジェクト・デザイン・マトリックスの、指標入手手段


山本 で、ちょっとここでお聞きしたいのが、
   ちょっと話逸れますけど。

ひげ 大丈夫です。

山本 あの、JICAがプロジェクトやる時に、
   いわゆる、
   「プロジェクト・サイクル・マネージメント」っていう、
   ま、基本的な(プロジェクト管理の)やり方があって、

   ま、そのー、
   プロジェクトにはこういう上位目標があって、

   PDCAサイクルってのがありましてですね、
   Plan(計画策定)、
   Do(実施)、
   Check(監視)、
   Action(問題点の改善)
    を、定期的に回して、とかあってですね、

   それをやる前に、えー、
   「プロジェクト・デザイン・マトリックス」という、
   その、エクセルの表みたいなやつを書くんですよね。

ひげ はい。

山本 で例えばこういうプロジェクトをやるんだったら、
   例えば、病院を作ったら、、
   数字でね、「客観的な指標」という、

   例えば(一か月に)何人患者さんが来て、
   何人が肺炎で、何人が下痢で、何人がマラリアで、
   (アフリカでは)だいたい、
   この3つ(の病気がメイン)なんですけれども、
   あのー要するに、月で(数字を)まとめましたよね?

   次に、エクセルの表の(客観的な指標の)横に書くのが、
   えーっと「指標入手手段」といってですね、
   この(客観的な)数字をどうやって、

ひげ 手に入れるか。

山本 手に入れますかってことを書かなきゃいけない訳ですね。
   (プロジェクト・デザイン・マトリックスという、
    プロジェクトを始める前の企画案を作る時に。)

ひげ えぇえぇ。

山本 エクセルの表に、
   「プロジェクト・デザイン・マトリックス」(PDM)という
   その表の中にね。

   あのはっきり言うと、机上の空論、という風に、
   ま、(PDMを)批判する人もいるんですけれども、
   一応、あのしょうがないから、
   やらなきゃいけないから(みんな)やってるんですけれども、
   その表を埋める作業をね。

ひげ はい。

山本 で、そのー、「どうやって入手するのか」っていう、
   そういうの、
   (途上国の地方自治体の)ヘルス担当者から貰うとか、
   ですね、まーあの何か・・

ひげ ウハハハハハハ(笑)。

(注:ここで彼が笑った理由は、後で判明する。)

山本 まぁ順番に(データを)
   保健センターから、県に上げてもらって、
   州に上げてもらって、国に上げてもらって、

   日本のJICAとか・・、
   ま、(援助してる組織は)色々ある訳なんですけれども、
   その、「指標入手手段」の所に、
   あなたの仕事(データ品質改善)は、
   関係していましたか? 関係ないですか?

ひげ えーっと…、もし、

山本 という事を、(私は)個人的に知りたい。

ひげ もしそのデータをですね、あのー、
   「ドナー」が求めてるデータではなくて、
   そのB国政府自体が、もうちゃんと求めてるデータ・・

山本 「ドナー」って言うとまた(読者が)分かんないんで、
   (ちょっと解説を)。

   ドナーって、お金を出してる組織や人ですけれども、
   これ、あのー(例えば)。

ひげ 国連であったりとか。

山本 国連(の機関のどれか)であったりとか、
   日本(政府の外務省またはJICA)とか、
   (アメリカの)USAIDとか、色々あるんですけれども、
   どこがドナーだったんですか?

ひげ まーぐちゃぐちゃ(いろんな組織が)入ってる訳ですよ。

山本 ですよね。

ひげ うちで言うと30位入ってるんですね。

山本 そうですよね。

ひげ でそういうドナーが求めてる(立派な)データはですね、
   えぇ取れないです。

   ですけど、B国政府が、保健省が求めてるデータだったら、
   えーっと、私がやってた範囲に入ります。

山本 あ、そうなんですか。

ひげ はい。

山本 で、あなたがやってきた「データの質の改善」というのは、
   ちなみにあの、病院とか診療所とか保健所、
   いわゆるヘルスセンターだとかですね、
   (医療施設は)いっぱい、あるじゃないですか?

   (それ以外にも、病院以外で、
    村々の「どさまわり」をしている)
   ま、ワクチン打ってる(アウトリーチの)人とかも。

ひげ はい。

山本 フィールドワーカーとか、アウトリーチとか。

ひげ はい。

山本 どのデータをあつかってました?

ひげ えーっとですね、私はあのー、
   (県の)全部のデータが、一か所に集まってる(ので)。

山本 今言ったやつ、全部集まってくるんですか?

ひげ はい。
   マタニティー(妊婦関係)もあるし、ワクチンもあるし、
   外来もあるし、入院もあるし、
   その他、
   ちょっとした追わなきゃいけない感染症とか、
   ちょっとしたデータも全部揃ってましたね。

山本 なるほど。

ひげ はい。

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