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各病院のミスの数を公表することへの葛藤はなかったのか?


山本 ま、よくそのー、
   トヨペットの、トヨタの販売店で、
   自分が車、何台営業したか(売ったか)って、
   月に30台とか(のノルマがあって)、
   10台位だと(上司や同僚から)バカにされるとか、
   営業の人はよく、そういう目にあうじゃないですか。

ひげ はい、はい。

山本 あなたも、その、(会社の)営業にいたので、
   (そういう気持ちを理解できますよね。)

   ベビー用品のメーカーでしたよね。

   そういう(各自の売り上げ数の、壁への)張り出しとか、
   棒グラフが(会社の)壁に貼られたりとかは、
   会社自体、してたんですか?

ひげ えーっとですね、会社で張られはしないですけど、
   あの、メールで回ってきましたね(笑)。

山本 あー、そうですか。

ひげ あの、今月の達成率みたいな感じで。

山本 はいはいはい。

ひげ 営業全員の。

山本 えぇえぇ。

ひげ えー、目標に対するパーセンテージ、100%だ、90%だ。

山本 それは、嫌ではなかったですか?

ひげ 嫌でしたねー。

   勿論、(自分の営業成績が)全然良い時は、良いですよ。

山本 えぇ。

ひげ 悪い時はもぅ、たまらなく嫌ですよ。

山本 それを、B国で、
   (アフリカの)現地の人に、
   自分が自らやらせる事になったのは、
   微妙な心境ではありませんでした?

ひげ だから私は、カウンターパートが先に提案した時に、
   実は最初反対したんです。

   なんかもぅ、競走馬みたいだって言ったんですよ、僕は。
   こー、馬じゃないから、
   もうちょっと人間的な方法は無いのかと。

山本 えぇ。

ひげ カウンターパートに言ったんですけど、
   「彼らは日本人みたいにそう感じない」と、
   「競争させられてると(思わない)」と。

   「彼らは遊ぶ」と。

山本 えぇ。

ひげ 彼は言い放った訳ですね。

山本 はー。

ひげ じゃぁとりあえず、嫌だけど、
   僕は、やってみようって事で始めたら
   (エラー率が)ガクーンと下がったんですよね。

   結局やっぱ(それが)インセンティブになったんですよね。

山本 なるほど。

ひげ 微妙な心境でした、はい。

・・・

マニュアルは、現地語で作ったのか、それともフランス語か?


山本 あと、もう一個、確認がですね、
   (データ記載のミスを減らすための)マニュアルを作った、
   とおっしゃってましたけど、
   あのーあそこ、一応、フランス語圏で、
   私も(B国に)行ってるんですけど、
   確か、最大民族がモシ族。

ひげ はい、よく御存じですね、モシ族。

山本 で、(現地で一番普及しているのは、多分)モシ語。

   で、マニュアルはどっちで作りました?
   (モシ語ですか、フランス語ですか?)

ひげ フランス語で作りました。
   えーっとー…。

山本 ということは、要するに、
   フランス語が田舎でも割かし普及してる、という事ですか?

ひげ えっと病院レベルの人間はですね、
   ほぼ間違いなく、B国の場合は、
   フランス語は喋れます、読めます。
   病院レベルに勤めてる様な(学歴のある)人間は、ですね。

山本 なるほど。
   このプロジェクトは、
   患者さん側の、本当に貧しい(フランス語の読めない)人が、
   (そのマニュアルを)読める必要はないから、
   それでいいって事なんですね。

ひげ えぇそうなんですよ。
   私自身のバックグラウンドが、
   そもそも、あの、(医療関係者ではないので)
   患者に対してどうこう出来る、
   バックグラウンドじゃなかったので、
   データ処理以外、僕に出来る事はなっかったので、
   フランス語が出来る人達が対象。

・・・

高校時代、勉強しなかったわけは?


山本 ま、それはともかくとしてですね、えーっと、
   時間が無いので、最初に聞きたかった事を聞くと。

ひげ はい。

山本 高校時代全然勉強してないっていったじゃないですか?

ひげ 全然勉強しなかったですね。

山本 私もそうなんですよ。
   私も実は勉強しだしたのは、
   大学の3年生から、
   生まれて初めて勉強というのをしだすんです。
   それまでは、全く、
   教科書とか読んだことがない子だったんです。

ひげ はい、はい。

山本 ま、それは、自分の事は置いといてですね、
   高校時代まで何で全然勉強しなかったんですか?

ひげ 何で、何でって言われても困りますねー。

   何でですかねぇ。
   殆ど勉強しなかったですねぇ。

   一応建前上はですねぇ、
   こぅ、やりたい事が何か分からないから、
   何していいか分かんない、みたいな。

山本 はい。

ひげ (そんな)事は言ってたんですよ、当時。
   自分が将来何したいか分かんないし、
   その為の勉強になってるかどうかも分かんないし、
   ってことで。

   当時は(そう)言ってたんです。

山本 はい。

ひげ ですけどー、今から考えると、
   ただ単に勉強したくなかっただけなのかな。

山本 なるほど。

ひげ はい。
   ま、1回遅れちゃうと、勉強から遅れてくと。

山本 (授業の内容が)分からなくなるので。

ひげ はい、分からなくなるので、
   「デフレ・スパイラル」の様に、
   下に下に落ちてくんですよね、どんどんどんどん。

山本 はい。

ひげ 出来ないからやらない、
   やらないから出来ない、
   出来ないからやらない。

山本 はい。

ひげ その循環で、結局(勉強を)全くやらないで
   卒業したっちゅうことですね。

山本 なるほど。
   まぁでも、普通ですよね、
   別に私は、
   (勉強をしなくても)それで良いと思ってるんですよ、最近。

   要するにその、人間例えばあのー、
   何か、ま、
   大学時代に、色んな経験したり、

ひげ はい。

山本 社会人で、ま、
   仮にあなたが18歳の時に、就職に成功してて、
   社会に出てしまっていたら、
   そこで何かを見て、
   「あ、やっぱり勉強が必要なんだ」
   と思って、初めて勉強が必要なんだと思って、
   例えば(それから)専門学校に行く、
   という経緯で(勉強を)始めても、私は良いと思います。

ひげ はい。

山本 極論(をすると)、
   ちょっと、ちょっとだけ私の持論を言うと、
   要するにその、

   「勉強をする必要が、有るか無いか分かんないのに、
    勉強する奴を、私は本質的にバカだ」
   と思ってます。

ひげ ウハハハハハハ(笑)。

山本 極端な事を言うとね。

ひげ (頷く)(笑)

山本 勉強する必要性が分かるのは、
   仮に40歳だろうが、80歳だろうが、
   (人、それぞれだと思うので)
   それから勉強すりゃいいと、個人的には思ってますね。

ひげ (頷く)

・・・

なぜ急に、浪人時代、勉強しだしたのか?


山本 あのー、でもあなたの場合は、
   ま、幸運かどうか知りませんが、
   18歳の時は勉強してなくて、
   職安に行ったけれども、相手にされなかったと。

ひげ はい(笑)。

山本 1浪め位からぼちぼち勉強しだして、
   2浪めはすごい勉強して、
   ま、最終的に、K大学に受かるほど勉強した、
   って言ったじゃないですか。

ひげ はい。

山本 何があったんですかね?

ひげ あー。

山本 何で勉強なんかしだしたんですか?

ひげ そうですね。
   あのー、高校3年生の終わり頃ですね、11月なんですよ。
   11月にたまたまそのー、

   ま、あんまり学校も行ったり来たりだったんですけど、
   授業もでたりでなかったりみたいな感じだったんですけど、

   あの、良い友人がですね、
   僕の事を更生させてくれるような人達が、
   たまたま数人いまして。

山本 えぇえぇ。

ひげ で、彼らがまぁ、
   僕は「ふらふら、ふらふら」してた訳ですよね、
   大学にも行こうとしてたわけじゃないし。

山本 はい。

ひげ 職安言っても駄目みたいな。
   あ、職安行っても駄目はその後の話なんですけど。

   要するにもぅ、大学行くつもりもないから、
   何もしてなかったんですけど、ま、たまたま。

山本 ちなみにクラブは?

ひげ 何も入ってないです。

山本 え、帰宅部ですか? いわゆる。

ひげ いわゆるそうですね、はい。
   帰宅もしてなかったから、
   帰宅部と言えるのかどうか分からないですけど、
   ハハハハハ(笑)。

山本 帰宅もしてないって、え?
   学校で友達とだべってるんですか?

ひげ 友達も、だから、そんなに、いないんですよ。
   最後の11月に3人友達が出来たのが
   唯一高校生の時の友達なんですよ。

山本 なるほど。

ひげ 今でも付き合いがある。

山本 あとはあれですか、
   いわゆる、マンガばっか読んでるとか、
   アニメファンとか、オタク系の事は何かやってました?

ひげ やってないんですよ。

山本 それもやってないんですか(笑)。

ひげ 「何をしてたんですか高校(時代)、
    そんなに何もしなくて、何もやらなかったんですか?」

   「はい、何もやりませんでした」
   って感じです。

   「何もやらないをやってた」って感じです。

山本 それは大した事ですね。(尊敬)

ひげ 空白ですね。

山本 本は(読んでましたか)?

ひげ 本も初めて大学で、大学1年生の時に初めて1冊読みました。

山本 なるほど。

ひげ それまでは、あの活字…、
   読書感想文(を書く時)も、まともに(本を)読んだ事がない。

山本 なるほど。
   スポーツは…、部活、入ってないんですもんねぇ。

ひげ 中学までは野球やってたんですよ。

山本 なるほど。
   高校で入らなかったのは(どうして)?。

ひげ 中学で、もう御馳走様になっちゃったんです、
   お腹一杯になっちゃったんです。

   でもぅ、高校は何もやらない事をやって、
   最後にまぁ更生させてもらって、んでーまぁ、
   とにかくその時に思ったのが、

   その、高校卒業まじかまで、自分は、
   その更生させてもらった後なんですけど、

   「あ、自分って本当に今まで、
    自分勝手に自分の事ばっか考えて生きてきたんだなー」

   っていう事に気付かせてくれたんですね、彼らが。

山本 は、は、は。

ひげ もう18年間全部自分だけの為に使ってきた、人生を。

山本 えぇ。

ひげ 365(日)×18年分。

山本 はい。

ひげ 全然人の為に時間を使ってないし、
   これだけ周りの人が人の為に働いたりとか、
   こー、社会を動かして(いるのに)、
   自分は何も今までやってない事に気付いた訳ですよ。

   でそれで、何とか人の訳に立ちたいと、思った訳ですよ。

山本 ほぅ。

ひげ でそれがまぁ、社会であったり、ボランティアであったり、
   何でも良かった訳です。

山本 えぇ。

ひげ だから最初に職安行ったりとかですね、
   協力隊(への応募)であったりとか、
   あとは、他の住み込みボランティアであったりですね、
   手当たり次第、(社会の)役に立ちそうな、
   自分が出来そうな事に手当たり次第電話したと。

山本 えぇ。

ひげ で、ことごとく駄目な訳ですよ。
   なんか年齢が駄目であったりとか、
   「いいです、今要らないです」とかで駄目で、
   結局どうしようかって事で、
   とりあえず大学行って、ボランティアサークルでも入るかと。

山本 えぇ。

ひげ ハハハ(笑)。
   とりあえず、人の役に立つことはやりたいと。

山本 はい。

ひげ という事で、えー、
   とりあえず人の役に立つ人間にならなあかんいう事で、
   就職とかボランティアとか駄目だったから、大学に行こうと。

山本 はい。

ひげ で大学行ってボランティアやってもいいし、
   大学卒業した後、社会の役に立ってもいいし、
   とにかく大学に行けば少しは社会に、
   人の役に立つ様な道が開けるやろと。

山本 ほぅ。

ひげ ということで、大学に行くって決めたんですよ。

   で、それがモチベーションとなって、勉強を始めたと。
   とにかく(人の)役に立ちたい一心ですよ。

・・・

高3の時の友達との出会いが、人生の始まり


山本 するとその、高3の11月に知り合った3人の友達、
   数少ない友達は、
   どうやってあなたに、その、
   「今まで自分の為に生きてきたけど、
    これからは人の役に立とう」
   と思わせた、重要な「きっかけ」を、
   どうやって諭(さと)すように教えたんですかね?

ひげ 僕も細かーい事はねぇ覚えてないんですけど、
   ただ1つ僕が覚えてるのはですね、あのー、
   今まで僕は色んな人に、
   親でも先生でも他の人でもですね、
   とりあえずそういう、
   「何もやってない状況だった」んで、
   とにかく批判ばっかりされてた訳ですよ。

山本 はい。

ひげ お前は駄目だと、
   そんな生活してたらろくな人間にならないと、
   駄目だ駄目だと言われてて、
   でも彼らは最初に批判をしなかったんですよね。

   彼ら最初はまぁ、
   「そういう時期もあるし、
    そういう風に考える事もあるやろ」と。

   とりあえず1回受け止めてくれたのを、   
   僕は覚えてる訳ですよ。

山本 なるほど。

ひげ で、1回受け止めてもらえるとですね、
   視界が開けるというか、
   他に目が行くようになるんでしょうね。

山本 えぇ。

ひげ その時に、僕はその、色々考える様になったんです。

   1度受け入れてもらったことが、
   こぅー、他の人の事であったりとか、
   自分が今まで自分の事ばっかり考えてきとったって事に、
   (そんなこと)まで考える余裕が出てきた。

   その構造だけは覚えてるけど、
   詳しい言葉とかって実は覚えてないんですよね。

山本 なるほど、分かりました。
   深い話ですね。
   ま、でもそれは非常によく分かりますね、なるほど。

ひげ 1度受け入れてもらえた、
   そこで受け入れてもらえたっていうのは、
   でかかったですね。

   もしも僕が誰にも受け入れられずに、
   駄目だ駄目だ言われてたら、
   今頃僕は、もっと駄目な人間になってたでしょうね。

山本 なるほど。
   まそうですね、
   どっかの段階で自分を批判だけするんじゃなくて、
   受け入れてくれる人がいると、
   ま、いいのかもしれないですね。

ひげ そうですね、そこでもし彼らに出会ってなかったら、
   今頃人生どうなってたんだろって思うと、
   末恐ろしいですね。
   ハハハハハハハ(笑)。

・・・
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