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医師国家試験に受かった後は、研修医に


山本 えー、ま、云々で、
   えー、国家試験受けて…。

拓也 はい。

山本 で、それで、
   それ一発で受かって…?

拓也 はい。
   一発でいちお(国家試験に)受かりました。

山本 K大学は合格率何%ぐらい?
   9割ぐらいはいってるわけですか? 

拓也 9割はありますね。
   9割切らないと思いますけど…。
   はい。

山本 わかりました。
   で、研修で、例の地域医療で有名な長野県のS病院に
   行ったわけですよね?

拓也 はい。

山本 これは、その…。
   その、えー、高校時代から、
   学生時代から
   地域医療に興味があったということですね?
   
拓也 はい。

山本 で、2年間の研修で最近はあのー、
   私の時はなかったんですけれども
   いわゆる…
   研修医2年の間に
   地域医療を勉強しなくてはいけない期間
   っていうのが最近はあるみたいですね。

拓也 そうですね…。
   はいはい。

山本 それ(どのくらい)…?

拓也 1ヶ月ぐらい。

山本 あっ、はい。
   それ、いつ頃から決まったんですか?

拓也 いや、もうその、
   初期研修必修化ってのができた時に…。
   
山本 もう5年ぐらい前ですよね? 

拓也 ま、そうですね…。
   僕もう…。
   (始まったのが)7年ぐらい前ですかね。

山本 7年ぐらい前…。
   
   あとはいわゆる全科ローテートっていって、
   あの、何だっけかな…、

   あのー「ふるい分け」(作業)も…、
   例えば救急室にどんな患者が来ても
   あなた(は)、
   (その症状・病状に合わせて)
   内科・外科・産婦人科・脳外科などに(分類して)
   回せるような、ふるい分けができるように
   内科・外科・小児科・産婦人科ぐらいは
   (初期研修中に)全部回って…。

拓也 そうですね。

山本 (回って)るような、
   現在、システムになっているんですよ、研修医は。
   
拓也 そうですね、はいはい。

山本 7年ぐらい前にできたと…。

拓也 はいはい。
   
山本 そうですよね?

拓也 はいはい。

・・・

研修中に、地域医療の経験を


山本 で、そのS病院でもそれ
   (スーパーローテーション)を経験されたと?

拓也 そうですね。
   
山本 で、地域医療も1ヶ月(経験した)という?

拓也 まぁ、S病院では2カ月だったんですけれど。
   はい。

山本 (地域医療の研修は)長かったと?

拓也 そうですね。
   
山本 私ん時はそれなかったんですけれども、
   地域医療の2ヶ月間ってのは
   どんなことを勉強するんですかね?
   そん時まだ研修医ですよね、立場は?
 
拓也 もうほんと病院によってプログラムは様々ですけど、
   まぁ、S病院は、まぁ、
   本院、分院あって、

   まぁ、そこの分院の方に行くんですね、地域医療って。

   まぁ、診療所に行って、往診に行ったりとかっていう(研修)。

山本 あぁー、普通の家に往診に(行くの)?

拓也 普通の家に往診に行ったりしますね。
   
山本 往診に行くケースと言うのは
   いわゆる「寝たきり老人」って言っちゃあ
   差別用語かもしれませんが、
   
   あの、なんていうんだろう。
   脳梗塞等で体が動けない方や…。 

拓也 受診が困難な方とかや…。

山本 酸…、在宅で酸素療法をされている方…。

拓也 そういう方もおられますね。

山本 ですね。
   (こういう方々が往診を必要としている)ってことですかね?

拓也 そうですね。
   
山本 そんなものですよね?  
   在宅…(診療を行う人は)?

拓也 そんなもんって言っても
   なかなか交通の便がなかったりとか、
   家から出るのに、
   もちろん寝たきりじゃなくても
   病院を受診するのに非常に困難な方だとか
   
山本 えぇ。

拓也 えー、っていうのは含まれますね。
   
   認知症があって、
   それでも一人暮らしされている方も
   いらっしゃるので。

山本 なるほど。

拓也 非常に幅広いと思います。
   
山本 で、それは…
   往診はあなたと看護師と運転手の
   3人ぐらいが行くわけですか?

拓也 えーと、通常は最初の研修の頭は、
   自分の上級医と
   自分、初期研修医と看護師さんと
   3人で行くんですよ。
   
   運転手はいないです、基本的に。

山本 自分で運転するんですか?

拓也 そうです。
   ふふっ(笑)
   で、…。

山本 上級医はあなたよりも
   5年か10年ぐらい上の(先輩の)医者と
   考えてよろしいですか?

拓也 5年ぐらい上の方が多かったですね。
   
山本 はい。

拓也 で、まぁ、最初はそれで行くんですけれど、
   そのうち慣れてくると自分で(行く)…。

山本 (往診に)一人で行くと?

拓也 一人で行って。
   看護師さんもいない時もありますね。
   
   それは非常に面白かったですね、
   一人で山道…。

山本 (山道の中を)車を運転して?

拓也 そうですね。

山本 (一人で)お宅訪問して?

拓也 はい。

山本 (患者に)元気?とか言ったりして。

拓也 冬だったんで
   もうほんとスリッピーな雪道を
   一人で運転して(行った)。
   
山本 チェーン巻くかスパイクかどっちか(を装備して)?

拓也 そうですね。
   はい。
   
山本 なるほど。
 
拓也 見たこともない非常に細い道をですね、
   バックでしか入れないような
   ギリギリのところを
   
   まぁ(運転中に)非常にスリリングな思いもしましたけれど。
   (運転は)面白かったですね。

山本 じゃぁ…。

拓也 バックしてると、
   後ろにこうイノシシが走ってるんですよ(笑)

山本 はっはっはっはっはっはっ(笑)。

拓也 (笑)
   なんか(うしろを)走ったなって思ったら
   イノシシだったりとか。
   
山本 ふふふ(笑)。 
   すごいですね(笑)。

拓也 はい。

・・・

往診・訪問診療では、具体的に何をするのか?

   
山本 ちなみにその往診の目的っていうのは
   多分私が考えるに最大の目的は
   要するにこの人をこのまま家に置いといていいのか  
   やっぱ病院に入院させなきゃいけないのかを
   医者が見に行くとと言うのが(目的じゃないんですか)。
   
   2番目が点滴をちょっとするとか、
   なんか血圧か何か測ったりして、
   まぁその健康診断なんかみたいなのをして、
   いるぐらいかな、と。

拓也 基本的にはそうですね。
   在宅の支援なので
   家で生活できるように支援しているんです。

山本 なるほど。

拓也 はい。
   なので、もちろん入院をしなきゃいけないときは
   もちろん(入院する)。
   
   例えば発熱してると言うことであれば
   緊急的に往診したりしますけれど…。
   
山本 はい。

拓也 訪問診療と往診はちょっと違いますが、
   えー基本的には月1回(自宅に)行く日が決まっていて
   様子を見に行って
   
   最近血圧はどうだとか(聞いて)
   血圧を測るとか、
   「バイタル」を測るとかから始めてですね、

注:
バイタルとは、医師と看護師が使う業界用語で、
バイタル・サインの略称。
以下の五つを指す。
血圧、心拍数(脈拍数)、呼吸数、体温、意識レベル。
救急室では、まずこれらで最初に、
患者に緊急性があるかどうかをみる。
また逆に、入院している慢性的な病気の患者の場合でも、
看護師が1日3回ぐらいバイタルサインのチェックをする。
   
山本 はい。

拓也 えー、もちろん血圧が高かったら
   高血圧の薬をコントロールするだとか
   
   まぁ、一般的に病院でやっているような
   診療と似たようなことをやって、
   
   えー、まぁそれで…。
   往診っていうのは
   (その人のお宅を訪問するので)生活を全て見れるので
   
山本 はい。

拓也 例えば、最近お風呂に入れなくなったとか…。
   
山本 えぇ。

拓也 食事もしっかり取れてないだとか、
   そういうことがあらば
   もちろん医者以外の人たちに
   「ケース・ワーカー」さんを通してですね、
   支援を、
   そういったサポートが必要なのかを
   まぁ検討するっていうことをしますね。

山本 なるほど。 
   わかりました。

   えーっと今の流れの中で、
   バイタルと彼が言ったのは
   バイタルサインのことで
   血圧と脈拍数と体温と
   まぁ呼吸数は大人の場合あまり数えませんが
   子どもの場合は数えますね。
   
   まぁバイタルサインと言って、
   医者や看護師がチェックする基本(の項目)ですよね。
   
拓也 そうですね。

山本 えーっと、あと、
   (往診の時に)そこまで(患者に)言うんであれば、
   あと、その、
   いわゆる食事の内容に
   (病気が高血圧なら)
   しょっぱいものが多いんじゃないとか
   そのー、蛋白質とかビタミンの割合が
   どうとかいうことまで(指導した方がいいんじゃないの?)
   
   食事の内容を見してもらって…。

拓也 直接(食事内容を)見せてもらうのは
   えー、まぁなかなか困難なことはありますが。
   
   まぁ直接(自宅を)伺って、
   最近はしょっぱいものを抑えられているかどうかとか
   そういうところは伺いましたね。
   
山本 んー、難しいですね…。
   いやーそのS病院の創始者の先生の活動は
   読んで知っていますのですが、

農村で演劇をする医師、そこから生まれた新しい医療 7423字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65459911.html
   
   えーっと、まぁ、(活動に関して)言わしたら
   大体(全部)知ってるんですけれど…。、
   
   まぁ、まぁその辺はもういいです。
   この辺は今日、
   メインじゃないで、流します。

拓也 ふふふ(笑)。
   そうですね。

・・・

研修医の間も、NGOの活動はやってたのか?


山本 で、(初期研修を)やりましたと。 
   で、2年間終わりましたと。
  
拓也 はい。

山本 えー、その2年間の間もPLASとか
   海外に行くことはやってたんですか?    

拓也 そうですねー、
   (自分で作ったNGOの)PLASは、
   まぁ、理事として、
   理事会を中心に、
   まぁ東京に今も行きますので、
   東京に行って、
   理事会をやったりだとか、
   まぁ現地にも行きましたね。
   
山本 あぁ、そうですか。
   
拓也 まぁ(1年間に)1週間しか休みがないので
   その間に(PLASの活動を行う)ですね。

山本 はぁ、なるほど。
   2年の間に、
   1年に1回ずつぐらい(海外に行った)?

拓也 そうですね。
   はいはいはい。
   
山本 理事会で(は)いわゆる方針とかを決めるだけ?

拓也 そうですね。
   はい。

・・・

国際医療保健学会と国立国際医療研究センター


山本 次に2年経ちました…。
   あっ!!
   その時に(初期研修の2年間に)
   国際医療保健学会にはもう入ってましたか? 

拓也 はい、入ってました。
   もうその時に、

山本 あっ、うっ。

拓也 学生部会の時からなんで、
   2005年から
   医学部の5年生の時から…。
   国際医療保健には入っていました。

山本 あと、大きいところはあれですね。 
   国立国際医療センター。
   今研究ってのが名前の真ん中に入っていますが。

国立国際医療研究センター
http://www.ncgm.go.jp/
    
   当時、国立国際医療センターには、いつから
   接触してたんですか?

拓也 その学会に入ったころからですね。
   ちょうど…。
 
山本 学生部会の時ですか?

拓也 はいはいはい。

山本 (医学部の)5年生ぐらい? 

拓也 そうですね。

山本 こっからもう…。
   当時あのー、例えばN先生とか…。

注:N先生は学生の面倒見のいいことで有名な先生。
   
拓也 はい。

山本 (当時)5年生ぐらいの段階で…。
    
拓也 そうですね。
   5年生の段階の時に
   そういった学生部会をまぁ、
   (N先生が)まとめていらっしゃったので、
   そこで(N先生に)お世話にになって、
   
山本 はい。

拓也 まぁ、そこで色んな先生を紹介していただいりだとか、
   そんなことをしてましたね。
   
山本 ふーん…。
   わかりました。

   えーっと、次に…。
   で、2年間たちまして、

   PLASの活動と
   国際医療学会にも10回ぐらいは
   顔を出していたんですか?
   研修医の間も。
      
拓也 学会ですか?  
   学会は毎回参加してます。

・・・

・・・

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