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これから国際協力をやりたい医学生に言いたいことは?

   
山本 そうですね。  
   えー、あと最後にですね、
   
拓也 はい。 
 
山本 これから国際協力をやりたい医学生とか看護…、
   医学生辺りにですね、
   なんか言いたいことあります? 

   こんなことを医学生の内にやっておけよ、
   みたいな?

拓也 いやー…。
   そうですね。

   自分は学会の、その、
   国際保健医療学会の学生部会を、
   まぁその第1期の時にやってて
    
   今は「マッチング・システム」と言って
   えーと、まぁ、
   JICAの専門家だとか
   えー、国立国際医療研究センターの先生に
   ついて行くなどですね、
   海外に行くのをサポートするシステム、
   そういったプログラムをやってるんですけど

   まぁ結構、自分の中では
   いきなり最初にそこに行ってしまう人が
   多くてですね、
   
山本 はい。  

拓也 JICA専門家の人たちからの視線でいきなり、
   えー、途上国を見始めますので
   ま、それよりは
   自分が通った道、じゃないですけど
     
山本 はい。  

拓也 別にボランティアじゃなくても
   なんでもいいですし
   普通に旅行でもいいと思うんですけど 
  
山本 はい。  

拓也 まぁ、そういった肩書きのない視線から
   (最初)
   途上国に入るのは非常に大切かなぁと 
   最近思います。 

山本 なるほど。  

拓也 はい。 
   
山本 いきなりJICA専門家の、なんかこう 
   ODA(日本政府の政府開発援助)は
   こうやって始めるんだ、とかは
   知らないほうがいいってことですか? 

拓也 そうですね。 
   もう、この前も、あの、
   国際保健医療学会・学生部会に主催してもらって
   自分が講演させてもらう機会が
   あったんですけど

   やっぱ、最初からそういう視線で
   入っている人、多いなっていう風に
   ワークショップをやって感じたので

   まぁ、まぁ、
   NGOより(も、もっと)現場(に近い)っていう
   ローカル(途上国の田舎)の人たちの視線に近い
   (場所に、まず行くことが大切だ)と思うので
   
   ま、NGOでもいいですし
   
山本 スタディーツアー、ワークキャンプ…。  

拓也 スタディーツアー、ワークキャンプでもいいですし、
   まぁ別にそういったプログラムに乗らなくても
   一人でふらっと(海外へ)行って
   どっかの村にいきなり入っていく
   っていうのもいいと思うので
    
   えー、まぁそういった
   最初は現場により近いポジションで
   入っていくのがいいんじゃないかと思いますね。

山本 余計な先入観なしに
   まず現地に行ってもみろ、と。 
   
   で、その後に医学生時代に
   えーっと国際医療保健学会の学生部会に行って
   JICA専門家とか
   国際医療センターの働いている人の(話を聞くのを勧める?)

拓也 (海外を)見るのもいいと思うんですけれど
   それより前に
   まずは自分の足で
   行ってみるのがいいかなと思います。
    
   偉そうに(言っちゃった)…。
   申し訳ありません。

・・・

国際協力を始めた時、英語はしゃべれたのか?


山本 英語の成績どうでした?  
   英語は得意だったんですか、初め?
  
拓也 英語はまぁあんまり得意じゃ
   なかったんですけれど 

   まぁ、えっとー、
   現地に行って
   現地で(英語を)覚えるのもそうでしたし、
   まぁ日本にいる間に

   えっと、NICEのNPOの
   ま、そのネットワークで
   日本で研修することになった
   海外から来た人たちに、
   まぁ自分、一人暮らしでしたけれど
   その、(外国の人に)一緒に住んでもらって

山本 えぇ。  

拓也 えー、そこで夜な夜な色々話をして
   身につけていきましたね。

山本 あぁ、そうですか。  
   今、先生、TOFFLのIBTとかCBTで何点とか
   持ってますか?   

拓也 えーっと、プレテストというか
   直接受けてなくて、  
   模試で、模試では一応やってます。

・・・

10年後は、どうしてる予定か?

 
山本 じゃ、先生、十年後何をしてるんですか?  
   
拓也 10年後ですか…。 
    
   ま、非常に早いですけれども
   まぁそういった公衆衛生の修士(MPH)を取って
 
山本 はい。  

拓也 ユニセフ行けるかどうかわかんないですけれど
   ある程度海外の経験を積んで
   もう10年たったら多分
   まぁ自分はその地域医療と国際協力の、
    
山本 はい。  

拓也 願わくば、そのS病院に戻って
    
山本 はい。  

拓也 若手の人材育成だとか
    
山本 はい。   

拓也 えー、
   ま、国際保健をやれる人材を
   どんどんS病院から輩出できるような
   システム作りだとか
   そういったことをしていきたい。 
 
山本 頑張ってください。  

拓也 はい。
   へへへっ(笑) 
 
山本 先生がそれ、実現してくれたら
   私は安心して死ねますんで。 

拓也 いやいやいや(笑) 
 
山本 いやいや、私、実はこれまで、
   10年ちょっとぐらいですね、
   「国際協力師」っていう概念の普及活動をやっていて、
   国際協力をするプロの人を育てる本を
   10冊ほど書いて。

   で、去年、
   10冊目を出してですね
   もう死んでもいいやと思った瞬間に

   実はちょっとあの、腫瘍ができまして。

拓也 あっそうなんですか?
   
山本 ま、一応(腫瘍を)取ったは取ったんですけれど  
   ま、転移等(の可能性)があり、
   5年以内に死ぬかもしれませんが、
   ま、もういいやと思って
   開き直って生きてるんですけれど。

拓也 あっそうなんですか。 
 
山本 ま、そのー、私の本を読んだ人の中から
   遺志を継いでくれる人がいるといいな、と
   思ってたから、
   ま、別に私の本なんか読まなくても
   先生が似たようなことをやってくれそうなので。  

拓也 いえ…(笑) 
   いやいやいや(笑)

   ま、もちろん直接的に
   「国際協力師(になるために)」の本を
   読んでないですけれど
   その他の部分で
   多分、先生のそういったとこを
   感じ取ったのかなと(笑)

山本 はっはっはっはっ(笑)。  

   アフガニスタン(の本)読んだんでしたっけ?
 
拓也 (そう)だと思います。  
   シエラレオネと…
 
山本 世界で一番いのちの短い国。
   文章(の本の方)ですよね、読んだの?

拓也 はい。 
 
山本 はいはい。
   エッチなギャグが多いやつ。  

拓也 ぶふっ(笑) 
   そうですね(笑) 

山本 なるほど。  
   そっかー。 

   じゃ、ありがとうございました。

拓也 ありがとうございました。 

・・・

彼女はいるのか? 結婚はどうする?

 
山本 あぁ、忘れてた!!  
   彼女は?

拓也 彼女は…。  
   えー、募集中ですね。
   
   ま、実際に今後、
   こういったことをしようと思うと
   なかなか(彼女を)作れないですか?
   作れないんじゃないですかね。

山本 普通はそうですね。  

拓也 そうですね。 
   理解してくれる人っていっても
   1年半後に留学することが決まっていて
   
   さらに(留学から)帰ってきたら
   どこに、どこにいくかもわからないような
   自分のことを理解してくれる人って
   なかなかいないかなって思って。

山本 (相手も)同じですよ。 
 
   自由に国際協力をする看護師や女医を捕まえる、
   あっ女医は差別用語ですね。
   女性の医師を捕まえる。

   国際協力の基本は、人権の擁護なんで、
   差別用語は使っちゃいけないんだった。

   あっ、でも先生、
   あっ、実はあれじゃないですか?

   (あなたが)国際協力をする医者を育てたいという
   あのー、心の中に、
   半分やましい感情があるんじゃないですか?(笑)

拓也 いや、それはないっすね(笑)

   ひー、それ(国際協力をする医師の育成)は・・
   10年後にやりたいなっていう…。
   (ことで、彼女は今欲しいんです。)
 
山本 あ、そうですか。
   実は自分の彼女を見つけるために
   育てるという(思惑があるのでは)…。 

拓也 いや、もう10年、
   10年(先)まで(彼女ができるのを)待てないですね。

   もう自分的には別にあのー

   今すぐにでも
   結婚したいですね。 
 
山本 そうですね。 

拓也 はい。 
 
山本 そうですか。  
   じゃぁ募集中と
   ちゃんと書いておきますんで。
   
拓也 へっへ(笑) 
 
山本 大丈夫? 
   どうもありがとございました。 

拓也 ありがとうございました。