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保健師、助産師は、持っていないこと


山本 そうですか。
ま、ここで(読者のために)少し解説的質問をすると、

やまこ はい。

山本 あの、あなたは、看護師は持っているけれども、
保健師と助産師はもっていないと?

やまこ あ、持っていないですね、はい。

山本 ですよね。

で、協力隊の要請案件の中に、
    保健師が、
(保健師)的なものが多いのは知っていたけれども、

やまこ 知ってました。

山本 (自分がそれを)持っていないことも
わかっていたわけですね。

やまこ 知ってました。

山本 わかりました。
えっとこれは解説のためにしゃべってます。

(注:要するに、青年海外協力隊に行きたいなら、
 看護師だけじゃなく、
 通常、(国家試験に合格すれば)
 看護師と同時に取得できる保健師や、
 看護師取得後、1年で取得できる助産師も、
 あったほうがよい。
 その方が、途上国からの要請案件に適合し、
 選ばれる(合格する)可能性が高くなる。)

やまこ はい。

・・・

保健師的仕事か、教育係か、看護師として直接医療か?


山本 で、結局その(一回目と二回目で)落ちたのは
    (話が長くなるから)ちょっと聞かないで、

3回目に受かった時に、そのー、
3つ書くじゃないですか、あのー、えっと、
自分が行きたい要請案件を。

(注:協力隊の応募用紙に、通常、第1から第3希望まで書く。)

やまこ そうですね、はい。

山本 第一、第二、第三希望書きますよね。

やまこ はい、はい。

山本 ま、第一希望は、えー、
派遣された国、南米のC国だったんですかね?

やまこ そう、そうですね、はい。

山本 南米のC国で、えーと看護師の案件で、

やまこ はい。

山本 えーっとあのー、
    (青年海外協力隊の場合)

    看護師の案件は、ま、
    大きく分けて3通りくらいあってですね、

やまこ はい。

山本 私の認識では。
ま、

    1)保健師的な公衆衛生、住民の衛生教育(をする)
     っていうやつと、えとー、
    2)途上国側の看護師などに日本の看護技術等を教える
     のと、
    3)自分で(直接的に医療を)看護師(として)やる、
     っていうので、

やまこ はい、そうですね。

山本 基本的に協力隊の看護師の案件は、
    ま、一番多いのは保健師的なやつで、

やまこ そうですねー、
    プロモーション(振興・啓発・教育)ですよね。

山本 2番目(に多いの)が教育、
    3番目に一番少ないのが、自分でやるというやつ。

で、(あなたの合格した要請案件の場合)
    結局どれでした?

やまこ プロモーション・・・。
    いや、まあ保健師的な・・・保健師寄り??
    の、プロモーションの案件でしたね。

山本 保健師寄りの。

やまこ はい、予防教育、
    
山本 予防教育。

やまこ と、(C国の地域の)診療所の、まぁ日頃のお手伝い。

・・・

どんな予防教育をしていたのか?


山本 予防教育は普通の村民、村の一般民・・・
    
やまこ いや、子どもです。

山本 あ、子ども。

やまこ はい。

山本 子どもに対する予防教育。

やまこ はい。

山本 感染症

やまこ いや、南米のC国は、あのー、
    決して途上国ではなく中進国なので、

(注:途上国と先進国の間の国を、中進国と言う。
 英語だと
 more developed country : MDC
 または
 newly industrializing economies : NIES
 という。
 なお、南米のC国は、
 BRICSやNEXTイレブンなどの、
 いわゆる新興国(emergent nation, emerging country)
 には入っていないが、
 (欧米と日本などで構成される)
 経済協力開発機構(OECD)
 (Organisation for Economic Co-operation and Development)
 のメンバーなので、
 先進国にかなり近い存在と言ってよい。
 要するに、彼女が協力隊として行った国は、
 はっきり言えば、『ほぼ先進国』だったのである。)

山本 はい。

やまこ 日本とわりと(成人に多い病気も)似てて、
    慢性疾患(成人病、生活習慣病)とか(が多く)、
    たばこの予防とか(の啓発が必要で)、

山本 はぁ。

やまこ ま、そういう・・・

山本 はい。
    (あなたの言う)慢性疾患って、
    生活習慣病系(のこと)ですか?

やまこ そうですね、そうですね。

山本 所謂(いわゆる)、糖尿病、高血圧とか。

やまこ もう、そういうのも入ります、はい。

山本 はい。あと、タバコ吸うな、と。

やまこ はい。ま、それも入ります。

国が
    (酒、タバコ、麻薬などを予防するため、
     子どものうちから、そうした教育をする)
    プロジェクトをやってるのに、
    まー、マンパワー(が足りなくて)・・・、

    (それを補うために、青年海外協力隊が派遣され)
    若干マンパワー的なところで、
    (その政府のプロジェクトを)やるーという感じですね。

山本 あー、なるほど。

やまこ はい。

・・・

南米だけど、麻薬と内戦は?


山本 ちょっと、余談ですが、私、あの南米はですね、

やまこ はい。

山本 ブラジル、ペルー、コロンビアと行っているんですけど、

やまこ はい。

山本 ま、特にコロンビア、麻薬と内戦とかがすごいんだったかな、

やまこ はい、その辺は、はい。

山本 C国はー、麻薬は?

やまこ は、あるっては聞いてますけど、
    多分コロンビアと比べてしまうとー

山本 ええ。

やまこ そこまで(はひどくない)。

山本 なるほど。

・・・

青年海外協力隊への疑問を知った上で、それでも応募


やまこ ただー・・・、わりと日本と似てるんですよね、

山本 は、なるほど。

やまこ うんうん、だから・・・識字率も高いですしー

山本 はい。なるほど、どれくらいですか?

やまこ 96パー(セント)

山本 あ、それは高いですね。

やまこ んー、高いんですよ。だからー

山本 はい。

やまこ 何で(協力隊が、こんな豊かな国に)派遣されてるんだろう、
    ていうの(疑問)も知ってて応募してます。

全部自分の中でー、あのー、志、あのー、
    協力隊志した時から、協力隊、ま、国際協力に(ついて)
自分なりに勉強してー、

山本 ええ。

やまこ (疑問や矛盾)ていうのも、
    ぜーんぶひっくるめて、でも
    そこ(C国に)応募したんですけれども、

山本 はい。

やまこ はい。

山本 で、そのー(あなたの第一希望が)南米のC国になったのは、
    その(あなたの)お姉ちゃんが、
    メキシコでスペイン語(圏)だったから、
同じスペイン語圏だったってていうのも、
    影響してるわけですか?

やまこ それもあるんですけどー、
    第一希望だったんですね、南米のC国。

山本 はい。

やまこ で、ま、そこに派遣されたわけですけど、
    第二、第三はアフリカを選んでます(笑)

山本 あ、そうですか。・・・めちゃくちゃですね(笑)

やまこ そーなんですよ、めちゃくちゃなんですよ。
    いや、知ってるんですよ(笑)めちゃくちゃって。

でもそこの時に挙がってた要請が、
    自分の経験で活かせるのは、
ちょっと村落(開発普及員)に似て、
    青少年活動に似てるところを狙って私は受けたのでー

(注:彼女の場合、看護師とはいえ、脳外科の病棟勤務だったので、
 事実上、彼女の(看護師としての)過去の経験は、役に立たない。
 だから、(看護師ではない)一般の協力隊員でも可能な、
 住民への啓発活動(疾病予防教育のプロモーション)などが中心となる、
 村落開発や青少年活動に近い案件を、
 (看護師の案件の中から)選んで応募した、ということだろう。)

山本 なるほど。
    
やまこ それが、出てきたのがブルキナファソだったり、
    そういうところだったのでー、
まぁ、第二第三(の候補は)そういう感じで(選びました)、

山本 はい。

やまこ はい。(協力隊に)一回目二回目の(応募で、落ちたけれども)
    そういう経験を活かして、
何回も何回も要請(されたたくさんの案件の内容を)見てー、

山本 はい。

やまこ はい。

山本 なるほど。

やまこ はい。なので、看護師の枠でー、
    行くかどうかも結構悩んだんですけど、
(候補としては)青少年活動だったり、

山本 そうですねー。

やまこ 村落っていう、んー、枠でも考えたんですけど、
それだと自分をーあまりー・・・
    プレゼンができないな、と思ったので、
ま、看護師プラス・エンターテイナー的なところを
    何かできたらなーという

山本 はい。なるほど。

やまこ 感じで、はい。要請が挙がってくるのを必死に(笑)

山本 プレゼンっていうのは、
    これまた(読者のための)解説的な質問ですけど、
    要するにあの、協力隊の(二次試験の)面接等で、

やまこ そうですね、はい。

山本 自分を、その面接官に
    プレゼン(アピール)できるっていう意味ですよね。

やまこ そうですね。
    まーアピールできるかどうかっていうところで、はい。

山本 なるほど。

やまこ はい。

だからちょっと、(私の場合)一風変わってると思います。

    こんなに昔から協力隊を志望、
どちらかというと大学行って、
    そこでインターンシップで海外行って、
    私もそっちに行きたい、
っていう方が多いって耳によくするんですけどー、
    
山本 はい。そうですねー。

やまこ もともとー、看護師を志した時に、
    日本の離島で働きたいとかー、
何かそういうのもあったのでー、
    なんか、やっぱり遠くで自分を試したい、じゃないですけど
そんなん(そんな遠くで働ける機会を)
    ずーっと持ってたのかなー、なんて思いますね。

山本 なるほど。

やまこ はい。

山本 んー、わかりました。

やまこ はい。

山本 ま、長くなるので、この辺で先に行くことにします。

やまこ はい。

・・・

技術補完研修は?


山本 で、えーっとまずはー、
看護師の、
    あなたの案件のような保健師寄りの子どもへの予防教育

やまこ はい。

山本 を、行う予定の人に対して、技術補完研修は・・・?

やまこ はい。あのー、面白いんですけどー、受けました(笑)

山本 ま、ま、あのー

やまこ 面白いというのはー、周りにいた人たちがー、
    途上国の人たちばっかりでー、

山本 はい。

やまこ 私、受ける意味あるのかなって正直思ったんですね。

山本 はい。
技術補完研修はですね、
    まず、(全体の)看護師、というやつ(職種)で、

やまこ はい、
    (看護師の職種の人は)みんな呼ばれるんですかね?
    あれは。

山本 ま、基本そのはずで。何日間でしたか?

やまこ えーっと、3日間だったと思います。

山本 3日間だけ?

やまこ はい。
    3日間か4日間。
    勤務しながら勤務調整して
    それに出たのは覚えてるんですけど、はい。

山本 それはあのー、
    わりと一般的な(内容の講習でしたか?)・・・

やまこ ん、途上国っていう視点がすごい強かったなーと思いました。

りぷろだくへるす・・・でしたっけ・・・

山本 リプロダクティブ・ヘルス、

(注:リプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツ。
 reproductive health / rights
 性と生殖に関する健康と権利。
 今、国際協力の業界で、はやりの、
 女性のジェンダーを含めた母子保健の分野。)

やまこ はい(笑)
    とかも知らないこと、まー、んー、
    (その研修は)そういう視点が強くて、
まー(その講義の)影響も受けましたけどねー。

山本 はい。

やまこ 勉強になりました。

山本 その、リプロダクティブヘルスとはー、
    (再び、読者のための説明ですが)
    性と生殖に関する健康と権利と言って、
ま、簡単に言うと、お母さんの、まー、
    母子保健というかそういうの全部ですね。

やまこ はい、はい。

山本 で、まぁ3日間とにかくそういうのやったと。

やまこ そうですね、はい。やりました。

山本 それ以外に、
    あなたの案件(予防教育のプロモーション)に合わせた
    別の技術補完研修はありましたか?

やまこ (それ)は、全くありません。

山本 全くありませんでしたか!

やまこ はい。
    (それ以後は)駒ヶ根(の派遣前)訓練所のみですね。はい。

山本 じゃあ、看護師のほうのその3日間の技術補完研修の時に、
    途上国の人が周りにいっぱいいたと?

やまこ いましたねー。

山本 あ、そうですか。

やまこ はい。中南米だったらグアテマラ、パナマ、ニカラグア

山本 はい。

やまこ が、同期の隊員にいました。

山本 なるほど。

やまこ あとはー、アフリカの人はー、その時はいなくてー、
あとはアジアが多かったですけど、
フィリピン、マレーシア、インドネシア、えー、バングラディッシュ

山本 の、途上国の人が

やまこ んー、が多かったですね。

山本 場所はー、幡ヶ谷にあるJICA東京センター?

やまこ いや、広尾でした。

山本 あ、広尾のJICA地球広場の方。

やまこ はい、はい。そうですね。

山本 3日間って言いましたが、あそこって宿泊施設ありましたっけ?
あ、近くのホテル(に宿泊)でしたか。

やまこ なんか、あのー、遠くからの人は宿泊ー、
    ウィークリーマンションじゃないけど
そういう所で泊まって、私はあのー実家が東京なので、

山本 そっか、(住所が)東京ですね。

やまこ あのー、(JICA地球ひろばへ)通ってました。

山本 通ってましたか。

やまこ はい(笑)

山本 で、そのー、リプロダクティブヘルスとか、
    途上国用の医療を(講義で)多少やってー

やまこ そうですね、感染症とか、まそういう国際協力

山本 はい。マラリアとか。

やまこ そうですね、
    国際協力の保健医療分野の色がすごい強かったですね、はい。

山本 なるほど。
    (日本の看護学校でも、日本の病院でも)
マラリアとか、見たことも、
    当然、勉強したこともないですよね?

やまこ は、ま、看護学生の時に(ちょっと)勉強した、のとー、
    まぁ自分で国際協力を志した時に
    まぁ自分で簡単に調べたのと、

山本 はい。
やまこ あと、そのー、
    私が志した時に出会ったその先輩看護師が、
    実は(青年海外協力隊で)ウガンダに行かれたんですね、

山本 はい。

やまこ なのでー、その人からの直接の、ダイレクトの話とか、

山本 はい。なるほど。

やまこ 自分がほんとに(マラリアに)罹ってしまったとか、
    ま、そーいうことで、はい。

山本 なるほど。

やまこ はい。そうですね。

山本 ま、あといわゆるその、エイズとか(の勉強)を

やまこ そうですね、やりました。はい。

・・・

・・・

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