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2010年秋の段階で、
山本敏晴の講演は、
大筋で以下の内容となっています。

(注、数か月ごとに内容が変化します。)

(講演を依頼される時、
 講演主催者からどんな内容の講演をするのか、
 という質問が来ることが多いため、
 内容を公開することにしました。)

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講演全体の「大筋の流れ」としては、

前半部分で、
(以下の)6つのトピックのいずれかの話しをし、
世界で起こっている様々な問題と
日本の私たちの生活が関係していることを解説します。

後半部分で、
では世界に対して、社会に対して、
私たちに何ができるかを具体的に解説します。

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まず、前半部分の説明です。

通常、以下の6つのトピックの概要を
短く説明し、
「どの話を聞きたいですか?」
と来場者に質問をし、挙手をしてもらい、
多数決の結果、多い方から順に
一つか二つの話をします。

時間が2時間近くある場合、
三つか四つの話ができることもあります。

・・・


また、この前半部分ですが、
聴講者の年齢や立場が限定されている場合、
始めから山本の方で講演内容を指定する場合もあります。

例えば、
医療関係者に向けての講演の場合、
アフリカでの医療の話から、日本の地域医療の話になります。

例えば、
文系の大学生に向けての講演の場合、
国連職員などプロの国際協力師になるためのキャリア形成と、
一般企業に就職した場合の企業の社会的責任(CSR)の
重要性などを解説します。

例えば、
小学生に向けての講演の場合、
地球温暖化で沈むと言われている島国ツバルの話か、
世界で一番いのちの短いアフリカの国の話をします。

例えば、
企業向けの講演をする場合、
地球温暖化などの環境問題が関係する、
いずれかの国の問題
(ツバル、アフガニスタン、ケニアなど)
を(前半で)説明し、
そこから(後半の)企業の社会的責任(CSR)につなげる、
という構成です。


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以下、その前半戦の6つのトピックの概要です。

(いずれも、美しい写真(画像)を、
 100枚以上使った、パワーポイントによる講演です。
 音声や音楽が入っているものもあります。)


1.西アフリカ・シエラレオネで医療援助

 山本が医師として、直接的な医療行為を
 アフリカの最貧国で行った話です。
 シエラレオネは、
 平均寿命が34歳(2002年ユニセフの統計)で
 『世界で一番いのちの短い国』です。
 5歳までに子どもの3分の1以上が死にます。
 その国の壮絶な現状が、なんと日本のせい、
 かもしれないという話をします。

 (中学生・高校生など、自分の『夢』を探しており、
  国際協力に憧れる可能性のある世代に
  人気のある話題です。
  また、医学生・看護学生・医師・看護師からも
  この話題を指定されることがあります。)


2.中東・アフガニスタンで持続可能な開発

 山本がコーディネーターとして、
 持続可能な開発及び国際協力を
 実行してゆく話です。

 直接的な、医師としての医療行為はしておりません。

 政府との交渉、地方自治体との交渉、
 プロジェクト・マネージメント
 (計画のデザインと、管理『PDCA』等)
 を行ってゆく話です。

 題材はアフガニスタンにおける医療の構築の話ですが、
 いわゆる『直接的な医療』の話はでて来ません。
 どのように、システムを作っていくか、
 という話です。

 プロとして国際協力を行うための方法論の話であり、
 背景にある国際協力の『学問』についても簡潔に説明します。

 持続可能な開発(国際協力)をするための、
 計画の管理(マネジメント)の大切さの話です。
 
 (文系の大学生・大学院生、若い会社員から
  人気のある話題です。
  将来、国連職員などの国際公務員や
  日本政府の国際協力機構(JICA)職員など
  になりたい人が聞くべき話です。)


3.東南アジア・カンボジアの大切なものの絵

 NPO法人・宇宙船地球号は、
 三つの活動を行っておりますが、
 それらは、
 1)国際協力師の育成
 2)企業の社会的責任(CSR)の推進
 3)大切なもののお絵描きイベント
 です。
 ここでは、
 カンボジアの子どもたちに描いてもらった
 大切なものの絵を見ながら、
 世界の多様性と、
 子どもたちの「絵」が、導き出す、
 カンボジアの社会背景にある問題を紹介します。

 自分と他人の『大切なもの』を比べることで、
 世界の多様性を紹介する話題です。

 (小学生・中学生・主婦・高齢者
  などに人気のある話題です。)


4.太平洋・ツバルと地球温暖化

 地球温暖化による海面上昇で
 沈むと言われている島国ツバルを題材として、
 地球温暖化という問題を
 わかりやすくとりあげます。

 小学生・主婦向けの簡潔なバージョンを
 主に講演しています。

 地球温暖化についてかなり詳しく知りたい方には
 もっと詳しい『虚実』の部分について
 解説する場合もあります。
 通常、質問時間などで対応しています。

 (小学生・中学生・主婦に、人気です。
  企業の方にも、この話をすることが多いです。
  後半の(あなたにできることの部分で)
  環境問題に配慮することが、
  世界の様々な問題を改善することにつながる、
  という流れに、もっていきやすいからです。)


5.東欧・ルーマニアの記憶

 共産主義政権が倒れ、資本主義になった国。
 豊かになるかと思ったら貧富の差が広がってゆき、
 国民の不満が蓄積している。

 うつろいゆく社会体制の中で、
 人々にたずねました。
 「あなたの大切なものは何ですか?」

 そうしたら、なんと、この国では、
 一番多かった答えが、「過去につながるものたち」。
 具体的には、「伝統、歴史、先祖」など。
 自分の人生を見つめ直したい方は、この話題を。

 (大学生・会社員・主婦・高齢者など、
  大人向けの、哲学的な話題です。)


6.東アフリカ・ケニアのHIV/エイズ

 母親がHIV感染者だったため、
 生まれながらにHIV感染者となってしまった
 子どもたちに
 「大切なものの絵」を描いてもらいました。

 その答えから判明する、創造を絶する現実。
 アフリカの現状を伝えながら、
 実際は、日本のHIV/エイズ感染の現状を説きます。

 世界では、アフリカを中心として、
 3300万人が感染し、増え続けているのですが、

 先進国でHIV感染者数が増えているのは、
 なんと、日本だけです。
 (つまり日本は先進国の中で、
  非常に恥ずかしい国なのです。)

 おまけに援助交際の流行のせいで、
 10歳代の女性にHIV感染者が広がっている
 データがあります。(厚生労働省調べ。)
 日本人は、全く危機意識がなく、状況は悪化しております。

 この話題の目的は二つです。

 日本人に危機意識をもってもらうこと
 と、
 国際協力の難しさを総合的に知るのに
 最高の「教材」がこのエイズなのです。

 エイズを解決するには、医療だけではダメで、
 インフラ(道路・水道などの社会基盤)、
 貧困の削減、差別をしない教育、
 地球温暖化を始めとする環境問題など、
 すべての総合的な対策が必要となることが、
 一目瞭然となる、包括的な講演をします。

 (中学生・高校生に人気です。
  援助交際をする世代だからです。。
  一般の医療関係者にも人気です。
  また、
  国際協力を包括的に知りたい文系の大学生も対象。
  35歳未満の国連職員などを目指す若手会社員も、
  広大な国際協力の世界を知りたい人にお勧めです。)

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以上の7つの話のうちの、いくつかの話をした後、
後半部分に入ります。

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基本的に後半部分は、以下の流れです。


A.世界の現状(地球の現状)

 徐々に枯渇してゆく資源と、環境問題の深刻さ。
 持続可能な世界とは何か、を考えます。


B.日本の現状

 食糧自給率39%、エネルギー自給率3%。
 『世界』に頼らなければ維持できない
 『日本の私たちの豊かな生活』を考えます。
 これから日本が進むべき道は??


C.あなたが具体的にできることは何か?

 (エンディングにあたる、この部分が、
  その時の講演の『聴講者』(の年齢と立場)によって、
  大きく変化します。
  以下の三つのうちの、いずれかを詳しく紹介します。)

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エンディングとなる『あなたにできること』。


1.国際協力師になる。

 国際協力は、ボランティアで行うものばかりではなく、
 プロとして行う道もあることを紹介します。
 国際機関系、政府機関系、民間組織(企業)系として
 その職員(社員)になるための具体的キャリア形成を解説。

 (通常、高校生・大学生・若い会社員などに詳しく解説。
  この世代が中心となる理由は、
  国連の登竜門である『JPO試験』の年齢制限が
  35歳であるため。
  また、小学生・中学生に対して、難しいことは言わず、
  将来の選択肢として、
  警察官・消防士・医師・弁護士のように、
  国際協力師という職業もあるんだよ、という風に
  軽く紹介することも人気。)


2.企業の社会的責任(CSR)の実施。

 環境問題や資源の枯渇が、
 世界各地の貧困や紛争の原因となっていることを
 前半の6つのトピックのいずれかで理解してもらい、
 その上で、
 企業でできる社会貢献というものが何かを考える。
 経済と環境と社会性。三つの両立を解説。

 (会社員向け。大学生にも人気。
  また、環境に配慮した商品を購入しようとする
  意識の高い主婦(消費者)にも人気。)


3.消費者でできること。

 キャッチコピーとして、「亀は久美子」を使用。

 か、は、買い物をする時に環境に良いものを買う。
 め、は、目を向ける。世界の話題に関心を持つ。
 は、は、廃棄物(ゴミ)を減らす。3Rの実施。
     (3Rとは、reduce,reuse,recycle)
 く、は、クーラー(エアコン)は控えめに。車の乗り方。
 み、は、水を大切に。世界中で水の奪い合いが激化。
 こ、は、コンセントは抜きましょう。電気の節約。

 また、チョコレートを題材として、
 それぞれの製造メーカーが
 どのような環境配慮・社会貢献をしているかを解説。

 その上で、
 『買い物とは(欲しいものを買うだけではなく)、
  未来に残っても良いと思う「企業に投票」すること」


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以上の三つのどれか(または複数)を、
その人の年齢・立場に合わせて、
実行可能なものを紹介し、
やってみようと思って頂けるような話をするのが
山本敏晴の講演の内容です。



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・・・

補足:
医療系の人への講演の場合、
途上国での医療の現状を知ってもらった後で、
日本での地域医療をどう行うべきか、
という話に集約していきます。

また
「企業の社会的責任」(CSR)の
病院版である
「病院の社会的責任」(HSR)について
詳しく説明します。

世界を知った上で、日本で行うべき医療の姿。
「世界を治す医師」になって頂くために。