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2010年9月29日から10月7日まで
ポーランドに行きました。
その期間に、ツイッターで、つぶやいた内容の中で、
文化的な側面に関する内容を
以下にまとめて掲載しておきます。

(アウシュビッツ、ユダヤ、イスラエルについては
 明日のブログに掲載します。)


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レディー・ファースト

ポーランドに着いた途端、現地に駐在している友人の女性から言われたことが「悪いんだけど、あたしの前にあるドア、あなたが開けてくれる?」 この国は徹底的なレディーファーストの国で、女性の前のドアを男性が開けないと(特に高齢者の方々から)怒られるんだそうだ。やらない男性が怒られるんだと

ポーランドの家庭を訪問したのだが驚愕。この国はレディー・ファーストが常識なのは知っていたが、客である我々(日本人の男1、女2)と家族(ポーランド人の男2、女1)がいる状態でお茶菓子を配る時に日本人の女二人の後に、ポーランド人の女(妻)にその夫が配布した。男の客(私)より妻が先か!

レディーファーストの国に行くといつも思うのだが、これってジェンダー問題と矛盾するのではないかということ。ジェンダーの基本は「自分の性にとらわれずに自分の能力を発揮できるような土壌を社会に作ること」だと思うが、レディーファーストをやりすぎると男性の方が社会で不利になりすぎるのでは?

ポーランド人の女性の多くは、髪の毛を染めている。元々の色は、茶色というか栗色(くりいろ)。10年前ぐらいからプラチナ・ブロンドに染めるのが流行っているらしい。日本の若い人も時々金髪に染めている人がいるが、考えてみると、「自分は金髪でない」というコンプレックスは白人の方が強いのかも

ポーランド人女性には美人が多いと言われているが、なんと彼女たちから日本人男性は人気があるらしい。街を歩いていると、確かに日本人男性とポーランド人女性のカップルを見る。ただ欠点があり、東欧の女性は10歳代後半が最も美しく、20歳代後半からどんどん巨大化し、40歳代の頃には、もう・・

女性が一生のうちに産む子どもの数が少ない(少子化の)国または地域はどこか?合計特殊出生率でみると、1)マカオ0.91(中国の少子化政策)、2)香港0.97、3)ベラルーシ1.20、4)韓国1.21、5)ウクライナ1.22、6)ポーランド1.23。ちなみに日本1.34、中国1.73


ショパン

一つの『言葉』では伝えたいものを伝えられる『言語』にならない。一つの『音節』でも伝えたいものを伝えられる『音楽』にならない。世界に響いてゆく一つ一つの音が反響となって私の体を貫き、私の心を震わせる。それが累積されバラバラにならんばかりに私の心を揺さぶる。この共鳴こそが私の『音楽』

ポーランドには「黄金の10月」という言葉がある。夏が短く、冬はマイナス20度に達するこの国では、最も美しい季節は「秋」。紅葉や黄葉で色づいた木々を、秋の低い光が照らし出す。そしてなんといっても、5年に一度の世界最高の舞台、ショパン国際ピアノコンクール。今、『黄金の10月』が始まる

フレデリック・フランソワ・ショパン (1810-1849年)とは、ポーランド出身のピアニストで作曲家。作曲のほとんどはピアノ独奏曲。世界大戦の影響などでパリに亡命し、資産家のジョルジュ・サンドと恋愛関係になるが破綻。祖国への帰還を夢見るが果たせず永眠。死後、彼の「心臓」のみが帰国

フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールとは、1927年に第1回が開催された、現在世界的に最も権威あるコンクールの一つ。ピアニストを目指す者にとっては最高の登竜門。エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールと合わせて世界三大ピアノコンクールと呼ばれる。

ショパン国際ピアノコンクールは世界中から1000人以上の優秀なピアニストが参加する5年に一度の祭典。勝ち抜いてきた80人が、10月にポーランドのワルシャワで審査を受ける。現在一次審査が進行中。日本人も数人が参加。様子を覗いてきたが、緊張している人が多く実力が発揮できていないようだ

ショパン国際コンクールが行われている会場は、ポーランド・ワルシャワ市内にある劇場。巨大なパイプオルガンの前に、黒い大型のグランド・ピアノが威容を誇っている。舞台の真ん中は赤い照明。両サイドは青い照明。大勢の観客が見守る中、この舞台に上がってくる出場者の最大の敵は自分自分の「緊張」

ショパン国際ピアノコンクールに出場している日本人ピアニストの一人が、大崎結真(ゆま、1981年生)。『のだめカンタービレ』にも登場して有名になった、パリの『エコール・ノルマル音楽院』で研鑚した。小さい大会での優勝経験はあるが、ビックタイトルはまだ無い。リアルのだめの真価やいかに?

「豚に真珠・猫に小判」。音楽の素養のない私がショパン国際ピアノコンクールを聞いても、どの人がうまいのか、さっぱりわからない。私は小4でピアノを止めたのでバイエルが終わったぐらい。自分の専門ではない芸術を見ても、さっぱりわからんので、大会に出場した人の、「心理状態」を見ることにした

彼女は舞台に立ち、笑顔で一礼する。顔だけ見ると「にこやか」なのだが、その心中は緊張している様子。ピアノの前の小さい椅子に座ると、しきりに椅子の高さを直す。10回ぐらい直して、ついに納得した(諦めた)模様。手を拭くためのハンカチをピアノの上に置き、天を一度あおいだ後、鍵盤と激突開始

ポーランドの古都クラクフに来ているが、毎晩、教会やレストランで行われている音楽コンサートに出席している。弦楽四重奏曲など、数人以下で行われるものが好きだ。なぜなら、一人一人の音楽家の顔が見えるため、演奏を聞きながら「この人の人生はきっとこんなだったのかな?」と夢想するのが私の性癖


ポーランドの歴史、政治、外交

ポーランドとは966年に公国誕生。14世紀ペスト流行の原因としてドイツで迫害されたユダヤ人が移住。1569年ポーランド=リトアニア共和国は欧州最強最大。18世紀ロシアに分割編入。1916年ドイツの衛星国に。1945年ソ連に一部編入、社会主義へ。1989年民主化、2004年EU加盟

ポーランドの首都ワルシャワには、ど真ん中に「文化科学宮殿」という大きな建物がある。ソ連時代のスターリンによって、1952年から4年かけて建造されたものだが、ワルシャワ市民からはすこぶる評判が悪い。ソ連の権威主義の象徴だ、と。しかし中にはコンサートホールなどが多数あり、有用でもある

ポーランドの裁判所は(ロシアの逮捕状に基づきポーランド警察に拘束されていた)チェチェン独立派勢力指導者ザカエフ氏の釈放を決定。英国がザカエフ氏の政治亡命を認めているため同じEU加盟国として尊重。ザカエフ氏の釈放はポーランドとロシアの関係に影響。ロシアはザカエフ氏をテロ容疑等で手配

アフガニスタン国際治安支援部隊はアメリカ軍7万8420人、イギリス9500人、ドイツ4400人、フランス3750人、イタリア3300人、カナダ2830人、ポーランド2500人、オランダ1955人、トルコ1710人、オーストラリア1550人、スペイン1470人、ルーマニア1140人


ポーランドの経済、教育

世界の主な通貨と比べると日本の円が2008年秋の米リーマン・ショック直前より3割近く「円高」になっている。各国通貨で最も上昇。急落して損を被る危険が少ない「安全資産」とみなされている。日本に次ぐ上昇率は南アフリカ・ランド。下落したのは欧州の通貨。最も下がったのはポーランド・ズロチ

牛肉の一人当たり年間消費量は、1)アルゼンチン、2)ルクセンブルク、3)チリ、4)ウルグアイ、5)ナミビア、86)日本。豚肉の一人当たり年間消費量は、1)ドイツ、2)ポーランド、3)ルクセンブルク、4)オーストリア、5)中国、45)日本。要するに牛肉は南米、豚肉はヨーロッパが消費

ロッテはポーランドで記者会見し同国の老舗チョコレートメーカー「ウェデル」の全株式を米食品大手クラフト・フーズから取得したと発表。欧州連合(EU)規制当局の承認を得て買収完了。欧州でロッテグループを拡大するための中核とする。ウェデルは1851年設立のポーランド最大手のチョコメーカー

経済協力開発機構(OECD)は北アメリカと西ヨーロッパ諸国に、日本とオーストラリア、ニュージーランドを合わせた、いわゆる「先進国集団」だが、韓国、トルコ、イスラエル、メキシコ、チリ、ポーランド、スロバキア、(ユーゴスラビアから独立した)スロベニアなども含まれる。ロシアは加盟申請中

世界の貿易収支における赤字(単位はドル)は、1位アメリカ8150億、2位イギリス1793億、3位スペイン1235億、4位ギリシャ571億、5位フランス549億、6位トルコ467億、7位ルーマニア243億、8位ポルトガル241億、9位オーストラリア179億、10位ポーランド156億

国の借金(債務残高、対GDP比、2007年)の多さは、1位日本167%、2位イタリア113%、3位ギリシャ103%、4位ベルギー88%、5位ハンガリー72%、6位ポルトガル71%、7位フランス70%、8位ドイツ66%、9位カナダ64%、10位アメリカ63%、14位ポーランド52%

OECD学習到達度調査(PISA,2006年)「読解力」では、1位韓国、2位フィンランド、3位香港(中国)、4位カナダ、5位ニュージーランド、6位アイルランド、7位オーストラリア、8位リヒテンシュタイン、9位ポーランド、10位、スウェーデン、オランダ、12位、ベルギー、15位日本


ポーランドの食事

ポン吉、じゃなくて、『ポンチキ』。ポーランドには、変な名前のお菓子がある。街頭のスタンドで売っているのだが「油であげた茶色いまんじゅう」で中にジャムなどが入っているもの。値段は、100円ぐらい。ホテルの隣りで売っているので、つい毎日喰ってしまうが、私はダイエット中だった・・(汗)

ポーランドの伝統的料理屋で夕食を食べていたら、アメリカ人の女子大生が数人入ってきた。いやな予感がして見守っていると、やはりオーダーしたものは「フレンチ・フライとコカ・コーラ」。「それだったら、ポーランドの伝統料理屋なんかに入らずに、マクドナルドに行けよ!」と思ったが、これも時代か

友人のY君は、『観光』が嫌いなのに、よく海外にいく。名所旧跡を見て歩くこともせず、何をしているのかというと、『料理』をするのだ。その土地の市場に行き、その国の人々が一般的に食べる野菜や肉を買って、伝統料理を作る。考えてみると、その国の文化を理解するためには、こちらの方が良いのかも


ちょっとした話

ポーランドを旅行していたら、ある「おばあちゃん」に会った。私が背負っていたリュックサックを指さして現地語で、ギャーギャー言う。ポーランド語が分からない私には意味不明だったが、身振りを見ているうちに理解。背中にリュックをしょっていると中身を盗まれて危険だがら、前にしょえ、というのだ

ポーランドにある世界遺産、ヴィエリチカ岩塩坑の天井からは、鍾乳石のように塩の塊が出っ張って伸びてくる。細い白い「糸」のようなものが天井から多数ぶらさがっている様子は「あれ」を思い出させる。毛穴パックをして、べりっと剥がした時に採れる、毛穴の中の(白い糸状の)皮膚の老廃物にそっくり

ウガンダからポーランドに来ているアフリカ系の青年、パウロ君に「あなたの大切なものは何ですか?」ときいてみた。彼の答えは、「あったかい太陽」。ポーランドは晴れた日でも体を温めてくれるほどの強い日差しはないらしい。体を温め、心も温めてくれる、それが本物の太陽で、彼にとっての大切なもの

柔道の山下泰裕は、1984年のロサンゼルス・オリンピックで金メダルを獲得。その後、「NPO法人・柔道教育ソリダリティー」を設立。柔道の国際的普及と子どもの健在育成が目的。今月、イスラエルで柔道をする子30人とパレスチナの子20人を集め柔道の指導。対戦者をうやまう「和」の心を教えた

ヨーロッパに来ると、あの男に会う。彼は警察手帳を取り出しながら言う。「私は警察官だ。パスポートを見せなさい。」私は次のように対応する。「じゃあ一緒に警察に行こう。」私は彼の手首をつかみ、ひきずるように歩きだす。彼は仰天して逃げだす。ヨーロッパ全域に日本人をカモにするニセ警官がいる